2013年4月29日月曜日

2013.04.28 わが友に贈る

わが目標の達成へ
一歩一歩進もう。
「私は勝った!」と
胸を張って言える
悔いなき一日に!

南条兵衛七郎殿御書 P1498
『自身もきられ打たれ結句にて候いし程に、いかが候いけんうちもらされていままでいきてはべり、いよいよ法華経こそ信心まさり候へ』

◇希望の明日へ
長生きは、だれもが望むが、そのくせ、老いるのは、皆、いやだという。肉体的に老いることは、これはしかたがない。しかし、心まで老いる必要はない。心を若くもたせるのは何か。それは希望である。
『主婦の友』平3・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十八日
前を見よ
後ろを見るな
前には
希望と勝利と栄光の人生がある

☆今日のことば 四月二十八日
程度の違いこそあっても、人間であれば、だれだって、過ちをおかしたらり、失敗したりするものです。
そして、そうした失敗を通じ、人間は、経験という、最高の人生の財産を、自分のものとし、いっそう強い、人間になっていくことができるのです。

☆我らの勝利の大道No.102 獅子奮迅の力を!
◇「立正安国」へ地涌の連帯

いざや立て
 歴史に残せや
  広布劇

三十年前(昭和五十八年)の四月二十一日、私は愛する東北の同志と、仙台の榴岡公園を訪れた。
美事な桜が、「悠然と、君も勝ち抜け」と、王者の如く爛漫と咲いていた。
その桜が、未曽有の大震災にも負けず、今年も、復興・新生に生きゆく友の傍らで、生命の輝きを放ちながら咲いたと伺っている。
御聖訓には、『我等衆生・法華経を信じ奉るは根をつけたるが如し』(P827)と仰せである。
大震災からの一日一日、一月一月の歩みは、どれほど大変であるか。しかし、その「能忍(能く忍ぶ)」の信心によって、わが生命の大地に、永遠に揺るがぬ「幸福の根」が張られる。
あまりに健気な東北の友に、希望の花、勝利の花よ、咲き薫れと祈りたい。

新年度を迎えた創価大学・創価女子短期大学、そして東西の創価学園では、新入生をはじめ理想に燃えた英才たちが、元気に向学の青春をスタートした。
八王子の創大も、小平の学園も、四季折々に美しい富士が望める。
聞けば、近年、都内から富士山が見える日も増えているそうだ。
「関東の富士見百景」(二〇〇五年選定)のうち東京二十三区内では、たとえば「東京富士見坂」が、わが故郷・大田をはじめ、目黒、世田谷、荒川、杉並の各区に選出されている。
この百景には、神奈川、埼玉、干葉などでも多くの新名所が選ばれていた。
烈風にも悠然と聳える富士を心に仰ぎつつ、今日も朗らかに進みたいものだ。

◇使命に生きる誇り
かつて聖教新聞にも登場いただいた作家の新田次郎氏に、名作『富士山頂』がある。富士山頂−−完成当時、世界で最も高所に置かれた気象レーダーの建設を描いた長編である。
この大事業は、高地への建設資材の運び上げや乱気流、高山病等、幾多の困難との戦いであった。
だが作業員たちは、その労苦の結晶が歴史に残る、「おれがあれを作ったのだと子孫に云える」という自負を胸に、建設の死闘を続けたのである。
己の使命に懸けた、この気概! 苦難を誇りとして戦う、この気骨!
我ら創価の師弟が、いかなる労苦をも惜しまず開拓しゆく世界広布の大道は、一代限りの戦いではない。
初代会長・牧口常三郎先生、二代会長・戸田城聖先生、さらに三代の私と、師弟不二の"魂のバトン"を受け継ぎ、そして万代へと広がる栄光の道を、宿縁深き地涌の同志と共に晴れ晴れと開いていくのだ。
私たちは、後に続く未来の世代に宣言したい。
誇りも高く、「我らが切り開いた一閻浮提広宣流布の大道を見よ!」と。
この万年に続く「世界の平和」と「人類の幸福」への大遠征も、地道な一歩、執念の一歩を積み重ねていく以外にない。「最も遠くまで行く人」とは、「歩み続ける人」であるからだ。
その"一歩"とは、自分自身を鼓舞する"もうひと踏ん張り"の勇気である。
さらにまた、同志への励ましの"ひと声"であり、友人との真心こもる対話の"ひと声"である。自らの勇気の関わりから、次の一人また一人へと、立ち上がる生命のスイッチが入る。
まず一人立つ。そこから全ては始まるのだ。これが「人間革命」即「広宣流布」の鉄則である。

「観心本尊抄」には、『現証有れば之を用ゆ』(P242)という一節がある。
今、欧州の青年部では、一人ひとりが勇んで自身の人間革命に挑み、師弟共戦の勝利の歴史を築こうと、「実証キャンペーン」の運動を展開している。
家庭で、学校で、職場で、地域で、いずこであれ、信心を根本に生き生きと頑張る。何でもいい、成長と勝利の姿を示す−−そのこと自体が誉れの実証である。