2013年4月14日日曜日

2013.04.13 わが友に贈る

地域と社会で日々
奮闘する壮年部に感謝!
豊かな知恵と経験で
友の心に希望の光を!
地区の黄金柱たれ!

四条金吾殿御返事 P1186
『神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候、法華経はよきつるぎなれどもつかう人によりて物をきり候か』

◇希望の明日へ
全部、人で決まる。本物の信心があり、本物の人材がいれば、そこから勝利が広がっていく。本物とは、苦しい状態であればあるほど不屈の闘争を繰り広げる人のことである。十の困難があれば、二十の力を出す。百の障害があれば、二百の力を出す。それが信心であり、学会精神である。
平4・9・26

☆女性に贈ることば 四月十三日
徹する姿勢…これこそ、幸福のカギである。わが道に徹し
てこそ、後悔なき所願満足の人生が開かれていく。

☆今日のことば 四月十三日
中学時代は、人間に一生の中でも、もっとも大事な時期だと思います。なんでも、吸収できる年代です。それだけに、悪いことを覚えるのも早いのです。自分の人生が良い方向にすすんでいくか、悪い道に入ってしまうかは、この中学時代の自覚と努力によって決まるといっていいでしょう。

☆創価学園の入学式へのメッセージと和歌
晴れの入学、誠におめでとうございます。
凛々しい英才の皆さん、私が創立した創価学園に、よくぞ、勇んで集ってくれました。
保護者の皆様方、経済情勢も大変な中、大事な大事なお子様を、学園に送り出していただき、最大に感謝申し上げます。
先生方、また職員の方々、日本の希望、世界の希望と光る、わが学園生の薫陶を、どうか、新年度も全力で、よろしくお願いします。
今、私の心には、新入生の皆さんが、少々、緊張しながら、決意に瞳を輝かせている眩い姿が、鏡のように映っております。
これから始まる、皆さん方の偉大な青春の挑戦を、私は共に祈り、真剣に応援してまいります。

◇世界に眼を開く英知の探検を!
きょうは栄えある皆さんの新出発に、三つの指針を贈ります。
第一に、「月月・日日に強く楽しく学びゆけ」と申し上げたい。
私は、青春時代、師匠・戸田城聖先生から、万般の学問を一対一の個人教授で学びました。
教えてくださる戸田先生も、真剣勝負。学ぶ私も、真剣勝負。当時の最先端の教材を用いて、命と命が打ち合う、それはそれは、厳しい授業でした。
しかし、本当に楽しかった。一日一日の勉学が新鮮な発見であり、たゆまずに確かな力をつける探究であったからです。
私か共に対談集を発刊したデンマークの大教育者ヘニングセン博士は、学園生に語りかけてくださったことがあります。
「心の眼を開き、世界の素晴らしい価値を発見してほしい」と。
学ぶことは、心の眼を開き、この世界、この宇宙の素晴らしさ、そして、自分自身の生命の素晴らしさを発見していくことです。
本来、これほど楽しい英知の探検はありません。
たとえ、思うように勉強が進まなくても、それでも粘り強く努力を続ける。
つまずいたら、また立ち上がって進み始める。
その不屈の繰り返しの中で、稲妻が光るように一挙に開ける時がある。これが、学ぶ魂の喜びです。
さらに、ヘニングセン博士は「人間の尊厳を踏みにじる悪とは、断固、戦い続ける力を持て!」とも励ましておられました。
学ぶことは、それ自体が人間の尊厳の証しです。
正義の青年は、学び鍛えて、偉大な力を持つのです。
そして、人々を傷つけ不幸に陥れる、あらゆる悪を勇敢に打ち破っていくのです。

◇自分自身を高め胸を張って前進
第二に申し上げたいのは、「朗らかに全てを成長の糧に」ということです。
現在、私は、オーストリアの誇る声楽家(ソプラノ歌手)のサイフェルト博士と新たな対談を進めております。国家の文化・教育のリーダーとしても、活躍してこられた女性です。
博士は幼いころから、目の不自由なご両親の手を取り、懸命に支えながら、音楽や哲学を学び抜いてこられました。
サイフェルト博士は清々しく微笑み、語っておられます。
「人生には、とても多くの苦しみがつきものです。でも、その苦しみには必ず打ち勝つことができます。人生で巡りあうことは、すべてが成長するためのものだ、と信じています」と。
この博士の大きな力となったのは「歌」とともに「読書」です。
皆さんも、苦しいことや辛いことがあったならば、「よし! 必ず打ち勝つてみせる。これで、ますます成長できるのだ」と決めて、明るく歌を歌い、朗らかに吹き飛ばしてください。
そして、世界の名作を心の友とし、人類の最高峰の偉人たちとも自在に語らいながら、胸を張って前進していってください。
アメリカ・ルネサンスの思想家エマソンも、読書によって、自分自身を人間として高め、到達し得る理想の姿を見出していくことができると強調しておりました。

◇共に励まし合い輝く未来へ!
第三に、「生命の喜びのスクラムを広げゆけ」ということです。
先日、ドイツの平和の指導者であり、世界的な核物理学者であるデュル博士が創価大学に来訪され、皆さんの優秀な先輩方と有意義に交流されました。
博士は語られておりました。
──地球上に生命体が誕生して35億年が経過し、5億種類ともいわれる多様な生命体が共存してきた。人間は、植物や動物など、他の生命体とつながっているからこそ生き抜いてこられた。大切なことは、人類も、文化や思想が異なる多様な人々と対話し、友好を結んで、未来を創造していくことだ、と呼びかけておられるのです。
わが創価学園は、「生命尊厳の世界」を目指し、地球社会を担う「平和」と「共生」の世界市民を、心広々と育んでいく学舎です。
新入生の皆さん方は、70億人を超える人類の中で、今この時に、この学園で共に学びゆく不思議な縁で結ばれています。
春夏秋冬、豊かな自然に恵まれた学園のキャンパスで、それぞれの個性を尊重し合い、互いに励まし合いながら、伸び伸びと切磋琢磨していってください。
「世界一」と謳われる学園の友情の伝続を、一段と磨き上げていただきたいのであります。
どうか、卒業の時には、皆が自分らしく堂々と「私は勝った! 親孝行ができた」と言い切れる学園生活であれ! と、心から祈りつつ、お祝いの和歌を贈ります。

明朗に
 学びの青春
  たくましく
 勝利の旗の
  学園城かな

大切な大切な新入生一人一人を、私はずっと見守っていきます。学園生と私の心は、いつも一つです。いかなる時も一体です。
私の総仕上げの希望であり、最大の誇りである学園生、万歳!

◎嶋田健二地区部長が永眠、ご冥福をお祈りいたします。