「仏の如く互に敬うべし」
広布の同志を尊敬し
心から称え合おう!
麗しき創価家族の絆を
一段と地域へ社会へ!
四条金吾殿御返事 P1149
『仏言わく我が滅後末法に入つて又調達がやうなるたうとく五法を行ずる者国土に充満して悪王をかたらせて但一人あらん智者を或はのり或はうち或は流罪或は死に及ぼさん時昔にもすぐれてあらん天変地夭大風飢饉疫癘年年にありて他国より責べしと説かれて候、守護経と申す経の第十の巻の心なり。当時の世にすこしもたがはず、然るに日蓮は此の一分にあたれり』
【通解】
釈尊が言われるには、「わが滅後、末法に入って、尊げな姿をして五法という戒律を行ずる提婆達多のような者が国土に充満して、悪王を味方にして、正法を弘めるただ一人の智者を、あるいはののしり、あるいは打ち、あるいは流罪にし、あるいは死にいたらせようとする。この時、昔にも増してより以上の、天変、地夭、大風、飢饉、疫病が年々に起こり、他国からその国を攻めるであろう」と説かれている。これは守護国界主陀羅尼経という経の第十の巻の心である。この経文の示すところは、今の世と少しも違わない。そして日蓮は「ただ一人の智者」の一分に当たっている。
名字の言 ソクラテスが残した対話における三つの条件 2021年11月28日
対話が成立する条件は何か。哲学者の岸見一郎氏はプラトンが記したソクラテスの言葉に、三つの条件が示されていると言う▼「知識」「率直さ」、そして「好意」である。とりわけ、「好意」を欠くと、相手との意見の相違が、人格批判に至る場合がある。氏は「批判するとすれば、考えそのものを批判するのであり、人を批判するのではない」と(『怒る勇気』河出新書)▼ギリシャ人の王と仏教僧ナーガセーナの対話録『ミリンダ王の問い』にも、対話の条件が示される。ナーガセーナは王に、主張に従わない者に罰を加えるような「王者の論」でなく、対等な立場で語り、批判や修正に対しても公正で寛大な「賢者の論」を交わすよう提唱している▼日蓮大聖人の「立正安国論」も対話形式で記された。それは、共に社会の荒廃を憂い、解決策を求める客と主人の「賢者の論」そのものである▼学会の"魂の独立"から30年。仏教者の伝統であるべき対話を拒否し、権威をかさに着て学会を破門した宗門は衰亡の一途をたどった。一方、宗門の鉄鎖を断ち、池田先生を先頭に文明間・宗教間の開かれた対話に打って出た創価学会は世界宗教へと飛翔した。それは人類の精神史に照らし、必然の結果だったのである。
寸鉄 2021年11月28日
学会は権威権力の宗門と別れたから発展—識者。「魂の独立」30周年万歳!
我らは勝った!正義の旗持つ静岡・富士宮が歓喜の幹部会。皆に福徳燦然
信越女性部が「誓いの日」20周年。さあ希望の対話拡大へ!太陽の連帯固く
高齢者のスマホ依存増加と。不眠・体調不良になることも。使い過ぎに注意
笑いは認知機能を改善しストレスも抑制—研究。今日も逞しき楽観主義で
☆創価学園「英知の日」記念の集い 池田先生のメッセージ
◇学びの発見、創造、連帯を!
尊き青春を乱舞する、わが学園生の皆さん、伝統光る「英知の日」、おめでとう!
この一年、ずっと我慢や不自由が強いられる中、みんな、本当によく頑張ってくれました。
一人一人、一段とたくましく成長した姿が、何よりもうれしい。
今日は一点、「学びの『発見』と『創造』そして『連帯』を楽しく誇らかに!」とエールを送ります。
「学びの発見と創造そして連帯」とは、創価教育の創始者である牧口・戸田両先生が、平和と正義の信念のゆえに弾圧された獄中でも貫き通された道であります。この精神を受け継ぎ、私自身たゆまず学び続けながら、皆さんの創立者として、世界へ対話を広げ、未来へ対談集を残してきました。
その出発点となったのが、「ヨーロッパ統合の父」と謳われるクーデンホーフ・カレルギー伯爵との対談集です。
◇伯爵と初めてお会いして明年で55年。
再会の折には創価学園で講演してくださり、「こんなに凜々しく瞳の輝く、素晴らしい学園生がいて、創立者は本当に幸せですね」と祝福していただいたことが懐かしく蘇ります。
伯爵も、オーストリアの国際的な名門校に学んだ、ご自分の学園時代を、生涯、大切にされていました。しかし、親元を離れて、多様な友人と共同生活をする在学中は、決して楽しい日々とは思えなかった。馴染めずに苦労し、困難で窮屈に感ずることが多かったようです。悪戦苦闘を突き抜けてこそ、青春の飛躍があります。
若き日の伯爵は、苦しい中でも、学びの「発見」の喜びをつかんでいきます。古典の文化に親しみつつ、卑しい生き方ではなく、歴史上の英雄たちの如く誇り高く生きることを心掛けていくのです。
また、世界の名著に挑み、体系的に読破していくことを通し、どんな環境にも振り回されず、どんな人たちとも聡明に忍耐強く調和をとれる自分自身を「創造」していきました。さらに、良き学友と互いに啓発し、向上し合いながら、社会に貢献しゆく「連帯」を鍛え築いていったのです。
伯爵は、やがて極悪のナチスと毅然と対峙し、戦争と分断に苦しんできたヨーロッパの平和統合に奔走していきます。そして、この伯爵が、世界平和の達成のため、21世紀の大指導者に成長してほしいと願い、英知の翼を託した鳳雛こそ、創価学園生なのです。
◇人間を強く自由にする知性を楽しく磨きゆけ
伯爵は語っています。
「知性は人間を強く、かつ偉大にし、自由にし、調和的にするものである」(鹿島守之助訳『クーデンホーフ・カレルギー全集3』鹿島研究所出版会)と。
この知性の真髄の力を、いよいよ楽しく誇らかに磨き、発揮していってください。私は毎日、愛する学園生を一人一人、見守り、健康と前進を祈り抜いています。
皆、親孝行を忘れずに! 青春を謳歌しゆく明朗王、努力王、勝利王たれ!
☆勝ちゆく君へ 第23回 「行学の二道」を共に楽しく
◇華陽姉妹の新出発を祝福
「広宣流布は女性で決まる」と戸田先生は宣言されました。
わが華陽姉妹は、尊き地涌の使命を自覚し、日本でも世界でも、溌剌と躍動しています。
「凱歌の秋」を飾り、女性部として新たに出発する皆さん一人一人に、私は妻と祝福の大拍手を送ります。おめでとう!
日蓮大聖人は女性の門下へ、一切衆生は各々、姿も心も異なるとされつつ、「此の経をきく人は一人もかけず仏になる」(御書1319ページ)と仰せられました。
多様化の時代だからこそ、万人成仏の妙法で結ばれた「桜梅桃李」のスクラムが光ります。
賢く明るく伸びやかに、一人ももれなく幸の舞を頼みます。
◇月月・日日に御書を拝し
「教学で立つ」若人が、より親しめるよう編集された、新版の御書全集が発刊されます。
邪宗門の鉄鎖を断って30年。創価の師弟は、御書根本に嵐を越え、大聖人正統の信心の血脈で、世界192カ国・地域に正法を弘め抜いてきました。
「行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候」(同1361ページ)です。
本門の青年部は、世界第一の「生命尊厳の哲学」を学び、行じ、平和と共生の地球社会を創造してもらいたい。
月月・日日に「行学の二道」に励み、善友と「人間革命」即「立正安国」の大行進を!
(創価新報2021年11月17日付より)