◇今週のことば
「無冠の友」をはじめ
尊き陰徳の宝友に深謝。
偉大な陽報は絶対なり。
「大果報は又来るべし」
共々に健康・無事故で!
2020年12月21日
四条金吾殿御返事 P1165
『夫れ仏法と申すは勝負をさきとし、王法と申すは賞罰を本とせり』
【通解】
そもそも、仏法というのは勝負を第一とし、王法というのは賞罰を根本としている。
名字の言 幸福の大道は「無冠の友」の皆さまありて 2020年12月21日
「人間の心は庭のようなもの」(坂本貢一訳)とはイギリスの思想家ジェームズ・アレンの言葉。庭は手入れを怠ると荒れてしまう。人の心もそう。だが地道に耕し、花の種をまいて大切にすれば、美しい心が育まれ、人生は豊かになる▼山あいの町で40年間、本紙を配達した婦人の体験を聞いた。幼い頃に父が他界。働きずくめの母を助けるため、"早く手に職を"と美容師になった。結婚し、念願の美容室を開店した時、報恩の心で配達を始めた▼旧習深い地域。無理解の声を浴びたことも。それでも、地域の人の心を耕し、幸福の種をまく思いで歩き続けた。"師匠と仏法の偉大さを伝えるんだ"と。「そう思うと、池田先生が一緒に歩いてくださっているようでね」▼気付けば持病のぜんそくを克服。何よりの喜びは、娘も母の心を継いで配達員となり、美容師になったこと。かつて学会嫌いで店を離れた顧客が、数十年ぶりに来店し、はさみを持つ婦人に、こうつぶやいた。「よう頑張ったね……。あんたも、学会も、すごいわ」▼明年は聖教創刊70周年。雨にも負けず風にも負けず、使命の朝を駆け、本紙を届けてくださる「無冠の友」の皆さまありて、幸福の大道を進む私たちがいる。厳寒の日が続く。感謝とともに、心から無事故を祈る。(誠)
寸鉄 2020年12月21日
我等宿福深厚にして仏法に生まれ値えり—法華経試練の時、広布の志固く
和歌山の日。私の励まし、私の振舞で地域に光を!同志の胸に烈風魂は赤々
創価大学が一般入試出願受付。英才よ世界市民の揺籃へ!受験生にエール
年末年始友好期間。家庭での信心継承等、今しかできないことに勇み挑戦
年賀状を送りたい—昨年同時期と比べ2割増と。一葉一葉を心結ぶ契機に
〈社説〉2020・12・21 あす「統監部の日」
◇「一人を大切に」の精神を体現
あす22日は「統監部の日」。
その淵源は、1952年(昭和27年)の同日に設置された地方統監部にある。戸田先生の第2代会長就任から2年目、池田先生が広布の突破口を開いた「二月闘争」のあったこの年、会員数が飛躍的に増加。そこで各地の状況を正確に把握し、対応することが広布拡大の基盤となってきたのである。戸田先生の願業であった75万世帯の弘教達成や、「"まさか"が実現」の勝利史を築いた56年(同31年)の「大阪の戦い」においても、統監部の奮闘が重要な推進力となった。
研修用VOD「広布の要 地区統監」では、統監作業は「数」を確認するだけの場ではなく、「誰が」「誰に」「どういった励ましを送るか」を確認する場である、と強調されている。統監は、広宣流布の前進のためにあり、学会員が一人も残らず、幸福を勝ち取るための信心の実践を貫けるようにするためにある。
本年はコロナ禍の影響で「ステイホーム」や「フィジカルディスタンス(身体的距離)」の確保が迫られた。通常時よりも他者とのつながりを持つことが難しく、人間関係の希薄化も問題となった。そうした中、7月末から地区統監の作業が再開され、各地の同志が統監をもとに、転入・転出したメンバーなどに励ましの声を届け、安心と喜びが広がった。
池田先生は2002年(平成14年)12月、全国の支部・地区の統監部長にメッセージを贈った。
「一枚の統監カードは『一枚の紙』にあらず『一人の生命なり』——。そこには、命の鼓動があり、人格があります。発心と蘇生のドラマがあり、人と人との温もりの絆があります。『一人』を徹して大切にしてきたからこそ、今日の創価学会の大興隆がある」
"一人を徹して大切に"との学会精神の究極を体現している存在こそ、統監部の友である。「正確・明確な統監部」「基本を大切にする統監部」「広布伸展を支える統監部」の3モットーを掲げながら、誰が見ていなくとも、同志のために黙々と道を開く——その陰の労苦ありて、創価の大民衆城が輝く。
御書には、「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」(1360ページ)と仰せである。
いかなる時代、いずこの地であっても、広布拡大の要諦は、徹底して「一人」に光を当てる実践にある。明「希望・勝利の年」も、"一人の勝利が希望の未来を開く"との方程式を忘れることなく、統監部の友による尊き献身に感謝しつつ、新たな躍進の歴史を築いていきたい。
☆2021年「希望・勝利の年」男子部の活動
「新・人間革命」世代プロジェクトが始動——「青年部幹部会」を開催
「ビジョン会議」を開催し、わが地域から広布拡大の新たなモデルを築く
2021年「希望・勝利の年」は、男子部結成70周年、「男子部の日」の淵源である10万人結集から60周年の佳節を迎え、2030年の学会創立100周年へ、「新たな青年学会建設の10年」の船出となる。
今こそ、一人一人が、新時代の「山本伸一」として立ち上がり、新たな人間革命のドラマをつづっていきたい。そして、男子部が"広布の全責任を担い立つ"との決意で、全ての拡大に先駆し、"希望・勝利の凱歌"を轟かせていこうではないか!
1.「折伏・対話拡大」に勇んで挑戦し、立正安国の勝利を開く
【1】今いる場所で、縁する全ての人に仏縁を拡大
�「青年部幹部会」「男子部体験談大会」等を拡大の決勝点と定め、折伏・対話に勇んで挑戦する
�「モバイルSTB」「SOKAnet」や「YouTube」の聖教公式チャンネルなどを積極的に活用し、学会理解を広げる
�「聖教新聞」「聖教電子版」、「インスタグラム」の学会公式チャンネルなどのSNSを活用し、創価の人間主義の哲理を発信する
【2】地域に根を張り、社会貢献の運動を推進
�地域の諸活動や近隣友好、親族との交流などを通し、今いる場所で友情と信頼の輪を広げる
�社会のあらゆる分野で活躍する人材に光を当て、多彩な運動を展開する(社会部、学術部男子青年委員会、農漁光青年委員会、桂冠会、星辰会、白鳳会、青年教育者会議、創価青年医学者会議、文芸部青年会議、設営グループ、妙護グループ、世雄グループ、創翔会、スポーツ部等)
�音楽隊の諸活動を通して、創価の文化運動を推進する
�社会が直面する諸課題を巡り、各界の識者と語り合う「Session2030」を開催する
【3】「創価新報」等を活用し、「破邪顕正」の言論戦を展開
�「創価新報」等を活用し、「破邪顕正」の精神を体現する人材を育成する
�学会組織をかく乱する魔の本質を見破り、正義の言論で糾弾する
�社会の諸問題に対し、仏法の人間主義に基づく論陣を張る
�民衆を欺く邪論・暴論に対しては、鋭い言論をもって、その正体を暴く
2.「訪問・激励」「小単位の会合」の充実で、「活動者増」を大きく進める
【1】広布の最前線で、対話拡大に挑む"戦う広布十傑"運動を推進
�徹底した「訪問・激励」「個人指導」で、新たな人材を見つけ、育成する
�「小単位の会合」(部・本部)の充実を図りながら、対話拡大に挑む"戦う広布十傑"運動を推進する
�男子部の新しい発想で、学会伝統の「座談会」に新風を起こす
�本部幹部会への参加・視聴の推進を軸にしながら、「活動者増」に取り組む
�創価班や牙城会等の任務、定例会などを通し、「学会厳護」「会員厳護」の精神を体現する
�対面とオンラインの特色を最大限に生かしながら、新たな人材育成のリズムを構築する
【2】「男子部大学校」で、創立100周年を担う、師弟直結の人材を育成
�男子部大学校の実践項目「持続の祈り」「勇気の折伏」「師弟の精神を学ぶ」「同志と励まし合う」「使命の場所で勝つ」を通し、信心の骨格を築く
�小説『新・人間革命』や大学校指導集を中心に学び、実践し、創価の師弟の精神を深める
�「育成責任者」や「大学校の同期」と切磋琢磨しながら、生涯にわたる人生の原点をつくる
�広布の最前線で、新会員や新たな活動者を徹底して励まし、継続的な大学校生の輩出に取り組む
【3】日常的な御書研さんのリズムを構築し、"実践の教学力"を強化
�「ONE GOSHO 運動」(�.あらゆる会合で御書の一節に触れる �.訪問・激励で御書の一節を通して励ます �.人生勝利の指針となる御書の一節を持つ)を推進する
�「教学部任用試験(仏法入門)」(予定)を通して、新会員、新しい活動者を育成する
�「男子部オンライン講義」等を定期的に開催し、"実践の教学力"を身に付ける
�青年部拝読御書「如説修行抄」「諸法実相抄」を研さんし、信心の確信を深める
【4】広布後継の「未来部」を各部一体で育成
�毎月の「未来部の日」を中心に壮年・婦人の未来本部長と連携して未来部の激励に全力を注ぐ
�学会伝統の座談会へ、未来部員と共に家族で参加する
�「創価ファミリー大会」(躍進月間)などを各部一体で開催し、創価後継の人材を育成する
�合唱団、創価後継塾など人材育成グループの運営、激励や、部幹部、未来リーダーの激励に取り組む
�「未来部の日」は、家族で勤行、家族で部員会に参加するなど、家庭での信心の継承に取り組む
3.学会創立100周年に向けた「SOKAグローバルアクション2030」を推進
【1】平和行動の連帯を広げる
�「核兵器禁止条約」の発効を契機に、草の根レベルで平和教育を力強く推進する
�戦争・被爆体験を継承する「オンライン証言会」を各地で行う
�「青年不戦サミット」を長崎で開催する
【2】アジアの友好・発展へ、共生社会の土台を築く
�中国や韓国をはじめ、アジア各国の青年との友好交流を推進する
�相互理解の推進と共生社会の実現へ、ヘイトスピーチや人種差別などの弊害について学ぶセミナーを開催する
【3】SDGs(持続可能な開発目標)の普及と推進に貢献する
�国際社会の2030年に向けての指標である、SDGsの「誰も置き去りにしない」との精神性を高めながら、SDGsの普及と推進に貢献する
�気候危機の状況を学び、脱炭素社会の建設に寄与する
�東日本大震災10年を節目に「青年福光サミット」を開催する
�災害からの復興支援のため、音楽隊の「希望の絆」コンサートを実施する
【アピール】「新・人間革命」世代プロジェクト
このほど、私たち青年部は、創価学会創立90周年から100周年へ、「新たな青年学会建設の10年」の第一歩として、小説『新・人間革命』完結5周年、「広宣流布大誓堂」完成10周年の佳節を刻む2023年を目指した「新・人間革命」世代プロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトは、池田先生の小説『新・人間革命』を心肝に染めて戦う、青年部の新たな広布拡大と人材育成の取り組みです。
かつて先生は、小説『新・人間革命』の執筆について、こう述べられました。
「私の足跡を記せる人はいても、私の心までは描けない」
「全国、全世界の各地で、健気に信心に励む宝の同志を思い浮かべながら、生命の言葉を紡ぎ出し、一人ひとりに励ましの便りを送る思いで推敲を重ねた。
(中略)
創価の同志が『山本伸一』として立ち、友の幸福のために走り、間断なき不屈の行動をもって、自身の輝ける『人間革命』の歴史を綴られんことを、心から念願している」
『新・人間革命』を創価の同志が熟読する時、池田先生の「心」を学び、自らが永遠の師弟旅の主人公・山本伸一との自覚がみなぎり、人間革命のドラマを綴っていけます。
学会創立100周年の勝利は、私たち青年部の世代の一人一人が、小説に刻まれた師弟の精神、広布への信念を学び、実践できるかどうかに掛かっています。
第30巻〈下〉「誓願」の章の最後には、青年部への万感の思いが綴られています。「青年部の諸君は、峻厳なる『創価の三代の師弟の魂』を、断じて受け継いでいってもらいたい。その人こそ、『最終の勝利者』です。また、それこそが、創価学会が二十一世紀を勝ち抜いていく『根本の道』であり、広宣流布の大誓願を果たす道であり、世界平和創造の大道なんです」
「青年部幹部会(年2回を予定)」「『新・人間革命』講座(定期的に配信)」「『新・人間革命』コーナー(小単位の会合で実施)」など一連の取り組みを通し、日頃から小説を読み深め、日々の生活や学会活動の中で実証を示していくとともに、"絶対勝利の哲学"を自らの言葉で縁する友に語り広げていきましょう。