新たな建設の時。
リーダーは勇んで
組織の最前線へ!
友と語り、励まし
自ら波動を起こせ!
上野殿後家尼御返事 P1505
『法華経の法門をきくにつけてなをなを信心をはげむをまことの道心者とは申すなり、天台云く「従藍而青」云云、此の釈の心はあいは葉のときよりもなをそむればいよいよあをし、法華経はあいのごとし修行のふかきはいよいよあをきがごとし』
◇今週のことば
任用試験の受験者は
世界広布新時代の主役!
「行学たへなば
仏法はあるべからず」
共に学び 共々に成長を!
2013年10月28日
◇希望の明日へ
人間以上の人間はいない。皆、人間である。ゆえに、人間として光る以外にない。生まれた時も、死ぬ時も、皆、裸である。地位や名声、財産などでわが身を飾っても、それだけでは一時の幻影に過ぎない。一個の人間として偉大かどうか−−ここに焦点を定めて生きる人生が一流なのである。
平4・11・1
☆女性に贈ることば 十月二十八日
小さい頃から、子どもの傾向というものを賢明に見極めていくことです。そうすれば、大きくなって反抗するような時期を迎えたとしても、動じないですむ。
☆今日のことば 十月二十八日
自惚れは、未来の前進を不明確にし、
暗黒へ梶を取っていくようなものである。
☆我らの勝利の大道No.116 広布の模範・離島部
◇大福運の根っこを
この「離島部の日」は一九七八年(昭和五十三年)の十月七日、離島の友が学会本部に集い、第一回総会を行ったことが淵源である。
求道の友が全国約百二十の島々から、遠路を厭わず海を越えて参集された。
北海道の礼文島や利尻島、東京の伊豆大島、八丈島、関西の淡路島、中国・四国の因島、周防大島、伯方島、小豆島、直島、九州の壱岐・対馬、五島列島、奄美大島、沖永良部島、トカラ列島、沖縄の久米島や石垣島、宮古島などで奮闘する、尊き同志の方々であられた。
まさに『道のとをきに心ざしのあらわるるにや』(P1223)と、大聖人が讃えられた通りの方々であった。潮に磨かれた精悍な顔、太陽のように明るい顔を、にっこり、ほころばせていた。
私は総会の最後に御金言を拝した。
『我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ』(P234)
大聖人が厳寒の佐渡で認められ、創価の師弟が生命に刻んできた「開目抄」の一節である。いかなる苦難があろうが、我らは不動の信念で進むのだ。不退の正義を共に貫くのだ。
「子孫末代までの大福運の根っこを!」−−私の呼び掛けに呼応し、参加者はそれぞれの島で、美事な根っこを築いてくださった。今、広布の大樹が、あの島この島に、大きく揺るぎなく成長している。
総会の最前列に、伊豆諸島の三宅島から参加した壮年がいた。三宅島初の支部長であった。
一九五五年(昭和三十年)に夫婦揃って入会。郷里の三宅島で地域広布に尽力してこられた。
草創期、学会への偏見は根強かった。弘教に歩けば、水を掛けられ、塩をまかれた。「何を企んでいるんだ」と罵声を浴びせられたこともあったという。
しかし夫妻は朗らかに答えた。「私たちは、島の宿命転換と人びとの幸福のために戦っているんです」
御聖訓には、『心の一法より国土世間も出来する事なり』(P563)と仰せである。
大事なのは「心」だ。
広布に戦う「魂」だ。
自分が変われば周囲が変わる。周囲が変われば世界が変わる。「心の一法」の在り方で、全てを変えていくことができるのだ。
混迷の闇か深いほど、仏法の智慧は光り、誠実と勇気の振る舞いが光る。
ご主人は支部長として奮闘する傍ら、島の教育委員長や消防団長等も務めた。誠心誠意の行動の積み重ねから、学会への信頼も広がっていったのである。
二〇〇〇年(平成十二年)八月の三宅島の大噴火で、島の人びとの生活は一変した。四年半にわたる全島避難を余儀なくされた。
この間、首都圏をはじめ全国に避難された友は励まし合い、支え合ってきた。いずこでも、同志の温かさが大きな力になった。
困難に断じて屈しない負けじ魂で、三宅島の友は「広宣流布のモデルケース」を築いてくださった。
夫妻は共に八十歳を迎える今も、学会精神に燃えておられる。ご自宅を個人会館としても提供してくださり、感謝に堪えない。