2013年8月11日日曜日

2013.08.11 わが友に贈る

限られた時間を
有意義に使おう。
苦手に挑めば
新たな自分が見つかる。
価値創造の一日一日を!

主師親御書 P386
『或時は人に生れて諸の国王大臣公卿殿上人等の身と成つて是れ程のたのしみなしと思ひ少きを得て足りぬと思ひ悦びあへり、是を仏は夢の中のさかへまぼろしのたのしみなり唯法華経を持ち奉り速に仏になるべしと説き給へり』

◇今週のことば
「行学の二道を
はげみ候べし」
青年の息吹で
仏法を学び語ろう!
共に人間革命の挑戦だ。
2013年08月11日

◇希望の明日へ
仏法は信心即生活である。生活が乱れている人の言うことは、絶対に信用してはならない。だまされてはならない。
平3・1・16

☆女性に贈ることば 八月十一日
家庭教育の最大にして最重要の眼目は、心を育むことです。
人の心がわかり、行動できる人こそが、本当に心の強い人間です。
そのためにも、親の生き方を通して、子どもの心を鍛えることです。その急所さえ外さなければ、ほかのことはいくらでも後で取り返しがきくものです。

☆今日のことば 八月十一日
自覚するということは、最も大切なことだ。事に処して、自覚なき人は、風波に消えてゆく。自覚こそ、理念の根本といえようか。

☆我らの勝利の大道No.111 起稿二十周年の夏
◇新しい発想と決意と行動で さあ出発だ!
時来たる
 晴れて勝ち抜き
  いざや舞え
 人間革命
  黄金の絵巻を

早いもので、小説『新・人間革命』の執筆を開始してより二十周年を迎えた。
ドイツの大文豪ゲーテは厳然と記している。
「口で語ることは現在に、つまりそれぞれの瞬間に捧げられなければならないが、筆を執って書くことは遠い未来に、後につづく時代に捧げたいものだ」
私もライフワークとも言うべき小説『新・人間革命』を、広宣流布の「遠い未来」に、そしてまた、「後につづく」創価の青年たちの新時代に捧げゆく思いで綴ってきた。
お陰さまで、連載は五千百六十二回を数え、二十六巻分まで終了した。
尊き同志の皆様方の題目に包まれ、私はますます元気で、この"師弟勝利の物語"を書き進めることができる。有り難い限りである。

◇平和の誓いを胸に
一九九三年(平成五年)の八月六日−−。
『新・人間革命』の最初の原稿を書き始めた、この日、私は、インドのガンジー記念館館長であられたラダクリシュナン博士と、長野研修道場で、再会を果たした。
会見に先立ち、博士は"「魂の力」は原子爆弾よりも強い"というガンジーの信念を通し、私どもに深い共感と賞讃を送ってくださっていた。
−−創価の平和運動は、「誰もがもつ『魂の力』を引き出し、平和を生み出していく」と。
八月六日、さらに八月九日は、広島と長崎に原子爆弾が投下された日である。
恩師・戸田城聖先生は、逝去の七ヵ月前に発表された「原水爆禁止宣言」で、核兵器の本質を、人類の生存の権利を奪い去る「サタン(悪魔)」であり、絶対悪なりと断じ、地上からの廃絶を青年に託された。
私は、この師の遺訓を実現しゆく誓いも新たに、『新・人間革命』の冒頭の一節を綴ったのである。
「平和ほど、尊きものはない。
平和ほど、幸福なものはない。
平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」
光栄にも、この言葉を刻んだ碑が、起点の長野をはじめ、北海道の厚田、米国のハワイ、グアム、モンゴルのドルノド県チョイバルサン市等に建立されている。
厚田は恩師の故郷、ハワイは世界平和旅の第一歩の地、そしてグアムはSGIの発足地である。
またモンゴルのドルノド県は、七十四年前、日本軍とソ連軍が衝突した「ノモンハン事件(ハルハ河戦争)」の戦場となった地だ。
「戦争の悲劇」から「平和の創造」ヘ−−。我らは世界の友と、この「根本の第一歩」を断固と踏み出す。
今年も、広島、長崎、沖縄を中心に、わが後継の青年部が平和への対話を堂々と展開してくれている。
核兵器よりも強い「魂の力」を発揮し、不戦の連帯を広げゆく青年の挑戦ほど、頼もしいものはない。
二十年前のラダクリシュナン博士との語らいでは、インドの詩聖タゴールの長野訪回も話題となった。
一九一六年(大正五年)の八月、軽井沢を訪れた夕ゴールは、女子学生に講演を行い、こう語った。
「自分は無限のなかに生れていることを覚り、この地上の特定の場所に属するばかりでなく、世界全体に属していることを覚らなければならない」と。
我らは、永遠と無限の宇宙にあって、選んで地球に生まれ、地涌の菩薩として民衆の幸福と世界の平和のため、悩める友を救うために戦っていくのだ。
若き福智の生命を輝かせ、使命の舞台に乱舞する創価の女子学生部も、どれほど尊い存在か。
ここ長野は、戸田先生と私が、永遠に忘れ得ぬ師弟の思い出を刻んだ天地だ。
わが長野の友は、「創価信濃大学校」と銘打ち、小説『新・人間革命』を教材として、人材を育み続けてこられた。新たに信心に目覚めた青年部員や新入会者、会友の方々が、仏法の生命尊厳の大哲学を学び、誇り高き創価の民衆運動の軌跡を探究する。
そして、その一人ひとりを"断じて人材にしてみせる"と、陰で徹して支え、励まし抜いてくれる壮年・婦人部の先輩がいる。
この民衆の真心で築かれた人間学の総合大学こそが、創価学会なのである。
このほど、屈指の歴史と伝統を誇る長野県書店商業組合の皆様方より賜った活字文化振興への感謝状も、私は、宿縁深き長野、そして信越の同志と分かち合わせていただきたい。