2020年12月8日火曜日

2020.12.08 わが友に贈る

急激に寒さが増す時季。
体調を崩さないよう
細心の注意と準備を!
朗々たる勤行・唱題で
生命力を湧き出そう!

上野殿御返事 P1544
『まことやらむいえの内にわづらひの候なるはよも鬼神のそゐには候はじ、十らせち女の信心のぶんざいを御心みぞ候らむ』

【通解】
たとえ、あなたの家の中に病人があったとしても、それは、(一家を不幸にしようとする)鬼神のしわざではない。十羅刹女が、あなたの信心の強さを試しておられるのでしょう。

名字の言 正しいと信じたことを貫く生き方 2020年12月8日
小さな町で店を構えるパン職人の父に、娘が苦言を呈した。「うちのパンは、はやりと違う」。父は味も見た目も素朴なパンを作り続けてきた▼ある日、都心から帰省したという人が来店した。「子ども時分から好物だった、ここのパンを食べると帰ってきたなあって実感が湧く」。その客の言葉に、娘は認識を改めた。おいしさに絶対の確信を込めてパンを作る父の思いは、真っすぐにお客さんへ伝わっている、と▼病で失明した、ある壮年部員が友人に本紙を勧めた。「その日の新聞にどんな感動の記事があったか教えてほしい」と言う壮年に、「よし、任せておけ」と友人は快諾。以来、約束通り、熟読しては電話で報告した▼実は、その友人はこれまで何度勧めても購読を断ってきた。「それが今回はなぜ?」と壮年が聞くと友人は答えた。「この信仰がお前にとって生きる柱だということは分かっているつもりだ。そのお前が聖教新聞を読めなくなって大丈夫かと心配だった」。そして続けた。「だから、こんな大事な役割に俺を選んでくれた友情を誇りに思う」▼壮年にとって信心がどれほど大切か——そのことが友人には確かに伝わっていた。正しいと信じ、貫いてきた努力は、言葉以上に生き方を通して伝わっていくものだ。(城)

寸鉄 2020年12月8日
人間性の種をまく創価の運動が混乱の時代に必要—博士。心結ぶ対話更に
北九州の日。先駆の友が楽土建設"へ師子奮迅。さあ希望・勝利の扉開け
「仏の出世は専ら衆生を救わんが為なり」御書。深き使命に連なる誇りで
長寿の秘訣は食事・運動、そして他者との交流と。今日も勇んで学会活動に
温暖化続けば猛烈な台風増加。調和の地球へ。人類全体の挑戦待ったなし

☆心に御書を 第92回 全ての人に仏性が具わる
<御文>
『所有一切衆生の備うる所の仏性を妙法蓮華経とは名くるなり』(聖愚問答抄、498ページ)

<通解>
(十方の諸仏菩薩をはじめ全宇宙の十界の)全ての人が具えている仏性を妙法蓮華経と名づけるのである。

<池田先生が贈る指針>
全人類に「仏性」という最極の生命がある。この宝を顕し出す妙法を御本仏は明かされた。
創価の対話は、一人一人の仏性を信じ、輝き光らせる地涌誓願の挑戦だ。あらゆる差異を超え、分断から結合へ進む平和の道である。
題目を唱え、友と語らう声で、十界互具の地球上に「仏界」を強め広げゆこう!

☆質問BOX 「信心を貫けば一番いい方に向かう」と聞きますが、なぜそう言い切れるのでしょうか?
◇回答
確かに、不思議に思うかもしれません。
信心の利益には、はっきりと目に見える形で現れる「顕益」と、目には見えないが、知らないうちに得ている「冥益」があります。「功徳」というと、どうしても「顕益」を思い浮かべるかもしれません。
「冥益」は樹木が時間をかけて育つように、長い期間で見たときに、はっきりと結果が現れ、幸せを実感できるようになることです。
池田先生は「何があっても『祈り続ける』ことです。そうすれば、必ず幸福になる。その時は、自分が思っているような解決をしなくても、もっと深いところ、あとから考えると、『いちばんよかった』という方向になっていたことがわかるものです。これがすばらしい『冥益』です」と語っています。
創価学会には、「冥益」の体験が無数にあります。今日の祈りが未来に続くと確信し、信仰を貫いていきましょう。