2021年7月19日月曜日

2021.07.19 わが友に贈る

◇今週のことば
夏は挑戦の季節だ。
宝の未来部と共々に
新たな課題に挑もう。
勤行・唱題を源泉に
人間革命の成長劇を!
2021年7月19日

祈祷抄 P1352
『行者は必ず不実なりとも智慧はをろかなりとも身は不浄なりとも戒徳は備へずとも南無妙法蓮華経と申さば必ず守護し給うべし』

【通解】
たとえ行者は不実であっても、智慧は愚かであっても、身は不浄であっても、戒徳を備えていなくても、ただ南無妙法蓮華経と唱え奉るなら、必ず守護されるべきである。

名字の言 毛利元就の「厳島合戦」 2021年7月19日
毛利元就が中国地方を制覇する転機となった合戦がある。1555年の「厳島合戦」。島の小城を守る毛利軍わずか500を、2万の敵軍が取り囲んだ。対岸の元就が援軍に向かうが、突如、暴風雨に襲われた▼船が転覆する危険があり、渡海中止の声が上がった。しかし、元就は喜んだ。"激しい雨で敵は警戒を怠るだろう。この好機を逃してなるものか。全軍、速やかに出陣せよ"▼元就の号令に臣下たちは、「われ先に」と乗船した。上陸した元就は高らかに勝利を宣言し、全ての船を帰した。退路を断った進撃で、毛利軍は敵軍を打ち破った(『毛利元就 西国の雄、天下への大知略』学研プラス)▼1956年10月、池田先生は山口開拓指導を開始。翌57年1月までの22日間で、当時の会員世帯数を約10倍にする弘教を成し遂げた。先生の行く先々で、会合は明るく弾み、一人一人が躍動した。その要因について、小説『人間革命』第11巻「転機」の章に、「使命と責任とを、いかに感じているか、題目を唱えてその場に臨んでいるか、どうかにあるんです」と▼仏法は「因果倶時」。どんな困難があろうと「勝利」を自らの使命と責任と定めた時、活路が開けてくる。凱歌の秋へ、日々、その決意で前進したい。

寸鉄 2021年7月19日
花の女子部が結成70周年大会。華陽の連帯は創価の希望。勝利の門を開け
広布へ手を繋ぎ挺身した者は必ず幸福に—恩師。さあ決意固め合う座談会
至誠で動かざる者なし—孟子。ここに人間外交の真髄。挨拶一つも心込め
「子どもの事故防止週間」特に水難事故多し。親が油断せず、目を離さず!
各地、梅雨明けで暑さが本格化。冷房利用や水分補給賢く。熱中症に警戒

〈社説〉 2021・7・19 きょう「女子部結成記念日」
◇永遠に師弟勝利の門を開く
「民衆のため、平和のために戦い抜き、自分も幸福になってください。妙法のジャンヌ・ダルクになってください」——1957年の夏、大阪事件という創価学会弾圧の嵐が渦巻く中、山本伸一青年が一人の少女に、こう語る場面が小説『新・人間革命』第17巻に描かれている。
今、"妙法のジャンヌ・ダルク"たらんと、師との誓いを胸に自身の人間革命に挑戦し、正義の声を響かせゆく華陽姉妹が、はつらつと躍動する。
師弟勝利の門を開く女子部が、きょう、結成70周年を迎えた。
1951年7月19日、学会本部に74人の若き女性が集い、結成された女子部——。席上、第2代会長・戸田城聖先生は宿命に泣いてきた女性史の大転換を宣言され、「一人も残らず幸福に」と慈愛を込めて呼び掛けた。
時は巡り、第3代会長・池田大作先生のもと、師弟の誓願に生き抜く女子部員を対象に「広布第2幕 池田華陽会」が結成されたのは2008年。池田先生は「『華陽』という名前は、光り輝く『太陽』に照らされながら、人びとの心に限りなく神々しい感動を贈りゆく『華』を象徴したものだ」と綴っている。
愛知のある女子部リーダーは、創価大学を卒業後、都内の食品会社に就職。しかし、体調を崩し、1年で退職を余儀なくされた。その後、帰郷して、職を転々とするが、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(御書1192ページ)との御聖訓を拝し、必ず信心で開くと心を決めた。
昨年9月、世界青年部総会に参加し、"学会創立100周年に向けて、社会で実証を示そう"と誓う。11月に建設会社の営業職に就き、今、誠実な振る舞いで着実に業績を上げ、信頼を広げている。
師への誓願に生き抜く時、いかなる困難の闇をも晴らすことができる——女子部70年にわたる一人一人の歩みが全て、この偉大な真実を物語っている。
女子部は、今年の11・18「創価学会創立記念日」に女性部としての新出発を迎える。未来を担う新時代の華陽姉妹に一層の期待が高まる。池田先生は「創価の女性のスクラムは希望の太陽であり、慈愛の月光である」と語られた。
誓願の「7・19」から勝利の「11・18」へ、そして学会創立100周年に向けて、女性の力で世界広布の新たな歴史を開いていきたい。

☆不二の旅 第14回 池田先生と関西�
◇永遠に師弟を叫べ
・"朗らかに、忍耐をもって生き抜いていただきたい"——阪神・淡路大震災からの復興を誓う友へ、"大楠公"のピアノ演奏を(2000年2月、神戸市の長田文化会館で)

・現・尼崎文化会館で行われた兵庫広布35周年を記念する幹部会。関西の"要"である尼崎の前進があったからこそ、兵庫、そして全関西の勝利があった、とたたえた(1988年3月)

・京都池田講堂(現・伏見平和会館)での京都支部結成27周年記念の集い。「威風堂々」の心で進む同志へ、団結固く不動の信心をと望んだ(1983年3月)

・和歌山文化会館を初訪問し、春季彼岸勤行法要に出席。陰で奮闘する友を見つけ、励ましていく一念と行動が、広宣流布をさらに進めると呼び掛けた(1996年3月)

・滋賀研修道場での記念撮影会に集った青年部を励ます(1989年4月)。この日、先生はイギリスのチャーチル首相の言葉を通して語った。「未来への希望があれば、必ずや、最後の凱歌への道が開けていくものだ」

◇関西の友に贈った指針
いかなる艱難にも断じて負けない、いな、艱難があればあるほど燃え上がる、人間生命の常勝不敗の一念。この不敗の一念こそ、わが「関西魂」であり、わが「関西スピリット」である。
どんな厳しい戦いにあっても、断固として乗り越え、勝ち越えてみせる、関西の大行進が、世界に、そして人類に、どれほど大きな「勇気」と「希望」を贈り続けゆくことか。その使命と栄光を、誇り高く、朗らかに自覚しながら、厳然と勝利また勝利の歴史を重ねてまいりたい。

三類の強敵の大難を勝ち越えて、正法を弘通し抜いてきたのは、だれか。それは、創価の三代の師弟である。
その師弟の真髄の精神が、どこよりも生き生きと脈動している天地こそが、常勝関西なのである。
広宣流布の第2幕とは、弟子が戦い勝つ時代である。その大行進が、今再び、我らの大関西から悠然と始まったということを、私は高らかに大宣言させていただきたい。

牧口先生と戸田先生。戸田先生と私。ここにのみ真実の師弟がある。そして、いよいよ関西に、本物の「師弟」の人材城を築き上げていく時である。
関西が、私の後を継いで、「師弟」を叫びきっていくのだ。
関西が、一致団結して、本当の「師弟の魂」を護っていくのだ。
それが、わが関西の決心であり、誓いであっていただきたい。
関西の皆さん、頼みます!
なんの遠慮もいらない。常勝関西の大前進で、全国を、全世界を揺り動かしていただきたい!
(関西最高協議会<2007年11月>でのスピーチから抜粋)

☆第4回本部幹部会・結成70周年記念青年部総会 西方男子部長の話
◇正義の言論戦に青年が立つ!
一、"我々青年が立つ時が来た!"——70年前の男子部結成直後、池田先生は若き同志と共に戦闘開始を固く誓い合いました。私たちも今、次なる広布の凱歌へ、「立つ時が来た!」と高らかに宣言し、怒濤の大前進を開始してまいります。
男子部はこの夏、結成70周年を記念する「大学校生大会」と「体験談大会」を列島各地で盛大に開催します。今、全国1万人の大学校生が躍動しています。人生初の弘教を実らせたメンバーや社会で勝利の実証を示す友など、同世代の青年に希望と共感の輪を広げています。この歓喜を胸に、夏の「大学校生大会」を目指して、さらなる励ましを送っていきたい。
そして、「道理証文よりも現証にはすぎず」(御書1468ページ)との御聖訓の通り、「体験」こそ仏法の偉大さを示す、何ものにも代え難い証しです。この誇りと確信のままに、各地で「体験談大会」をにぎやかに行いながら、信心の喜びをたくさんの同志や友人に語り抜き、広布拡大の突破口を開いていきます。

一、さて、4日に投開票された東京都議会議員選挙において、私たちが支援する公明党は1993年以降、8回連続となる全員当選。6日付の日本経済新聞の見出しには、今後の「都政運営、公明が鍵」と、ますます公明党の存在意義が大きくなっています。
確かな政策と実績をもつ公明党を、識者も高く評価しています。中央大学の佐々木信夫名誉教授は語っています。「公明は半世紀以上にわたって都議会で『扇の要』として、都政運営の『羅針盤』役を果たしてきた」「"小が大を制する"と言われるが、都議会公明党は第1党の大をも制する役割を担うようになっている」と。

一、一方で野党はどうか。日本共産党と共闘した立憲民主党は、28人が立候補し、当選したのは半分の15人。6日付の読売新聞では"立民は国政の野党第1党としては物足りない結果""無党派層の支持に広がりがないのは深刻"と分析し、「衆院選での野党共闘につなげる狙いがあるが、支持団体の連合は反発」と報じています。さらには"政権選択選挙である衆院選で(共産党と)連携するのなら、憲法や外交・安全保障など基本政策の違いをおざなりにしてはなるまい"と鋭く指摘しています。
私たち男子部は、ウソやデマの実態を鋭く見抜き、引き続き正義の言論で糾弾してまいりたい。公明党こそ、コロナ禍という未曽有の国難を乗り越えるための「羅針盤」であり、与野党の中で群を抜く「実績第一の党」であることを強く訴え抜こうではありませんか。

☆第4回本部幹部会・結成70周年記念青年部総会 大串女子部長の話
◇女性の真剣な声が未来を開く
一、女子部結成70周年を迎える今この時、「女性の真剣な声、女性の正義の叫びが、人の心を動かし、社会と時代を大きく導く。未来を変えていく」との池田先生のご期待を胸に、女子部もはつらつと立正安国の対話に挑んでいます。
東京・大田総区の18歳のメンバーは、中学、高校といじめが原因で不登校だった経験があります。女子部になった今、「自分は誠実な行動を貫く」と池田先生への誓いを握り締め、いじめられた相手にまでも対話。そこまでの勇気に触れた友人は驚き、心を変え、逆に悩みを相談してくれるまでになりました。
調布総区の女子部が対話をした、ある年配の男性は「若い女性が信念をもって真剣に語る姿に、僕は感動した。若い人たちがこんなに熱心に行動している団体は本物だ」と語ってくれました。女子部が真心込めて語る一言は、必ず相手の心に届いていくのだと実感します。

一、本年3月から5月、公明党は青年委員会による政策アンケート「ボイス・アクション2021」を実施。全国から70万を超える青年の声が集まりました。それをもとに、先月23日には、菅首相に政策提言を提出。無料Wi—Fiを来年3月末までに全国3万カ所に整備することや、自治体や企業による奨学金返還支援の拡充など、若者に寄り添った政策が前進しました。
また、公明党は、"女性が輝ける社会は、全ての人が輝ける社会"との思いで女性支援にも尽力。女性が7割を占める非正規労働者は、コロナ禍において、約70万人が職を失ったといわれています。孤立して周囲に助けを求められない人も多くいます。
その中で公明党は、孤独・孤立対策に力を入れるとともに、企業から休業手当が支払われなかったとしても、自分で直接申請できる「休業支援金」の制度も実現させました。離職者や非正規雇用者のスキルアップを目指したリカレント教育(学び直しの機会)の支援等も進めています。これまでも、公明党は、女性専用外来の開設や、不妊治療の公費助成の拡充等、女性の声を聞き、粘り強く実現に結び付けてきました。
孤立した若い女性の支援を行うNPO法人「BONDプロジェクト」の橘代表は公明党への期待をこう語っています。「同情を寄せる人はたくさんいますが、公明党は行動に移します」「人との出会いを大切にし、必ず行動で応えてくれます」と。

困難な状況が続く今こそ、人間の尊厳性を重んじ、一人の人に寄り添い続ける公明党の存在が、重要な役割を果たす時だと確信します。

一、池田先生は女子部に語られました。
「皆さんに、絶対に幸福になってもらいたい——これが、私と妻の一心不乱の祈りです」と。現実は、言うに言われぬ悩みや、苦労が絶えない日々だとしても、題目を唱え、華陽姉妹と共に進む青春は不幸で終わるわけがない、最後は必ず勝つと、不屈の前進を続けていきたい。
いよいよ「11・18」には、「『女性の世紀』の本舞台が開幕した」との先生のご期待に包まれる中、女子部も女性部としての新出発を迎えます。
創価の女性の使命がより深まる今、一人一人の使命もまた大きいと感じます。女子部は皆が「先生、見ていてください! 私が勝利を開きます!」との師弟の誓いを打ち立て、「女子は門をひらく」(御書1566ページ)との御聖訓の通り、勝利また勝利の史上最高の拡大の歴史を築いてまいります(拍手)。