2021年11月29日月曜日

2021.11.29 わが友に贈る

◇今週のことば
未来部は宝の中の宝なり。
「心の思いを響かして」
希望をともす励ましを!
受験生の友へも
温かな応援をこまやかに。
2021年11月29日

当体義抄 P512
『所詮妙法蓮華の当体とは法華経を信ずる日蓮が弟子檀那等の父母所生の肉身是なり、正直に方便を捨て但法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱うる人は煩悩業苦の三道法身般若解脱の三徳と転じて三観三諦即一心に顕われ其の人の所住の処は常寂光土なり』

【通解】
所詮、妙法蓮華の当体とは、法華経を信ずる日蓮の弟子檀那等の、父母から生じた肉身そのものをいうのである。正直に方便の教えを捨て、ただ法華経を信じ、南無妙法蓮華経と唱える人は、煩悩・業・苦の三道が、法身(仏が証得した真理)・般若(真理を悟る智慧)・解脱(生死の苦悩から脱却した真の自由な境地)の三徳と転じて、三観(三つの観点から法を観ずること)・三諦(究極の真理を三つの側面から捉えたもの)が、そのまま一心にあらわれ、その人が住するところは常寂光土となるのである。

名字の言 読書とは?——ツヴァイクの考察 2021年11月29日
オーストリアの作家・ツヴァイクが20代だったある日、こんなことを試みた。"文字、とりわけ書物から得たものを一切抜きに自分の生活を想像してみよう"と。結果は何も想像できなかった▼「どんな対象を考えようとしても、本のおかげで得た思い出や経験が結びついてこないところは、どこにもなかった」(秋山英夫訳)。ツヴァイクにとって「読書」は、他者の生活や思考を内面的に共にすることであり、より大きな自分を築きたいという心の欲求を満たすものだった▼約50年前に池田先生が「山梨読書研究会」と命名した人材育成グループ。山梨の女子部(当時)の友が、教学研さんと並んで良書を読み、感想文を書いた。それを読んだ先生が励ましを送ることもあった▼同グループの1人は結婚後、学会活動の傍ら、地域活動にも全力。複雑多岐の課題に思慮深い言動と人柄の良さで対応した。信頼され、多い時は地域の要職を17も兼任した。人の気持ちを理解し、同苦し、自身も成長していく。いわば「自他共の幸福」を築く上で"読書"が極めて大きな力になったことを、彼女は師の薫陶から痛感したという▼「心に読書と思索の暇をつくれ」——恩師の訴えは、人材育成における永遠の指針であろう。

寸鉄 2021年11月29日
学会には己の価値や生きがいを見出せる信仰が—博士。人間革命の道、皆で
「広宣流布は女性の力で成し遂げられる」恩師。麗しい絆で新たな歴史を
「苦楽ともに思い合せて」御書。どんな悩みも祈りに。ここに境涯開く要諦
急激な寒暖差は血圧変動の因と。入浴や外出時は注意。暖房や上着を賢く
政府、コロナの新変異株で水際対策強化。我らはマスク着用等を引き続き

☆魂の独立から30年 師弟正義の連帯が地球を照らす
本年は日蓮大聖人の御聖誕800年。今月18日には『日蓮大聖人御書全集 新版』が発刊された。「大聖人直結」「御書根本」の信心を貫いてきた仏意仏勅の創価学会によって、太陽の仏法は世界192カ国・地域に広がり、地涌の人華の輝きは全地球を照らしている。この大いなる飛躍への転換点こそ、時代錯誤の権威主義、差別主義に固執し、広布を阻む障魔と化した邪宗門との決別だった。きょう11月28日は「魂の独立」から30周年。創価の師弟による正義の闘争の歴史を確認したい。

◇池田先生の指揮で世界広布は実現 学会こそ仏意仏勅の唯一の教団
1990年12月、宗門は突如、学会に「お尋ね」なる文書を突き付けてきた。同年11月の本部幹部会での池田先生のスピーチに対して、"ベートーベンの「歓喜の歌」をドイツ語で歌うのは外道礼讃"等と言い掛かりを付けるもの。宗門は学会が求める対話を拒絶し、12月27日、大功労者の池田先生を「法華講総講頭」から罷免。創価の師弟を分断しようと、かねて謀議を巡らせてきた「C作戦」(創価学会分離作戦)を強行したのである。
しかし、学会の世界広布への前進は、池田先生を先頭に、瞬時も止まることはなかった。先生は年が明けた91年、香港・マカオ(1〜2月)、フィリピン(4月)、欧州(6〜7月)を歴訪。ドイツのヴァイツゼッカー大統領と会見するなど、冷戦終結後の平和創出の対話に奔走する。その間、5月には小説『人間革命』の本紙連載を11年ぶりに再開。9月から10月には米国を訪れ、ハーバード大学で講演した。
一方の宗門は、学会伝統の登山会の廃止、学会からの脱会を迫る檀徒作りなど、広布破壊に狂奔した。
だが、「魔競はずは正法と知るべからず」(御書1087ページ)である。こうした暴挙は三類の強敵の出現であり、学会こそ仏意仏勅の団体である証明にほかならないことを学んだ同志は、微動だにしなかった。

◇91年12月に記された書「日蓮世界宗創価学会」
当初の目論見が破綻した宗門は91年11月28日付で、滑稽にも学会に「破門通告書」なる文書を送付。逆に学会は、これを"宗門が大聖人から破門された"と捉え、この日を「魂の独立記念日」として祝賀した。
通告書が学会本部に届いた29日、新たな船出を寿ぐように、在東京アフリカ外交団26カ国の総意として、池田先生に「教育・文化・人道貢献賞」が贈られた。人間主義の新世紀を開きゆく、世界的なリーダーシップをたたえた顕彰である。
12月15日、池田先生は東京・大田池田文化会館で開かれた神奈川・川崎の音楽祭に出席。同日、「日蓮世界宗創価学会」としたためた。これは、大聖人の仏法を世界に広宣流布する、唯一の仏意仏勅の教団が創価学会であることを再確認する意味を込めて、後世のために書き記されたものである。
学会の根本規範である「創価学会会憲」の「前文」には、こう明記されている。「池田先生は、創価学会の本地と使命を『日蓮世界宗創価学会』と揮毫されて、創価学会が日蓮大聖人の仏法を唯一世界に広宣流布しゆく仏意仏勅の教団であることを明示された」
「魂の独立」から30星霜——。今月18日の本部幹部会では、併せて90年11月の池田先生のスピーチを視聴し、全世界の青年部代表と音楽隊による「歓喜の歌」の調べが響き渡った。
当時115カ国・地域だった創価の連帯は192カ国・地域に拡大。地涌の青年を先頭に、いよいよ世界教団として飛躍する。
「道理証文よりも現証にはすぎず」(御書1468ページ)——師弟正義の旭日は高々と昇り、地球社会を晴れやかに照らしている。

◇欧州の友が歌う「歓喜の歌」
本年6月に行われた欧州誓願総会の掉尾を飾った、欧州の友による「歓喜の歌」の合唱動画を、こちらから視聴できます。
https://youtu.be/vs9ya_tMG5k

☆桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進 第17回 女性部の友へ〈上〉
本年は、「桂冠詩人」の称号が池田先生に贈られてから40周年。連載企画「勇気の舞 凱歌の行進」では、先生がつづった長編詩を紹介します。第17回は、「美しき『女性の世紀』の夜明け」(2002年)です。

◇愉快に勝ち進む「幸福博士」
私の精神は
生き生きと
未来を見つめる。
喜び勇んで
燦々と輝く太陽と共に
生まれた世界を愛する。

今日も
明るい力が漲り
世界は
こんなに広いのだ
人生は
こんなに愉快なのだと
思いながら
芳香が漂う幸福のために
正義と平和のために
私たちは凜々しく
立ち上がったのだ。

どこまでも
目を凝らしながら
大切な今日一日も
私は
私の使命と建設のために
歩み抜いてゆくのだ。

私は負けない。
幸福とは
まず負けないことだ。
私の道は
正しい幸福への道だ。
そのために
より高いものへと
到達しゆく歩みだ。

◆◇◆

「心こそ大切なれ」
真実の幸福と勝利は
貴女自身の胸中で
決定されるのだ。
この真実は
未来永劫に変わらざる
不朽の鉄則であるからだ。

貴賤 貧富! 
毀誉褒貶に囚われて
自分で
自分自身を蔑むのは
最も愚である。

今いる場所で
自分自身に負けず
勝ち抜き
人と比べることなく
自分自身の
誇り高き使命の道を
実直に戦い進む人が
幸福者であり
人間としての勝利者だ。

◆◇◆

仏法では
「女子は門をひらく」と
説かれる。
家庭にあっても
職場にあっても
地域にあっても
社会にあっても
世界にあっても
一人の信念の女性が
無量無辺の
幸福の門を開き
和楽の門を開き
繁栄の門を開き
希望の門を開き
平和の門を開く。

健康であれ!
聡明であれ!
絶対の幸福を築くために
決して崩れることのなき
大福運の境涯のために
生命の法則たる
因果の理法の仏法に
生き抜くことだ。
大仏法の信仰を
行じゆくことだ。

◆◇◆

何の報酬もなく
そして
何の褒賞もなく
あまりにも健気に
ある時は
寒風の道を
紅の頬を輝かせながら
また ある時は
熱風の道を
銀の汗を流しながら
歩みゆく貴女よ。

御本仏 大聖人も
最極の弟子よと
いかばかり讃え
衣で覆い包まれんことか。
朝の光に照らされて
他の誰人よりも
尊き使命と人生を
意義深く
楽しみゆく貴女よ!
そして
日々 新鮮な魂で
喜び舞いゆく貴女よ!

悲しむこともなく
負けることもなく
今日も
愉快に勝ち進む
貴女の名は
「幸福博士」だ。