「未来の果を
知らんと欲せば
其の現在の因を見よ」
栄光の人生を開くのは
今の決意と行動にあり!
椎地四郎殿御書 P1448
『末法には法華経の行者必ず出来すべし、但し大難来りなば強盛の信心弥弥悦びをなすべし、火に薪をくわへんにさかんなる事なかるべしや』
【通解】
末法には法華経の行者が必ず出現する。ただし大難が起こったならば、強盛の信心で、いよいよ喜んでいくのである。火に薪を加えれば、燃え盛らないことがあろうか。
名字の言 2019年11月24日
中等部員からうれしい連絡があった。先日の全日本合唱コンクール全国大会で、所属する中学校の合唱部が金賞に輝いたという▼彼は「最高のハーモニーを生み出したい」と願い、練習に励んできた。部員は"個性豊かな"メンバーばかり。うまくまとまらず、唇をかんだこともある。それでも唱題に挑戦し、努力を重ねた。全員が力を発揮し、一生の思い出を築けるように。金賞に輝いた瞬間、喜びとともに彼の胸を満たしたものは「最高の仲間」を得た実感であり、家族や地域の同志への感謝だった▼ハーモニーは「調和」と訳される。古代ギリシャの言葉「ハルモニア」が語源という。いにしえの人々は宇宙の星々がぶつかることなく、見事なリズムを保って運行している事実に驚嘆した。その調和の力を「ハルモニア」と呼んだといわれる▼仏法では、宇宙に調和をもたらす根源の法則を「南無妙法蓮華経」と説く。御書には「題目を唱える声は十方世界(大宇宙)で届かぬ所はない」(808ページ、通解)と仰せだ▼池田先生は祈りを"命と命を結ぶ同苦の労作業"と表現した。友の幸せを願う真剣な思いが題目の音声となった時、祈りはあらゆる障害を突破する。命と命が響き合う"和楽のハーモニー"を、わが地域に広げよう。(之)
寸鉄 2019年11月24日
会長の思想が浸透すれば社会は必ず変わる—総長語り広げる弟子の使命大
岩手支部結成の日。60周年の明年へ師弟共戦の心で拡大!希望開拓の旗手
力の結合はより偉大なるものを作り成す—詩人。我らは永遠に異体同心で
何人の友を励ませたか—これ組織発展の要。新任幹部は最前線へ勢いよく
言葉巧みに銀行カードや通帳預かる詐欺が横行。絶対渡すな。注意喚起を
☆第44回本部幹部会・SGI総会への池田先生のメッセージ
一、戸田先生は健気な母の宿命転換の体験を聞かれると、いつも、「大作、牧口先生にお聞かせしたいな」と言われました。また人知れず陰の労苦に徹する男女青年部の姿を見つけると、「牧口先生にお見せしたいな」と言われました。
師匠と弟子は常に一体であり、生死を超えて、永遠に不二であります。
牧口先生の荘厳なる殉教の朝から、まさに満75年の今日この日——。
全てを戦い勝って集い合った凱歌の創価家族のスクラムを、牧口先生も、戸田先生も、どれほどお喜びであるか。両先生の心を継ぐ日本全国、そして、世界65カ国・地域の「広宣流布の闘士」の皆さん、誠におめでとう! 本当にありがとう!(大拍手)
◇先師の勇気の訴え
一、御本仏は、「日蓮仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず、又道理証文よりも現証にはすぎず」(御書1468ページ)と宣言されました。
宗教はもとより哲学・思想・科学等、万般にわたって、真と偽、正と邪、優と劣の価値を見極めていく指標が、この文証・理証・現証の「三証」に示されております。
創価学会は、大聖人の御精神に直結する師弟の言論闘争から出発しました。「創立」のその日は『創価教育学体系』の発刊日であり、以来、両先生は一貫して対話に、座談会に、執筆にと、信念の言論戦を繰り広げたのであります。
1941年の12月、太平洋戦争が勃発すると、邪宗門は直ちに戦争を賛美する文書を出しました。しかし牧口先生は、この月に発行した機関紙「価値創造」で、国家主義などによって民衆の生活が犠牲にされることは、絶対に誡めねばならないと、厳然たる論陣を展開しております。
先生は訴えました。
——妙法こそ、世界の人類が等しく渇望する「無上最大の生活法」であり、「成仏の法」である。この偉大な力を、我々同志の実験によって証明し、誰にもたやすく分かるようにするのだ。そして、その功徳を普く施して、一切衆生を無上最高の幸福へ至らしめるまで、前進していこうではないか、と。
それが、どれほど勇気ある主張であったか。この「価値創造」も、半年後には軍部政府から廃刊を命じられました。その翌年、牧口先生は戸田先生と共に投獄され、そして75年前の11月18日に獄死を遂げられたのです。
一、一国が残酷な戦争に暴走するただ中で、牧口先生は、「信心即生活」「仏法即社会」の実験証明を積み重ね、世界の平和へ、全人類の幸福へ、限りなく前進していくことを、命を賭して後継の弟子に、また未来の人材に託されました。
この殉教の先師の師子吼を胸に、私たちは、創立90周年「前進・人材の年」へ、自行化他の題目を唱え抜きながら、一人一人が自らの「人間革命」に挑戦し、功徳と福運の実証をいやまして生き生きと打ち立てていきたい。
体験・実証ほど、雄弁なものはありません。
今や世界語となった「ザダンカイ」を中心に、体験談を楽しく明るく語り合い、幸の仏縁を大いに結んで、悩める友、苦しむ友が「信心してよかった」「学会員になって幸せである」と笑顔を光らせる大歓喜のスクラムを、地域社会にも、地球社会にも、さらに広げていきたいと思うが、どうだろうか!(大拍手)
◇海外出版が2千点に
一、言葉には、心を蘇らせる力があります。人と人を結び合う力があります。
90年、アフリカの人道の獅子・マンデラ氏が獄中闘争を勝ち越えて来日された折、晴れわたる青空のもと、私は多くの青年たちと共に聖教新聞本社で熱烈に歓迎しました。
私たちとの語らいを、あの満面のマンデラ・スマイルを浮かべ、「今日ここで得た最大の"収穫"は英知の言葉です。勲章は、いつか壊れてしまうかもしれない。しかし、英知の言葉は不変です」と喜んでくださいました。
ついに誕生した世界聖教会館は、各国の姉妹紙誌とも心を一つに、力強く英知の言葉を発信し、人類へ希望と勇気を贈りゆく民衆の言論城であります。
いずこでも、完成を祝す聖教新聞の拡大、本当にありがとう!
そして創立日を前に、私の著作の海外出版が48言語で2000点を超えたことを、皆さんとご一緒に牧口先生・戸田先生に謹んで報告させていただきます(大拍手)。
牧口・戸田両先生がどちらも御書に線を引かれ、大切にされた一節があります。それは「よき師と・よき檀那(よき弟子)と・よき法と此の三寄り合いて祈を成就し国土の大難をも払ふべき者なり」(同550ページ)との仰せであります。
妙法と共に広布の大誓願を貫く創価の師弟に、成就できない祈りはありません。人類に立ちはだかる大難も、地涌の世界市民による異体同心の団結で一つ一つ打ち払いながら、いよいよ大前進していこうではありませんか!
先月、行われた「全日本吹奏楽コンクール」で2年連続13度目の"日本一"に輝いた創価グロリア吹奏楽団。師への誓いと感謝を一音一音に託し、友を鼓舞した
先月、行われた「全日本吹奏楽コンクール」で2年連続13度目の"日本一"に輝いた創価グロリア吹奏楽団。師への誓いと感謝を一音一音に託し、友を鼓舞した
一、明年はSGIの結成45周年。グアムでの出発の会議で、世界の草創のリーダーに呼び掛けた言葉を再び申し上げて、私のメッセージといたします。
「今日から皆さんが何をするか——それが未来の世界を決するんです」と。
わが愛する創価家族に、健康あれ! 和楽あれ! 勝利あれ! そして、尊き全国各地、尊き世界各国に、福徳あれ! 安穏あれ! 栄光あれ!(大拍手)