やらされていると思うか
自らやるとぇついするか。
微妙な一念の違いで
結果は大きく変わる。
喜び勇んで使命の道を!
生死一大事血脈 P1337
『悦ばしい哉一仏二仏に非ず百仏二百仏に非ず千仏まで来迎し手を取り給はん事歓喜の感涙押え難し』
【通解】
よろこばしいことに、一仏二仏ではなく、また百仏二百仏ではなく千仏まで来迎し手を取ってくださるとは歓喜の涙、押えがたいことである。
名字の言 2019年11月13日
先月、インドで開かれた教学研修会。各部の代表が参加した御書講義のほかに、創価班や白蓮グループなど、行事運営や会館警備に当たるメンバーを対象とした講義が行われた▼研修では、こうしたグループの使命について、御書や小説『新・人間革命』を通して学び深めた。皆、普段は研修会の運営を陰で支える側で、自らが講義の参加者となることは少ない。平日の開催だったが満員の会場は求道の熱気に満ちていた▼ある創価班の友が語っていた。「この会合に参加するために、全力で仕事に取り組んできました。次から次へと新しい業務が舞い込んできたのですが、"もう研修は始まっている"との思いで、全てやり切って講義に集うことができました。きょうの歓喜と誓いを胸に、新たな前進を開始していきます」▼会場となったのは9月に落成したばかりの新「本部」。壮麗な外壁は陽光に輝き、玄関ロビーの横では、池に浮かんだ色鮮やかなハスの花々が来館者を迎える。仏教源流の国の宝城は、同志の美しき心によって、さらに輝きを増していた▼日本でも多くの友が日々、行事運営や会館警備などに尽力している。多忙な中での献身に心からの感謝をささげたい。学会厳護の「陰の戦い」もまた世界同時進行である。(駿)
寸鉄
2019年11月13日
「創立の月」飾る座談会。信仰体験と決意を闊達に語り合う触発の会座に!
徳島の日。魁光る人材城。新たな拡大の波起こせ!地域に対話の花を爛漫と
青年の成長なくして未来は開けない—恩師。学会活動で心の財宝積みゆけ
会館周辺での違法駐車・喫煙・立ち話は厳禁。良識の振る舞いが仏法の精髄
台風被害、政府の対策に公明の主張が多数反映。復旧加速へさらに総力を
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 崇峻天皇御書(上)(三種財宝御書) 2019年11月9日
◇心を磨き、福運を広げよう どんな時も「誠実第一」に
今月から2回にわたり、「崇峻天皇御書」を学びます。
池田先生は、本抄の講義の中でつづっています。
「『心』こそ、人生の最高の『財宝』です。それは、『心』の中に、偉大な可能性と無上の尊極性が具わっているからです。『心』は、いくらでも広がります。また、いくらでも深められます。そして、いくらでも強くなります。(中略)人生をよりよく生きるために、内なる心の世界をどう広げゆくか。いかに心を鍛え、『心の財』を積んでいくか。そのために妙法があるのです」
弟子の"真の勝利"のため、日蓮大聖人が示された「心の財第一」の指針を学んでいきましょう。(拝読範囲は、御書1170ページ冒頭〜1173ページ16行目です)
◇本抄について
本抄は、建治3年(1277年)9月、日蓮大聖人が身延で認められ、四条金吾に与えられました。
本抄が送られる以前、金吾は、主君の江間氏を折伏したことで疎まれるようになり、同僚の讒言(事実無根の訴え)を信じた江間氏から"法華経の信仰を捨てなければ、所領を没収する"と迫られます。
しかし、金吾は迷わず信心を選び、同時に、大聖人の御指導通り、誠実な振る舞いを貫きました。
そうした中、江間氏が病に倒れ、医術の心得のある金吾が治療に当たることになり、信頼回復の機会が訪れます。本抄は、その報告に対する御返事です。
大聖人は本抄で、大事な時だからこそ油断してはならないと示され、仏法者として目指すべき賢人の生き方を教えられています。
◇御文
『人身は受けがたし爪の上の土・人身は持ちがたし草の上の露、百二十まで持ちて名を・くたして死せんよりは生きて一日なりとも名をあげん事こそ大切なれ、中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ、穴賢・穴賢、蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり、此の御文を御覧あらんよりは心の財をつませ給うべし』(御書1173ページ13行目〜16行目)
◇通解
人間として生を受けることはまれであり、爪の上に乗った土のようにごく少ない。人間として命を持ち続けることは難しく、草の上の露のようにはかない。百二十歳まで生きて名を汚して死ぬよりは、生きて一日でも名をあげることこそ大切です。
「中務三郎左衛門尉(四条金吾)は、主君に仕えることにおいても、仏法に尽くすことにおいても、世間における心掛けにおいても、大変に素晴らしい」と鎌倉の人びとの口にうたわれていきなさい。
「蔵の財」よりも「身の財」がすぐれている。「身の財」よりも「心の財」が第一である。この手紙をご覧になってからは、「心の財」を積んでいきなさい。
◇解説
苦境の中で戦う四条金吾に、大聖人は掲げた御文の冒頭、人として生まれ、生きることは「爪の上の土」のように稀であり、「草の上の露」のように、はかないと述べられます。人生の一瞬一瞬はかけがえのないものであり、だからこそ、「名をあげる」生き方が大切だと仰せです。
ここで仰せの「名をあげる」とは、単に社会的に偉くなったり、有名になったりすることではありません。
大聖人は続く御文で、"主君に仕えることにおいても、仏法に尽くすことにおいても、世間に対する心掛けにおいても、人々から素晴らしいと、たたえられる人になっていきなさい"と述べられます。どんな立場にあっても、誠実第一で周囲の人々から信頼されることが、仏法者として目指すべき"勝利の姿"であることを教えられています。
私たちの立場で拝すれば、自らの無限の可能性を開く「人間革命の信心」を根本に、今いる場所で努力と挑戦を重ねる生き方が、縁する人に信頼を広げていくのです。
大聖人はさらに、人生における重要な価値基準を示されます。それが「蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり」との一節です。
「蔵の財」とは、お金や土地などの財産のこと。「身の財」とは、健康や才能、身に付けた技術のことです。
そして「心の財」とは、生命に積んだ福徳、また、心の豊かさです。
大聖人はこの三つの中で、「心の財」こそ最高の宝であり、それを積むことが人生の根本目的であると述べられています。信心によって磨いた心、築いた豊かな生命の境涯があってはじめて、蔵の財・身の財も生かされます。
広布のため、自他共の幸福のためにと、勇んで行学に励む中で、幸福勝利の人生を開く、最高の「心の財」を、限りなく積み、輝かせていけるのです。
「福運無限詩」——池田先生は、女子部への期待を、かつて認めた書に寄せてつづりました。
「小さな、また地道な『心の財』の積み重ねこそが、無限の福運と広がります」
華陽姉妹と共に福智の青春を歩み、栄光の「11・18」を荘厳していきましょう。
◇池田先生の講義から
人間として生きるすべての局面において、仏性の輝きを放つときこそ、真の勝利であるということです。(中略)
周囲から「よかりけり」と賞讃されることは、仏法者としての「人間性の力」以外の何ものでもありません。
「心の財」の力があるがゆえに、人々から信頼され、模範の存在として高い評価を得る。仏性が人間性の輝きとして現れ、その素晴らしさが、信心をしていない人々の心をも打っていく。「あの人は、どこか違う。輝いているものを持っている」という信用を得ることが、仏法の確かな実証です。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第4巻)
◇ ◆ ◇
「心の財」とは、私たちで言えば、広宣流布のための誓願を持つことです。これ以上の「心の財」はありません。また、広宣流布の「心の財」を積んだ人は、最高の無上道の人生を歩むことができる。(『御書の世界』第3巻)
研さんのために
○…『勝利の経典「御書」に学ぶ』第4巻(聖教新聞社)
○…『創価学会永遠の五指針』(同)