2021年11月25日木曜日

2021.11.25 わが友に贈る

事故を起こさないことが
幸福・勝利の基盤だ。
魔を寄せ付けない
強き祈りと深き用心で
安全第一に徹しよう!

立正安国論 P31
『但し人の心は時に随つて移り物の性は境に依つて改まる』

【通解】
ただし、人の心は時にしたがって移り、物の性分はその環境によって改まるものです。

名字の言 本紙連載中の「"育自"日記ポエム編」から 2021年11月25日
「洗濯」という題名の詩がある。本紙連載中の「"育自"日記ポエム編」に50代の男性が投稿した。「妻が亡くなって3カ月」と書き出し、洗濯した息子の服からティッシュやお菓子が出てきた時の心境をこうつづった。「誰のせい?」「誰のせいでもない!」と▼この2行に詩人の浜文子さんは「現実への達観、深い受容の境地を読み取りました」とコメントした。詩は「妻は偉い」との言葉で締めくくられている。苦難を真正面で捉えてこそ、新たな発見があることを教わった▼広島で本紙通信員を務める壮年部員は、仕事で多忙な日々。妻は「お風呂には子どもと一緒に入って」と常々。そこに深い意味は考えなかった▼42歳の時、妻が亡くなった。悲哀と向き合い、真剣に祈る中で気付いた。自分でシャンプーできたこと、「10」まで数えられたこと……。4人の幼い子の小さな成長に確かな喜びがあった。何げない日常に、何より亡き妻に感謝が湧いた。そんな彼の写真が本年、通信員を対象にした写真顕彰で最優秀賞に輝いた▼仏法は「難即悟達」の法理を説く。苦難に敢然と立ち向かう格闘が、そのまま成仏の因となる。悩みを乗り越えた先ではなく、苦闘のただ中にあって、人は生きる意味を知る。

寸鉄 2021年11月25日
学会員は「行動する仏教」を体現—博士。実践が魂。今日も希望の対話を拡大
御書「面にあらずば申しつくしがたし」。直接会えば心が通う。団結の要
国連「女性に対する暴力撤廃の国際デー」。絶対に終止符を!許さぬ思潮を
手足口病流行の兆しと。タオルを共有しない、入念な手洗いなど対策徹底
若者が政治に期待するのは主義より課題解決と。公明よ実現力で勝負せよ

〈社説〉 2021・11・25 「女性部」の友が新たな出発
◇一人も残らず大歓喜の舞を!
2000年12月、池田大作先生は、20世紀最後の本部幹部会で、「女性の世紀」の開幕を告げる重要なスピーチを行った。
「広宣流布の永遠の前進にあって、『福徳の門』を開き、『希望の門』を開き、『常勝の門』を開くのは、女性です」
全国各地に「女性最高協議会」が設置され、本格的に"婦女一体"の大行進が始まって約20年。本年5月3日に「女性部」が発足し、11月18日には、女子部も一体となって新出発した。
女性部の結成の眼目は、これまで以上に「一人一人が力を発揮できる」体制をつくることにある。21世紀になり、共働き世帯は大幅に増え、働く高齢者も増加するなど、女性を取り巻く社会やライフスタイルの多様化は大きく進んだ。
女性部の特徴となる同世代の触発と幅広い世代の協力により、とりわけ、20代までの池田華陽会、30代・40代のヤング白ゆり世代の友が、伸びやかに活躍し、桜梅桃李の使命の花を咲かせられるよう、皆でエールを送りたい。
日蓮大聖人は、「女子は門をひらく」(御書1566ページ)と強調され、封建的な鎌倉時代にあっても「男女はきらふべからず」(同1360ページ)と、広宣流布への女性の使命を重んじられた。
創価三代の会長も同じである。
初代会長・牧口常三郎先生は、女性の活躍の広がりが、人類の幸福と平和に直結することを確信し、20世紀初頭にいち早く"女性のための通信教育機関"を創立。第2代会長・戸田城聖先生は「広宣流布の実現は、女性の力で決まる」との信念で、70年前の6月10日、他の部に先駆けて婦人部を、さらに7月19日には女子部を結成した。
その全てを受け継いだ池田先生と創価の女性の「師弟の絆」が、192カ国・地域へと仏法を広める力となり、"世界一の女性のスクラム"の構築につながった。
池田先生は新出発の女性部に限りない期待を寄せた。「女性部の皆さんは、何があっても題目を唱え抜き、一人も残らず『幸福の天使』として、また『平和の天女』として、『歓喜の中の大歓喜』の舞を、楽しく仲良く伸びやかに繰り広げていってください」
コロナ禍という未聞の試練が続く社会。その中にあって、創価の太陽たる女性部の笑顔が、励ましが、新たな時代を晴れやかに照らし、切り開くに違いない。

☆第5回本部幹部会への池田先生のメッセージ
一、多難なこの一年、全世界の創価家族が、まさに「苦楽ともに思い合わせて」妙法流布に戦い抜き、「創立の日」、そしてまた創立の父・牧口常三郎先生の「殉教の日」を、異体同心で勝ち飾ることができました。
誠におめでとう!
本当にありがとう!
御本仏は「妙法の五字を弘め給わん智者をば、いかに賤しくとも、上行菩薩の化身か、また釈迦如来の御使いかと思うべし」(御書新版694ページ・御書全集550ページ)と仰せであります。学会員の一人一人が、どれほど偉大であるか。その福徳が、どれほど絶大であるか。なかんずく、多宝会・宝寿会・錦宝会をはじめ労苦を惜しまぬ宝友の尊き奮闘に最敬礼します。

一、きょうは、全同志へ感謝と讃嘆を込め、三つの書をお贈りしたい。
最初に、このたびの『日蓮大聖人御書全集 新版』の発刊を記念して、「教学材宝(財宝)」であります。
思えば1952年、立宗700年の大佳節に完成した創価学会版・御書全集の発刊の辞に、戸田城聖先生は「今後の補正に最善の努力を尽さん」と記されました。その恩師の誓いを受け継ぎ、御本仏の御聖誕800年のこの年この秋、従藍而青の俊英たちと実現できたことは、大いなる報恩の誠であります。
「教学」は、まさしく私たちの人生の「財宝」であるとともに、全人類にとって、かけがえのない「財宝」にほかなりません。
コロナ禍にあっても創意工夫しつつ、各国各地でたゆみなく、教学の研鑽が進められたことは、なんと気高い求道でしょうか。
地球文明の針路を示す確固たる希望の聖典が求められてやまない今こそ、教学という最も普遍的な生命尊厳の哲理を掲げて、世界市民の大連帯をいよいよ広範に築いていく時であります。

◇女性部の1期生は一人も残らず幸福に
一、次に、わが女子部が女性部の誉れの第1期生として羽ばたきゆくことを祝して、「栄光天使空」であります。
「創立の日」のきょう、御書新版の発刊と同時に、女性部が新出発することは、華陽の乙女たちに「教学で立て」と望まれていた恩師もきっと笑顔で見守っておられることでしょう。
とともに、恩師が創価の愛娘たちに念願されたことは、「一人も残らず幸福に」ということでありました。
御書には、「この経(法華経)は女人成仏を手本としてとかれたり」(御書新版1738ページ・御書全集1311ページ)と仰せです。
どうか、女性部の皆さんは、何があっても題目を唱え抜き、一人も残らず「幸福の天使」として、また「平和の天女」として、「歓喜の中の大歓喜」の舞を、楽しく仲良く伸びやかに繰り広げていってください。そして家族や友人を大切に、心広々と新しい地涌の仲間を創り、皆を栄光の大空へいざなっていただきたいのであります。

◇王者の誇りで人間革命へ飛躍
一、最後に、新たな「青年・飛躍の年」の開幕に当たり、「英知広布翼」であります。
大宇宙の森羅万象は、瞬時も止まることなく、生成流転を続けています。その一切をよりよく変転させていく究極の法則が妙法であります。この力を自他共に発揮して、「月々日々に」惰性を打ち破り、目覚ましい生命の飛躍を成し遂げ、よりよき社会を創造していけるのが、人間革命の大仏法なのであります。
大聖人は、「にくまばにくめ」という毅然たる信心を貫き、同志を護り、後継を育てている健気な千日尼に示されました。
「この経文は一切経に勝れたり。地走る者の王たり、師子王のごとし。空飛ぶ者の王たり、鷲のごとし」(御書新版1737ページ・御書全集1310ページ)と。
明年は、師恩に報いようと広布拡大の飛躍を果たした「二月闘争」から70周年——。共々に、正義と勇気の師弟不二の師子吼を混迷の世に放ち、悩める友を包み励ます慈悲と英知の翼を大きく広げながら、威風堂々と王者の誇りで飛躍しようではありませんか!

一、70年前、師弟の力で完成した御書全集に、恩師は和歌を認め、私に贈ってくださいました。
その信頼の一首を、愛する不二の青年に、そして青年の心で立つ全宝友に贈り、私のメッセージとします。

山を抜く
 力はみちたり
  若き身に
 励み闘へ
  妙法の途に

日本のため、世界のため、未来のために、創価は勝ち進もう!

☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 女子は門をひらく 2021年11月14日
◇御文
『女子は門をひらく』(上野殿御返事、1566ページ)

◇通解
女性は門を開く。

◇教えて
決意新たに勝利の青春を歩んでいきます!

★池田先生の指導
「門を開く」——この短い一言から、女性に寄せられる、日蓮大聖人の甚深の御期待が拝されてならない。(中略)
今の皆さん方が、青春の、わが誓いを果たし抜いていくなかで、いかに壮大な広宣流布の勝利の劇が織り成されていくことか。
そして、皆さんの「青春のスクラム」が、未来永遠の希望の鑑として仰がれていくことは、絶対に間違いないのである。(『華陽の誓い』)
◇ ◆ ◇
何があろうと、この妙法を唱え抜いていくならば、どんな悩みも新しい前進のエネルギーに変え、どんな苦難も新しい創造の知恵に変えることができます。
仕事でも生活でも地域でも、断じて勝利の花、幸福の花を咲かせていけるのです。
皆さんには、この世界一の幸福の哲学があります。そして、共に実践する最高の同志がいます。創価家族がいます。
どこまでも、学会の良き先輩や仲間と支え合い、大地のように、大海のように、心広々と、希望と平和のスクラムを輝かせていってください。(2020・7・20付、「女子部結成記念大会への池田先生のメッセージ」)