慌ただしいからこそ
日々の目標を掲げ
信行学の基本に徹しよう。
職場や地域の変革も
「私の一歩前進」から!
さじき女房御返事 P1231
たとへばはるの野の千里ばかりにくさのみちて候はんにすこしの豆ばかりの火をくさひとつにはなちたれば一時に無量無辺の火となる
【通解】
たとえば春の野が千里ほどにも広がって草が生い茂っている所に、豆粒ほどの小さな火を一つの草に放てば、それはたちまちに燃え広がって無量無辺の火となります。
名字の言 2019年11月12日
慶応義塾大学の塾長も務めた経済学者の小泉信三は、戦時中、出征する息子・信吉に手紙を書いた。「僕は若し生れ替って妻を択べといわれたら、幾度でも君のお母様を択ぶ。同様に、若しもわが子を択ぶということが出来るものなら、吾々二人は必ず君を択ぶ。人の子として両親にこう言わせるより以上の孝行はない」(『海軍主計大尉小泉信吉』文春文庫)▼この文章には"何ものも私たち家族の絆を断ち切ることはできない"という愛情と信念、そして"わが子として生まれてくれた"ことへの感謝と喜びがあふれている▼ある朝、多宝会の婦人部員は孫娘に言われた。「おばあちゃん、寝言でお題目を唱えてたよ」。孫娘の笑顔に婦人は目を潤ませ、ほほ笑み返した。内臓疾患を抱えていた孫娘。それは同じ病を持つ父からの遺伝性だと医師に言われた▼当初、婦人は、孫娘の父である息子を"丈夫に産んであげられなかった"と自分を責めた。だが祈る中で、思いは"息子と孫は身を賭して、私に題目の偉大さを教えてくれている"という感謝に変わった。祈りはかない、今は皆が元気に過ごしている▼妙法は宿業を切る"利剣"であり、本物の価値と幸福とは何かを映す"鏡"である。それらを磨く唱題行に励む日々でありたい。(城)
寸鉄 2019年11月12日
「仏になるみちは善知識にはすぎず」御書。同志と絆固く。励まし合い前進
女子部の日。華陽姉妹の活躍こそ世界広布の光。さあ朗らかに勝利の門を
生命を強く清くするのが信心—先師。何があろうと弛まず。その人が勝つ
信頼できる媒体—1位は新聞。本紙は希望の論調益々。支える読者のため
「あおり運転」を免許取り消しの方針に—警察庁。悪質行為を許さぬ社会へ
☆心に御書を 第8回 「いよいよ」の信心で立て
『いよいよ道心堅固にして今度・仏になり給へ』(四条金吾殿御返事、1184ページ)
◇通解
いよいよ求道心を堅固にして、今生に成仏を期していきなさい。
◇池田先生が贈る指針
「地涌の義」の通り、今、新たなリーダーが陸続と躍り出ている。
友の幸福を祈れば、境涯は大きく広がる。広布に走れば、宿命転換が加速する。全てが自他共に「心の財」を積みゆく仏への道である。
さあ、勇んで最前線へ! 先輩も後輩も支え合い、「いよいよ」の求道の心で、清新なる拡大の波動を起こすのだ。
☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 2019年11月9日
〈教えて〉 ありのまま祈るとは、どういうことですか?
〈御文〉 苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ(四条金吾殿御返事、1143ページ)
〈通解〉 苦を苦と覚り、楽を楽と開き、苦しくても楽しくても南無妙法蓮華経と唱えきっていきなさい。
〈山本会長は御本尊に向かう姿勢について尋ねられ、次のように語った〉
「苦しい時、悲しい時、辛い時には、子どもが母の腕に身を投げ出し、すがりつくように、『御本尊様!』と言って、無心にぶつかっていけばいいんです。御本尊は、なんでも聞いてくださる。思いのたけを打ち明けるように、対話するように、唱題を重ねていくんです。(中略)
御書には、『朝朝・仏と共に起き夕夕仏と共に臥し……』(737ページ)と仰せですが、題目を唱え抜いている人は、常に御本仏と一緒です。それも今世だけでなく、死後も、御本仏が、諸天・諸仏が守ってくださる。
だから、生命の底から安堵できるし、何も恐れる必要がない。悠々と、人生を楽しみながら、生き抜いていけばいいんです。
題目は、苦悩を歓喜に変えます。さらに、歓喜を大歓喜に変えます。ゆえに、嬉しい時も、悲しい時も、善きにつけ、悪しきにつけ、何があっても、ただひたすら、題目を唱え抜いていくことです。これが幸福の直道です」(『新・人間革命』第11巻「開墾」の章)