2013年4月18日木曜日

2013.04.17 わが友に贈る

強き信心とは
絶対に勝つ! という
揺るぎない確信だ。
法華経の兵法で
威風堂々の前進を!

乙御前母御書 P1222
『これはいかなるゆへぞとたづぬればせんしやうに千里ありしところをかよいて仏法を聴聞せしゆへなり』

◇希望の明日へ
悩みのない人生、また問題のない世界など、どこにも存在しない。むしろ、いろいろなことがあるからこそ、人生は面白いのである。そして妙法とともに生きゆく人生は、何があっても最高の知恵を発揮して打開していける。所願満足の価億ある一生を勝ち取ることができる。
平5・3・7

☆女性に贈ることば 四月十七日
教育も子育ても、時間のかかる作業です。一生懸命に取り組んでも、その結果がすぐに表れないかもしれない。でも、子どもたちに幸福の種を植え、その心を豊かに耕した事実は残ります。
あなたの労苦は、すべて子どもたちの宝として実っていくのです。

☆今日のことば 四月十七日
趣味に、本当の喜びを感ずるのは、自分がやるべきことを立派にやりぬいている時である。それまでの緊張感をちょっとした変化で和らげ、新しい活力の源泉となっていくような趣味は、もっとも充実したものであろう。いわば、趣味というだいご味は、ここにあると思う。

☆新時代第65回本部幹部会へのメッセージ
◇陰の労苦に徹してこそ未来への盤石な礎が!
新たな勝利へ出発する本部幹部会に、メッセージを贈ります。
日蓮大聖人が、建長5年(1253年)の4月28日、立宗宣言をなされてより、今年で760周年──。
日蓮仏法は、今、『一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし』(P816)との仰せの通り、壮大な世界宗教として地球社会を照らしております。
その末法万年に輝きわたる誉れの開拓者が、世界55力国・地域から馳せ参じてくださった、地涌のリーダーの皆様方であられます。
御本仏の讃嘆は、いかばかりか。本当に、ようこそ、お越しくださいました。
また、5月3日「創価学会母の日」を迎えるに当たって、私たちは、日本全国、そして全世界の偉大な婦人部の皆様方に、あらためて、心から感謝の大拍手を捧げたいと思いますが、いかがでしょうか。
さようは、尊き創価の母だちとともに、一人一人が「わが生命の幸福勝利の宣言」を決意し合いたいのであります。
大聖人は、若くして夫に先立たれ、幼子たちを懸命に育て上げていた南条時光のお母さんに、こう語りかけておられます。
『浄土といっても、地獄といっても、自分の外にあるのではない。ただ私たちの胸の中にあるのです。
これを悟るのを仏といい、これに迷うのを凡夫といいます。
これを悟ることができるのが法華経です。したがって、法華経を受持する人は『地獄即寂光』と悟ることができるのです』(P1504、通解)と。
「法華経」の深遠な生命論の真髄を、一番苦労しているお母さんへの最大の励ましとして、わかりやすく明快に、教えてくださっております。
まさしく、この究極の信心の力で「境涯革命」「宿命転換」の実証を、一つ、また一つと示してきたのが、健気な多宝の母たちであります。

◇「心」を決めよ
時代は、不安定に揺れ動き、人生も社会も、多くの難問が立ちはだかっております。
乱世であるからこそ、何ものにも負けない仏の生命を、万人から呼び覚まし、引き出していく、仏法の「希望の哲学」が光ります。
そして、どんな現実の苦悩があろうとも、励まし合い、勇敢に聡明に打開して、幸福と平和のスクラムを広げていく、創価の「民衆の連帯」が輝くのであります。
わが師・戸田城聖先生は、厳然と言われました。
「信心を、一言でいうならば、『心』を決めることである。
同じ決めるのであれば、『勝つ!』と決めなさい」と。
経文に説かれる「悪口罵冒」「猶多怨嫉」の難の連続の中を、私たちは法のため、人のため、社会のため、断じて勝ち越えてきました。
これからも、題目という「歓喜の中の大歓喜」の音律を、いやまして朗々と響かせながら、この世で最も強く美しい異体同心の団結で、一切を勝ち抜き、立正安国の「寂光の都」を創っていこうではありませんか!

◇粘り強く、あえて試練に挑め
実は今、建設が進む総本部は、大地を深く深く掘り下げて、強固な地盤から直に建物の礎を築き上げております。
ゆえに、これ以上ないと言われるほど、堅固な造りとなっているのであります。
同じように、堅い地盤の上に直接、建てられた建築としては、その堅牢さから、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)本部にも使用された、東京・日比谷の「第一生命館」ビルが有名です。
戸田先生の事業が苦境のどん底にあった時のこと。
先生と雨に濡れながら、そのビルを見上げて、私が「いつか、あのような立派なビルを建ててみせます」と申し上げたことも、金の思い出です。
ともあれ、「礎は 深く ふかく そして岩底まで 掘らねばならぬ」のであります。
皆様の日々の実践は、地道にしてたゆまぬ、粘り強い繰り返しであります。
だからこそ、盤石である。人知れぬ陰の労苦に徹してこそ、「人間革命」と「広宣流布」の揺るぎない勝利の礎ができ上がることを、わが後継の青年部は誇り高く確信してください。
「鍬を入れるのに、土の柔らかな所を捜すべからず」(山口洋一著『マダガスカル』)──つまり、あえて試練に挑め! とは、アフリカのマダガスカルの英知の格言であります。

◇悪戦苦闘をつき抜けて!
私は、小説『新・人間革命』の執筆に、さらに力を入れてまいります。
現在、連載中の「勇将」の章は、四国から関西の奈良へと舞台を移しました。
この5月3日からは、第26巻の最終章に入ります。
タイトルは「奮迅」であります。
昭和53年(1978年)1月の杉並区の方南支部の結成式をはじめ、「広宣流布の本陣」大東京の誉れの同志との歴史を、新たな「共戦」の思いで綴っていく決心です。
さらに、深き縁の埼玉県や神奈川県の友との忘れ得ぬ広布史も、後世のために、厳然と記してまいります。
そして、信越をはじめ全青年部と、ホイットマンの詩「さあ、出発しよう!・悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」(『詩集草の葉』富田砕花訳)を合言葉に、戦い、打ち立てた金字塔を書き留めます。
これからも私は、わが愛する全同志に、「師子奮迅」の仏の大生命力が漲っていくよう、強盛に題目を送り抜いてまいります。
共々に、「悪戦苦闘をつき抜けて」、断固と勝ちましょう!
終わりに──

偉大なる
 母の勝利の
  創価城

と贈り、私のメッセージといたします。