我ら創価家族には
変毒為薬の信心がある。
「悲哀」を「勇気」に
「宿命」を「使命」に
自他共の幸福を開け!
開目抄上 P187
『金光明経に云く一切世間所有の善論皆此の経に因る、若し深く世法を識れば即ち是れ仏法なり』
☆四季の語らい
大事なのは、励ましである。励ましの声である。仏典には、「声仏事を為す」と仰せである。現実に生きゆく人々に、希望と勇気を送るのは、真心からの「励ましの声」である。
☆女性に贈ることば 三月十一日
自己の成長を願わず、目先の楽しみだけを追い求める人生の、どこが幸福であろうか。
「成長しよう」と努力する女性は、人生のどんな時をも、最高に輝かせていける。
☆今日のことば365 三月十一日
夢を実現し、理想を達成するために、最も大事なことは、自己との厳しい対決に勝っていくことである。つまり、自分が今やらねばならぬことに、全能力、全情熱を、傾けていくことこそ、未来に生きる人生の、真実偉大な姿なのである。
☆韓国・京畿道「名誉道民証」授与式から SGI会長の謝辞
敬愛してやまぬ大韓民国の中枢にして、最大の自治体である貴・京畿道は、悠久の歴史と伝統を誇る「文化の都」であります。
とともに、最先端の科学技術を全世界に発信されゆく「経済の心臓部」であります。
そして、「グローバル・インスピレーション、世界の中の京畿道」とのスローガンにふさわしく、共生と革新と創造力の息吹を地球社会へ送られる「平和の宝土」なのであります。
本日ここに、人類の未来を照らす「希望の天地」京畿道より、最高に意義深き「名誉道民」の称号を賜りました。この栄誉を、本講堂と全国192の中継会場におられる、誉れも高き韓国SGIの皆さま方と共々に拝受させていただけますことは、私の何よりの喜びであります。
わが韓国の宝友こそ、世界192カ国・地域の同志にとって、良き市民、良き国民、良き世界市民として、社会貢献の最高の模範を示してくださっているからです。
南景弼知事をはじめ先生方のご高配に、心より御礼を申し上げます。誠に誠にありがとうございます。
◇善なる交流こそ
思えば、貴国のレオナルド・ダ・ヴィンチと謳われる、19世紀の大思想家・丁若鏞先生も、京畿道のご出身でありました。
丁先生は、東アジアが共有する古典『論語』の英知に触れつつ、論及されております。
「まじわるをよくすれば、すなわち孝たり、弟たり、友たり、慈たり、忠たり、信たり、睦たり、婣たり」
「吾が道は何する者ぞや。そのまじわるにおいて善を為すにすぎず」(『与猶堂全書』)と。
人と人との間に生ずる関係性において、善なる交流を結べば、必ず、そこから幾重にも豊かな価値を創造していくことができる――この簡潔にして明晰なる卓見は、現代の複雑な諸課題を打開する智慧の鍵として、いよいよ光を放っております。
家庭においても、地域社会においても、ひいては国際関係においても、一対一の誠実なる人間の結合を粘り強く創り上げていくところから、希望が生まれ、信頼が広がり、平和が築かれるのではないでしょうか。
世界は、今、国家間の課題や閉塞を打ち破るために、地域と地域、地域と民間団体が、国境を越えて、グローバルに手を携えていく時代となりました。いな、そこにこそ、地道でありながら確実なる、平和創出の波があります。
その潮流の先頭に立って、東アジアの新時代を、力強く牽引されているのが、若き英邁な指導者・南景弼知事であられます。
「グッドモーニング京畿」のモットーを掲げ、民衆の中に飛び込みゆく姿には、午前8時の太陽のごときバイタリティーと希望がみなぎっている――そう、私の友人が感嘆しておりました。
志半ばで急逝された父君の清廉潔白な理想を継いで、南知事が政界に進出されたのは、30代前半のことと伺っております。以来、誠心誠意、信念の対話を尽くしながら、道民の幸福を最優先する「生活の政治」を貫いてこられたのであります。
◇京畿道と日本
貴・京畿道とは、日本の神奈川県も長年にわたって、交流を重ねてきました。また、南知事は、昨秋、愛知県とも「友好交流および相互協力」の協約を結ばれております。
さらに、いにしえ、高句麗の人々が先進の文化を携えて定住された埼玉県の日高市にも足を運ばれ、韓日の友情を温める交流の集いに参加されました。
その意味におきまして、私は、本日の光栄を、縁深き神奈川、愛知、埼玉をはじめ、日本の友とも分かち合わせていただきたいのであります。
文化大恩の「兄の国」たる貴国との友好は、私にとりまして、幼き日に父から、そして、青春の日に恩師から託された、人生の大いなる宿願であります。
今、うれしいことに、韓日両国を基軸として、「平和」と「文化」と「教育」の民衆のスクラムを、アジアに世界に、盤石に広げることができました。
私の妻が、貴国の友人から教えていただいた、貴・京畿道で歌い継がれてきた素晴らしい子守唄があります。そこには――
高くおなりよ
山よりも
深くおなりよ
海よりも
ねんねん よい子よ
おころりよ
――(『朝鮮童謡選』金素雲訳編)と。
なんと温かく、なんと賢く、なんと偉大なオモニ(母)の祈りが込められていることでしょうか。
この尊きオモニたちの願いに応えゆく、山よりも高く、海よりも深い世界市民の大連帯を、私も誇り高き京畿道の一員として、尊敬申し上げる南知事はじめ、敬愛する皆さま方とご一緒に、一段と勇敢に拡大しゆくことを、ここにお約束申し上げます。
その決意を込めて、貴国の児童教育の先駆者・方定煥先生の励ましを申し述べさせていただきます。
すなわち、「勇気だ。持っている勇気と同じ分しか喜びは来ない。勇気だ! 旭日のごとく、降り注ぐほどの勇気だ」と。
終わりに――
わが心のふるさと、貴・京畿道に無窮の繁栄あれ! 人類の平和の黄金柱たる大韓民国に永遠の栄光あれ! 和楽あれ! 勝利あれ! と祈り、叫んで、私の御礼のご挨拶とさせていただきます。
テダニ・カムサハムニダ!(誠に、ありがとうございました!)