◇今週のことば
一人の人間革命が
「一切の女人の成仏」に。
創価の太陽の輝きが
地域も世界も照らす。
新女性部と明るく前進!
2021年11月14日
二乗作仏事 P594
『師子身中の虫の自ら師子を食うが如し、外道には非ず多く我が仏法を壊りて大罪過を得ん』
【通解】
師子身中の虫が自ら師子を食うようなものである。外道ではなく、多くの仏弟子が仏法を破壊する大罪を犯すであろう。
名字の言 なぜ紅葉を「もみじ」と読むか 2021年11月14日
春に桜前線があるように、秋には「紅葉前線」がある。列島が北から南へ色づく季節である▼なぜ紅葉を「もみじ」と読むか。明治期に編集された国語辞書『言海』の改訂増補版『大言海』に、こうある。「色ハ揉ミテ出スモノ、又、揉ミ出ヅルモノ、サレバ、露、霜ノタメニもみいだサルルナリ」。かつての人々は、露や霜に洗われた葉の中から色が揉み出されると考えた。例えば布を染める時、紅花染めでは花を水に浸け、もんで洗ってを繰り返す。そうした染色の工程から連想したのかもしれない▼紅葉の美を人間の晩年になぞらえる人もいるだろう。千変万化の世の荒波にもまれて、にじみ出る人格の輝き。それは、青葉の青春の美しさに勝るとも劣らない▼人生の幾春秋を越えてきた広布の先輩方が胸に刻む御文がある。「夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり」(御書1091ページ)。季節の変わり目に必ず変化があるように、凡夫が仏になる時も仏道修行を妨げる三障四魔が競い起こる。障魔の荒波にもまれても、むしろ喜び勇んで立ち向かっていくよう日蓮大聖人が励まされた御聖訓である▼同じ生きるなら、紅葉のごとく人生を飾ろう。わが生命を仏界に染め上げる戦いに挑みたい。
寸鉄 2021年11月14日
「紅の歌」が誕生40周年。暁鐘を打て鳴らせ!後継よこの期待胸に常に前へ
一人を大切にする行動が世界的な学会を築いた—識者。ここに広布の直道
各地で「七五三」の集い。未来からの使者に慈愛の一言を。成長・幸福を祈念
高齢男性は社会的に孤立しやすい傾向と。信頼の絆結ぶ太陽会は地域の光
コロナ禍後、生活習慣病増加—調査。食事・運動で予防を。世界糖尿病デー
☆御書の旭光を 第60回 広布の日々に永遠の福徳
〈御文〉
『かかるふしぎの者をふびんとて御くやう候は・日蓮が過去の父母か・又先世の宿習か・おぼろげの事にはあらじ、其の上雨ふり・かぜふき・人のせいするにこそ心ざしはあらわれ候へ』(種種物御消息、1548ページ)
〈通解〉
このような不思議な者に心を寄せて、ご供養してくださったことは、あなたが日蓮の過去の父母であるゆえであろうか。また、過去世からの宿縁であろうか。ただごとではないであろう。その上、雨が降り、風が吹き、人が制止する時にこそ、志はあらわれるものである。
〈池田先生が贈る指針〉
広布に尽くす祈りと行動は、誰が知らなくとも、御本仏が御照覧である。全て永遠の福徳に変わる。これほど苦労のしがいがある世界はない。
試練の風雨に胸張り、立正安国へ走り抜いた全宝友に、御賞讃は絶大だ。久遠からの「心ざし」を一段と強く大きくし、宿縁の眷属も国土も、幸と安穏へ導こう。
共々に讃え合って!
☆11月度座談会拝読御書 寂日房御書
◇拝読御文
『夫れ人身をうくる事はまれなるなり、已にまれなる人身をうけたり又あひがたきは仏法・是も又あへり、同じ仏法の中にも法華経の題目にあひたてまつる結句題目の行者となれり、まことにまことに過去十万億の諸仏を供養する者なり』(御書全集902ページ1行目〜3行目、編年体御書1206ページ1行目〜3行目)
◇[池田先生の指針から]広布の人は最高に尊貴
広宣流布に励む人こそ、最高に尊貴な存在です。「法」のために戦う人を、御本尊が守られないわけがありません。釈迦仏・法華経が守護されないわけがありません。
本当に偉大な人とは、「法」に徹して生き抜く人です。最高の法である仏法を持ち、仏が説いた如くに実践する人です。
「持たるる法だに第一ならば持つ人随って第一なるべし」(御書465ページ)
最高の生命の法を持っている人こそ、最高の人生を送ることができます。
たとえ、わずかでも仏法に縁を結べば、その福徳は永遠に消えることがないからです。ですから、大事なことは、「法」を持ち弘通している仏法の師匠と、どこまでも、我が「心」を合わせることです。(中略)
師匠と同じ共戦の行動を貫いてこそ、真の法華経の行者となります。そうなれば、大聖人と同じ尊極なる御生命が我が胸中に涌現するのです。(『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻)
◇ ◇ ◇
仏とは、「永遠に戦い続ける人」の異名です。
釈尊は、最後まで弘教の旅を続けました。
大聖人も身延で指揮をとられ、池上で入滅されるまで、不惜の大闘争を貫き通されました。
牧口先生も獄中で権力に対して一歩も退くことなく戦い続けられた。獄中の尋問に対しても、堂々と大聖人の正義を主張された。(中略)
戸田先生も最後の最後まで指揮をとり続けられた。そして、後に続く青年の成長を最大の楽しみとして戦う中で、生涯を閉じられました。
その姿を通して、戦い続けることの中にこそ真の自受法楽の境地があることを教えてくださったのです。
民衆救済の大願を掲げる地涌の菩薩の闘争は、永遠に止むことがありません。(同)
◇師匠と共に 学会と共に
[キーワード�]題目の行者
拝読御文では、人間として生まれ、仏法に出合えただけでなく、妙法を唱え弘める「題目の行者」(御書902ページ)になることができた身の福運の偉大さを強調されています。
ここで日蓮大聖人が「行者」と仰せの通り、何より重要なことは、題目を自行化他にわたって唱えていく実践です。
本抄では、大聖人御自身こそが、経文通りの正しい実践を貫いてきた「日本第一の法華経の行者」(同ページ)であると明かされます。
その上で、門下に対して、「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(同903ページ)——"師弟の宿縁を自覚し、私と共に広宣流布に立ち上がるのだ!"と不二の実践を呼び掛けられました。
池田先生は語っています。
「広宣流布の実践なくして御本尊を拝しても、真実の仏の大慈悲は通ってこない。『日蓮と同意』『日蓮が一門』という、大聖人と同じ広宣流布の決意に立った時、大河のごとく、日蓮大聖人の大慈悲が滔々と流れ伝わるのです」
日蓮仏法は「師弟の宗教」です。弟子が師匠と同じ誓いに立ち、広布の実践を貫いていけるかどうか。ここに、自身の人間革命と人類の宿命転換を実現しゆく信心の要諦があるといえるでしょう。
師弟の人生に行き詰まりはありません。
仏法に巡り合えた感謝を胸に、師の心をわが心として自行化他の実践を貫き通す中で、一切の障魔を打ち破っていくことができるのです。
[キーワード�]斯人行世間
法華経如来神力品第21に説かれる「日月の光明の 能く諸の幽冥を除くが如く 斯の人は世間に行じて 能く衆生の闇を滅し 無量の菩薩をして 畢竟して一乗に住せしめん」(妙法蓮華経並開結575ページ)。
日蓮大聖人は本抄でこの経文を引用して、人々の苦悩の根源となる「無明煩悩の闇」(御書903ページ)を、太陽と月が放つような妙法の光明によって照らし晴らすところに、御自身が末法で法華経を弘通する意義があると教えられています。
同経文には「斯人行世間(斯の人は世間に行じて)」とあります。まさに大聖人が不惜身命で実践されたように、苦悩が渦巻く現実の世間の中にあえて飛び込み、人々を救済していくことこそが、地涌の菩薩の崇高な使命です。
現代において、大聖人の民衆救済の大願を継承し、世界広宣流布を現実の上で進めてきたのが、創価学会です。この事実こそが、学会が仏意仏勅の地涌の教団である証しにほかなりません。
その根本は、あらゆる難を勝ち越えて命懸けで世界広布の永遠の礎を築いた、創価三代の師弟です。この師弟不二の道こそ、絶対的な幸福の軌道なのです。
今や創価の太陽の仏法は、地球を包む希望の陽光となって、全世界を赫々と照らしています。師匠と共に、学会と共に進む人生ほど、歓喜と福徳に満ちたものはない——この確信をますます深くしながら、学会創立の月・11月を、自らの勝利の姿で輝かせていきましょう。