2013年8月12日月曜日

2013.08.12 わが友に贈る

新聞休刊日

四条金吾御書 P1176
『又御をととどもには常はふびんのよしあるべし、つねにゆせにざうりのあたいなんど心あるべし』

◇希望の明日へ
信仰を持った人間は強い。何ものも恐れない。人は、さまざまな信念をもつ。そのなかで、信仰こそが究極の信念であり、絶対的な信念である。いわんや正しき信仰に徹するとき、人は想像を超える偉大な力を発揮できる。
昭63・8・7

☆女性に贈ることば 八月十二日
いかに生きたか。いかに世の中の役に立ったか。
無名であっても、立派な家に住んでいなくても、誠実に、人びとのために尽くしていく人こそ、心の財宝を積んでいける。
その人こそ、本当の幸福を実感できる。

☆今日のことば 八月十二日
流行は、知識として知っておくことが必要である。それは、時代を知るうえでも大切なことといえる。流行はもっとも端的に、時代の風潮を象徴しているといえるからである。

☆我らの勝利の大道No.111 起稿二十周年の夏
◇生命を込めた文字
日蓮大聖人は、二度の流罪と無数の迫害の嵐が吹き荒れる御生涯にあって、膨大な御書を認められた。
『日蓮大聖人御書全集』に収録されている御抄は、四百編を遥かに超える。
大聖人は仰せである。
『今の法華経の文字は皆生身の仏なり我等は肉眼なれば文字と見るなり』(P1050)と。
法華経の文字、そして、御書の文字を通して、私たちは、御本仏の大生命に触れ、平和と安寧への熱願に包まれるのである。
御書には、無名の庶民の健気な苦闘と、そして『冬は必ず春となる』という凱旋の姿が、なんと気高く留められていることか!
それは、どの歴史書にも綴られることのなかった、民衆の尊貴な生命の黄金の勝利を、万年まで宣揚してくださる、人類史に輝く大聖業といってよい。
この大聖人の言論闘争に直結しているのが、わが聖教新聞である。
毎朝配達してくださる無冠の友の皆様、拡大に尽力してくださる新聞長をはじめ、多くの関係者に心から御礼を申し上げたい。

第二総東京の「コスモス平和大学校」は、婦人部と女子部が一体となって、小説『新・人間革命』を読み合いながら、勇んで模範の拡大に走っておられる。
二〇〇二年(平成十四年)一月の開校以来、八万四千人に及ぶ方々が学ばれた。そのうち、実に一万一千人もの方々が、会友と地域の友人と伺った。
この平和大学校は、小単位で学び合うのが特徴だ。互いの顔が見える集いを重ねて心の絆が強まり、「私も成長したい」「平和に少しでも貢献したい」と、進んで仏法を求める友も少なくないという。卒業生からは、組織の第一線のリーダーも多く誕生している。
昨年末、聖教新聞の「声の欄」に、コスモス平和大学校に学ばれた母と娘の崇高な体験が掲載されていた。
−−娘さんは、前年、進行性のがんが見つかった。それが大学校に入校したきっかけであった。
家族一丸となって宿命転換に挑み、娘さんは一歩も退くまいと、大学校の皆と御書を拝し、『新・人間革命』を読み、学会歌を歌いながら、広宣流布の活動に取り組んでいかれた。そして病魔と闘い抜き、更賜寿命の実証を示されながら、年を越して桜の咲く頃、安らかに霊山へと向かわれた。
「人生の輝きの全てが凝縮された、誇らかな旅立ちでした」と述懐されたお母様は、"娘の分まで"とバトンを受け継ぐ決意で大学校に挑戦された−−。
母娘の姿は、多くの友に勇気の光を送っている。
生命は三世永遠である。
宿命を使命に変えゆく偉大な「人間革命」の劇は、無量の福徳に満ちて、常楽我浄の光彩を放っていくことは絶対に間違いない。