◇今週のことば
「行学たへなば
仏法はあるべからず」
実践の人は明るい。
学びの人は朗らかだ。
下半期の出発を力強く!
2020年8月31日
法蓮抄 P1044
『戯論に一言継母の継子をほむるが如く心ざしなくとも末代の法華経の行者を讃め供養せん功徳は彼の三業相応の信心にて一劫が間生身の仏を供養し奉るには百千万億倍すぐべし』
【通解】
戯れに一言でも、継母が継子をほめるように、志がなくても、末代の法華経の行者をほめ、供養する功徳は、かの三業相応の信心によって一劫の間、生身の仏を供養することよりも百千万億倍すぐれている。
名字の言 配達員の皆さんに最敬礼! 2020年8月31日
東京の郊外で、今月から本紙の配達員になった壮年がいる。自転車の前カゴいっぱいに新聞を積んで出発する。昼間はまだ厳しい暑さが続くが、日が昇る前だからだろうか。秋の訪れを感じる▼この壮年、配達を始めてから地域のことがよく見えるようになったという。読者や散歩をしている人から「ご苦労さま」と声を掛けられると、早朝の疲れも消える。一方、新聞が入らないぐらいポストに郵便物がたまっていると、「家の中で倒れていないだろうか」と心配になる▼ビニール袋に入れて配る雨の日をはじめ、苦労も多いが、壮年は「感謝しかありません」と胸を張った。感謝の人は美しい。「さいわいは心よりいでて我をかざる」(御書1492ページ)との御文通りの姿に深く最敬礼した▼神戸市内で35年間、週7日、本紙を配達した婦人が大確信で語っていた。「配達の功徳はホンマ大きいで。おばちゃんを見てみい。何一つ不自由ない境涯や。この境涯、他の人に分けてあげたいくらいや。だから配達は感謝の心でせなあかん」▼何事もそうだが、どうせやるなら感謝の一念で取り組みたい。感謝の心から希望も感動も喜びも生まれる。今朝も地域に幸の便りを届けてくださる配達員の皆さん、いつも本当にありがとうございます!(側)
寸鉄 2020年8月31日
SGIの励まし運動には人々を結ぶ力が—州議。分断進む今、我らの出番
世界青年部総会へ男子部が出発式。未来は君らの双肩に。栄光の歴史開け
学生部の日。時代変革の先頭には常に学徒あり!智勇兼備の指導者と育て
の思想は実践のうちに生命を得る—作家。広布も人の振舞に。大誠実で
防災週間。感染症で持ち出し袋も変化。マスクや消毒液等、備えを万全に
〈社説〉 2020・8・31 あす「牙城会の日」
◇新たな大道を開く若き師子王
あす9月1日は「牙城会の日」。
1963年(昭和38年)のこの日、東京・信濃町に新学会本部(当時)が落成した意義と「学会厳護」の誓いを込め、76年に制定。牙城会の友は毎年、この日を節目に、決意を新たにしてきた。
しかし本年、メンバーを取り巻く環境は激変した。コロナ禍により、創価学会として会館の使用を長期にわたって自粛。雨の日も風の日も会館に集い、地域の宝城を誇りを持って護ってきた牙城会にとっても初めてのことであった。
だがこの間、牙城会員は任務再開の日に向け、励まし合い、前進してきた。
テレビ電話で対話を重ね、弘教を実らせた友。メンバーの任務予定だった日に、励ましを送るリーダー。定例会をオンラインで行い、参加者が増えた地域もある。また、「地域と社会の勝利王たれ」との牙城会の指針のままに奮闘する医療従事者や、ワクチン開発の最前線で研究を続ける友も。どの分野にも、赤々と燃える「牙城会魂」を持った同志がいる。この人材の"幅"こそ、牙城会の誇りであり、新時代を開く"強さ"の源だ。
9月は、本部幹部会の中継行事等で会館が使用される。地域によっては、マスク着用や消毒の徹底等、「新しい様式」での牙城会任務も検討されている。今までのように、元気な声で会員を迎えることはできないかもしれない。しかし、メンバーの「会員を護る」という心は、何一つ変わっていない。その尊き献身に感謝は尽きない。
一方で、自身や同居家族に基礎疾患があるなど、任務を控えざるを得ない牙城会員もいる。ある友は拳を握り締め、「任務に就く人の分まで、お題目をあげ抜いて貢献したい」と語る。たとえ直接的に、宝城を厳護できなくても、今いる場所で価値を創造し、前へ前へと進んでいく——そうして、成長を誓う友がいることを忘れてはならない。
きょう8月31日は、牙城会の不滅の原点、「第1回柔剣道大会」から40周年の佳節でもある。前年の79年、池田先生が第3代会長を辞任し、最も激しい障魔の嵐が吹き荒れる中で行われた同大会。池田先生は牙城会の友に語り掛けた。
「いかなる境遇にあろうとも、広宣流布という青春に腹を決めて進んでもらいたい。信心という黄金の人生に徹し切って歩んでもらいたい」
「青年が立ち上がる時です! 闇が深ければ深いほど黎明は近いのです」
あす「牙城会の日」から、結成50周年を迎える明年の「2・1」に向け、出発を切る牙城会の友。コロナ禍という混迷の時代にあって、若き師子王の陣列が、広布の新たな大道を勝ち開いていく。
☆世界広布新時代第46回本部幹部会への池田先生のメッセージ
◇我らは「大法弘通」の誓願で結ばれた家族
一、初めて「広宣流布大誓堂」を会場とする本部幹部会の開催、おめでとうございます。
「霊山一会、儼然として未だ散らず」(「霊山一会儼然未散」<御書757ページ>)——この仰せさながら、「大法弘通慈折広宣流布」の大願で結ばれた我ら創価家族の集いは、なんと壮大にして、なんと自在な会座でしょうか!
なかんずく従藍而青の青年部の勇気光る成長と前進を、初代・牧口常三郎先生と二代・戸田城聖先生も、うなずき合って見守っておられることでしょう。
一、創立満90年の秋を前に、今再び、命に刻みたい師弟の原点があります。
それは第2次世界大戦の渦中にあった1944年の11月、先師・牧口先生の「死身弘法」の殉教と時を同じくして、恩師・戸田先生が「不惜身命」の獄中闘争を貫き、「われ地涌の菩薩なり」と悟達された事実であります。
この荘厳なる生死不二の師弟の一念によって呼び出された地涌の菩薩の陣列こそ、創価学会にほかなりません。
学会員の一人一人が久遠元初からの「広宣流布」「立正安国」の誓願を抱き、この世の悲惨と不幸をなくすため、大変な時に大変な場所を自ら願い求めて、地よりか涌きたる菩薩なのであります。
◇地涌の力用は宇宙大
一、妙法を唱え弘めゆく地涌の菩薩が、どれほど無限の力を持っているのか。
御本仏・日蓮大聖人は「生死一大事血脈抄」等の諸御抄で、地涌の菩薩は大宇宙に満ちあふれる本源的な慈悲の力用を発揮して、必ずや全民衆と地球社会を救い切っていけると、大きく五つの次元から示してくださっております。
すなわち、地涌の菩薩は妙法蓮華経の五字の力を体現して——
第一に、火が物を燃やして熱と光をもたらす如く、苦しみや悩みを燃焼させて幸福前進の智慧に変え、生老病死の闇を常楽我浄の光明で照らし晴らせる。
第二に、水がもろもろの穢れを浄める如く、宿業の垢も時代の濁りも浄化できる。
第三に、風が塵や埃を払うが如く、一切の障魔を打ち払うとともに、人々の魂に生き生きと活力を吹き込むことができる。
第四に、大地が草木を生み育む如く、揺るがぬ境涯で命を慈しみ、桜梅桃李の平和と共生と安心・安定の社会を築いていける。
第五に、天が万物に慈雨を注ぐ如く、生命を平等に潤し蘇生させてゆく価値創造ができる。
大聖人は、まさに宇宙大のスケールで励ましてくださっているのであります。
初代・二代に連なる三代の私は、信ずる正義・共戦の師子たちと自行化他の題目を唱え抜き、この妙法の尽きることのない大功力を涌現して、あらゆる三障四魔を勝ち越え、世界広宣流布の大道を創り開いてきました。
◇遠大な広布の旅へ希望の出発 威風堂々と「善き友」のスクラム広げ
一、創立90周年から100周年への10年は、一人一人が「人間革命」の勝利の実証をいやまして打ち立て、いかなる「大悪」も「大善」に転じて、いよいよ人類の「宿命転換」を、断固として成し遂げていくべき勝負の時であります。
来る「世界青年部総会」は、その遠大な師弟旅の希望の出発であります。
さあ、愛する若き創価の世界市民を先頭に、皆が地涌の大生命力を出して、善き友のスクラムを広げながら、師弟の誓いを威風堂々と果たし切っていこう!
かけがえのない、わが宝の同志に一人ももれなく健康あれ、安穏あれ、幸福あれ、和楽あれ、栄光あれ!と祈りに祈って、私のメッセージといたします(大拍手)。
☆「師弟乃誉」の旗を託す——1983年5月、池田先生が東京・氷川で認めた一書
「師弟乃誉」——この書は1983年5月、池田先生が氷川池田青年研修塾(当時)で認めたもの。氷川は、戸田先生が、池田先生をはじめ水滸会の青年を薫陶した第1回野外研修の天地である。
池田先生は24日の各部代表者会議で同書を紹介し、後継の友に呼び掛けた。
「『師弟乃誉』——これこそ、19歳の日より、私が高く掲げて走り抜いてきた、生命の最極の旗であります」「不二の君たちに『師弟乃誉』という旗を譲り託します」
★第46回本部幹部会 SOKAnetでも視聴可能に
配信期間は9月1日(火)午前10時〜9月13日(日)
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、「世界広布新時代第46回本部幹部会」の全国中継が、従来の会館や個人会場(中継の会場と時間は各県・区で決定)とともに、「モバイルSTB」でも視聴可能になりました(インターネットを通してダウンロードが必要。ダウンロードは9月1日〈火〉午前0時からできます)。さらに、創価学会公式ホームページ「SOKAnet」でも視聴することができます(https://www.sokanet.jp/recommend/honkan202009/)。配信期間は、9月1日(火)午前10時から9月13日(日)まで。