交通事故に注意!
スピードの出し過ぎや
"ながら運転"は厳禁。
心の隙や油断を排して
安全第一で行動を!
減劫御書 P1467
『大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ』
【通解】
大悪は大善が来るべき瑞相(前兆)である。一閻浮提(全世界)がひどく乱れたならば、法華経に説かれている「閻浮提の内に広く流布せしめる(世界広宣流布)」の文が実現することは、よもや疑いないでしょう。
名字の言 子どもたちの心に良き種をまこう 2022年8月5日
未来部躍進の8月。勉強に励み、スポーツに汗する友の姿がすがすがしい。作文や絵画コンクールに挑む友も多い▼ある少女の作文テーマは「世界の食料事情」。母と買い物に出掛けた時のこと。冷凍の食肉や海産物の表示を見ると、海外産のものがたくさん。母が言った。「これを取ったり育てたりしている人たちの中には、貧しくて自分たちは食べられない場合もあるの」。ショックだった。そして"どうすれば世界中の人が豊かに暮らせるか"を勉強しようと決めた▼ある少年は「戦時中の食べ物と呼び方」の絵を描いた。きっかけは、祖父から食事中に聞いた話。「戦争中、カタカナの外来語は"敵の言葉"として禁止されとった。コロッケは『油揚肉饅頭』、カレーライスは『辛味入汁掛飯』、サイダーは『噴出水』と言わされた。変な世の中やった」。戦争が、どれほど人の感覚をおかしくするか。彼なりに表現しようと思った▼子どもたちは純粋で好奇心旺盛だ。見て、聞いて、経験したことから、すぐに何かを吸収する。だからこそ、その心に良き種をまきたい▼一緒に買い物に行ったスーパーや家族団らんの食卓は、学びの「教室」になる。日々の触れ合いの中で、共に成長し合う充実の夏を過ごそう。
寸鉄 2022年8月5日
「法華経の修行の肝心は不軽品」御書。仏法の真髄は相手を敬う誠実さに(新1597・全1174)
広島青年部平和誓願の日 核なき未来へ決意新た。更に民衆の叫びを世界へ
「究極は人間革命に帰着」ペッチェイ博士。一人の挑戦から触発の波が。希望の万波が
熱中症予防の水分補給、1日コップ6杯が目安。「喉が渇く前に」が重要
若者の"イヤホン難聴"増と。60分使用で休憩、音量は話し声程度など意識を
〈社説〉 2022・8・5 被爆77年の「原爆の日」
◇核廃絶へ不戦の連帯を広げよう
人類が滅亡に至るまでの残り時間を象徴的に示す「世界終末時計」。年頭に更新される数値は今年、3年続けて過去最短の「残り100秒」であった。その後、ウクライナ危機から、核使用のリスクが高まる中で、現在、国連で核兵器不拡散条約の再検討会議が行われている。一方、明年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の広島開催が決まり、政治指導者の被爆地訪問に期待が高まる。
あす6日は広島、9日には長崎の「原爆の日」を迎える。両県ではこの夏も青年部を中心に、オンラインでの「被爆証言会」や原爆遺構を巡る「ピースウオーク」など、平和行事を活発に開催。貴重な被爆証言に学び、不戦の誓いを新たにしていく。
「あの惨状は、抽象的な言葉や絵では表現できないものです。それでも"犠牲となった兄たちや平和を担う子どもたちのために"と決意し、被爆体験を描きました」——長年語らなかった悲惨な体験を紙芝居にした広島の友がいる。
また、9歳の時、長崎で被爆し、両親と妹の命を原爆に奪われた女性は、70歳を過ぎて被爆者の合唱サークルに入った。そのニューヨーク公演の際、初めて自身の体験を語った。「もう二度と私のような思いを、どの国の人たちにも味わってほしくない!」——感動した聴衆が彼女を囲んで涙した。
この77年間、多くの被爆者が命を削るように体験を語り、その悲惨さを訴え続け、核を"使用できない兵器"にするための行動を重ねてきた。しかし、被爆者の平均年齢は84・53歳(3月末)。限りある時間の中で、不戦のバトンを受け継ぎ、未来へ、世界へと発信し続けていく。同時代を生きる私たちの使命と責任は大きい。
世界が激動する今だからこそ、被爆体験に耳を傾け、核兵器という絶対悪をいかになくせるか、一人一人が自身に関わる問題として考えることが重要だ。
池田先生は今年の「SGIの日」記念提言で強調した。「広島と長崎の被爆者や、核実験と核開発に伴う世界のヒバクシャをはじめ、多くの民衆が切実に求める核兵器の廃絶に向けて、いよいよこれからが正念場となります」
一人でも多くの人の勇気ある草の根の行動が、核兵器廃絶への連帯を広げる——被爆77年の「8・6」「8・9」を、その大いなる転換点にしていきたい。
☆大学校生とナットクTALK テーマ:勤行・唱題 2022年7月24日
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。35歳。
加藤ニュー・リーダー 男子部大学校5期生として入校した24歳。
Q.勤行は毎日しないとダメですか?
A.少しでも挑戦を続ける「心」が大切
中村区男子部大学校団長 加藤君、仕事も大変な中、男子部の活動に積極的に挑戦していて偉いね。他のメンバーも「加藤さんの姿に励まされます」って喜んでいたよ!
加藤ニュー・リーダー ありがとうございます!
中村 仕事との両立で、何か気になっていることはあるかな?
加藤 そうですね。大学校に入ってから自分なりに決意して、毎日、勤行・唱題にも挑戦してきたんですが、最近は仕事がかなり忙しくなって……。朝の勤行ができたり、できなかったり、ということが続いています。それでも大丈夫でしょうか?
中村 朝、忙しくてできないというのは、皆が悩むことだよね(笑い)。一方で、職場の勤務時間が変わったり、出産などによる家庭環境の変化だったり、それぞれの状況の中で懸命に挑戦している話も、よく聞くよ。
加藤 そうなんですね。
中村 勤行は、毎日の「心のトレーニング」と言われているけど、大切なことは、少しずつでも挑戦を続ける「心」なんじゃないかな。池田先生は、こう教えられている。「『ともかく御本尊の前に』——その心が大事です。『少しでも、お題目を唱えていこう!』『毎日、御本尊に祈っていこう!』と挑戦を続ける心が尊いのです」と。
加藤 あまり窮屈に考えなくてもいいんですね。
中村 日蓮大聖人は、「一遍の題目にも、限りない功徳がある」(新531・全940、趣意)と仰せだ。先生は、この御文を拝して、「いわんや、真剣に勤行・唱題を続けたら、どれほどすばらしいか。全部、自分のためです。義務ではなく、自分の権利です」「やった分だけ、自分が得をする」とも言われている。
加藤 まさにトレーニングですね!
中村 そう。先生は、次のようにも指導されている。「『毎日、少しずつでも続けよう』と挑戦していけば、自然のうちに、自分の生命の中に『幸福への道』ができあがっていく。不幸の方向へ流されない『生命の防波堤』ができていくのです」
加藤 自分を鍛えるため、挑戦していきます。
中村 御書に「すべからく、心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱え他をも勧めんのみこそ、今生人界の思い出なるべき」(新519・全467)とあるように、自分が祈るのとともに、折伏に挑むことも大切だよ。皆が幸せになってこそ、自分の幸せもあるからね。この夏は、友人への折伏にも一緒に挑戦していこうよ!
加藤 頑張ります!