2009年11月19日木曜日

2009.11.19 わが友に贈る

副役職の友に
皆が心から感謝!
尊き同志愛の
一歩また一歩に
福徳は厳然と光る!

御義口伝巻上 P736
大願とは法華弘通なり

◇希望の明日へ
組織には、自由闊達にものが言える雰囲気が大事である。感情的な議論ではなく、何でも語り合う風通しの良さが、絶対に必要である。会員が意見を言いにくい、重苦しい圧迫感を与える幹部であってはならない。人を抑えつける独裁は仏法の精神と正反対である。

☆一人が万人を生む母
御書には『世間のことわざにも一は万が母といへり』(P498)と仰せである。
「一人」というと、いかにも弱小と思うかもしれない。しかし、「一人」が「万人」を生む「母」なのである。大海の一たいの水に河の水を納め』(P944)との御金言もある。真実の大法に出会い、目覚めた「一人」が、勇敢に利他の実践へと躍り出て、「一人」と会い対話する——この「一人」から「一人」へという波動こそ、限りない広布前進への源泉であり、こうした着実な方程式で、永遠に広布の歴史はつづられていくことを絶対に忘れてはならない。
「一人」を大切に——これこそ、脈々と受け継がれてきた学会の伝統精神である。悩める「一人」に光を当て、全魂で対話し、激励し抜いていく。特に若き諸君は、この伝統を決して忘れてはならない。ただ大勢の前で華々しく話をするだけで、地道な「指導」や「激励」に積極的に行動しないリーダーは決して本物ではないし、本物にはなれない。
もしも、そうした幹部が多くなれば、これは学会精神の退廃に通ずるであろう。
組織の中に「権威主義」や「要領主義」をはびこらせては断じてならないし、「一人」への全魂の「指導」と「行動」なくして、真の仏道修行はあり得ないことを、皆さま方は深く銘記されたい。
「一人」から「一人」への無限なる「利他」と「対話」の実践。この絶えざる積み重ねと連動に、永遠に広がりゆく広宣流布の方程式がある。
(第2東京支部長会 1987.10.11)