新聞休刊日
聖人御難事 P1191
『をくびやう物をぼへずよくふかくうたがい多き者どもはぬれるうるしに水をかけそらをきりたるやうに候ぞ』
☆2030年へ 後継の正義の走者に贈る 未来を照らす「希望の太陽」たれ 2021年1月1日
Be Suns of Hope Illuminating the Future
「希望・勝利の年」の開幕です。
御書には「太陽がひとたび東の空に昇れば、世界の空は全て明るくなる。太陽が大いなる光を備えているからである」(※)と。
時代も社会も不安の闇が深まる今、どんな困難にも負けない希望の光は、どこにあるのか。それは、皆さん自身の生命の中にあります。題目を唱えるたびに、勇気の太陽が皆さんの胸中に赫々と昇りゆくのです。
曇りの日も雪の日も、太陽は自らを燃焼させ、光を放ちます。同じように心が悩みの雲に覆われ、苦難の吹雪に見舞われても、自分らしく、ありのままに輝いていけばよいのです。負けじ魂の太陽は、大変であればあるほど輝きを増して、周囲も明るく温かく照らし晴らせるのです。
さあ、新春の旭日とともに、勢いよく勝利の未来へ出発だ! 「希望は我にあり!」と。
☆2030年へ 後継の正義の走者に贈る 鍛えの冬から大歓喜の春へ! 2021年2月1日
From a Winter of Developing Strength to a Spring of Boundless Joy
厳寒の2月、北国に誕生された戸田先生は、未来を生きる若人に「冬に鍛えよ!」と訴えました。
桜は、冬の寒さを開花の力に変えて春に咲き誇ります。人も大変な時にこそ、強く大きく、たくましく鍛えられます。
私も若き日、戸田先生の事業が破綻した厳冬の時代に懸命に祈り、学び、戦い抜きました。そして師と共に勝利の春を開いたことが、青春の誉れです。
コロナ禍の今、学校生活で思いもよらぬ一年を耐えた人もいるでしょう。受験生にはいつも以上に苦労が多いと思います。それでも「冬は必ず春となる」(※)です。信心は希望をつくり出す力であり、題目は無限の可能性を花開かせる光だからです。
正義の走者の君たちなれば、試練の北風に胸を張り、苦難の坂道を上ってくれ給え!
鍛えの冬から大歓喜の春へ!
☆2030年へ 後継の正義の走者に贈る チャンピオン・オブ・ホープ、万歳! 2021年3月1日
Each of You Is a Champion of Hope
この春、卒業する皆さん一人一人に、私は大拍手を送ります。
本当におめでとう!
進学・進級する皆さんも、よく頑張り通しました。
一人ももれなく、コロナ禍の苦しい1年を耐え抜き、困難に立ち向かったことを讃えたい。
目標の行事が中止になる等、悔しい思いもあったでしょう。しかし皆さんには、信心がある。一番苦労した人が、一番幸福になる。大変な時こそ、大きく変われるのが、題目の力です。
日蓮大聖人は、苦難と戦う一人のお母さんをねぎらいつつ、「いよいよ強盛の御志あるべし」(※)と励まされました。どんな時も「いよいよ、これからだ!」と進む人が、真の勇者です。
愛する君たちこそ2030年への先頭に立つ「チャンピオン・オブ・ホープ」、すなわち「希望の勇者」なりと私は宣言します。
【通解】
臆病で教えを心に刻まず、欲が深くて、疑い多い者どもは、漆の塗り物に水をかけて、空中に振って水が落ちるようなもの(何も残らない)なのである。
☆御書の旭光を 第14回 苦難を幸福へ転じる信心
〈御文〉
『小事こそ善よりは・をこて候へ、大事になりぬれば必ず大なる・さはぎが大なる幸となるなり』(四条金吾殿御返事、1164ページ)
〈通解〉
小さな事こそ、小さな善事から起こるが、大事になったならば、必ず大きな騒ぎが大いなる幸いとなっていくのである。
〈池田先生が贈る指針〉
妙法は、希望の哲理である。価値創造の源泉である。大いなる困難も、必ずや大いなる幸福へ転じゆけるのだ。
この御本仏の大確信を拝し、学会は幾多の苦難に挑み、勝ち抜いてきた。
ゆえに恐れず、嘆かず、たゆまず、祈り学び、励まし合うのだ。全てを新たな「前進」の活力に! たくましき「人材」の育成の力に!
☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 2021年3月13日
◇御文
『石はやけばはいとなる金は・やけば真金となる』(兄弟抄、御書1083ページ)
◇通解
石は焼けば灰となるが、金は焼けば真金となる。
◇教えて
日々、仕事に奮闘しています。
◇池田先生の指導
今、苦労したことが、全部、自分自身の「最高の宝」になる。苦に徹してこそ、宝剣の如く、真金の如く、わが生命を輝かせることができるのです。(中略)
どんな問題であれ、「これですべてがうまくいく」という、魔法のような解決策などない。祈って苦労し抜いて、一つ一つ乗り越えていく以外にない。仕事も同じです。
そして最後は一切が大善に変わり、必ず打開できる。
これが「絶対勝利の信心」です。(『御書と青年』)
◇ ◆ ◇
信心を根本に、それぞれの分野において、人一倍、研究、努力、工夫を重ねていっていただきたい。
また、人間として自らを鍛錬し、人格を磨き、皆から信用、信頼される人間関係をつくり上げていくことが大事です。(中略)
仕事の面でも、広宣流布の活動においても、一切のカギを握るのは、自身の人間革命であり、人格革命であることを、訴えておきたいのであります。(『新・人間革命』第26巻「法旗」の章)