2020年8月7日金曜日

2020.08.07 わが友に贈る

朝に勝とう!
リズム正しい生活に
充実と成長がある。
清々しい勤行・唱題から
一歩前進の日々を!

異体同心事 P1463
『日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』

【通解】
日本国の人々は、大勢いるが、体同異心なので、何事もうまくいかない。日蓮の一門は、異体同心であるゆえに、人数は少ないけれども、大事を成し遂げ、必ず妙法が広まると確信する。悪は多くとも、一善に勝つことはない。

名字の言 元大関・照ノ富士の復活劇に秘められた師弟のドラマ 2020年8月7日
"史上最大の復活劇"に沸いた大相撲の7月場所。返り入幕の元大関・照ノ富士が5年ぶり2度目の優勝を果たした▼「落ちているときも応援してくれた方々に、恩返しがしたかった」。5年前の大関昇進後、照ノ富士は両膝の負傷や内臓疾患などに苦しんだ。「横綱候補」の呼び声が高かったが、序二段まで番付を落とした▼元大関の幕下以下での現役続行は前例がない。照ノ富士は引退を申し出た。だが、伊勢ケ浜親方は慰留し続けた。「序二段で勝つことは恥ずかしいことじゃない」「まず体を治そう」。弟子を思い、復帰を諦めない師匠の度重なる激励に、"もう一度、新弟子の決意でやり直そう"と決め、心身を徹底して鍛え直した。優勝旗は、審判部長の師匠から受け取った▼逆境は、人間の真価を問う試金石でもある。70年前の8月、池田先生は恩師・戸田先生の事業難の打開に奔走する中、日記にこうつづった。「地に依って倒れた者は、地に依って起つ以外ない。この現状を、再起させれば、最大の活躍の証明となる」▼相撲の勝負は、"立ち合いで決まる"といわれる。勇気を奮い起こし、グッと力を込めて踏み出す大切さは、人生も同じだ。その一歩が、かつてのつまずきも「敗北」ではなく、「勝利の因」へと変えていく。(踊)

寸鉄 2020年8月7日
宗教は人生の背骨である—牧口先生。青年よ行学錬磨に挑み我が境涯開け
「子にすぎたる財なし」御書。未来部は皆、後継の大人材。共に祈り、成長!
各地で天気の変化激しく大雨等に注意。油断せず早め早めの避難を心掛け
都内で交通事故死が3割増。速度超過等が原因と。ルール順守し安全運転を
1日8千歩で死亡リスク半減—米研究。感染予防継続しつつ賢く健康管理

☆みんなで学ぶ教学 第9回 人の振る舞い
◇人格の輝きに共感と信頼が
今回の「みんなで学ぶ教学」は、仏法の実践にとって大切な「人の振る舞い」について学びます。さて、新会員のリホさんが、いつもお世話になっている地区婦人部長のユリコさんに、絵手紙を書いているようです。

ユリコ すてきな絵手紙ありがとう! リホさんの真心がうれしくて、心が温かくなったわ。絵もとっても上手なのね。

リホ 喜んでもらえてよかった。いつもお世話になっているから、感謝の思いを伝えたくて書いたんです。
実は今、気持ちを込めて友達にバースデーカードを贈ったり、なかなか会えていない知人に、勇気を出して絵手紙を送ったりしているんです。

ユリコ 受け取った友人にも思いが伝わって、友情が深まりそうね。感謝や思いやりの心を行動に表すって簡単なことじゃないのに、リホさんの振る舞いは本当に素晴らしいと思うわ。

リホ そんなに褒められると照れちゃいます(笑)。ユリコさんこそ、いつも笑顔で皆を励ましてくれて、感謝しています。
学会の方って、親切で、"皆のために"と行動している人が本当に多いですよね。

ユリコ それは、日々、自他共の幸福を祈っているからじゃないかな。唱題を重ね、学会活動をする中で自然と心が磨かれ、「振る舞い」となって、表れているからじゃないかしら。

リホ 私の振る舞いは大丈夫かなあ。感情や体調に左右されて、思わず無愛想になってしまうときもあります。

ユリコ そうなのね。誰にでもあることだから、気を付けていかないとね。
日蓮大聖人は、短気な性格の門下にどんなに納得できないと思うことがあっても、"怒りっぽい顔になってはいけない"など、感情にまかせて振る舞ってはいけないと注意されているわ。その後、この門下は、大聖人の仰せの通りに実践して、周囲から信頼されていったの。

リホ かなり具体的ですね。

ユリコ さらに「釈尊がこの世に出現された目的というのは、人の振る舞いを示すことにあった」(御書1174ページ、趣旨)とも教えられているの。
良識ある振る舞いと、人格の輝きをもって、社会や地域に共感と信頼を広げていく生き方に仏法があるとの仰せよ。

リホ 私もそういう生き方をしたいです。
ユリコ 大丈夫よ。リホさんは手紙を書くときに、一人一人のことを思い浮かべて、励ましや感謝の言葉をつづっているでしょ。

リホ 確かに、「あの人は元気かな」「この人にはとてもお世話になっているな」と、頭に浮かべながら書いています。

ユリコ そういうふうに心に思い浮かべられるようになっていくことが、人間革命している証しなのよ。
大聖人は「法華経の修行で非常に大切なのは、不軽品である」(同ページ、趣旨)と教えられているわ。
不軽品で説かれる不軽菩薩は、どんな人にも具わる仏の生命を敬い、礼拝し続けた菩薩なの。

リホ "あらゆる人を敬う"って、とてもすごいことですね。

ユリコ そうよね。
誰しも、苦手な人や、性格が合わないと感じる人がいるわ。でも、相手の幸福を願い誠実に接していけば、必ず相手の仏の生命を輝かせていけるのよ。
それが、自身の仏の生命を輝かせていくことにもなるのよ。だから大切な修行といわれているの。

リホ そうなんですね。私も、自身の振る舞いで、友情と信頼を広げられる人に成長していきます!
まずはちょっと苦手に思う友人に、手紙を書いてみようかな。

☆質問BOX 価値観の合わない人とは、どのように接していくべきでしょうか?
◇質問
価値観の合わない人とは、どのように接していくべきでしょうか?

◇回答
地域や社会で、自分とは異なる価値観を持った人と出会い、戸惑った経験がある人は多いと思います。その際、「ちょっとこの人とは合わないな」と、避けてしまうこともあります。
池田先生は、「違いがあるからこそ、この世界は多様性に富んだ、百花繚乱の花園なんだよ。だから、差異は本来、認めることはもとより、尊敬し、学び合うべきものだ」と語られています。
異なる価値観を持った人だからと、避けていても成長はありません。そうした相手だからこそ、題目で勇気と智慧をみなぎらせ、誠実に関わり続けることで、自分を磨いていくことです。
そうすれば、自分の境涯が広がるだけでなく、相手の仏性を触発することで、自他共の境涯を広げる機会としていけるのです。