2013年8月17日土曜日

2013.08.17 わが友に贈る

病魔に負けるな!
悠然と勝つのだ!
題目の師子吼は無敵。
地涌の使命に生きる
健康王・長寿王たれ!

顕仏未来記 P508
『月は西より出でて東を照し日は東より出でて西を照す仏法も又以て是くの如し正像には西より東に向い末法には東より西に往く』

◇希望の明日へ
かつてわが国では、軍部権力と神道が結びついていたことがある。これは権力が宗教を利用し悪用した一例である。創価学会は、この権力化した宗教と戦い、「人間のために」との旗をかかげ、宗教革命を行ってきた。ゆえに迫害も多かった。本来、宗教は、生きる力を与え、精神性を豊かにしていくものである。それが平和と文化の発展につながる。ところが、政治と結託して、権力に利用され、精神性をゆがめてしまえば、宗教の生命を失ってしまい、文化的にも野蛮主義(ヴァンダリズム) に堕してしまう。
平2・10・4

☆女性に贈ることば 八月十七日
世間体など、気にする必要はない。
どこまでも自分自身が、最高の宝をもっているのだ。
自らの命に生きよ!

☆今日のことば 八月十七日
信教、思想についての戦いは、その全人格、ときには全生命をかけての、戦いとならざるをえない。卑劣な妥協はゆるされない。
そこに、信教の自由を守る、戦いの、執拗さと、同時に、崇高さがある。
−−人間を、真に、人間たらしめるものは、まさに、この思想性であり、宗教性ではあるまいか。

☆アメリカ創価大学の入学を祝賀する新入生歓迎レセプションへのメッセージ
親愛なる13期生の皆さん!
晴れのご入学、誠におめでとうございます。
次代を担う、最優秀の英才の皆さんが、世界の各地から、勇んで集ってくださり、創立者として、これ以上の喜びはありません。
送り出してくださった、ご家族の皆様方にも、心からの御礼とお祝いを申し上げます。
お世話になる教職員の方々、どうか、よろしくお願いいたします。

◇難題の打開へ「智慧の泉」を
今日は、新たな「希望の光」を眩いばかりに放ちゆく皆さんと共に、美しいキャンパスを逍遥しながら、ゆったり語り合う思いで、はなむけの言葉を贈りたい。
まず第一に申し上げたいことは、「若き生命に智慧の泉を満々と湛えゆけ」ということであります。
今、私は、ニュージーランド出身の世界的な平和学者であるケビン・クレメンツ博士と、「平和の世紀へ民衆の挑戦」をテーマに、有意義な対談を重ねております。
博士は共生の社会を築きゆく方途として、"すべての人間がもつ深き「智慧の泉」から、平和のための処方箋を汲み取ること"を提唱されていました。
私も全く同じ信条で、世界に対話を重ね、人人のかけがえのない「智慧の泉」から学び、共々に地球的問題群を打開しゆく平和の処方箋を汲み取ってまいりました。
わがアメリカ創価大学は、世界の多彩な地域から最優秀の英才が集う、多様性にあふれたキャンパスとして、全米のリベラルアーツ・カレッジの中で、最も高い評価を受けております。
また、スタディー・アブロード(海外留学)のプログラムも充実し、今年から新たにフランス語圏への留学も開始されるなど、多くの異なる価値観や思想に触れるチャンスにも恵まれています。
私の好きな、イタリア・ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ビンチの言葉に、「わずかな知識は人に慢心を起こさせるが、大いなる知識は人を謙虚にする」とあります。
500年の歳月を隔てて、21世紀の新たなルネサンスを担い立つ皆さんは、常に開かれた、みずみずしい向学の心で、素晴らしき教員の先生方と一緒に探究の旅を続けながら、若き生命に「智慧の泉」を満々と湛えていってください。
そして、いかなる難題にも怯まずに、共生の地球市民社会をリードしゆく、英知の実力を心広々と磨き上げていただきたいのであります。

◇他者に尽くす心のスクラム
第二に、「誇り高さ貢献のスクラムを伸びやかに広げよ」と申し上げたい。
昨年、ここ創価芸術センターの近くに、新たな教育棟が完成しました。その棟の名には、アフリカで4000万本の植樹を推進した「グリーンベルト運動」の創始者である、故ワンガリ・マータイ博士の名が冠せられています。
いつの日か、アメリカ創価大学を訪問することを心待ちにされていた「アフリカの環境の母」は、私にこう語られました。
「人類における、すべての偉大な教師は、自分のためではなく、他の人のために奉仕するという人生を生きてきました。他者に尽くしてこそ、真に満足できる人生を実感することができるのだと思います」と。
これは、「貢献的人生を生きゆく世界市民の確固たる潮流を築く」とのアメリカ創価大学の使命とも深く共鳴し合う言葉です。
「貢献的人生」といっても、どこか遠くにあるものではない。まず目の前の一人を大切にし、身近な人々と聡明に友情を育んでいくことです。
うれしいことに、1期生から12期生のアメリカ創大生が、この美しきキャンパスに「他者に尽くす心」を根付かせてくれました。先輩は後輩を弟・妹のように大切にし、苦境の友には励ましを送り、支え合う。
さらにまた、アメリカ創価大学に期待を寄せてくださる地域の方々や、陰に陽に支えてくださる世界の友人たちとも、麗しい報恩感謝の心で結ばれております。この心の絆を支えに、多くの卒業生が世界を舞台に活躍しています。
名門大学院で研究に挑む友、教育界をはじめ、経済界や国際機関で活躍する友、医師、弁護士、公認会計士などとして社会に尽くす友もいます。皆が、それぞれに「貢献的人生」を勇猛精進し、奮闘しています。
東洋では、蘭の花のように香しき感化の力を持つ友人を「蘭室の友」と呼び、その交友を「蘭室の交わり」としております。
本日、新入生の皆さんは、まさしく、このアメリカ創価大学の「蘭室の友」となり、「蘭室の交わり」の連帯に加わりました。
どうか、世界で最も誇り高き友情を結びながら、人類貢献の使命と栄光のスクラムを伸びやかに広げていってください。