2009年11月13日金曜日

2009.11.13 わが友に贈る

陰で頑張る人に
最大の励ましを!
無関心は無慈悲だ。
こまやかな配慮に
喜びと福徳が広がる

御講聞書 P835
随喜するは信心なり信心するは随喜なり一念三千の法門は信心随喜の函に納りたり

◇希望の明日へ
人問だれしも、うぬぼれがある。どうしても自分に甘くなりがちである。ものごとを配報に考えてしまう。特に組織においては、できあがった組織の力を自分の力と錯覚して、実力もないのに、自分主義となる場合がある。指導主義、人間が偉くなったかのように倣ってしまう。
ここに大きな落とし穴がある。先輩が、どれほどの苦心と努力の汗また汗を流しきって勝ってきたか。そのことを自らの苦労で身にしみて知らなければならない。

☆御書と師弟 生命の勝利の王道
地走る者の王たり師子王のごとし
 空飛ぶ者の王たり鷲のごとし』
(千日尼御前御返事P1310)

恩師・戸田城聖先生は、私に語られました。
「創価学会は、間違いなく、思想界の王者になる。
妙法の大地から、社会のあらゆる分野に、真に優れた人物を送り出すことができる。
その一人一人の偉大な人間革命が、新しい世紀における人類社会に偉大な貢献をすることになる」
まさしく創価学会は、哲学界の王者であり、思想界の王者であります。哲学界・思想界の王者であるとは、試練の時代であればあるほど、偉大な希望の光を放って、社会を照らしゆく人材を送り出すということです。
自他共の幸福を願い、「人間のための社会」を築きゆく学会員の活躍が、世界の各界から賞讃されております。

法華経は「経王」──諸経の中の王者であると言われます。それはなぜか。一切経の中でも、法華経のみが全民衆の成仏を完璧に説き切っているからです。
「皆成仏道」が明かされた法華経こそ、万人の生命から無上の可能性を開き、幸福へリードする「希望の経典」です。
「広宣流布」が示された法華経こそ、生命の尊厳を確立し、理想の世界の建設へ民衆を結合する「平和の経典」です。
「師弟不二」が説かれた法華経こそ、青年を地涌の使命に目覚めさせ、人類を永遠に繁栄させゆく「勝利の経典」です。

法華経には、師子王である仏の慈悲と智慧の大境涯が、そのまま留められているのです。
この妙法を持ち行ずる人は、師子王が大地を駆けめぐる如く、人生と社会の王道を、威風も堂々と前進できる。大鷲が天空を舞う如く、一切を見下ろしながら、正義と栄光の軌道を悠然と上昇していけるのです。
人間の偉大さは、何によって決まるか。権力でもなければ、名声でもない。財産でもなければ、肩書でもない。
戸田先生は言われました。
「広宣流布の闘士は、人間の大王である。この気概と誉れを持ち続けるのだ」
創価学会は、妙法を世界192カ国・地域に広宣流布してきました。
大聖人の大慈大悲に直結して、人類救済の大目的に進んでいる仏意仏勅の不思議なる団体が、学会です。地涌の菩薩の教団であり、仏そのものの陣列であります。
ゆえに戸田先生は、こうも叫ばれました。
「自分自身を卑しめていくことは、絶対にあってはならない。もったいなくも、御本仏と同じ生命を抱いている自分自身に誇りを持ちなさい。気高い心で人生を勝ち抜くことです」
仏は、万人が頭を上げて胸を張って生きる道を開き示されました。仏に等しい自分を卑下することは、仏を卑下することにも通じてしまう。
大聖人は、「久遠実成の釈尊と皆成仏道の法華経と我等衆生との三つ全く差別無しと解りて妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり」(P1337)とも教えてくださっております。
この題目を唱え弘めゆく自分自身の生命が、いかに尊極であるか。その大歓喜の自覚をもって、わが使命の人生を断固として強く強く生き抜いていくことです。少々のことがあろうとも、「いまだこりず候」(P1056)との御聖訓を拝し、いやまして勇猛精進していくのです。