悪天候に厳重警戒!
百千万億倍の用心で
絶対無事故の行動を!
配達員の皆様はじめ
全同志の安全を祈る。
月水御書 P1201
『殊に二十八品の中に勝れてめでたきは方便品と寿量品にて侍り、余品は皆枝葉にて候なり』
◇希望の明日へ
耐えぬいた人は強い。苦難に耐えぬけないような人は、精神的にも、未熟な、弱々しい人間である。私は、あらゆる苦難に耐え、道を開いてきた。ゆえに、何ものにも負けないし、恐れもしない。この一生を人々のため、平和のために、ひたすら自己の信念に基づいて生きぬいていく決心である。
平2・7・1
☆女性に贈ることば 四月六日
子どもが楽しく喜んで学校に通うことができるかどうかは、長初のスタートにかかっています。
わずかの時間でも、お母さんが笑顔で送り出し、また子どものほうから何か話しかけてきた時には、決して面倒がらずに、しっかり耳を傾けてあげること。それが、どれだけ子どもの心を安定させるか、計り知れません。
☆今日のことば 四月六日
青春は人生の花である。それが、生命の自然のあり方であり、当然すぎるほどの道理でもあろう。人間のつくり出した文化は、青春から、喜びを奪い、苦痛に満ちた灰色の世界に変えてしまった。自然の道理をゆがめている、このような文化が、正しいものであるか、どうか。私は疑問を抱かずにはいられない。
☆100文字の幸福抄
人は限られた生を自覚するからこそ
「よりよき人生」 「より価値ある人生」を
真撃に求めることができる。
文豪にあらずとも、
誰でも残せるものがある。
「わが人生」という名の生命の軌跡。
それは何ものにも決して侵されない。
☆未来対話 第12回「チャレンジ」そして「チェンジ」!
◇目標は具体的に! 努力は朗らかに!
アメリカ公民権運動の母ローザ・パークスさん
・変化を起こすには、
・まず最初の一歩を
・踏み出すことを恐れてはいけない。
・失敗はただ一つ、やってみないこと。
池田名誉会長 新入生の皆さん、晴れの入学、おめでとう!
みんな、待っていたよ!
ご家族の方々が、皆さんの成長を祈っています。21世紀使命会のお兄さんやお姉さん、地域の創価家族の皆様も、全力で応援してくれます。
私も毎日毎日、真剣に、題目を送っています。挑戦そして勝利の青春を、共に歩みだそう!
−−新しく中学1年生になるメンバーのほとんどは、この4月号で、初めて「未来ジャーナル」を手に取ることになります。
名誉会長 ありがとう! 私はいつも、君に、あなたに、一対一で語りかける思いで、この「未来対話」に臨んでいます。
毎月、全国から寄せられる声をうかがうのを楽しみにしています。悩みや疑問に真正面から向き合うみんなの姿を思い浮かべて、一緒に考え、一緒に乗り越えていきたいと決心しています。
難しいところがあれば、読み飛ばしてもらってかまわない。何か一つでも、みんなの心に残れば、それでいいんだ。
−−入学や進級に際しては、新しい人間関係への不安があります。「どうやったら友達ができますか」との質問や、「クラスで浮いてしまわないか、心配です」などの声が届いています。
名誉会長 みんな同じ思いなんだから、あまり堅苦しく考えなくてもいいんだよ。
もう40年近く前、国交が回復してまもなく、私か最初に中国を訪問する時のことです。一緒に行く青年たちは、事前に中国関係の本を山のように積んで、知識を詰め込むことにとらわれていました。
当時は、中国のことを、全然、知らなかったから、みんな緊張して、身構えていたんだね。青年の勉強する心はうれしかったけれども、私は、あえて言いました。
「先入観を持たず、ありのままに中国を見て、友情を結ぼう! 同じ人間として、青年として、心を開いて、語り合い、学び合い、信頼を築いていこうよ!」と。
その通り、新しい友好が、たくさん誕生する旅になりました。
皆さんの新学年の学校生活でも、「この人は、ちょっと気難しいかな」などと決めつけないで、気さくに「おはよう」「ありがとう」と、周りにあいさつをしていくことから始めたら、どうかな。驚くほど、お互いの心が通じていくよ。
−−「新しい環境への期待よりも、不安が大きい」という声もあります。「この不安な気持ちを早く消したい」という中等部員もいました。
名誉会長 たしかに、大きく環境が変われば、誰だって不安になります。無理矢理、不安を消そうとしなくてもいいんです。
そういう時、大事なことは、まず一歩、前進することです。受け身にならず、自分から何かを始めることです。一歩踏みだせば、不安はどんどん小さくなります。
新しい環境は、新しい自分になるチャンスなんです。思い切って、新しい挑戦をスタートできるチャンスです。
新しい春の出発をする皆さんに、私と妻の懐かしき友人でもあるローザ・パークスさんの言葉を贈ります。
「変化を起こすには、まず最初の一歩を踏み出すことを恐れてはいけない」「失敗はただ一つ、やってみないこと」
−−人種差別と戦ったアメリカの「公民権運動の母」ですね。
1950年代の半ば、黒人はバスに乗った時も、白人の乗客に席を譲ることを強制されていました。ところがパークスさんは、それをはっきりと拒否し、逮捕されたのです。
この勇気が、「バス・ボイコット運動」へとつながり、歴史を大きく変えました。世界中の教科書でも紹介されています。
そのパークスさんが、池田先生との出会いこそ「私の人生に一番大きい影響を及ぼす出来事」と、感動を語っておられました。
名誉会長 偉大な女性でした。平和の信念の闘士であり、世界中の子どもを愛される母でした。パークスさんとの初めての出会いの際、公民権運動の中で歌われた「ウィーシャル・オーバーカム(私たちは必ず勝利する)」を、皆で大合唱したことも、黄金の思い出です。
パークスさんは幼いころ、病気がちで学校に行けず、悲しい思いをした時期がありました。でも、彼女は負けなかった。家にいても、母や祖母から勉強を教わったのです。おかけで、勉強も読書も大好きになりました。
しかし、高校生の時、祖母が病気になり、パークスさんは看病をするために高校を中退したのです。その後、もう一度、高校に復学しようとすると、今度は母親が倒れました。勉強したくても、思うようにできない−−そんな青春時代でした。
それでも、パークスさんは挑戦をやめませんでした。若くして結婚した後、高校を卒業するチャレンジを開始します。努力は実を結び、彼女はついに、卒業証書を手にすることができたのです。
どんな状況でも、自らの決意を貫いていく。まず、思い切って、チャレンジする−−これが、パークスさんの偉大さです。
−−周りはどうあれ、自分らしく挑戦していくことが、大切なのですね。
名誉会長 その通りです。
日蓮大聖人は、「夏・秋・冬・春と四季の変わり目には、必ずふだんと異なることがある。私たちが仏になる時もまた同じである」(御書1091ページ趣意)と仰せです。
冬から春に移りゆく時には、「春一番」という強風が吹く。その日だけ見れば、「風が強くて、嫌だな」と思うかもしれない。でも、その風は、春の到来を告げる希望の便りなんです。
人間もまた、同じです。不安や苦しみ、悩みが出てくるからこそ、成長できる。「大変」だからこそ、大きく変われるんです。
"不安の風"にひるまないで、一歩一歩、前へ前へ、進むんです。焦らなくていい。人と比べる必要もない。自分にしか歩けない道を、自分らしく、悠々と行くことです。
◎「100文字の幸福抄」は、きょうをもちまして終了です!(^^)!