2021年3月30日火曜日

2021.03.30 わが友に贈る

"今日なすべき事をなす"
朝の勤行・唱題から
一念を定めて出発を!
満々たる生命力で
勝利の劇をつづろう!

閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』

【通解】
仏法を信じて、今度生死を離れようとする人が少し心が弛んでいるのを見て、仏は信心を促すために疫病を与えられている。信心を励まし勧めるという心である。

名字の言 春のセンバツに思う 2021年3月30日
「甲子園が戻ってきました」。2年ぶりの熱戦が続く春の選抜高校野球大会。その開会式で、宮城・仙台育英の島貫丞主将が行った選手宣誓は、列島に感動を広げた▼世界中が未曽有の困難に見舞われた1年。皆が大切なものを失った。「答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことでした。しかし、同時に多くのことを学びました。当たり前だと思う日常は、誰かの努力や協力で成り立っているということです」。球児のみならず、たくさんの人たちの気持ちを代弁する言葉だった▼福島県出身の彼は宣誓に震災10年への思いも込めた。「これからの10年。私たちが新しい日本の力になれるように、歩み続けます」と。「春はセンバツから。穏やかで鮮やかな春、そして1年となりますように」——よどみなく語る一言一言に、未来への誓いと願いがあふれていた▼「当たり前」のことが、どれほどありがたいか。私たちはそのことを深く知った。失ったからこそ見えてきたものを大切にする。そこに新たな未来を開くカギがあろう▼春の甲子園もいよいよ大詰め。試練の冬を越えて、夢舞台で乱舞する球児たちにエールを送りたい。そして、我らも負けじと新しい決意で立ち上がり、「挑戦」と「行動」の春を生き生きと進みたい。(仁)

寸鉄 2021年3月30日
「開とは信心の異名なり」御書。試練の時こそ境涯開く好機。強盛な祈りで
中国方面「師弟正義の日」開拓魂は同志に赤々と!民衆凱歌の歴史ここから
他人と苦しむ事を知らずに立派と言えるか—文豪同苦する学会活動は王道
転入・転出の友に真心の声掛けを。創価家族の絆は宝。互いに誓い新たに
子の急な飛び出しによる事故多し。春休みの時期。運転者も安全意識を強く

☆御書の旭光を 第17回 民衆の中へ 同志の中へ
〈御文〉
『煩悩の淤泥の中に真如の仏あり我等衆生の事なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るを当体蓮華の仏と云うなり』(御義口伝、740ページ)

〈通解〉
煩悩の淤泥の中に、ありのままの仏がいる。それは、我々衆生のことである。今、日蓮と門下が南無妙法蓮華経と唱え奉っているのを当体蓮華の仏というのである。

〈池田先生が贈る指針〉
牧口先生が線を引き、大切にされた御金言である。先生は戦時下の泥沼の如き現実社会に飛び込み、苦悩の民衆が妙法の当体蓮華の生命を開花させゆく道を示された。
闇が深いほど暁は近い。胸中に希望の太陽を昇らせ、抜苦与楽の励ましを! 時代の混迷を照らす立正安国の対話を! ここにこそ真実の仏の生命が輝く。

☆大学校生とナットクTALK テーマ:同志の絆
登場人物
中村区男子部大学校団長 20歳の時に入会。情熱に燃える新進気鋭のリーダー。34歳。
松本ニュー・リーダー 映像クリエーターの24歳。自宅での作業ばかりで孤独感を抱く。

Q.個々で頑張ればいいのでは?
A.仲間の存在は成長の追い風に
中村区男子部大学校団長 先日は男子部大学校の入校式に参加してくれてありがとう! これから1年間、一緒に信心について学び合っていこう。参加してみてどうだった?

松本ニュー・リーダー 意外といろんな年齢の人がいて驚きました。皆の前で話していた人が「大学校生同士のつながりが大切だよ」と言われていたのですが、僕はいろんな人と関わるのがちょっと苦手なんです。信心も、個々人で頑張ればいいのかなって思っているんですが。

中村 その気持ち、よく分かるよ。僕も学会に入会する前は、少数の気の合う仲間としか遊ばなかったし。当時は、それ以外の人と関わること自体、面倒くさいって思っていたな(笑い)。

松本 えっ! 中村さん、とても面倒見がいいのに! 意外ですね……。

中村 僕が成長できた要因の一つに、大学校時代の"横のつながり"があるんだ。大学校生は、年齢も職業もまちまち。独身の人もいれば、結婚して子育て中の人もいる。会合では、それぞれが直面する悩みを共有しながら「信心で乗り越えよう!」と皆で決意し合ったんだ。職場の人間関係、病気、経済苦など、悩みが違うからこそ、"こういうところで頑張っている人がいるんだ"って刺激も大きかったよ。

松本 そういえば男子部って、いろんな人がいますよね。

中村 日蓮大聖人は「かかる濁世には互につねに・いゐあわせて」(御書965ページ)と、大変な時代だからこそ、常に励まし合って進んでいきなさいと教えてくださっている。信心を貫いていく上で、励まし合う同志の存在はとても大切なんだ。

松本 確かに社会人になると、仕事以外で新しい人間関係をつくる機会がほとんどない気がします。僕は今、在宅ワークばかりで、話を聞いてくれる人が周りにいません。

中村 池田先生はこう教えてくださっているよ。「広宣流布の活動では、正念場となるような苦しい激戦もあります。その時に、歯を食いしばりながら、『頑張ろう!』『負けるな!』と、互いに励まし合い、勝利の旗を掲げ続けてきた同志の絆は強い。永遠の友情が培われています」と。大学校も、皆で互いの勝利を祈る中で、絆がだんだんと強くなって、それが成長の宝になるんだ。

松本 僕も1年後に皆で「やりきった」「成長できた」とたたえ合えるように頑張りたいです。

中村 その積極性があれば大丈夫。最高の友情を築けるよ!