人と人のつながりが
安心の社会の基盤だ。
電話や手紙等も活用し
友に励ましの声を!
希望の連帯を足元から!
曾谷入道殿許御書 P1039
『既に之を謗る者に大罰有り之を信ずる者何ぞ大福無からん』
【通解】
すでに、法華経の大行者を謗る者に大罰があるのである。どうして信ずる者に大福がないことがあろうか。
名字の言 桜島の噴火。一日も早い終息を祈る 2022年7月27日
鹿児島県の桜島で24日夜、爆発的噴火が発生。大きな噴石は火口からおよそ2・5キロまで達し、同島の噴火警戒レベルは最も高い5(避難)に引き上げられた。避難者をはじめ全ての関係者に、お見舞いを申し上げたい▼同日の深夜、気象庁は記者会見で「1914年の大正大噴火のような大規模な噴火は想定していない」と発表した。一方、噴火後も山体の膨張は解消されず、一日も早い終息を祈るばかりだ▼地元の消防団で分団長を務める壮年は、出動要請に備えつつ、支部長として会員の安否確認にも奔走。「22時過ぎの避難指示に、電話で初めて知った方もいました。連絡・確認の大切さを改めて実感しました」▼レジリエンス(困難を乗り越える力)が強いとされる地域コミュニティーの特徴の一つに、「人々を結び付ける」リーダーの存在が挙げられている。多様な人々と意思疎通を図り、交流の橋渡しの役割を担う——壮年もまた、そうした存在の一人である▼近年の頻発する自然災害で、励まし支え合う連帯こそが、困難を乗り越える力であることを、私たちは学んだ。その力を育みたい。先の壮年は語った。「命を守る行動を最優先に、皆で心を合わせ、この災害を乗り越えていきます」
寸鉄 2022年7月27日
広布は信頼と友情の対話から—恩師。思いやりと真実の言葉は必ず通じる
「中部の日」。輝く堅塁の人材城。師弟の「この道」歩み勝利の人生共々に!
「金はやけば真金となる」御書。試練は飛躍のバネ。青年は艱難に喜び勇んで(新1474・全1083)
若い世代の「スマホ老眼」増加。目の酷使原因と。定期的な休憩等、賢く利用
「子どもの事故防止週間」夏場は水難、転落が急増。まず親が注意・声掛けを
〈社説〉 2022・7・27 未来部 夏のコンクール
◇後継の宝の友と成長の夏を
今月16日から「未来部躍進月間」がスタートした。未来部伝統の各種コンクールの推進が各地で行われている。
1970年6月、池田先生は未来部の友に「民衆を守り、幸福にするために、みんな、しっかり勉強してほしい」と語った。これを受けて、未来部の成長を図るために、同年から「作文コンクール」が開始。以来、先生はコンクールを通じて、メンバーの努力を最大にたたえ、見守り続けてきた。
絵画や作文、英語が苦手なメンバーもいるだろう。学校の宿題もある。ゆえに本人任せではなく、家族や地域の同志が一緒に考え、サポートしながら、絆を強める機会にしたい。
7月22日付「未来部育成のページ」では、少年少女希望絵画展に挑戦する大阪の少年部員のエピソードが紹介されていた。彼は近年、大阪の名所を題材にし、その場所を家族で訪れてきたという。今年は中之島に立つ大阪市中央公会堂。自分のイメージに合う構図を話し合ったり、建物の造りなどをじっくり観察したり、帰りにはショッピングを楽しむなど、思い出のひとときを刻んだ。絵画制作を通して、対象への観察力や集中力も培われているという。
また、昨年E—1グランプリに挑戦したあるチームは、2年ぶりの開催に心が躍った。"コロナ禍に負けない取り組みを"と、オンライン形式での応募に挑戦。「離れていても、心はいつもそばにいる」という思いをチーム名に込めた。受験への不安や、学校に行けない悩みなど、一人一人が自身の壁と向き合いながら、題目に挑戦。"私たちの勇気の姿を通して、希望を届けたい"と練習に取り組んだ結果、全国でトップクラスの成績を収めることができた。
コンクールを通して、子どもは自分の考えや感性を伸ばすことができる。そして、同世代の仲間と触れ合う中で、"自分も頑張ろう"と触発を受け、成長するきっかけとなるだろう。
池田先生は、コンクールに挑戦する未来部の友につづっている。「何より『応募してみよう』『やってみよう』との心自体が尊い。チャレンジする一人一人の頭に、私は"青春勝利の月桂冠"をかぶせてあげたいんです」
各部が一体となって、後継の宝の友と一緒に"挑戦の夏""成長の夏"を送りたい。
☆希望の指針——池田先生の指導に学ぶ 未来を育む人へ� 2022年7月20日
◇誠実に! 真剣に!
連載「希望の指針——池田先生の指導に学ぶ」では、テーマごとに珠玉の指導・激励を掲載します。今回は「未来を育む人へ�」(全2回)。未来部育成に携わる友へ贈った、折々の励ましの言葉を紹介します。
◇真心が成長の源泉に
子どものころにきざんだ思い出は、生涯、鮮烈に心に残り、光を放っていく。その後の人生、生き方にも、深く、大きな影響を及ぼしていくものだ。
ゆえに私は、未来部の担当者の方々がどれほど大切であるか、と申し上げておきたい。高・中等、少年部の若き友に対しては、くれぐれも真心からの指導・激励をお願いしたい。
少年少女の心は、まことに多感である。それだけに、一時の感情で叱ったり、ウソをついたり、心にキズをつけてしまえば、取り返しのつかないことになる。反対に、多感な心にきざまれた真心の励ましが、どれほど生涯の成長の源泉となるか。後継の育成にあたる方々は、この点を強く銘記していただきたい。
(『池田大作全集』第71巻、147ページ)
◇信心こそ育成の根本
未来部の育成は、信心が根本である。そしてまた、「勉学第一」「友情第一」「読書第一」「健康第一」「親孝行第一」である。
すべてをやりきるのは大変なことだが、信心をがっちりと固めていったとき、勉強も、スポーツも、あらゆる努力が全部、いかされていく。仏法に一切、ムダはないのである。
家庭にあっても、後継の子どもたちに、しっかりと「信心の宝」を継承していくことだ。その地道な実践のなかに、広宣流布の前進があり、令法久住の確かな道が開けるのである。
(『池田大作全集』第96巻、323ページ)
◇まず大人が成長を!
学校の先生もそうだろうが、子どもたちを育てる上で大切なのは、大人自身の人間性である。魅力である。
「教員は学生の僕であれ」と言われる。ますます「教員の質」や「学生へのサービス」が問われている時代だ。
まず大人が成長!——これを心に刻まなければならない。
そして若き友の努力を讃え、よい点を見つけ、ほめて伸ばすことだ。時には「漫才」をするようなつもりで皆を楽しませながら、また、深き「哲学者」として大確信を語りながら、正義の心、正しい価値観を教えていくことだ。心から信頼される存在となっていくことである。
(『池田大作全集』第98巻、432ページ)
未来のために残すべき最高の財宝は、人材である。
その人材を見つけ、育てる人こそが、真の人材である。
そして、人を育てることによって、自分自身が磨かれ、成長していくのである。
「随筆 新・人間革命」
◇若き生命は感じ取る
学会には、一人ひとりが自身の可能性に目を開き、確かな自信と安心と希望を得ていくための豊かな励ましがある。
そして、人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚をもつことができる哲理がある。
「生命とは」「使命とは」「師弟とは」——担当者が真剣に語る言葉は、たとえその時は全てが理解できずとも、若き心の大地に成長の種として植わり、信心の根を深く広げていくものだ。
何より、子どもたちが鋭敏な生命で感じ取っているのは、大人たちの「自他共の幸福を目指す真剣な生き方」であり、「正義の道を貫く勇気と信仰の喜び」であろう。
(『随筆 民衆凱歌の大行進』、53ページ)
◇無名の英雄に最敬礼
どんな有名人よりも、華やかな立場の人よりも、未来部のために、陰で支えてくださっている方々が尊いのです。
高等部の諸君も、そういう先輩を尊敬できる人になってもらいたい。
創価学会は、そういう人たちがつくったのです。愚直のような先輩たちや両親であるかもしれない。しかし、その人たちが、人のため、社会のため、平和のために何十年も活動してきたから、今の世界的な創価学会がある。その無名の英雄を、日蓮大聖人は菩薩と言って、讃えておられる。
社会的に成功し、名声を得ることは、一つの現象としてはよいことです。しかし、無名であっても、人々のために尽くす人生が尊い。自分自身で「だれも評価はしてくれないが、自分は満足した」と言える自分をつくれた人が、本当の大勝利者なのです。
(『青春対話1』〈普及版〉、27ページ)
◇子どもたちのために
子どもたちは皆、かけがえのない「可能性」をもった「宝の人々」です。一人一人が、「希望」の存在です。生命には「希望」が、いっぱい詰まっている。
もしも、子どもたちの中に息づく「希望」を、傷つけたり、窒息させたりするようなことがあれば、それは大人の責任ではないだろうか。
私は、そういう現代の社会を見るにつけ、心が強く痛みます。
子どもたちの瞳が、恐怖や、悲しみの涙で曇るのを見たくない。そういう社会は、絶対に変えていかねばならない。
(『池田大作全集』第62巻、507ページ)
◇陰徳が無量の福徳と
自身も、仕事や生活の課題を抱える中での奮闘は、言うに言われぬ苦労の連続であろう。しかし、その真剣な姿を、未来部員はじっと見ている。誠実の言葉は、必ず命の根底に刻まれていくものである。
私のもとにも、「あの先輩の励ましがあればこそ、今の自分があります」等と感謝の声が寄せられる。派手な喝采など、なくとも構わない。人に尽くした「陰徳」は、必ず「陽報」となって、汝自身の生命を荘厳し、一家一族を無量の福徳で包んでいくからだ。
(『随筆 対話の大道』、95ページ)