もっと強く!
もっと優しく!
大きな苦難を越えてこそ
大きな自分になれる。
そのための信心だ。
上野殿御消息 P1527
『是くの如く振舞うを賢人とも聖人とも云うべし、此の四の事あれば余の事にはよからねどもよき者なり、是くの如く四の得を振舞ふ人は外典三千巻をよまねども読みたる人となれり』
【通解】
このように振る舞う人を賢人とも聖人ともいう。この四徳があれば、他の事はよくなくても良き人なのである。このように四徳を修め行う人は、外典三千巻を読まなくても読んだ人となるのである。
名字の言 2019年11月26日
資産家の元に生まれたナイチンゲールは30代の時、豊かな生活から一転、過酷な看護の世界に飛び込んだ。赴任した戦地の兵舎病院では劣悪な環境、傲慢な軍医や将校からの冷遇、彼女の活躍に嫉妬する同僚の妨害といった"壁"に直面した▼だが、そうした不条理な状況をはね返し、苦しむ人に尽くし抜いた。後輩を励ます彼女の言葉がある。「あなた方は、進歩しつづけない限りは退歩していることになるのです。目的を高く掲げなさい」(薄井坦子他訳)。それは彼女の人生観にも重なる▼目の病と闘う男子部員は31歳で結婚。希望に満ちた日々を送っていた矢先、妻が余命1カ月のがんに。治療に専念しつつ、夫婦で祈りを深めた。妻は更賜寿命の実証を示し、霊山へ。亡くなる2週間前、妻は友人に弘教を実らせた▼失意の中、彼は視力までも奪われた。だが決意した。「自分は立ち止まっても、社会は動き、時代は進む。それでは後退だ。前に進もう」。彼はマラソンにも挑戦し始めた。めきめきと力をつけた今夏、国内最大の障がい者スポーツ大会で優勝。その日は亡き妻との5回目の結婚記念日だった▼伴走者である家族を心に抱いて彼は走り続ける。一歩一歩進むことが不屈の足跡になると確信し、信仰勝利のゴールを目指す。(城)
寸鉄 2019年11月26日
未来部が「E—1GP」。挑んだ皆が勝利者!次代を担う鳳雛こそ希望の光
山口女性の日。婦女一体の麗しき励ましの連帯!新時代の広布開拓史綴れ
「知恩報恩をいたすべし」御書。感謝の人は成長の人。君よ師弟の大道進め
世界の11〜17歳、8割が深刻な運動不足—調査。健康こそ第一。対策急げ
2割がコンタクトレンズを"ポイ捨て"。環境汚染の恐れも。正しく廃棄を
☆池田大作先生は創立89周年と世界聖教会館の開館を祝賀し、全国・全世界の同志に3首の和歌を詠み贈った。
池田先生の和歌
言論で
勝ち征く師弟の
創立日
世界の聖教
乱世に師子吼を
無冠なる
友が城主の
大城なれば
幸の仏縁
民衆の大地に
自他共に
智慧と慈悲との
聖火をば
喜び掲げ
正義の走者と
☆「創価学会 世界聖教会館」開館記念勤行会から原田会長のあいさつ(要旨) 2019年11月18日
◇師弟の闘魂を受け継ぎ 平和と正義の大潮流を
一、「創価学会 世界聖教会館」開館記念勤行会を65カ国・地域280人の同志と共に、晴れやかに開催することができました。誠におめでとうございます(大拍手)。
一、世界聖教会館には、池田先生も既に2度、ご訪問くださり、世界広布のますますの前進と言論戦の勝利を祈ってくださいました。
1階に設置された「聖教新聞 師弟凱歌の碑」につづられている通り、戸田先生が聖教新聞発刊の構想を示されたのは1950年8月24日。奇しくも池田先生が入信されて、ちょうど3年となる日でありました。
事業が暗礁に乗り上げた戸田先生は、この日、学会の理事長を辞任。事業について新聞記者に取材を受けた際、戸田先生は、言論の持つ大きな力を痛感されました。
明日をも知れぬ状況の中で、戸田先生はなお広布の未来を見据え、「学会も、いつか、新聞を持たなければならない。大作、よく考えておいてくれ」と、機関紙発刊の準備を池田先生に命じられたのです。
さらに、本日11月16日も、創価の未来を決する大切な師弟の語らいがあった日です。すなわち、戸田先生が池田先生に創価大学の設立構想を語られたのが、69年前のきょうなのです。
晩秋になっても、戸田先生の事業の状況が好転することはありませんでした。新聞創刊も大学創立も、こうした厳しい現実の真っただ中で構想されたのです。
その後、人生の厳冬ともいうべき時に、池田先生は阿修羅のごとく戦い、師匠を守り抜かれました。
その激闘によって「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)との御聖訓の通り、事業の整理は劇的に進み、翌春の51年4月20日、聖教新聞は産声を上げました。
その2週間後、戸田先生は第2代会長に就任。広宣流布への本格的な前進が開始されたのです。
一方、池田先生が創価大学の設立構想を正式に発表されたのは、第3代会長就任から、わずか4年後の64年。そして、そこから7年のうちに創価大学は開学をみたのであります。
一、かつて池田先生は語られました。
「(戸田)先生と私(池田先生)の二人きりのとき、先生は言われました。
『大作が、もしか会長になったら、何カ国ぐらいの国に広宣流布できるか』と。
当時の学会は、日本のことだけで精一杯でした。しかし、戸田先生は鋭く世界を展望しておられたのです。
私は答えました。
『必ず全世界に仏法を弘めます!』
『それは何カ国だ』
『100カ国以上に弘めていきます』
先生は涙ぐんでいました。私が言えば、必ず実行することは分かっておられましたから。
事業の失敗で苦境にあった師をお護りし、師の広布拡大の大願を成就させ、文化と教育の大構想も、すべて実現してきました。
師匠が喜び、安心し、勝利する——そのためには、どんなことでも成し遂げる。そういう弟子であったのです。これが本当の師弟の関係です」と。
本日、広宣流布の新たな言論城に、池田先生が恩師に誓った世界広布の人材が集結しました。この言論会館での集いこそ、池田先生の師弟勝利の実像であります。
だからこそ私どもは、最大の苦境の中で一切を変毒為薬し、恩師の大構想の一切を実現してこられた池田先生の闘争に続き、"師匠が喜び、安心し、勝利するために、どんなことでも成し遂げる"——この本当の師弟の闘魂を断固、受け継いでまいりたい。
広宣流布の根幹は、どこまでも言論闘争です。世界を平和へ、幸福へと導く、正義の言論の大潮流を、きょうから新たな決意で、ともどもに巻き起こしてまいりたい。
そして、池田先生に、喜び、安心していただける弟子の勝利を、これからの聖教紙上に、各国の機関紙・誌に、さらには万年の広布史に、厳然とつづりゆこうではありませんか(大拍手)。