新たな決意に燃え
新たな目標に挑もう！
自らの「向上の姿」が
友の生命を触発し
勇気を鼓舞する力となる。
聖愚問答抄下 P500
『此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来らざる事なく善根として動かざる事なし』
【通解】
この妙法蓮華経を信仰し奉るという一つの行に、いかなる功徳も集まってこないものはなく、いかなる善根も動かないものはない。
名字の言 親から学んだ「信心の姿勢」 2022年8月10日
ある壮年部員の父は腕利きの大工だった。壮年も若き日から、親方である父のもとで働いた。父は強盛な信心の人でもあった。壮年は父の背中に、仕事と信心の姿勢を学んだ▼その後、大病を患った父は揺るがぬ信心の確信をもって闘い抜いた。今世の使命を全うした父の遺志を継いで、壮年は形見である父の大工道具を手に独立。社会で実証を示しつつ、学会の組織では圏長で奮闘する▼別の壮年は、かつて無冠の友（本紙配達員）を務めた。配達から帰ると、当時、連載中だった池田先生の小説『新・人間革命』をノートに切り貼りするのが、長年の日課だった▼壮年には青年部リーダーとして活躍する娘がいた。後年、娘が結婚する際、壮年はあの"ノート"を手渡した。「うちは裕福じゃないから、豪勢な嫁入り道具は準備することができない。でも、これがあれば大丈夫だ。本当の弟子の道を学んで幸せになりなさい」。娘は"父が新聞の切り貼りをしてきたのは、この日のためだった"と知った。大切なノートを受け取り涙ぐんだ娘は今、幸せな家庭を築き、女性部で頑張っている▼親の信心の姿勢を通して"創価の心"は正しく、そして必ず、わが子に伝わっていく。ここに広布後継の道がある。
寸鉄 2022年8月10日
青年時代の信念失わぬ人が最も偉大—戸田先生。広布誓願へ若々しい心で
創価の青年は社会を担いゆく希望—アルゼンチン識者。若き熱と力で次代創る使命は大
「人間は世の中の波に揉まれて成長する」作家モンゴメリ。苦難は人生勝利の糧なり
子の自転車死亡事故6割が頭部に致命傷—警察庁 ヘルメット等の着用必ず
お盆は車のパンクが急増と。猛暑と長距離運転が因。点検忘れず安全第一
☆御書と未来へ 第31回 祈りを根本に健康を勝ち取れ
〈御文〉
『一切のことにつけて、所詮・肝要と申すことあり。法華経一部の肝心は南無妙法蓮華経の題目にて候。朝夕御唱え候わば、正しく法華経一部を真読にあそばすにて候。』〈妙法尼御前御返事（一句肝心の事）、新2099・全1402〉
〈通解〉
一切のことにも「所詮」「肝要」ということがあります。法華経一部の肝心は南無妙法蓮華経の題目です。朝夕に題目を唱えられるならば、まさしく法華経一部を真読されていることになるのです。
〈池田先生が贈る指針〉
日蓮大聖人は一切衆生の成仏のため、唱題行という「持ちやすく行じやすき法」を説き明かしてくださった。題目の功力がいかに壮大か。十方の諸仏のあらゆる因行果徳も具わっている。
ゆえに、歓喜踊躍して朝夕の勤行に臨もう！ 大宇宙のリズムに合致し、生命の王者の境涯で、健康へ和楽へ幸福へ価値創造の回転を！
☆明日を照らす テーマ：福徳を積む 2022年7月31日
御書を拝し、大聖人の仰せのままに広布に歩み抜く人の福徳は、計り知れません。
池田先生は、「広宣流布という、最高の大善根を積みゆく人は、『必ず』無量無辺の大福徳に包まれる。これが、生命の因果の理法である。一日また一日、友の幸福のため、社会の平和と繁栄のため、たゆまず行動する。何と尊い金の汗か！ そこに人生勝利の花が咲き薫ることは、絶対に間違いない」と語っています。
今回の「明日を照らす」は、「福徳を積む」をテーマに学んでいきましょう。
◇四条金吾殿女房御返事
『年はわこうなり、福はかさなり候べし。』（新1543・全1135）
◇若さは挑戦の生命に
【通解】年は若返り、福は重なるであろう。
◇
"創価学会の皆さんは、とても若々しく、元気いっぱいですね！"。先日入会した、60代の壮年が、驚きとともに語っていた姿が、とても印象的でした。
本抄は、四条金吾の妻・日眼女が、33歳の厄年であることを日蓮大聖人に報告し、御供養を届けたことに対する御返事です。
当時の世間では、厄年は厄災に遭う恐れのある年として、さまざまな備えをしていました。
誰でも年齢を重ね、肉体的な衰えを感じると、精神的に、弱くなることもあるでしょう。厄年とは、人生において、一つの節目の時期であるという見方もできます。
日蓮大聖人は、掲げた御文の直前で、「三十三歳の厄は転じて三十三の幸いとなるであろう」（新1543・全1135、通解）と、広宣流布に生き抜いていくならば、いかなる"厄"をも、全て幸福への糧にしていくことができると仰せです。
苦難や宿命の嵐に負けず、どんな時も信心の挑戦を続ける人には、"年はわこうなり"と仰せのごとく、みずみずしい生命力が湧き上がり、心には常に前進の息吹がみなぎります。学会員が若々しくある秘訣といえるでしょう。
池田先生は語っています。
「『若さ』とは、年齢では決まらない。生命の力、生命の勢いで決まる。希望ある人は、いつまでも若い。前進する人は、いつまでも美しい」
信心根本に、"生涯青春"の心意気で、"福を重ねる"一日一日にしていきましょう。
◇一生成仏抄
『仏の名を唱え、経巻をよみ、花をちらし、香をひねるまでも、皆、我が一念に納めたる功徳・善根なりと信心を取るべきなり。』（新317・全383）
◇"広布のために"と
【通解】仏の名を唱え、経巻を読み、華を供え、香をたくことまでも、全て自分自身の一念に功徳、善根として納まっていくのだ、と信心を起こしていきなさい。
◇
今年の夏季友好期間も、熱中症や新型コロナウイルスの感染に注意を払いながら、家族と触れ合ったり、友情を深めたりする機会にしていきたい。
日蓮大聖人は本抄で、自身の胸中に仏の生命があることを忘れてはならないと仰せになり、その仏の生命を開くための日々の姿勢を教えられています。
「仏の名を唱え、経巻を読み、華を供え、香をたく」とは、勤行・唱題をはじめ、広宣流布を進めるための、あらゆる活動のことといえるでしょう。
日々の行動の全てが、"自身の一念に、功徳・善根として納まり、成仏の境涯を開くための直道となる"と捉えていくことが大切です。
私たちの実践に即していえば、家事や育児、仕事など、直接、信心と結び付いていないように見えることであっても、"広布のために"と真剣に祈っていくならば、それらは全て、自分自身の宿命転換、人間革命につながっています。
池田先生は「ひたむきに御本尊を拝しながら唱題し、創価学会の実践を貫いていく人が成仏しないわけがありません。どこまでも伸び伸びと、どこまでも自分らしく輝いていくための信仰です」とつづっています。
"さあ、きょうも広布のために"との心で、英気を養いながら、家庭や地域社会で福徳を積む、有意義な夏としていきましょう。