2021年7月14日水曜日

2021.07.14 わが友に贈る

皆で本部幹部会・
青年部総会を視聴し
清新な決意で出発を!
仲良きスクラムで
凱歌の「11・18」へ!

祈祷抄 P1352
『袋きたなしとて金を捨る事なかれ』

【通解】
袋が汚いからと、中の黄金を捨ててはならない。

名字の言 東日本大震災から10年。思いを言葉に託して 2021年7月14日
ど根性ひまわりが今年も咲いた。10年前の夏、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で、がれきの中から芽吹き、黄色い大輪を咲かせた花の子孫である▼文豪ゲーテは、黄色を「光に最も近い色彩」とした。ヒマワリを見ると心の中がパッと明るくなり、元気が出るから不思議だ。ある被災者は津波に襲われた古里を「色を失った街」と表現したが、ど根性ひまわりは被災者の生きる希望となった▼大震災から10年を機に、3・11の体験と教訓を伝える「語り部」になった壮年がいる。春から訓練を重ね、6月から始めたばかりだが、やりがいと手応えを感じている。「日常から震災の話が消えていく危機感があったので、被災地と被災者の『今』を知ってほしいと思ったのです」▼壮年は原発避難者で、古里に戻ることはできない。この10年の思いを言葉に託して、聞き手の心に真摯に語り掛ける。「災害は自分の生活に影響がない限り、意識することは少ないでしょう。しかし、災害は必ず起こる。誰もが人ごとではないのです」▼相手の状況を人ごとではなく自分の事として捉え、行動する時、同苦の心は広がる。この心で友に寄り添いたい。ヒマワリの花言葉は「あなたを見つめる」である。

寸鉄 2021年7月14日
世を救う事に宗教の社会的意義はある—牧口先生我らは立正安国の道更に
岩手の日。友好と励ましを勇み拡大。広布開拓の新たな勝利史をここから
石川女性部の日。地域に希望の光を広げる太陽の連帯。仲良く幸の対話へ
規則正しい生活は認知症の予防に—医師。朝夕の勤行を根本にリズム整え
高齢者は脱水症になりやすく。意識的に水分補給。健康も人生も先手必勝で

〈社説〉 2021・7・14 真実の「追善回向」
◇広布に生きる誓いを深く
創価学会では例年、お盆の7月15日(地域によっては旧盆の8月15日)を中心に、「諸精霊追善勤行法要」を行ってきたが、今年も新型コロナウイルスの感染防止の観点から、各会館等では行わず、各家庭で故人の冥福を祈念する。
日本人にはなじみの深い「お盆」という言葉。その由来は、先祖や故人を供養するための儀礼である「盂蘭盆会」にある。
古代インドの仏教修行者たちが雨期の間、一所に集住して行う修養生活(雨安居)の最終日に当たる満月の日(7月15日)、盛大に供養が催された。
さらに、仏教が西域に伝播する過程で、この日に供養を行うと過去七世の父母を救うことができるという信仰が生まれ、やがて中国で伝統的風習と結び付き、先祖供養の儀礼として盂蘭盆の行事が形成されていったと考えられている。
日蓮大聖人は「盂蘭盆御書」で、御自身の仏法の立場から「お盆」について述べられている。
そこで注目すべきは、釈尊の弟子である目連ほどの聖者でも、母を救えなかったということ。なぜか——。それは、目連がまだ法華経を知らなかったから。
目連が法華経に帰依して成仏できたことで初めて、「此の時こそ父母も仏になり給へ」(御書1429ページ)と、故人への真の回向をできたことが示されている。
日蓮仏法における「追善回向」とは、正しい信心によって積んだ、自身の仏道修行の善根を「回らし向ける」ことにほかならない。
さらに大聖人は、「目連尊者が法華経を信じられた大善によって、上七代、下七代、上無量生、下無量生の父母たちまでも思いがけなく成仏された」(同1430ページ、趣意)とまで仰せになっている。
自分自身が信心を貫くことで、一家一族、先祖・子孫までもが、三世永遠に絶対的幸福の軌道を歩んでいけることは間違いないのだ。
池田先生は語っている。
「広宣流布という『善の中の大善』に生き抜く功徳が、どれほど無量無辺であるか。
一人の成仏が、万人の成仏を開く。一人の勝利が、万人の勝利を開く。自分自身が生き生きと『行学の二道』に励んでいく生命の波動は、時間・空間を超え、限りなく広がっていくのである」
「お盆」に当たり、故人に思いをはせつつ、生涯、広布に生き抜く誓いを深める機会としたい。

☆心に刻む御書 2021年の要文�——上野殿御返事
【御文】
『此の法華経は他経にもすぐれさせ給へば・多宝仏も証明し諸仏も舌を梵天につけ給う、一字一点も妄語は候まじきにや』(上野殿御返事、1508ページ)

【通解】
この法華経は他の経にもすぐれて真実を説いているので、多宝仏も真実であると証明を加え、諸仏も舌を梵天につけて証明されたのである。一字一点も妄語(偽りの言葉)があるはずがない。

【池田先生の指針】
混迷の世は、確固たる哲学を持つ人材を切望している。人類最高峰の生命哲理を探究する青春が、いかに尊貴か。絶対勝利の力がここにある。
(中略)男女学生部の教学研鑽は、智勇兼備の指導者をつくる。
大仏法を学び行じ、民衆を蘇生せしめる人間革命の希望の光を!
新時代を創造する立正安国の英知の風を!
(聖教新聞2020年8月26日付「心に御書を」)

☆勝ちゆく君へ 第18回 行動の人は朗らかなり
◇英知の声で希望の光を
男女学生部が、新入生と共に溌剌と記念月間を進んでいる。
学生部結成の折、私は、民衆を護り、権力の魔性と戦う嵐の中で、"新しき世紀を担う秀才たれ"と祝電を送りました。
今、衆望に応える学生部出身者の活躍が、嬉しい限りです。
御書には、「此の法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力に依る」(780ページ)と。
普賢とは「普く賢い智慧」であり、「希望を生み、万人に届ける福智」ともいえます。
10代・20代の清新な英知の声が、社会を大きく変革します。
鋭き知性で真と偽、善と悪を見極め、正義のスクラムを普く賢く築きゆけ!

◇逆境をはね返して伸びゆけ
日蓮大聖人が、「門家の明鏡」とされ、「未来の資糧(指針)」にと託された御文があります。
東京の先達・池上兄弟への「行解既に勤めぬれば三障四魔紛然として競い起る乃至随う可らず畏る可らず」(御書1087ページ)です。兄弟は御聖訓通り、2度の勘当にも団結して信仰を貫き、正義の勝利を開きました。
戸田先生は、「青年は、問題をはね返して、伸びていくことが大切だ」と語られました。
戦う人は元気です。行動の人は逆境にも朗らかです。
男子部・女子部結成70周年へ——困難な時代に、不安を打ち払う勇気の励ましを広げ、若き生命の凱歌を轟かせよう!
(創価新報2021年6月16日付より)

◇第4回本部幹部会・スピーチ番組 SOKAチャンネルVODできょう午前9時から配信
第4回本部幹部会の全国配信が、SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)で、きょう午前9時から始まる。会館や個人会場(配信の会場と時間等は各県・区で決定)に加え、「モバイルSTB」でも視聴可能(インターネットを通してダウンロードが必要)。
なお創価学会公式ホームページ「SOKAnet」での配信期間は、13日(火)午後4時から18日(日)まで。
※スマートフォンやタブレットを利用する際は、ご契約の通信プランによって、別途、通信料金がかかる場合があります。ご注意ください。

SOKAチャンネルVODに、池田先生のスピーチを収録した番組「全てを喜びに 共に広布の山を!」(9分、番組コード=AC13)が加わった。きょう午前9時から視聴できる。第4回本部幹部会・青年部総会で上映されたもの。
※VODが利用できる会館等や「SOKAチャンネル モバイルSTB」で視聴可能。モバイルSTBで視聴する際は、インターネットを通してダウンロードが必要です。「SOKAnet」ではVODの同番組は視聴できません。

☆対話のツボ 【問い】なぜ、いつも前向きでいられるの?
日々の生活の中では、さまざまな出来事が起きます。良いことよりも、"大変だな""嫌だな"と感じることの方が多いかもしれません。また、悩みの渦中にいる時は、悲観的になりがちです。その時に、「前向きに」と言われても、簡単なことではありません。
「前向きでいる」とは、「物事を前向きにとらえている」と言い換えることができます。例えば社会でも、望まない部署に異動になった人が、環境を嘆くのではなく、"今いる場所"で全力を尽くすことで、その後の人生を大きく開くことができた——。そのようなエピソードが数多くあります。
仏法では、あらゆる苦難をも幸福へと変えていける、「変毒為薬(毒を変じて薬と為す)」の法理が説かれています。どんな時も、信心に励んでいけば、必ず苦境を乗り越えていけるのです。
池田先生は「同じ現象でも、どうとらえるかによって、その意味はまったく違ってくる。その意味で、信心は、すべてを前向きに受け止めていく心の"バネ"とも言えまいか。とともに、どんなに変化に満ちた道程も、一念の"ハンドル"によって、正しき方向へ、歓喜と満足の方向へ、そして幸福の方向へと、力強く回転させていく。これが妙法なのである」と語っています。
自身の一念によって、全ての出来事を前進の糧に変えることができる。学会員は、そのことを信心の実践を通して「体験」としてつかみ、確信しているので、「いつも前向き」に物事をとらえていけるのです。