夏休みは
子どもと向き合う
最高のチャンス!
信仰の喜びや体験を
語り伝えよう!
兄弟抄 P1083
『各各随分に法華経を信ぜられつるゆへに過去の重罪をせめいだし給いて候、たとへばくろがねをよくよくきたへばきずのあらわるるがごとし、石はやけばはいとなる金はやけば真金となる』
◇希望の明日へ
家計簿は、人生と生活を本当に正しい軌道のほうに、自然のうちにレールを引いていくことができる。家計簿を付けている人には、それだけの人生の姿勢が見える。生活に対する香りがある。
『主婦の友』平3・1月号
☆女性に贈ることば 八月四日
この世で尊く、信じられるもの----それは友情である。
人間としての究極の証は友情である。
☆今日のことば 八月四日
"正確な報告""正確な報道"----これこそ新時代の平和建設へのバロメーターである。いかなる団体や組織にあっても、正確な情報が流れていないところには、いつか人々の信用を失い、やがてその進展も止まってしまう。
☆我らの勝利の大道No.110 創価の英雄に万歳を!
◇師に頂いたかき氷
夏が来ると、かき氷の思い出が蘇る。
昭和三十二年の七月十七日−−。全くの冤罪事件である「大阪事件」で不当逮捕・勾留されていた私は、大阪拘置所から出獄した。
理不尽な権力の弾圧の矢面に立ち、全身全霊で師匠と学会を護り抜いた獄中闘争は約二週間に及んだ。
加えて大阪の夏は暑い。意気盛んなれど、体は芯まで疲れ果てていた。
そんな私に、恩師・戸田城聖先生は、かき氷を振る舞ってくださったのである。涼味とともに、師の真心が生命に沁みわたった。
私も今、この猛暑の中、列島に対話の渦を巻き起こしてくださった同志の方々と、かき氷を味わいながら、心からねぎらいたい気持ちでいっぱいである。
甲斐の国の名将・武田信玄は、リーダーの心構えとして言い残している。
「諸将の上に思いをいたすには、人間が喉がかわくときに飲み物をしきりに欲するように、もっとも的確な心配りが肝要である」
将の将たるリーダーが、心すべき人間学であろう。
さらに、信玄は言った。
「先の先まで十分に心を配ってのちのちの勝ちを大事にするように」
我らは決して油断せず、どこまでも勇猛精進の題目で、広布と人生の爽快なる勝利劇を続けていきたい。
「時は過ぎても、言葉は残る」とは、大文豪トルストイの至言である。
我らが誠実を尽くし、語った言葉は、時が経とうとも、消え去ることはない。それは、乾ける大地に水を注いだように、友の心を潤していくのである。
現代社会は、人間関係が希薄化し、孤立化が進んでいると憂慮される。そうしたなかで、相手の「仏性」という最も尊貴な生命を信じて、声をかけていくことが、どれほど深い意義を持っていることか。
イギリスの歴史家カーライルも語っている。
「よき種子を蒔くこと、また蒔いたということはたしかにあらゆる光栄の最高のものであります」
私たちが誠心誠意、蒔いた「友情の種」は、必ずや信頼と喜びの花園となって薫りゆくことであろう。
草創の福島広布の母は、入会の当初、重い肺病と闘い、自分が生き抜いていく姿こそ、信心の実証と決めて進んでこられた。
東日本大震災の後も、いやまして地域の太陽として矍鑠(かくしゃく)と光っておられる。
米寿(八十八歳)を迎えた昨年は、青年に清々しい弘教を実らせたそうだ。
この多宝の母は、微笑み語られている。
「題目をあげていると、相手が何を悩み苦しんでいるのか、わかってきます。
折伏し抜いてきたからこそ、自分も悩みに負けずに、全部、打開できました。
折伏こそ、大歓喜の生命の源泉です」と。