聖教の永遠の魂は
「人間の機関紙」なり。
本紙を支えてくださる
全ての皆様に感謝し
慈悲と英知の光を発信!
妙一尼御前御消息 P1253
『法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる』
◇希望の明日へ
宗教は本来、人に安心を与えるものである。そこへ行けば、ほっとする。楽しい。希望がわく。心が明るく軽くなる。これが、真の信仰の集いである。それが"人間のための宗教"である。反対に、人に気を使わせ、神経を使わせ、疲れさせるのは、その一点だけでも、正しい信仰の世界ではない。"宗教のために人間がいる"のか。"人間のために宗教がある"のか。創価学会は断じて「人間のため」が正しいと結論し行動している。
平3・12・26
☆女性に贈ることば 八月二十四日
いずこの世界であれ、ひとたび決めた師弟の道に生き抜く人の姿は美しい。また尊く、つねに新鮮な向上の人生となる。
☆今日のことば 八月二十四日
少年の日々に
心に刻みつけた いくつもの憧憬を
君たちよ
水の流れの如く いつまでも持続したまえ
君がやっと掴んだ この真実の核は
暗夜の海に 清冽な光を放ちながら
不滅の燈台と輝くにちがいない
☆学園抄第7回 青春の輝き
◇白雲のVサイン
東京・創価高校の「東大和グラウンド(大勝・健康グラウンド)」。硬式野球部の新チームが、すでに動き始めている。
開校3年後の1971年(昭和46年)9月、生徒が買ってきた1個の硬球から始まった野球部の歴史。春夏通算8度の甲子園。95年夏にはベスト8に入った。
グラウンドの横に立つ誓球寮。朝と晩、部員が集まる部屋には、創立者が書き贈った二つの額が飾られている。
その一つ。
「来る年は
必ず祝さむ
甲子園」
82年夏の西東京大会。2年生の好投手を擁し、初の甲子園へ周囲の期待も大きく膨らんだ。だが、4回戦で延長サヨナラ負け。落胆する部員へ、その日のうちに創立者が詠んだ旬である。
来年こそ! 奮起した部員たち。翌年夏、悲願の甲子園出場を果たす。
晴れ舞台へ向かう選手に、創立者は和歌を贈った。
「遂にまた
歴史飾れり
甲子園
創価魂
炎とかがやけ」
「勝っても負けても朗らかな帰京を待つ」との言葉を添えた。1回戦で惜敗したが、選手は胸を張って帰った。
秋。後にプロ野球からドラフト指名を受けることになる選手に、筆を執った。
「勝利の時は
静かに
敗北の時は
炎に
そして技を磨くは
人の三倍
ここに栄冠あることを
君よ忘るな」
誓球寮の部屋に掲げられた、もう一つの額である。
創立者は折々に部員と食事をした。合宿所を訪れた。グラウンドに立った。試合中に球場の外から声援を送った。
甲子園初勝利は94年8月10日。球場だけでなく、テレビやラジオで流れる校歌「草木は萌ゆる」に、応援する多くの人々が目頭を押さえた。
創立者は北海道へ向かう機中の人となっていた。窓外の青空には雲が作るVの文字。
「日輪に
白雲までも
Vサイン
何と不思議な
優勝サインよ」