2021年11月2日火曜日

2021.11.02 わが友に贈る

民衆の幸福を築きゆく
全同志の献身に最敬礼!
真心で結び広げた
「幸の仏縁」を大切に
信頼の絆を一段と強く!

破良観等御書 P1293
『本よりの願に諸宗何れの宗なりとも偏党執心あるべからずいづれも仏説に証拠分明に道理現前ならんを用ゆべし論師訳者人師等にはよるべからず専ら経文を詮とせん、又法門によりては設い王のせめなりともはばかるべからず何に況や其の已下の人をや、父母師兄等の教訓なりとも用ゆべからず、人の信不信はしらずありのままに申すべしと誓状を立てし』

【通解】
もともとの願いに「諸宗のいずれの宗にたいしても偏った心や執着はもつまい。いづれの宗であっても仏説に証拠があって、道理が分明であるものを用いよう。論師・訳者・人師によってはならない。ひたすら仏の経文を第一としよう。また法門の上では、たとえ国王の責めを受けてもはばかることはない。まして、それより以下の人々をや、父母・師兄等の教訓であっても用いることはない。人の信ずるか信じないとかにかかわらず、ただ経文のままに言い通していこう」と誓状を立てたのである。

字の言 「信は万物の基を成す」 2021年11月2日
プロ野球で両リーグ共に、前年の最下位チームが優勝したのは史上初だ。セ・リーグはヤクルト、パ・リーグはオリックスが制覇した▼飛躍の要因はさまざま考えられるが、共通するのは「指導者の手腕」だろう。ヤクルトの高津臣吾監督は声を聞き、声を発して「言葉の力」を大切にした。負けが込んだシーズン終盤には、こう言って選手を奮い立たせた。「一枚岩でいけば絶対崩れることはない。絶対大丈夫」。結束を強めたチームは重圧をはねのけ、6年ぶりのリーグ優勝を果たした▼オリックスの中嶋聡監督は「育成と勝利の両立」を追求した。過去の実績を問わず、若手を積極的に起用。くすぶっていた選手にもチャンスを与えた。昨年1勝の2年目左腕・宮城は13勝を挙げ、30歳の杉本は本塁打が2本から32本に激増。適材適所の采配で個々の能力を引き出し、実に25年ぶりの栄冠をつかんだ▼「信は万物の基を成す」。名将・野村克也さんがよく口にした言葉を思い出した。号令やポーズで人は動かない。リーダーの責任ある姿勢と言動が皆の信頼を集め、力を発揮させるのだろう▼"凱歌の秋"を目指して走り抜いた共戦の友と互いをたたえ、心から励まし合おう。それが新たな勝利の「基」となる。

寸鉄 2021年11月2日
「創立の月」を皆で祝賀!互いの健闘を称え「希望・勝利の年」の総仕上げへ
「法華経の功徳は虚空にも余りぬべし」御書。立正安国の大闘争に福徳燦然
きょう創価班の日45周年 いよいよ君ら後継の時代 広布の師子と勇み立て!
秋本番。健康は良質な睡眠、バランスの良い食事から。聡明にリズム整え
COP26始まる。気候変動の危機から持続可能な未来へ—市民の連帯更に

☆「創価」とは「勝利」の異名なり。
ゆえに、その名を冠した「創価班」は、いずこにあっても、いついかなる時にあっても、「勝利」が宿命づけられている。
この宿命を誓願の使命として胸を張る、おお、創価班の君よ!君たちよ!
雨にも寒風にも、凜として立つ爽やかな笑顔、そして、同志を守り抜くために、わずかな兆候も見逃さない真剣なまなざし。
日本全国・全世界から宝友が集い来る広宣流布大誓堂の誓願勤行会も、「当起遠迎、当如敬仏(とうきおんごう、とうにょきょうぶつ)(当に起って遠く迎かうべきこと、当に仏を敬うが如くすべし)」(法華経677�)との精神で担い立ってくれている。
来日した海外の創価班のメンバーが一緒に着任し、大誠実の振る舞いを共に学び合っているとも聞いた。
折々に私が立ち寄る会館でも、創価班の丈夫が法城を厳護してくれていることが、何よりも頼もしい。

☆創価班の「青」とは「従藍而青」の青
創価班の「青」とは「従藍而青」(じゅうらんにしょう)の青なり。
日蓮大聖人は、若き南条時光の成長を深く喜ばれ、「藍よりも青し」と仰せになられた。
藍(あい)という草から生まれ出る青は、重ねて染めることによって、藍にもまして色鮮やかに輝く。後を継ぐ弟子たちが、自分以上に立派に、そして陸続と成長してくれることこそが、師の祈りであり、喜びである。
創価班の結成から40星霜。誇り高き先輩たちは、この「出藍の誉れ」の人材の流れを迸らせてくれた。
従藍而青の青年の奔流は、励ましの水かさをいやましながら、今、世界広宣流布の滔々たる希望の大河となり、五大陸を潤し広がっている。

☆御書の旭光を 第58回 「友情の開拓」「仏縁の拡大」を
〈御文〉
『とてもかくても法華経を強いて説き聞かすべし、信ぜん人は仏になるべし謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり、何にとしても仏の種は法華経より外になきなり』(法華初心成仏抄、552ページ)

〈通解〉
とにもかくにも法華経を強いて説き聞かせるべきである。信じる人は仏になり、謗る者は毒鼓の縁となって仏になるのである。どのようにしても、仏の種は法華経よりほかにないのである。

〈池田先生が贈る指針〉
万人に妙法の仏種を——これが御本仏のお心である。私たちが友の幸福を祈り、対話することは、仏の種を蒔くことだ。全てが尊い仏縁となる。友情の開拓こそ、仏性を薫発しゆく広布の直道なのだ。
反発や無理解があっても誠意と道理の種は消えない。必ず芽を出し、花咲く時が来る。声を惜しまず語り切ろう!

☆「世界を照らす太陽の仏法」に学ぶ 第16回 師弟共戦
◇御義口伝
『師子吼とは仏の説なり説法とは法華別しては南無妙法蓮華経なり、師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり作とはおこすと読むなり、末法にして南無妙法蓮華経を作すなり』(御書748ページ10行目〜12行目)

◇池田先生の講義から
大聖人は、「毎自作是念の悲願」(御書466ページ)と仰せです。この仏の「毎自作是念」に連なり、学会は世界広布を進めてきました。創価の師弟共戦の強い絆によって、妙法は世界百九十二カ国・地域にまで流布したのです。
◆◇◆
戸田先生は、自ら師子吼されるとともに、青年部によく語られていました。
「広宣流布は、言論戦なのだから、皆も語りまくれ!」「我々は正しいのだ。ゆえに、ありのままに真実を叫べ!」と。
◆◇◆
「万人成仏の法」を、何ものも恐れることなく、自在に説いていく仏の説法が師子吼の内実です。(中略)当然のことながら、授ける妙法と、受ける妙法とは、一体です。したがって「吼」とは、師弟が共に妙法を唱え弘めていく広宣流布の大音声なのです。
◆◇◆
この御聖訓の通りに、創価の地涌の同志は、いかなる試練に直面しても勇敢に師子王の心を起こし、広布に邁進してきました。(中略)混迷の時代だからこそ、いよいよ、創価の師弟が新たな師子吼を起こし、一切衆生の心田に妙法の種を蒔き、世界に平和と幸福の花を咲かせていくのです。
(『人間革命の宗教』から)

中川京子 四国女性部長
◇一切を揺り動かす師子吼を
本年は、学会歌「紅の歌」の誕生から40周年。この"師弟の共戦譜"を歌いながら、四国の友は、「舞いに舞い征け」と、限界突破の対話拡大に駆けています。
5年前には、四国青年部の熱き願いを池田先生が汲んでくださり、2番の「父の滸集いし」の一節が「師の滸集いし」との新歌詞になりました。その後に続く「子よ大樹と 仰ぎ見む」と、行頭の文字を合わせると「師子」となり、喜びと感謝が広がりました。
今こそ、報恩のスクラム固く、正義を師子吼する時。「御義口伝」の一節を拝し、師弟共戦の信念の叫びを放っていきたいと思います。

◇青春の誓いのままに
「仏法で説く師子王の願いとは、一切を揺り動かす大師子吼によって、あらゆる魔性を打ち破り、民衆の幸福を実現することです」——池田先生は、師子吼の意義をこのように講義されています。
1981年(昭和56年)の11月、反転攻勢の四国指導で轟いた先生の言葉は、まさに障魔を打ち破る師子吼そのものでした。
「もう一度、私が指揮を執らせていただきます!」「私の心を知ってくださる方は、一緒に戦ってください!」
この師の呼び掛けに真っ先に呼応した四国青年部と先生との"師弟の共同作業"で誕生したのが、「紅の歌」です。
この四国訪問の激闘の際、私は徳島講堂で先生と出会いを刻みました。先生は、白蓮グループの一員として任務に就いていた私たち役員と記念のカメラに納まり、「"徳島ここにあり"という戦いを!」と、力強く語られました。以来、"生涯、池田門下として生き抜く"と、青春の誓いのままに、広布に走ってきました。

◇戦いを「起こす」
本年、訪問・激励を重ねる中で、病などと戦う同志とも語らってきました。その中で、苦難に真正面から向き合い、"先生にお応えしたい!"と戦う皆さんの一念に接しました。師弟共戦の「輝く王道」を歩まれる同志のお姿から、「師匠に勝利のご報告を」との誓願の祈りが、一切の魔を打ち破る原動力であるということを改めて教えていただきました。
とともに、私自身も"皆さんに、なんとしても勝ってほしい"と唱題を重ねる中で、いつしか、友の幸福を心から祈っている自分に気付きました。題目に徹する時、境涯を開くことができるのだと、命の奥底から感謝と決意が湧き起こってきました。
先生は講義の中で、「弟子の立場からいえば、自ら決意して立ち上がり、友の幸福のために妙法を弘めていく不二の行動を『起こす』ことであり、そこに、仏弟子の根本精神がある」と教えてくださっています。
「師弟共戦」とは、人から言われて起こすものではありません。どんな状況でも、苦境の渦中でも、自らが決めて、戦いを起こしていくときに成就するものです。その自発能動の戦いが、自身の小さな境涯の殻を打ち破り、自らの一念を師匠の誓願へと合致させていくのだと強く実感します。

◇新時代の暁鐘を
「世界中の学会員が確かな体験をつかみ、仏法の厳たる師子吼の力を証明してきました」との講義の通り、四国の同志も、共戦の師子吼で、自らの使命の人生を切り開いています。
香川のある女性部の友は81年、母に連れられて四国研修道場で池田先生と出会いを結びました。創価大学時代、創立者が一人を大切にされる振る舞いに心から感動し、発心。女子部時代を悔いなく走り切り、結婚しました。
しかし、生まれてきた2人目の娘さんの背骨に異常が。"将来、どうなるか分からない"と医師から告げられ、現実を受け止め切れずにいた時、先輩が「ここからが本当の信心の戦いよ」と励ましを。師匠からも激励を受けた彼女は、決然と前を向きました。
「南無妙法蓮華経は師子吼の如し」(御書1124ページ)の一節を胸に、学会活動に一歩も引かずに挑戦。"師子吼の題目"で不安や恐れを打ち払い、弘教も実らせました。入退院を繰り返していた娘さんは、明るく成長。現在、ご長女はアメリカ創価大学で、2人目の娘さんは関西創価高校で、「青春の金の汗」を流しています。彼女は"不可能を可能にする"信仰の歓喜を語りに語り、全国各地の友人・知人に共感の花を咲かせておられます。
さあ、今再び、新時代の「紅の朝」を告げる時。共戦の師子吼で、四国中、日本中に正義の旋風を巻き起こし、師弟の凱歌を響かせていきましょう!

◇メモ
「御義口伝」は、日蓮大聖人が、身延で法華経の要文を講義され、それを日興上人が筆録したと伝えられている。末法の御本仏・日蓮大聖人のお立場からの法華経解釈が展開されている。