2022年7月2日土曜日

2022.07.02 わが友に贈る

「湿れる木より
火を出だし」御聖訓。
諸天を揺り動かす
執念の祈りと行動を!
限界の壁は必ず破れる!
(新1539・全1132)

聖愚問答抄下 P500
『夫れ天魔は仏法をにくむ外道は内道をきらふ、されば猪の金山を摺り衆流の海に入り薪の火を盛んになし風の求羅をますが如くせば豈好き事にあらずや』

【通解】
天魔は仏法を憎む。外道は内道を嫌う。それゆえ猪が金山をこすってもかえって金山が光をまし、衆流が大海に入っても大海はそれを包むように、薪がかえって火を盛んにし、風が求羅という虫をますます成長させるように、いよいよ信心を強盛にしていくならば、まことに望ましいことではないか。

名字の言 あすから2022年の後半戦 2022年7月2日
暮らしの中には何かが切り替わる節目がある。例えば、二十四節気の「冬至」。一般に昼の時間が最短とされる日だ。季候の節目の一つと言えば、それまで。だが、この日を境に明るい時間が日に日に長くなると思えば"精力的に活動しよう"と気持ちを入れ替える人もいよう▼ちなみに、きょうは今年365日の真ん中に当たる。あすからは2022年の後半戦に入る。年頭に立てた目標を思い返して、今一度、決意のねじを巻き直し、前進に加速度をつけたい▼人生を切り替えたターニングポイントの一つが「入会記念日」という友は多い。先日、ある壮年部員に入会のいきさつを聞いた。以前、学会員の友人に自身の不遇の半生を語った。「こんな悲惨な人生が救われるわけないだろ!」と言い放った▼すると、友人は断言した。「これまでの言い知れぬ苦闘を、わが心の財と転じる仏法です。この信心で必ず人生の逆転劇が開幕します」。その後、入会した壮年は自身の境涯革命した姿を通し、次々と弘教を実らせた▼よく「時は今」という。"今"自体が過去と未来の転換点にほかならない。過去をどう意義づけ、未来をどう開いていけるか——全ては"今の戦い""今の勝利"に懸かっている。

寸鉄 2022年7月2日
「軍には大将軍を魂とす」御書。歴戦の壮年が走れば波動が!決定打を頼む(新1688・全1219)
常勝兵庫が栄光の峰へ!"とられじ、うばわん"の激闘制する押し上げ皆で
神奈川が勇進。雄弁こそ我らの剣。歴史的な逆転劇を!圧倒的拡大今こそ
夕張大会65周年。「信教の自由」を守った大師子吼。青年よ正義の心受け継げ
燃料1リットル40円程度抑制—公明の緊急提言が形に。全議員が力強く実績語れ

〈社説〉 2022・7・2 「大阪事件」から65年
◇"師弟の7月"に正義の陣列
池田先生が、事実無根の選挙違反容疑で逮捕された1957年7月の「大阪事件」から今年で65年。当時、参議院補欠選挙で一部の会員が起こした選挙違反を、池田先生に強引に結び付け、躍進する創価学会を陥れようとした権力の策謀こそ、事件の本質だった。
この年の6月、北海道では夕張炭労事件が勃発。池田先生は、炭労との攻防の陣頭指揮を執った後、7月3日に大阪へ。"三類の強敵"との戦いの壮絶さを知る戸田城聖先生は、乗り継ぎの羽田空港で池田先生を迎え「広宣流布は、現実社会での格闘なのだ。どんな難が競い起ころうが、戦う以外にないのだ」と語った。
戦時中、軍部権力に対して獄中闘争を貫いた初代・牧口常三郎先生は殉教。戸田先生は、45年7月3日、生きて出獄した。生死を超えて結ばれた"師弟の絆"こそ、創価三代を貫く魂である。
池田先生が獄中にあった7月12日、卑劣な権力の横暴に抗議すべく、東京の蔵前国技館に4万の同志が駆け付け、戸田先生のもと、「炎の東京大会」が開催された。
そして、池田先生が釈放された17日、大阪・中之島の中央公会堂で行われた「大阪大会」。集った2万の友は、嵐と雷鳴の中、"最後は信心しきった者が必ず勝つ!"との先生の叫びを生命に刻印。正義の炎を燃やし、峻厳な師弟に連なる闘争を貫き、"常勝の大関西"を築き上げてきたのである。
大阪事件の裁判は4年半に及んだ。判決前夜、池田先生は兵庫・尼崎市体育会館での会合で民衆を苦しめる権力を糾弾。終了後、青年たちに心境を語った。"一人一人が力をつけ成長することだ! 多くの友をつくり、正義の陣列を拡大することだ! そして広宣流布の戦いに勝って、世間をあっと言わせる時代を創ることだ!"
「大阪大会」当時、高校生だった兵庫・伊丹の錦宝会の友は、雷雨の中で誓ったあの日の思いのままに、地域広布に尽くしてきた。どんな苦難があっても「あの2週間を思えば、乗り越えられないことはありませんでした」。対話を続けてきた高校時代の同級生が近年、入会し、今、共に友好の輪を大きく広げる。
明日は「7・3」。そして7・17「大阪大会」から65年を迎える。今この時、"最後は必ず勝つ"との信念を赤々と燃やして、師と共に戦い抜く一日一日を!

☆四季の励まし 誓願を果たす時は「今」 2022年6月26日
◇池田先生の言葉
我らには、
果たすべき誓願がある。
勝つべき闘争がある。
その成就の力を具えて、
生まれてきたのだ。

険しい使命の難関が
打ち続くことは、
もとより覚悟の上である。
その時こそ、
まことの信心が試される
勝負の時といってよい。
全て、皆が永遠に
仏になりゆくための
仏道修行だからである。

同じ広布の戦でも、
喜んで動けば、
功徳は大きい。
自らの足で立ち、
自らの声で語るのだ。
友のために祈り、
励ましていくのだ。
自分が生き生きとすれば、
皆も元気になる。
皆が勝利し、
皆が幸福になる道を
開いていくのだ。

声が大事である。
声が弾丸である。
声が剣である。
しゃべるのだ。
声の力で、
相手の心を開き、
心に響かせていくのだ。
また、勇気と誠実で
会って語れば、
越えられない壁など
絶対にない。

自らの仏性に目覚め、
広宣流布の使命に
決然と
「一人立つ」勇者がいれば、
新たな変革の波が起こる。
自分が変われば、
地域が変わり、
世界が変わる。

満々たる生命力の
題目の声を!
友を励ます
勇気と希望の声を!
時代変革の
正義と真実の声を!
さあ、平和社会の建設へ、
民衆の幸福拡大へ、
「立正安国」の
大願に燃えて、
声を張り上げて
打って出ていくのは、
「今」この時なのだ。

【写真説明】山下公園の芝生と街路樹の緑がみずみずしい。その向こうには、はるか太平洋へと続く横浜港の海が広がる。2001年(平成13年)5月、池田大作先生が神奈川文化会館から撮影した。
この訪問の折、先生は、神奈川から世界広布への航海を開始した歴史に触れ、訴えた。「21世紀の日本の進路を、『人道』へ、『平和』の方向へと向けていきたい」「皆さま方の、たゆみない日々の行動こそ、その根本の力である。民衆の叫びほど、強いものはない」
創価の師弟による立正安国の大闘争の軌跡が刻まれた7月は、もう間近。誓願の炎を燃やし、確信の声で、平和の明日を開こう!