2013年4月13日土曜日

2013.04.12 わが友に贈る

信仰者とは
挑戦者の異名なり。
一歩でも前へ!
わが眼前の課題に
雄々しく挑みゆけ!

法華初心成仏抄 P557
『我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり』

◇希望の明日へ
"万"とは"満"を意味する。万年といっても、"満つるがごとき"自身の境涯を勝ち取っていくなかに、洋々たる末来が開かれていく。つねに希望をもち、希望を生み出しながら、すべてを乗り越えゆくことだ。たゆみなく前進することだ。『一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』(P970)と仰せである。停滞は敗北である。困難を避けていては、あとに"悔い"を残してしまう。"ああ、大変だな"と思うことも、十年もたてば"夢"に変わる。むしろ、大変な時に頑張るからこそ、福徳も大きい。
平4・1・15

☆女性に贈ることば 四月十二日
親は子どものよき友だちであれと私は願う。子どもに愛情をもたぬ親はないが、もうひとつ、友情をもてと言いたい。友情をもつというのは、子どもを立派な人格として尊重することである。

☆今日のことば 四月十二日
よい報告は遅くなってもよい
とくに悪い報告は早くせよ
次の戦いに先手が打てるよう
悪い報告ほど 早く報告できる人は偉い
責任のある人だ
黙っていたり にぎりつぶす人は
卑怯で ずるい人だ

☆創価大学 女子短大の入学式へのメッセージ
百花繚乱と、人材も花も咲きあふれる入学式、誠におめでとうございます。私が創立した大学へ、よくぞ、来てくれました。
ご家族の皆様方、いまだ厳しい経済状況の中、大切なお子さま方を送り出してくださり、創立者として心から御礼を申し上げます。
きょう4月2日は、「創価教育」の師・戸田城聖先生の祥月命日であり、わが創価大学の「開学の日」であります。来る年来る春、この日を起点として、創大・短大は「創立」の初心に立ち返り、フレッシュな新入生の皆さんと一緒に、新たな躍進を開始していくのであります。
これまで大学の大発展を立派に牽引してくださった山本英夫学長から、馬場善久新学長へのバトンタッチも行われた。わが第1期生の卒業生から母校の学長が誕生したことは、創大の新たな飛翔の瑞相といってよいでありましょう。 一、今、新総合教育棟の建設も、いよいよ総仕上げを迎えております。私も度々、大学を視察して、その堂々たる威容を、間近でうれしく仰ぎ見ております。
この壮麗な新校舎で学び始める皆さんが、いやまして創価教育の黄金時代を築いてくださることを、私は確信します。

◇激動の21世紀に同窓生が大活躍
40年前の4月、私は草創のキャンパス
で、新入生たちに、「創造的人間たれ」と呼びかけました。
皆さんの尊き先輩方は、この私の希望を見事に実現してくれました。今、社会の各界で、創価同窓生は「創造力」が光ると、高く評価され、信頼を集めております。
激動の21世紀の進展に伴って、ますます「創造的人間」が求められています。その意味から、きょうは「創造」を中心に3点にわたり、祝福のエールを送らせていただきたい。
第一に申し上げたいことは、「生命の創造力を健やかに鍛えよ!」ということであります。
このたび、待望の看護学部看護学科が開設されたことは、何よりの喜びです。栄光の看護学部・第1期生の皆さん! 本当におめでとうございます(大拍手)。
「この世で最も偉大な力」とは何か。私が共に対談集を発刊した"アメリカの良心"ノーマン・カズンズ博士は、それは、「生命の再生能力」であると結論された。すなわち「生命の創造力」であります。
看護学部の指針に掲げられた「生命の尊厳を探究する」上でも、「生きる力を引き出す」に際しても、そして「共に勝利の人生を開く」ためにも、重要なのは、この「生命の創造力」ではないでしょうか。
看護学部のスタートを機に、「平和のフォートレス(要塞)」たる創大は、一切の根本である「生命」に一段と光を当てていきたい。とともに、一人一人が、これまでにもまして、心身の「健康」を大事にしながら、健やかに、思う存分、わが生命の創造力を鍛え、発揮していっていただきたいのであります。

◇忘れ得ぬ出会い
私の青春時代は、結核との闘いの連続でした。戦時中、軍需工場で働いていた時、医務室でお世話になった看護師のご婦人がおります。
それはそれは、親身になって看護してくださり、「若いんだから頑張って!」「絶対に生き抜いていくんですよ」と温かく励ましてくださいました。残酷な「戦争」への怒りを率直に毅然とと語っておられたことも、思い起こされます。
そうした平和を願い、命を慈しんでこられた、無数の気高き「看護の母」たちの祈りを結実させて、私たちは「生命尊厳の世紀」を、断固と創り開いていこうではありませんか!(大拍手)
第二に「未来を創造しゆく挑戦者たれ!」と申し上げたい。
本日は、私が心から敬愛する、アルゼンチンのデリッヂ博士が参加してくださっております(大拍手)。
デリッチ博士は、自らが正しいと信ずる価値観のために行動する、真実の、戦う正義の知性であられます。
かつて軍政下にあって、博士は、圧迫にも断じて屈せず、信念の言論戦を貫き通された。人権弾圧の実態を知らせるため、世界の知識人に向け、2000通もの手紙も綴られた。
人生も社会も、最も苦しい試練の時に、勇気を奮い起こして挑戦し抜く中に、偉大な未来が創造されるのであります。
博士は、素晴らしい知恵に輝く母上から、学ぶことの大切さを教わり、教育こそ未来を創る原動力なりとの信条を実証されました。
私は感涙を禁じ得ません(大拍手)。
わが新入生の皆さんも、海よりも深く、空よりも高い、父母たちの愛情と真心に、ベストを尽くして応えていってください。

◇文明を結びゆく共生の英知磨け
第三に「多様にして創造性光る大連帯を!」と申し上げたい。
うれしいことに、今年も多くの最優秀の留学生をお迎えでき、今、46力国・地域の英才たちが学んでくれております(大拍手)。
また、創大は、世界の140以上の大学と交流協定を結び、その教育プログラムは文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択されました。
今後、英語を使っての授業が全学的に増加していくと伺っています。短大も、アメリカ創価大学への留学など、語学を学ぶ環境が充実しております。
どうか、世界に開かれ、文明を結ぶ、この学舎で生き生きと語学を習得し、地球社会の共生の英知を心豊かに学んでください。
多様性を尊重し、学び合い、連帯していく中にこそ、尽きることのない創造性と平和の源泉があるからです。
終わりに、アルゼンチンの詩人にして大教育者アルマフエルテの獅子吼を贈りたい。
「10回倒れても、10回起き上がるのだ。さらに100回、500回と立ち上がるのだ」
と──。
青春の誉れとは、決してへこたれない不屈の挑戦にあります。
皆さんの尊き挑戦を、いついかなる時も、私は絶対にして不二なる味方として折り、見守り、応援し続けてまいります。
わが生命の君たち、あなただちよ!。
「健康・無事故で、悔いなき成長の一日一日を!」
「誉れの友人と共に、勝利の青春を!」──と申し上げて、私のお祝いのメッセージといたします。