変毒為薬の信心だ。
逆境を成長の糧に!
悩みを飛躍の力に!
不屈の心で進む人に
勝利の栄冠は輝く。
兵衛志殿御返事 P1108
『設い妻子等の中のたがわせ給うとも二人の御中不和なるべからず、恐れ候へども日蓮をたいとしとをもひあわせ給へ』
【通解】
たとえ、あなた方の妻子同志が仲違いするようなことがあっても、兄弟二人の仲は、不和になってはなりません。僭越ですが、日蓮のことを尊敬し互いに心を合わせていきなさい。
名字の言 ある家老の失言に子貢が嘆いて言った「駟不及舌」 2020年12月6日
『論語』に出てくる話から。ある国の家老が「よき指導者か否かは、生まれつきの素質で決まる。どうして教育や教養で飾る必要があるだろうか」と発言した。孔子の弟子、子貢は反論した。「生まれつきの素質と教育とが分かちがたく一体となって、はじめてよき指導者となれる」(佐久協訳)▼この時、家老の失言を嘆いた子貢が言った言葉が「駟不及舌」(駟も舌に及ばず)。駟は4頭立ての馬車で、古代中国で最も速かった乗り物。言葉の伝わるのは非常に速く、高速車でも追い付くことはできない。だから発言は慎重にというわけだ▼翻って現代のネットワーク社会。電子メールやSNSのメッセージは瞬時に届く。誤解を招く表現や誤送信が原因で、関係がぎくしゃくしてしまった経験をお持ちの方もいるかもしれない▼言葉は「独り歩き」する。言葉は本来、発した時の状況や文脈の中で真意が分かるものだが、状況や文脈から切り離されると、誤った解釈で伝わる場合がある。それが怖い。小欄も、取材相手や本などの言葉を引用する際は細心の注意を払う▼御書に「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(563ページ)と。言葉は心から生まれる。言葉をたどれば、言葉を発した人の人間性が分かる。心して紡ぎたい。(側)
寸鉄 2020年12月6日
やりにくい所で苦労してこそ人間は偉大に—恩師若師子よ勇気の挑戦王に
創価学会の存在は世界の希望—日本の識者。共生の絆を結ぶ使命に燃えて
仕事楽しい瞬間、1位は感謝された時と。利他の行動には無上の喜びが!
あおり運転の厳罰化から約半年。遭遇したら安全な場所に避難し、即110番
世界遺産の最大の脅威は気候変動と。国境超えて連帯し持続可能な未来を
〈社説〉 2020・12・6 受験生にエールを!
◇真心の励ましが大きな支えに
今月1日から始まった「未来部ビクトリーチャレンジ月間」(19日まで)。各部の未来部担当者が一体となって、メンバーの激励に取り組んでいる。
寒さが厳しさを増す中、新型コロナウイルスの感染拡大もいっそう強く懸念されている。一人一人に安心を届ける、丁寧な励ましを心掛けたい。
とりわけ、中学・高校・大学などの受験に挑む友は、コロナ禍による影響がどうなるか、見通せない中で入試を迎える。不安を取り除くために、家族や周囲の支えがより重要となろう。
受験生との関わり方については、家族は、普段通りに接するのが一番だといわれる。入試直前だからと急に優しくすると、かえってプレッシャーを与えることにもなるからだ。その上で、感染予防のために部屋の換気と加湿や、栄養のある食事、十分な睡眠の確保などに留意し、受験生が健康第一で最後まで頑張れるようサポートしたい。また、未来部担当者は、本人の負担にならないよう時間帯を考慮しながら、電話やオンラインなども活用し、激励したい。
2020年度の入試は、コロナ禍の影響を受け、一部の国公立大学では、一般入試の後期日程の中止や試験内容の変更などのケースが相次いだ。
そんな中、茨城県のあるメンバーは今年、1級建築士になるという夢を抱き、国立大学の工学部を受験した。高校3年の夏、この大学に通う学生部の先輩が家を訪れ、受験体験を通して信仰の確信を語ってくれた。先輩の言葉に感動し、その日を境に、真剣に題目をあげるように。
そして、懸命な努力を重ねて迎えたセンター試験。しかし、結果は予備校の評価でE判定と厳しいものだった。"志望校を変更すべきか"との思いもよぎったが、両親が「後悔のない選択をしよう」と励まし、支えた。その言葉が安心感とやる気につながり、よりいっそう勉強に励むことができた。
彼は1カ月後に挑んだ志望大学の2次試験では、自分の実力を出し切り、逆転勝利。「合格」を勝ち取ることができた。「受験を通して、初めて信心と向き合い、題目の確信をつかむことができました」と振り返る。
池田先生は「大切なのは、未来部の友が前へ進めるように、自分の可能性を発揮できるように、励ましていくことです。(中略)たとえ会えなくても、電話の一言で、目の前の壁が破れることもある。一通の置き手紙が、その人の人生を変える場合だってある」と語る。
受験は、信心の確信をつかむチャンスでもある。宝の未来部の勝利と成長を祈り、安心と勇気のエールを送ろう。
☆みんなで学ぶ創価の心 青春の友情とは? 2020年11月26日
今回の「みんなで学ぶ創価の心」では「青春の友情とは」というテーマで池田先生の指針に学びます。また首都圏未来部人材育成グループ合同大会の模様や、少年少女部合唱団の集いで活用したい「少年少女きぼう新聞」12月号の特集を紹介します。
【池田先生の指針】 目的に向かって励まし合う中に
空気は見えない。心も見えない。しかし、見えない心の中に、喜びも悲しみも、美しさも醜さも、光も闇も、全部ある。
見えない心と心をつなげるのが友情です。それは利害でもない。立場でもない。かけ引きでもない。表面的なお付き合いでもない。
本当の人間同士の真心で結びあった間柄です。人生において最も美しく、強く、尊いもの。それが友情です。友情が諸君の財産です。
どんなに偉くなり、金持ちになっても、友人のない人生はわびしく、寂しい。また独りよがりの偏頗な人生になってしまう。とくに青春時代の友情ほど尊く、美しいものはない。
◇◇◇
人間関係は「鏡」みたいなものだから、自分が「もう少し優しくしてくれたら、自分も何でも話せるんだけどなあ」と思っていると、相手だって「もう少し何でも話してくれたら、自分ももっと優しくできるんだけどなあ」と思っている。そんな場合が多いのです。
だから「自分から話しかける」ことです。それでも冷たくされたら、本当は人間としてみじめなのは、相手のほうです。自分じゃない。
人の心は、どうしようもない場合がある。変わる場合もある。その時にどうするか。「人は変われど、われは変わらず」でいきなさい。
冷たくされても、自分は人に冷たくしない。裏切られても、自分は裏切らない。裏切るほうが、みじめです。自分の心を大きなクギで傷つけているようなものだ。それが自分ではわからない。
◇◇◇
友情は自然にできあがるように思うものだが、そのうえに、二人がそれなりの目的をもち、励ましあい、助けあい、生きぬこうという、人生の、青春の力の足音がなくてはならない。
「立派に大学を卒業しよう」「社会に貢献しよう」というような目的が大事です。
目的が明確でない友情は、なれあいになってしまう。
目的に向かって、明るく励ましあい、それを達成しようという友情は長持ちする。
「いつも一緒にいるから友情」か。そうではない。
「お金を貸してくれるから友情」ではない。「親切にしてくれるから友情」ではない。「愛想がよく、性格が合うから友情」ではない。
友情とは、彼が苦しんでいる時に同じように苦しみ、励ます。自分が苦しんでいる時に彼が同じように苦しみ、励ましてくれる。そういう、清らかな川の流れのような姿です。(『青春対話』普及版第1巻)
◇首都圏未来部の人材育成グループが創立100周年へ誓いの大会
首都圏未来部人材育成グループ合同の大会が15日、オンラインで行われました。
参加したのは高等部「希望オーケストラ」「正義合唱団」、「富士中学生合唱団」、「富士少年希望少女合唱団」、さらに「国際委員会」(高等部)と「創価後継塾」(中・高等部)のメンバーです。