2022年8月24日水曜日

2022.08.24 わが友に贈る

若き日の誓いを貫く人に
王者の栄冠が輝く。
黄金柱たる壮年部よ!
「生涯青春」の気概で
生き生きと進みゆこう!

弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』

【通解】
心ある人々は、(大聖人が大難を一身に受けていることは)「私たちのためである」と思うべきである。もし「恩」を知り、心ある人々であるならば、(大聖人が)二回、杖で打たれるならば、そのうち一回は代わって受けるべきではないだろうか。それもしないどころか、反対に、(大恩ある大聖人に)怨をなそうなどとされるとは、まったく、どうしたわけであろうか。

【先生の指導から】
悪口罵詈され、怨嫉されるのは、法華経の行者の証である。大聖人の真実の弟子の証明である。
この証を打ち立てたのが、創価の三代の師弟の誉れであることを知っていただきたい。

名字の言 自分が盾となって師を守る——孔子の弟子・子路の誓い 2022年8月24日
作家・中島敦の短編小説「弟子」には、孔子に仕えた子路の潔い生きざまが描かれている(『山月記・李陵』岩波文庫)。孔子の「極めて高く汚れないその理想主義に至るまでの幅の広さ」という圧倒的な人間性に引かれ、子路は弟子となった▼常に体当たりで孔子に師事した子路は、どの弟子よりも叱られた。その一方で師を中傷する人間がいれば、徹底して戦う弟子だった。優秀な弟子は他にも数多くいた。その中でも、子路は心に決めていた。"濁世のあらゆる侵害に対し、自分が盾となって師匠を守り抜くのだ"と。孔子もまた、身命を賭して弟子の道を貫いている子路の心を誰より知っていた▼75年前のきょう8月24日、池田先生は入信した。以来、先生が歩んだ信仰の道について、宗教社会学の第一人者で上智大学の名誉教授だった安斎伸氏は次のように表現した▼牧口初代会長、戸田第2代会長という希有な指導者が賭けた信仰に、池田名誉会長も賭けられ、その初心、生き方を貫くことで信仰を深化させ、また深めていくことで揺るぎない信仰の基盤を築かれたのでしょう——と▼「師弟の精神」の真実は普遍、かつ不変である。この道を貫いた三代の歴史こそ、創価の誇りであり、宝である。

寸鉄 2022年8月24日
池田先生の入信記念日。世界広布の礎築いた75年感謝胸に師子の心で飛躍
「皆共に仏道を成ぜん」御書。自他共の幸福願い今日も地域に励まし拡大(新1895・全1561)
言葉は人を善へと変える—デンマーク詩人。希望紡ぐ紙面へ全力。本紙創刊原点の日
厳しい残暑続く。熱中症の搬送者もいまだ多く。水分・塩分補給小まめに
散歩は心を前向きにし、心身の不調予防—医師。習慣化めざし健康第一で

〈社説〉 2022・8・24 きょう、本紙「創刊原点の日」
◇生命尊厳の哲理を時代精神へ
かつて、米ハーバード大学名誉教授のモンゴメリー博士が、聖教新聞の特徴をこう語っていた。
——一般の新聞は、暴力などの否定的な側面をはらんだニュースも含め、"社会で起きている"出来事を報道する、という性格を持っている。しかし、聖教新聞は、"社会に起こるべき"価値についてのニュースを報道している、と。
本紙は創刊以来、仏法の生命観・社会観に基づいた勇気と希望の励ましの言葉を発信し、世界の平和・文化・教育の発展に寄与する「人間の機関紙」としての役割を貫いてきた。
ここで改めて、愛読者の皆さまをはじめ、無冠の友(配達員)、通信員、新聞長など本紙を支えてくださる方々に、心より感謝申し上げたい。
きょう24日は本紙の「創刊原点の日」である。
1950年(昭和25年)のこの日、第2代会長・戸田城聖先生は深刻な不況で事業の破綻に直面し、最も厳しい苦境に立たされる中、若き池田先生に語った。
「一つの新聞を持っているということは、実に、すごい力を持つことだ。学会も、いつか、新聞を持たなければならない」
そして、翌51年(同26年)4月20日に聖教新聞が誕生した。
池田先生は「最悪の状況」の中で構想され、究極の「希望の表現」として生まれた聖教の歴史に触れ、こう述懐している。
「戦う勇気があれば、いくらでも『変毒為薬』の智慧は湧き出てくる。いかなる状況にあろうとも、金剛の一念によって、危機を好機へと転ずることができる」
苦難を乗り越える師弟の闘争の中で生まれたことこそが、聖教の誉れの原点である。この誇りを胸に、人々を希望に導く言葉をこれからも紡ぎ続けていく。
今や海外の姉妹紙誌は90を数え、聖教電子版には世界213カ国・地域からアクセスがある。
紙面の内容としては、各界の識者インタビューや学術部員らの寄稿を掲載する「危機の時代を生きる」シリーズ、国内外の同志の奮闘を紹介する企画や体験談が充実。さらにSDGsをテーマにした記事も好評をいただいている。
世界はいまだコロナ禍が続き、自然災害、紛争など混迷の度を増している。
こうした中で、聖教は生命尊厳の哲理を時代精神に高めゆく論調を発信し、世界を平和と安穏に導く希望の光源として、さらなる飛躍を固く誓う。

☆きょう池田先生の入信75周年 「8・24」を記念し全同志に和歌
◇広布史伝える新連載がスタート
きょう8月24日、池田大作先生の入信75周年を迎えた。「8・24」は「聖教新聞創刊原点の日」であり、「壮年部の日」でもある。池田先生は恩師である第2代会長・戸田城聖先生と師弟不二の大闘争へ出発したこの日を記念し、全国・全世界の同志に3首の和歌を詠み贈った。
1947年(昭和22年)8月24日、19歳の池田先生は戸田先生を生涯の師と定め、世界広宣流布という未到の大闘争を開始した。
当時は占領下の混乱期。3年後の同日、事業の行き詰まりに直面した戸田先生は、学会の理事長を辞任する意向を発表した。この時、"これからは、新しい理事長が私の師匠になってしまうのですか"との池田先生の質問に戸田先生は答える。「苦労ばかりかけるけれども、君の師匠は、この私だよ」
多額の負債を抱え、給料も遅配。多くの同志が戸田先生のもとを去っていった。その中で池田先生は一人、恩師を支え続けた。そして、一切を勝ち越え、51年5月3日、戸田先生の第2代会長就任の道を開いたのである。
以来、池田先生は弘教の金字塔を築き、恩師の後を継いで平和・文化・教育の大道を世界に広げてきた。
そして今、先生と心を一つにした全国・全世界の宝友の闘争によって、学会は世界宗教として192カ国・地域に広がる民衆の連帯へと発展を遂げた。
先生は随筆につづっている。「八月二十四日! それは、創価の師弟が、偉大な『人間革命』の旅に出発する原点の日だ。決意新たに、広宣流布の戦いを奮い起こす日だ!」
次なる勝利の峰へ、師と共に新たな慈折広布の飛躍の歴史をつづっていきたい。
きょう24日から新連載「世界広布の源流 青年に語る創価の魂」がスタートします。
第1回は「池田先生の入信75周年」をテーマに、原田会長が青年・未来部のリーダーに語ります。
座談会は原田会長、長谷川理事長、池田主任副会長、谷川主任副会長が担当します。広宣流布大誓堂完成10周年の明2023年11月までの掲載予定。

〈池田先生の和歌〉
師に捧ぐ
 七十五歳の
  入信日
 閻浮に妙法
  轟く誉れは

民衆の
 座談の園を
  大地とし
 嵐に動かぬ
  正義の大樹と

地涌の義を
 元初に誓いし
  君なれば
 二人・三人
  唱え伝えよ

☆希望の指針——池田先生の指導に学ぶ 新たな力 2022年8月19日
◇君が慈悲の行動者に! 人に光を贈る太陽に!
連載「希望の指針——池田先生の指導に学ぶ」では、テーマごとに珠玉の指導・激励を掲載します。今回は飛躍を期し、挑戦を続ける"新たな力"の友へ贈った、励ましの言葉を紹介します。

◇共に動いて共に喜ぶ
新会員の宝友を大切に育成していくために、私たちが先輩として心掛けたい点があります。それは、「共に」という一点です。
「共に」という心と行動のなかに、日蓮仏法の真髄があります。師弟の本質も「共戦」にあるのです。御書には「喜とは自他共に喜ぶ事なり(中略)自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(全761・新1061)と仰せです。
自分一人だけの喜びにとどまりません。自他共に喜び、智慧と慈悲を発揮することが、最高の喜びになるのです。
(『調和と希望の仏法』、89ページ)

◇幸福を「つかむ」信心
幸福は、他の誰かから与えられるものではない。自分の意志や努力とは無関係に、いつか突然やって来るのを待つのでもない。究極は、各人が、自分自身で「つかむ」しかありません。必ず「つかむ」ことができる信心なのです。
そして、三世に崩れざる真の幸福境涯を、自他共の胸中に築き上げていく。それが、創価学会の信心の実践です。
(『創価学会永遠の五指針』、38ページ)

◇師弟とは弟子の共戦
最初は"自分のための祈り"だったものが、そのまま"師と同じ誓願の祈り"へと発展していく。
それは「師匠に守られる弟子」から、「師匠と共に戦う弟子」への一大転換劇ともいえるでしょう。
これは、「超越的絶対者に救済を求める宗教」とは異なります。
「万人が民衆救済の慈悲(慈しみと同苦の仏の生命)の行動者」になるというのが、仏教の根幹の原理なのです。
「師弟」とは、目覚めた民衆の陣列を築く、師匠の「精神」と「行動」を共戦の弟子が継承していくことなのです。
(『調和と希望の仏法』、24ページ)

◇一家和楽を築く直道
私自身の体験の上からも、未入会の家族を持った方々の苦労は痛いほどわかります。
だからこそ、信心のことで、感情的になって争ってはならないし、焦ってもならないと申し上げたい。
御書に仰せの通り、誰か一人でも「仏になる道」を貫いて信心に励んでいくならば、それが家族への真の孝養の道となります。
信心をしている一人が、どこまでも家族を愛し、大切にしていくことです。家族に希望の光を贈っていく光源へと、自分自身を磨き「人間革命」させていくことです。
自身が「一家の太陽」となることが、一家和楽を築いていく直道にほかならないのです。
(『創価学会永遠の五指針』、17ページ)

時代は混迷を深めている。
「新しい人材」を育て、
「新しい力」すなわち「ニューパワー」を
糾合したところが勝つ。
『勝利の人間学』

◇現実に人を救えるか
どんなに歴史や伝統があっても、現実に多くの人々を救う力がなければ、それは、"生きた宗教"とは言えません。
現実に自他共の幸福を願い、周囲からの信頼を積み上げながら、人々の中へ、社会の中へ、わが信念と体験を生き生きと伝え広めていく「行動力」にこそ、「人間の宗教」の生命線があるのではないでしょうか。
(『調和と希望の仏法』、32ページ)

◇御書は生命を輝かす
たとえ難解に感じたとしても、広布の実践に励む中で、"分かろう""分かりたい"と肉薄することによって、自身の境涯を開いていくことができるのです。
一節でもいい、一行でもいい、日々、御書を拝することで、自身の生命を最高に輝かせていくことができるのです。
たとえ絶望の淵に立たされても、御書を拝すれば、胸中に希望の太陽が昇ります。行き詰まった時にこそ御書を繙けば、何ものをも恐れぬ師子王の心を取り出すことができます。
(『信仰の基本「信行学」』、75ページ)

◇すがる信仰ではない
日蓮仏法は、何かにすがるような弱々しい信仰ではありません。
不撓不屈の信念で希望を引き出すのが、日蓮仏法の祈りです。この仏の智慧と力の源泉が、南無妙法蓮華経の唱題行なのです。大生命力を引き出せるかどうかは、どこまでも信心によるのです。
(『調和と希望の仏法』、71ページ)

◇「善縁」と繋がろう!
忙しくて、なかなか会合に出られない時や、思うように題目があげられない時こそ、気後れしたり、遠慮したりしないで、同志と連絡を取り合っていくことである。
少しでもつながっていこう! その心をもって、同志という善縁にふれていく中で、生命力が増す。ここに、何ものにも負けずに、成長と向上の青春を謳歌しゆく道がある。
新入会の友のニューパワーで、広宣流布、すなわち世界の平和と人類の幸福へ、朗らかにニューウエーブを起こしてくれ給え!
(『勝利の人間学』、203ページ)