2013年4月5日金曜日

2013.04.04 わが友に贈る

御書は希望の源泉。
わずかな時間でもいい。
日々、御文を拝そう!
その積み重ねが
不屈の人生の土台に!

如説修行抄 P504
『如説修行の法華経の行者には三類の強敵打ち定んで有る可しと知り給へ』

◇希望の明日へ
逆境を恐れていては、本当の前進はない。あえて苦難に挑み、乗り越えてこそ指導者といえる。むしろ逆境の中で知恵を発揮し、敢然と戦い、勝利してこそ、戦いの醍醐味もある。少々のことで勇気が萎えてしまったり、多少の圧力に臆すような弱々しい生き方では、人間として三流、五流と言わざるをえない。いかなる権威にも、独裁にも屈しない透徹した精神、強執な闘争力−−そこにこそ、偉大なる指導者の魂がある。その魂を培うところにも、信仰の大きな目的がある。
平2・2・7

☆女性に贈ることば 四月四日
母よ 大楽観主義者の母よ!
誰でも あなたの名を呼ぶとき
暖かな春が 胸に よみがえる
誰でも あなたの声を開くとき
懐かしい故郷から 生きる力を得る

☆今日のことば 四月四日
将来、社会人として経験する、−−会社の先輩、後輩も、競争相手も、表面に見る姿は、千差万別であるが、その基底に、人間としての理解があってこそ、はじめて、それを生かしていくこともできるのであろう。

☆100文字の幸福抄
人生とは劇である。
「喜劇」と「悲劇」の違いは、
「結末が幸福なら喜劇、
結末が不幸なら悲劇」である。
途中がどうあれ、最後がよければ喜劇となる。
人生もまた、喜びで締めくくるために、
「これからの自分」が大切なのである。

☆我らの勝利の大道No.101 春爛漫 金の舞
先般、イギリスの学生部から嬉しい便りが届いた。
この度、各地域の学生部の責任者を「バンガード・リーダー」と命名し、新出発したのである。「バンガード」には、「先兵」「先遣隊」の意味がある。そこに、広布の先陣を切らんとの誓いを込めたのだ。
この言葉を冠した、わが音楽隊の「創価ルネサンスバンガード」は、今や名実共に日本一の凱歌を脚かせてくれている。
御聖訓には、『一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて』(P910)と仰せである。
日蓮大聖人正統の「先駆」の誇りに燃える青年たちがいる限り、世界広布の大河は滔々と未来永劫に流れ通っていくのだ。
イギリスの英才たちが、新しい取り組みに際し、学び深めたのが、私の手作りの人材グループ「伸一会」と、その精神を継ぐ学生部の「二十一世紀伸一会」の歩みであったという。
昭和五十年の「伸一会」の結成に臨んで、私は訴えた。
──俺たちがいれば、学会は大丈夫だ。微動だにしないと胸を張っていえるよう、成長してほしい、と。
今や、この後継の息吹に漲る青年の陣列は、世界に躍動しているのだ。

◇冬を耐え再び桜が
今年は桜の開花が早い。創価大学では、卒業生を送り出すとともに、新入生を迎えてくれる二重の喜びの桜となる。
──ある春のこと、戸田先生の散歩にお供して、青空に咲き誇る桜を仰いだ。
「厳寒の冬を耐えて、また、あの桜が咲いたな」
先生は、お堀端にたたずみ、桜を仰ぎながら笑みを浮かべておられた。
「大作、冬は必ず春になるんだよ」。ご自身の人生と重ね合わせられるかのような、その感慨は、私の心の奥に深く熱く染みた。
長く厳しい冬を耐え忍んだ「陰徳」ありて、春の桜はひときわ美しく、凛然と「陽報」の花を咲かせる。
大聖人は悪戦苦闘を続ける四条金吾夫妻に、『陰徳陽報』と合わせて『内薫外護』の法理を示し、励まされている(P1170)。
「内薫」とは、己心に具わる仏性が妙法への信行の陰徳によって開き現され、自身の生命全体を内から薫陶・浄化することである。
また、その仏性が、外から護り助ける働きをもたらして、陽報を現していくことが、「外護」である。
御書には『かくれたる事のあらはれたる徳となり候なり』(P1171)とも記されている。
冬の如き試練や労苦にも負けない。人が見ていようがいまいが、妙法と共に、師匠と共に、尊き使命に徹する。その生命は必ず外界の状況をも揺り動かし、希望桜、勝利桜を咲かせ切っていくことができるのだ。