広布拡大を牽引する
青年部よ 頑張れ!
皆で真心のエールを。
創価家族の団結こそ
人材を育てる原動力だ!
御義口伝巻上 P716
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』
☆四季の語らい
病気の人というのは、葛藤しているものです。自問自答というか、いつも自分の中で苦しみながら会話を戦わせている。その苦しい胸中を「聞いてあげる」ことは、それ自体が「抜苦」になります。「抜苦与楽(苦を抜き、楽を与える)」の抜苦です。それも、本当に親身になって聞いてあげる。その温かい「心」が、病を癒す力にもなるのではないでしょうか。
☆女性に贈ることば 三月八日
雨が降ろうが、風が吹こうが、寒さにふるえようが、または傷つき敗れても、家庭に帰って、母の温かい生命に触れさえすれば、心身の傷は癒える。
☆今日のことば365 三月八日
ほんとうの世界平和は、政治家同士が、結ぶ条約、経済人同士の提携によって、もたらされるのではない。生命と生命との間に結ばれた、信頼のきずなによってこそ、実現されるものだ。
☆牙城会指導集「師子王の誓い」 池田SGI会長が巻頭の辞
城あればこそ、民衆を護れる。
城あればこそ、人材は育つ。
城あればこそ、地域は栄える。
城あればこそ、正義は勝つ。
わが創価の若き城主たる牙城会の晴れの結成45周年、誠におめでとう!
恩師・戸田城聖先生は「城」という一文字を格別に大事になされた。青年時代には「城外」と名乗り、大難を勝ち越えて出獄した後は「城聖」と称された。
戦時中の弾圧は、創価教育学会を壊滅させ、先師・牧口常三郎先生を獄死せしめた。戸田先生は、その権力の魔性に敢然と挑み、もはや何ものにも屈しない難攻不落の城を築きゆかんとされたといってよい。
その恩師から、私は「大城」の雅号を頂いた。「城」の一文字に込められた記別に、私は「厳護」「拡大」「勝利」をもってお応えした。そして、そのまま、直系の「牙城会」に託してきたのである。君たちが不二の心で受け継いでくれていることが、無上の喜びであり、誇りである。
それは、1980年(昭和55年)8月31日、愛弟子たちが赤誠で開催してくれた第1回の牙城会柔剣道大会の折であった。
私も観戦した剣道の決勝戦で惜敗し、準優勝となった東北健児がいた。当時は剣道4段。のちに7段まで精進を重ねた丈夫である。私は、ずっと見守ってきた。「信念」「努力」「忍耐」——この牙城会の指針を体した彼は、10年後、監督の立場で東北の後輩たちを率いて、柔剣道大会に臨んだ。そして、執念の優勝を堂々と果たした。妙法を根本として、文字通り「十年一剣を磨く」という感動のドラマを刻んだのである。何よりも、人知れず、地道に堅実に、牙城会の使命に徹し抜いた青春の歴史は、17星霜となる。
その後、彼は、東日本大震災に際して、東北のリーダーとして、救援に復興に師子奮迅の戦いを繰り広げてくれた。今も、東北天地を駆け巡る日々だ。
「唱題根本」「絶対無事故」「時間厳守」「誠実な応対」「正確な連絡」——「牙城会で受け切った薫陶の全てが力となって生きています。一つも無駄はありません」と爽快に微笑み、あとに続く友を励ましている。
「冥の照覧」輝く牙城英雄の群像が、私の胸奥には無数に躍動して離れない。
今、信濃町の広宣流布大誓堂には、日々、日本全国、さらに世界五大州から、尊き求道の同志が集い、誓願の勤行会が行われている。
大誓堂の北側と南側に、それぞれ立ち並ぶ8本の柱は、日蓮大聖人が「最上第一の相伝」となされた法華経の「当起遠迎、当如敬仏(当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし)」(創価学会版法華経677ページ)の「八字」を象徴している。
この大精神で、大誓堂をはじめとする各会館で、私に代わって、同志を敬い迎えてくれているのが、牙城会の友である。
広宣流布の法城は、牙城会の君たちと一体である。
「法城さながら牙城会」であり、「牙城会さながら法城」なのだ。
そのあまりにも凜々しき振る舞いに感動したという報告が、私のもとには日本中、世界中から届く。
ブラジルSGIでも、1300人を超える牙城の勇者が、日々、仕事と学会活動の両立に励み、弘教に先駆するとともに、会館厳護の任についてくれている。
あの国でも、この国でも、牙城会の奮闘は、涙が出るほど嬉しく、頼もしい。
あらゆる人の生命に仏性を見いだし、その尊厳を輝かせゆく仏法の人間主義が、若き創価の世界市民の連帯によって時代精神へ高まる時、人類史は音を立てて、平和と共生へ転換しゆくことを、私は確信してやまないのだ。
牙城会の「牙」は、師子王の牙に他ならない。
日蓮大聖人は、「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり」(御書1190ページ)と仰せになられた。
ゆえに、広布と人生のいかなる試練に直面しようとも、決して恐れてはならない。退いてはならない。断じて勝つ。信心で勝つ。そう一念を定めて、誓願の題目の師子吼を轟かせるのだ。
恩師は言われた。
「魔が強いからこそ、勝てるのだ。信心が毅然として、そのうえで、魔が強いということは、必ず勝てるという証拠なのである。要は、自分自身の信心の決心にかかっている」と。
どうか、牙城会の誉れも高く、正義の牙を、勇気の牙を、英知の牙を鋭く研ぎ澄まし、雄々しく戦い抜いてくれ給え! そして、断固として勝って、わが家庭の城も、わが仕事の城も、わが地域の城も、歓喜と栄光に輝かせてくれ給え!
ともあれ、牙城会の成長が、学会の発展である。牙城会の勝利が、創価の勝利である。
家族を大切に! 友人を大切に! 社会を大切に! 賢者として、健康第一で絶対無事故の前進を、今日も朗らかに頼む。
世界の王者たる牙城会の君たち、万歳!
君と我
共に師子王
恐れなく
勝って護れや
創価の大城をば
2016年2月1日「牙城会結成記念日」を祝して