2022年7月29日金曜日

2022.07.29 わが友に贈る

「ありがとう」は
笑顔広げる希望の言葉。
家族や地域・職場など
身近な人にこそ
感謝の言葉を伝えよう!

四条金吾殿御返事 P1180
『度度の仰せをかへしよりよりの御心にたがはせ給へばいくそばくのざんげんこそ候らんに、度度の御所領をかへして今又所領給はらせ給うと云云、此れ程の不思議は候はず此れ偏に陰徳あれば陽報ありとは此れなり』

【通解】
さらにあなたはたびたびの主君の仰せに背き、折々の御心にそわなかったから、どれほど多くの讒言があったであろう。ところが、主君からたびたびいただいた所領を返上して、今また所領を給わったということは、これ程不思議なことはない。全く陰徳あれば陽報ありとはこのことである。

名字の言 長崎大水害で両親を失った壮年を支えたもの 2022年7月29日
「過去は変えられませんが、今をどう生きるかで、過去の意味はつくっていけます」。1982年7月、「長崎大水害」で最愛の両親を失った壮年が語っていた▼悲報を受けた時の衝撃は、どれほど大きかったか。"うそだ。信じたくない"。現実を受け止めきれず苦しむ彼を、地域の学会員が懸命に支えた。「一人になんか絶対にさせんけん」と通ってくれた男子部の先輩。両親の笑顔の写真を大きく引き伸ばして持ってきてくれた壮年は「ほら、こがんして見守ってくれとーぞ」と▼そうした友の慈愛に包まれ、少しずつ未来を見つめられるように。今、壮年リーダーとなった彼は力強く語る。「自分がつらい思いをした何倍も、人を元気づける励ましを広げます。父母の分まで頑張る使命がありますから」▼日蓮大聖人は、災害や戦火に苦しむ人、病気で家族を亡くした人に同苦し、涙する人間愛にあふれたお方だった。御書には「どうして他人のことと思えようか」(新1474・全1084、趣意)、「心の内を思うと涙が止まりません」(新1839・全1509、趣意)と▼悩みや試練と戦っている人、不安や孤独に耐えている人に寄り添い、共に歩む私たちでありたい。全てを幸福への価値に転じるために。

寸鉄 2022年7月29日
「出世の本懐は人の振る舞い」御書。友好の夏に。短い時間でも誠実尽くし(新1597・全1174)
あすから創大OPキャンパス。世界市民が学ぶ英知の城。OLでも参加可
未来部の各種コンクールを応援。学び挑んだ分、全てが力に。成長の好機
RSウイルス感染増加。乳幼児が触れるおもちゃや手すりの消毒が重要と
世界各地で記録的熱波。急変しやすい天気。災害への備えは気付いた時に

〈社説〉 2022・7・29 深刻化する児童虐待
◇SOSが出しやすい環境を
昨年3月、内閣府が公表した「男女間における暴力に関する調査報告書」によると、これまでに配偶者からの暴力の被害経験があったと答えた人が22・5%に。警察に寄せられた配偶者からの暴力事案等の相談件数も、2021年は8万3042件と、01年の配偶者暴力防止法施行以降、最多となった。
加えて、深刻化が問題となっているのが児童虐待だ。厚生労働省は毎年、相談対応件数を公表。その数は年々増加を続け、20年度は20万件を超えており、死亡事例も年間70件を超えている。
気掛かりなのは、児童虐待のうち半数以上は「心理的虐待」、すなわち暴言を浴びせたり、無視したり、子どもの面前で誰かに暴力行為をしたりすること。
親は"虐待などしていない"と思っていても、その行為が子どもを傷つけていることもある。親が自分自身を見つめ直してほしい。
認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんは「一見、問題がないように見える家庭もリスクが高まっている」と指摘。
DV(家庭内暴力)や児童虐待を未然に防ぐため、当事者が一人で抱え込まず周囲に助けを求める「ヘルプシーキング」の大切さを訴えている。
子どもへの虐待の通報や相談を受け付ける全国共通ダイヤル「189」は、24時間365日対応。最寄りの児童相談所につながる仕組みだ。通報に限らず、子育てに関する悩み相談も可能なので活用してほしい。通話は無料で、相談は匿名で行うこともできる。
DVや児童虐待増加の背景にあるのが、新型コロナウイルスの感染拡大によるストレスとの指摘も。いまだ収束が見通せないコロナ禍の中にあって、外出自粛や他者との交流減による社会的孤立のリスクも考慮することが大切だ。
孤立している当事者は自らSOSを出せないことが多い。親子が共に過ごす時間が比較的多い夏休みの今は特に、周囲が注意深く見守る視点が早期発見の第一歩となるだろう。
子どもだけでなく親の表情や行動など、ささいな変化を気に掛けていきたい。SOSを出しやすい環境を整えることも喫緊の課題である。
未来の担い手である子どもたちは、社会の希望であり、宝の存在である。何げない声掛けからでいい。地域一体となって育んでいきたい。

☆池田先生と共に 新たな広布の勝利山へ 壮大な人間触発の大地を 2022年7月22日
1951年(昭和26年)の7月、男女青年部の結成に引き続いて、22日には、創価学会常住御本尊を初めて掲げ、意義深き臨時総会が行われた。
戸田先生は、「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の御本尊の御前に、功労の老若男女を招き、日蓮大聖人がどれほどお褒めになられているか、素晴らしいご褒美をくださるに違いないと讃えられた。
総会の最後には、壇上に並んだ若人たちを笑顔で見守り、宣言されたのである。
「この青年たちがいる限り、学会は絶対に盤石であります」と。
本年「青年・飛躍の年」の上半期、わが創価家族は「慈折広宣流布」へ、「立正安国」へ、異体同心の団結で走り抜いてくれた。
まさしく御本仏の御照覧はいかばかりか。戸田先生も、さぞかし、お喜びであろう。
* *
あの「大阪の戦い」を終えた直後、師と私は展望した。
——学会は目先の毀誉褒貶を超え、広く社会を潤し、壮大な人間触発の大地を耕そう! そこから、人類の新しい未来を開くのだ、と。
今や、あらゆる分野に、民衆奉仕の衆望の人材を送り出す時代に入った。
これこそ、勝利の実像だ。
この夏も、大いに人材を見つけ、励まし、育てたい。
「未来部躍進月間」も始まっている。
男子部は、凜々しき大学校生を先頭に、弘教拡大へ勢いよく出陣した。
学生部は「行学の二道」の実践に挑み、伝統の教学実力試験を行う。
華陽の乙女たちは、桜梅桃李のスクラムを朗らかに輝かせている。
きょう7月22日、平和の天使・鼓笛隊は、結成記念の日を迎えた。
広布の楽雄・音楽隊と共に、出身者たちの活躍も、世界中で光る。
誇らかな青春錬磨の舞に皆で大拍手を送りたい。
* *
60年前の夏、天高く響かせた、忘れ得ぬ歌声がある。
沖縄本部の落成式の折、屋上で私が指揮を執り、会場に入り切れなかった場外の方々と歌い上げた「沖縄健児の歌」である(1962年7月18日)。
この折、約し合った通り、わが愛する沖縄の同志は、万里の波濤を乗り越えて、「全ての人が、最後は必ず幸福になれる」との仏法の法理を証明しつつ、広布の先駆の宝土を築いてきた。
使命の献身を貫く沖縄をはじめ日本と世界の宝友の健康・和楽・福徳を、私も妻もひたぶるに祈っている。
「白馬のなくは我らが南無妙法蓮華経のこえなり」(新1447・全1065)
朗々たる題目の音律で、自他共の色心に大生命力を漲らせ、諸天の威光勢力を倍増しながら、誓願の国土に希望と安穏を奏でよう!