2020年12月16日水曜日

2020.12.15 わが友に贈る

職場や地域などで
お世話になった方々に
一年の御礼を伝えよう!
「ありがとう」の一言が
信頼と友情を強くする。

中興入道消息 P1334
『例せば漢土に玄宗皇帝と申せし御門の御后に上陽人と申せし美人あり、天下第一の美人にてありしかば楊貴妃と申すきさきの御らんじて此の人王へまいるならば我がをぼへをとりなんとて宣旨なりと申しかすめて、父母兄弟をば或はながし或は殺し上陽人をばろうに入れて四十年までせめたりしなり、此れもそれににて候』

【通解】
中国の玄宗皇帝の後官には、上陽人という美人がいた。この人は、天下第一の美人であったので、楊貴妃という后がその美しさをご覧になって、「この人が王の側近くに仕えたならば、自分ヘの寵愛を奪われてしまうにちがいない」と考えた。そこで揚貴妃は、皇帝の宣旨であると偽って、その女性の父母、兄弟を流罪にしたり、殺害し、女性本人は牢に閉じこめて、四十年の長きにわたって苦しめたのである。日蓮に対する迫害も、それに似ている。

名字の言 電話交換手を務める女子部員の三つの心掛け 2020年12月15日
その声を聞くだけで励まされ、心が癒やされる——そんな友を持つ人は幸せだ。コロナ禍の昨今、同志からの何げない電話に支えられたという人も少なくない▼電話交換手を務める女子部員が、日頃の対応で心掛けている"三つの項目"を教えてくれた。それは�温かな、ほほ笑みを含んだ声で話す�相手の話に耳を傾ける�もう一言の真心こもる言葉を添える。相手の顔が見えないからこそ、声の響きから人柄や心の動きを感じ取り、共感することで、自分の発する声も自然とぬくもりを帯びるのだという▼仏典には、仏が法を説く声を百獣の王の師子吼になぞらえ、その力用が述べられるくだりがある。人々を恐怖から救い、安心をもたらす。柔らかな響きに、無限の慈悲が込められているので、皆が楽しい気持ちになる——と▼「師子吼」というと、諸々の獣を震え上がらせる"力強い咆哮"をイメージするが、仏法で意味するところはそれだけではない。一切衆生を不幸に陥れる魔の働きから守りに守り、成仏に導かずにはおかないという仏の誓願が、その声に信頼と安心を与えるのであろう▼祈りに満ちた音声は、たとえ一言であっても聞く人の心の琴線に触れることは間違いない。「声仏事を為す」(御書708ページ)である。(之)

寸鉄 2020年12月15日
座談会は慈愛溢れた会合であるべき—戸田先生。本年の掉尾も讃え励まし
神奈川・川崎の日。首都圏牽引する広布の心臓部。希望拡大の波動を今こそ
嵐の時に生まれたのは君たちの幸福ではないか—作家。立正安国の志高く
年賀状の受け付け開始。旧友や新たな友と絆強める好機。一筆に真心込め
分は詐欺に遭わないと思う人ほど騙されやすい—心理学者。過信は禁物

☆心に御書を 第95回 創価は無限の希望を創造
〈御文〉
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉りて日本国の一切衆生を助けんと思うは豈世尊の大恩に非ずや』(御義口伝、727ページ)

〈通解〉
いま日蓮と門下が南無妙法蓮華経と唱え奉って、日本国の全民衆を救おうとしているのは、世尊(仏)が大恩をほどこす姿ではないか。

〈池田先生が贈る指針〉
御本仏は、一切衆生の幸福のために妙法を唱え出された。その大恩に応える仏勅の教団が、創価学会である。
ゆえに民衆救済の利他の力は無限に涌現する。最も大変な時にこそ最も希望を創造できるのだ。
広布に生きる人生は、最極の報恩の道である。皆が奮闘した一年、尊き同志の労苦に感謝し、共に讃え合う座談会を!

☆華陽姉妹の語らい 2020年12月12日
◇御文
『かかる濁世には互につねに・いゐあわせてひまもなく後世ねがわせ給い候へ』(法華行者逢難事、965ページ)

◇通解
このような濁世には、互いに常に話し合って、ひまなく後世を願うようにしなさい。

◇教えて
女子部の「マイ ロマン総会」で、自分らしく友との絆を強めていきます!

★池田先生の指導
苦しい時こそ、題目を朗々と唱え抜くことです。題目は師子吼です。
大変な時こそ、けなげな同志に、声を惜しまず、ねぎらいと励ましを送り続けることです。(中略)
互いに励まし合いながら、共に最後の最後まで持てる力を最大限に出しきっていく。これが「異体同心の団結」です。
立正安国のため、一つ一つ力を合わせて勝ち越えていく。そこに広布と人生の金剛不壊の城が築かれるのです。(『御書と青年』)
◇ ◆ ◇
友情は、人生の宝である。
友情ほど、美しいものはない。
友情の心は、仏法の人間主義と一致する。
自分から心を開いて明るくあいさつをし、誠実に接していくことだ。自らの聡明な振る舞いで、友情を深め、信頼を広げることができる。(中略)
善友との絆を大切に! 戸田先生は「相手が苦難の時こそ、友情の手を差し伸べよ」と言われた。誇り高く信義を貫いていくのだ。(『勝利の人間学』)