2020年8月19日水曜日

2020.08.19 わが友に贈る

教学実力試験に挑む
英知の学生部よ!
最高峰の哲学を学び抜き
混迷の社会を照らす
時代創造の主役と育て!

如説修行抄 P501
『真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり』

【通解】
真実の法華経の如説修行の行者として師となり、その弟子檀那となるならば、三類の敵人が必ず現れるのである。

名字の言 ペルセウス座流星群と沖縄 2020年8月19日
夏の夜空に「光の舞」——聖教電子版(17日付)に、ペルセウス座流星群の写真12枚が掲載された。本紙記者や通信員の方々が、夜半に蚊や眠気と戦いながら撮影したもの▼沖縄研修道場(恩納村)での写真には「平和大歓喜の像」と共に、画面中央に北極星も写っている。一番明るい流星は、あたかもそこを目がけて飛んだかのようで、ふと、沖縄の童謡を思い出した▼「夜走らす船や 子ぬ方星目当てぃ(夜走る船は北極星を目印にして)」(「てぃんさぐぬ花」)。親から子の代に伝えて心に染めたい教訓を歌っている。琉球王朝の時代から、焦土と化した沖縄戦を経て今日まで、漆黒の闇夜にも沖縄の人々が見失わなかった「北極星」とは何だろうか▼池田先生は会長就任からわずか2カ月後の1960年7月16日、沖縄を初訪問。南部戦跡の「ひめゆりの塔」「健児之塔」で題目を唱えた後、"もう二度と、ここで戦争は起こさせない!"と力を込めて語った、と同行者が証言している。それは「命どぅ宝(命こそ宝)」という、沖縄の心そのものの師子吼ともいえるだろう▼「平和大歓喜の像」の頭上には、りゅう(竜)座も輝いている。どんな困難の時代も昇竜のごとく立ち上がってみせる——そんな心意気にも思えた。(継)

寸鉄 2020年8月19日
「返す返す此の書をつねによませて」御書。教学は信心の背骨。青年よ繙け
わが子を愛し、社会貢献する人材に—戸田先生。広布のロマン語る好機と
東京富士美のフラワー展が好評。人生彩る花の力。我らは地域に友情の花を
世界人道デー。身近な人を大切にする心から平和は広がる。誠実な振舞で
通販の"お試し"に注意!予期せず定期購入になる問題多発。注文前に確認

〈社説〉 2020・8・19 コロナ禍での夏休み明け 2020年8月19日
奮闘する未来部員に励ましを
新型コロナウイルスによる休校措置の影響で、多くの学校で短縮となった今年の夏休み。文部科学省の調査では、小中学校では最短9日、高校では最短4日という学校もあり、お盆明けからすでに新学期が始まっている地域もある。
「新しい生活様式」が求められる中、学習の遅れを取り戻すため、学校が授業をオンラインで行うなど、デジタルネーティブ世代に合った新しい学習方法も一部で進みつつある。一方、休校期間に出された課題の多さや、自宅での学習に慣れないという声もあり、子どもへの負担が懸念されている。
NTTデータと読売新聞が共同で行ったツイッターの分析結果によると、全国でほとんどの学校が再開した6月以降、心身の疲れを表すようなツイートが急増しているという(7月27日付「読売新聞オンライン」)。長期の休校明けの反動や、学校生活の変化によって、ストレスを抱えこんでいる子どもが増えていることがうかがえる。
加えて、感染リスクを避けるため、帰省や旅行を控える家庭も多く、普段の夏休みの楽しみがなくなってしまったと感じる子どもが多いのではないか。勉強疲れが解消されないまま、新学期を迎えてしまう子もいるかもしれない。
家で子どもと一緒に過ごす時間が増えた今こそ、親は子どもに寄り添いながら、一緒に成長しようと努めていくことが大切だ。地域の創価家族の支えも重要である。
創価大学の鈎治雄教授は、新しい生活様式のもと親子で過ごすに当たり、「もともと人間には、新しいことを生み出す『発想力』や、物事を変えていける『転換力』、そして新しいことに挑戦しようとする『行動力』が備わっている」と考察する。そして、「そんな人間の資質を大いに発揮しながら、目の前の変化を前向きに受け止めていきたい」とし、親子ともども新たな可能性を見いだすチャンスと捉えることが大事だと強調する(「灯台」9月号)。
池田先生は、3日付の「随筆『人間革命』光あれ」で「大きな不安や制約や変化の中で、勉学に挑む高校・中学・小学生の皆さんの苦労もひとしおであろう」と語った上で「若き日に大きな試練を乗り越えることは、それだけ自分が鍛えられ、大きな使命を果たしていける。偉大な価値を創造していけるのだ」と、コロナ禍で奮闘する一人一人に呼び掛けた。
困難な時代の中で、「人類の希望の宝」である未来部の友が、使命の道を勝ち開き、伸び伸びと、朗らかに成長していけるよう、家庭で、地域で支え合い、励ましを送っていこう。

☆SUA入学オリエンテーションへの池田先生のメッセージ 2020年8月13日
◇「創造的生命」の開拓者たれ
一、わが愛する誉れの20期生の皆さん、大学院へ進学する誇り高き皆さん、誠におめでとうございます!
応援してくださるご家族の方々にも、心より感謝とお祝いを申し上げます。
信頼するエド・フィーゼル新学長をはじめ教職員、ならびに全ての大学関係者の方々、人類の宝である大切な俊英たちを、どうか、くれぐれもよろしくお願いいたします。
待望の「科学棟」も完成し、いよいよ「生命科学コース」も開講となります。新たな前進の息吹とともに新たな挑戦を開始する皆さんと、私は一人一人、目を交わし、その凜々しき顔を、わが生命に深く刻みゆく思いで、メッセージを送らせていただきます。
一、人類は今、感染症や気候変動、自然災害等々、幾多の苦難に直面しております。この試練の時代に未来を切り開く鍵はどこにあるか。
私が歴史学者のアーノルド・J・トインビー博士をはじめ世界の知性と語り合ってきた結論の一つは、人間の「創造的生命」への信頼であり、人間教育を基軸とした開拓であります。
未来学者のヘイゼル・ヘンダーソン博士も、この信頼に依って立つ時、「どんな逆境も人間が成長するための"追い風"にしていける」し、「危機は"偉大な変革へのチャンス"」になると力説されていました。
博士ご自身が深刻な環境汚染に立ち向かい、草の根の市民運動をリードし、持続可能な発展のために、たゆまぬ行動を貫かれております。
博士も、アメリカ創価大学へ限りない期待を寄せてくださる一人です。
21世紀の希望の学府として誕生した我らSUAは、開学直後に勃発した同時多発テロ、また世界的経済危機等の激動の中で、何ものにも屈せず新たな価値創造の道を開く人材群を送り出してきました。
コロナ禍にあってオンラインでの講義など大変でしょうが、苦労しながらの学びの一つ一つが偉大な創造的生命を発揮する糧であります。「何があろうと学び抜く」と決めた青春は、断じて負けません。

一、アフリカの人権の大英雄ネルソン・マンデラ翁と、私は若き世界市民による平等と尊厳の連帯を展望しました。非暴力の対話によって歴史を変革したマンデラ翁は、人生において最も困難なことの一つとして、"自分自身を変革すること"を挙げておりました。
「創価教育」は、この最も困難な「人間革命」に自他共に挑み、社会を変え、国土を変え、人類の宿命をも変えゆかんとする壮大な挑戦です。
崇高な建学の理念に集った同志である教授陣、職員、学友、同窓と共々に励まし合い、聡明に焦らず快活に探究し、錬磨し抜いていってください。そして、新たな「地球文明」創造のパイオニアにたくましく育っていただきたいのであります。
一人ももれなく健康・勝利・栄光あれと祈りつつ。

☆対話のツボ 【問い】家族の学会理解を得たい
自分自身が信仰を始めるに当たり、家族がすぐに学会活動への理解を示してくれることは理想ですが、現実はさまざまです。
池田先生は、19歳の時に友人から誘われて座談会に参加し、信心を始めました。その当時を振り返り、「私も入信当時、父が信心に反対でした。父と私の間に立って、母がずいぶん苦心してくれたことを思い出します」と語っています。
"家族が信心の素晴らしさを理解するかどうか"は、新たに信仰を始める人の多くが直面し得ることともいえるでしょう。
とはいえ、そうしたことで焦ったり、不安に思ったりすることはありません。まして、感情的になって、信心のことで家族と争う必要もありません。
大事なことは、この信心を実践することで自分自身が成長し、誰よりも幸せになり、家族の幸福を願える境涯へと「人間革命」することです。
その挑戦の中で、自分だけでなく、家族や周囲をも幸福の軌道へと導いていくことができるのが、学会の信仰です。
大聖人は、「一切は現証(現実の結果)にすぎるものはない」(御書1279ページ、通解)と教えられています。信心によって"現実に成長した姿"ほど、仏法の素晴らしさを物語るものはありません。自身の姿が、そのまま信仰の力の証明になるのです。
ゆえに、地道に粘り強く学会活動に励み、自らが幸福な姿を示していくことが、周囲に確かな学会理解を広げていく直道です。