局地的な大雨や落雷
竜巻等の突風に厳重警戒。
気象情報に注意を払い
安全最優先で行動を!
呉々も油断を排して。
上野殿御返事 P1546
『今末法に入りぬりば余経も法華経もせんなし、但南無妙法蓮華経なるべし』
【通解】
今末法に入ったならば余経も法華経も無益であり、ただ南無妙法蓮華経以外にないのである。
名字の言 ボランティア活動に励む壮年の思い出 2021年7月13日
「一日に一人でいいから笑顔にしたい。自分も笑顔になれるから」と、多忙な仕事の合間を縫ってボランティア活動に励む壮年がいる。福祉施設での手伝いや被災地支援など活動の幅は広い。彼が大切にしている思い出がある▼ある障がい者の給仕をした時のこと。その人はいつも不機嫌そう。「おい」「こら」「お前」と乱暴に呼ばれ、食事を食器ごと投げ付けられたことも。途方に暮れ、諦めかけた。すると先輩がこんな助言を。「あの人は君を嫌ってるんじゃない。君だったら歯がゆい気持ちを受け止めてくれると信じてるんだ」▼"そうか。あの人を喜ばせるのは自分しかいない"。自身の心が変わると相手にも変化が。ある日、出した料理をぺろりと平らげてくれた。笑顔で「生きてきて一番おいしいご飯だった。ありがとう……」と。胸を熱くした、その時が"原点"になった▼心理学者のケリー・マクゴニガル氏は提唱する。自分が大変な時にこそ、誰かの助けになることをする。そうすれば「レジリエンス(困難を乗り越える力)を手に入れることができます」(神崎朗子訳)▼人に尽くす。この姿勢を貫くには、勇気も忍耐もいる。だが苦労が多い分、真心が通じた時の喜びは大きい。それが励ましの醍醐味でもある。
寸鉄 2021年7月13日
一人一人に寄り添う学会の対話は平和建設の力—識者。励ましの絆を固く
関西の友が大前進月間。正義は必ず勝つ!常勝の誓い燃える同志が総立ち
生活といい、信仰といい、最も必要なものは確信—恩師。強盛な祈りを日々
ストレッチするだけでも運動不足の解消に。聡明に工夫し体動かす習慣を
歩きスマホ、危険性感じつつも止めぬ人多しと。「後悔先に立たず」と戒め
☆勝ちゆく君へ 第17回 新時代の開道者たれ
◇「一人立つ」創価の真髄
今年は、先師・牧口常三郎先生の生誕150周年(6月6日)。
戦時中も、先師は師子王の心で正義と平和の信念を貫かれました。この魂を受け継ぐゆえに、学会はアジアをはじめ世界から信頼されているのです。
愛する広島の平和記念会館には、牧口先生の御揮毫を刻んだ石碑が留められています。
「一人立つ精神」——。
先生は、「勇気ある大善人が一人いれば、大事を成就することができる」と叫ばれました。
この勇敢なる率先の行動が、創価の師弟の真髄です。
若き命が広布という究極の大善に勇み立つ時、師子奮迅の不二の力を引き出せるのです。
◇歩くことで道ができる
「歩くことで道ができる」
これは、私が心に留めてきたアフリカの格言です。
コロナ禍の今、前例や手本がないからこそ、我らの一歩一歩の挑戦が、後世の道標となる。
御義口伝には仰せです。
「三世の諸仏の智慧をかうは信の一字なり智慧とは南無妙法蓮華経なり」(御書725ページ)
悩み、祈り、思索する。
学び、誓い、実践する。
試行錯誤を粘り強く重ねる中で、道ができる。新たな勝利の道が大きく開かれるのです。
仏の異名は「開道者」です。
失敗を恐れる必要などない。勇気凜々と、常に「一歩を踏み出す」開道者たれ!
(創価新報2021年5月19日付より)
☆質問BOX どうして、会合では皆が決意を述べるのでしょうか?
◇回答
創価学会の会合は、日々の生活に奮闘する人々が集い、決意を新たにする場所だからです。もちろん、人前で話すことが苦手な人は、無理に決意を述べる必要はありません。
自らの決意を述べることは、"必ず成し遂げよう"と、自分の中で覚悟を固めることにもなります。また、学会員は、苦難や宿業に立ち向かう人の決意を聞くと、"なんとしても乗り越えさせよう"と皆で励ましを送ります。それは、苦境を勝ち越えるための、大きな支えとなっていきます。
さらに、勇気を振り絞って決意を語る同志の姿には、周囲の人も勇気づけられ、皆が決意するきっかけにもなります。
池田先生は「人は強いから、決意できるのではありません。決意するから、強くなれるのです」とつづられています。学会の会合には決意があふれているので、次々と"人間革命のドラマ"が生まれるのです。
☆みんなで学ぶ教学 第18回 誓願の力
◇青年の心で誓いを貫こう
今回の「みんなで学ぶ教学」は、「誓願の力」がテーマです。師匠と同じ広宣流布の誓願に立った時、一人一人に、全てに勝ちゆく無限の力が湧き上がります。新入会者のカツヤくんは、資格試験の勉強中に疲れて、ユタカ支部長に相談するようです。
カツヤ 仕事や学会活動と、資格試験の勉強と、毎日が大変で疲れてしまって……。
"もう試験は来年でいいかな"と思ってしまうんです。そんな弱い自分のこともいやになって……。
ユタカ 大変な中、頑張っていて本当に偉いね! そうかあ。そもそもカツヤくんは、なぜ資格試験を受けようとしているのかな?
カツヤ 僕も男子部の皆さんのように、社会で実証を示そうと決意したので、力をつけようと思ったんです。
ユタカ 素晴らしい決意だね。
では、なんのために社会で実証を示そうとしているのかな?
カツヤ なんのため……。
えっと……。
ユタカ そこが大事なんだ。
仏法を持った一人一人が社会で実証を示していくことは、妙法の偉大さの証明になるんだよ。そしてそれは、そのまま広宣流布となっていく。
カツヤくんが今、力をつけていくことは、自身のためだけじゃなく、世界広布にもつながっているんだよ。
カツヤ そ、そうなんですか。
ユタカ そう思うと、頑張れるような気がしないかな。そのためにも大事なのは、「誓願」なんだよ。
カツヤ 誓願ですか。
ユタカ "何を誓い、願っているか"ということに、その人の人生観が表れるんだ。そして人生の岐路に立たされた時、苦難に負けてしまいそうな時、自ら立てた誓願に立ち返ることで、心を奮い立たせることができる。
カツヤ なるほど。誓願が大事なんですね。
ユタカ そうなんだよ。日蓮大聖人は「開目抄」で、「我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず」(御書232ページ)と宣言されている。大聖人は、末法の民衆救済という大誓願を打ち立て、貫く中で、あらゆる障魔の嵐を勝ち越えられたんだ。
カツヤ 「開目抄」って、たしか流罪地の佐渡で著されたんですよね。
ユタカ その通りだよ。どんなに厳しい状況にあっても、御自身の誓願を破ることはなかった。むしろ大聖人は、ますます広宣流布への情熱を燃やしていったんだよ。
カツヤ すごいことですね。
ユタカ 大聖人は苦難に立ち向かう青年門下・南条時光に、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(同1561ページ)と呼び掛けられているんだ。師匠である大聖人と同じ思いで、広宣流布という大願を起こし、貫いていけば、必ず苦難を乗り越えられると、弟子に教えられているんだよ。
カツヤ 師匠と同じ思いで……。
ユタカ 池田先生は「『広宣流布の大願』と『仏界の生命』とは一体です。誓願を貫いた時に、仏の勇気、仏の智慧、仏の慈悲が限りなく湧き出てきます。ゆえに、私たちは、この誓願の力によって、どんな悩みも変毒為薬し、宿命をも使命へと転じていくことができるのです」とつづられているんだ。
誓いは大きいほど、大きな力となる。カツヤくんも「広宣流布」という師匠と同じ誓願に立って、資格試験の勉強に挑み続ければ、必ず今の苦闘を突き抜けることができるんだよ。
カツヤ 分かりました。"僕が力をつけることで世界広布が進む"と思うと、資格試験へ挑戦する意欲がわいてきます!
ユタカ その意気だね! どんなことでも、誓いに変えて祈っていくことが大切なんだ。私もカツヤくんと共に、青年の心で広布の誓願を貫いていくよ。