2013年4月30日火曜日

2013.04.29 わが友に贈る

連携を密に!
団結は力なり。
迅速な連絡・報告が
前進の勢いを生む。
異体同心で勝利へ!

千日尼御前御返事 P1312
『たすけんとする日蓮かへりて大怨敵とをもわるるゆへに女人こぞりて国主に讒言して伊豆の国へながせし上又佐渡の国へながされぬ』

◇今週のことば
栄光の「5・3」は
創価の母への感謝の日。
尊き婦人部、ありがとう!
太陽の笑顔を光らせて
「幸の拡大」を共々に!
2013年04月29日

◇希望の明日へ
年配の方は、健康のために、「よく眠る」ことである。また「声を出す」こと、「頭を使う」ことである。その意味で、学会活動には健康のための条件がそろっている。朗々たる唱題、教学の研鋳、学会指導の学習と、広布のリズムのなかで健康のリズムを整えながら、どこまでも、はつらつと生きぬいていただきたい。長生きをしていただきたい。
平4・8・24

☆女性に贈ることば 四月二十九日
子どもなのだから、時には、いたずらをするのも結構である。たとえ叱られたとしても、それが善悪を判断し、正義というものを考える手だてになれば、かけがえのない人生経験ではないか。
貴重な人生の学問を、子どもは自然のうちに学びとり、血肉としていくに違いない。

☆今日のことば 四月二十九日
幸福というものは、決して他からあたえられるものではない。自己の生命の内に築いていくものである。人生には、嵐の日もあり、雪の日もあろう。だが、自己の胸中の大空には常に希望の太陽が輝き、青空が美しく広がっていればよいのである。

☆我らの勝利の大道No.102 獅子奮迅の力を!
◇自他共の勝利へ!
「この仏法をやり抜けば、必ず幸せになる。絶対に勝利者となる」−−これは、私が師・戸田先生にお会いした当時、深く生命に刻んだ大確信の指導である。
この幸福勝利の大道を、世界中の若き弟子たちが歩んでいることが嬉しい。
今月、SGI春季研修会のために、世界五十五力国・地域から二百五十人の友が集ってくれた。
皆、様々な悩みや課題がある。自身の宿命との戦いもある。そのなかで、わが同志は「祖国の平和と繁栄を築きたい」「社会に貢献できる人材になりたい」「苦しんでいる人を助けたい」と瞳を輝かせる。
なんと尊貴な志の勇者たちであろうか!
『但偏に国の為法の為人の為にして身の為に之を申さず』(P35)
日蓮大聖人は、「立正安国論」に注がれた御真情を、こう記されている。
この御心を、他の誰かではなく、真っ直ぐに"わが使命"として受け止めて、全地球のあの地この地から勇んで躍り出てきた地涌の菩薩だちよ!
「立正安国」の精神は、まさに、わが創価の同志の生命と行動に脈打っていると確信してやまない。
『汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷らん者か』(P31)と、大聖人は強く促された。
それは、「一身の安堵」に執着するエゴイズムを打ち破り、いうなれば「他人の不幸のうえに自分の幸福を築くことはしない」との誓いを共有することだ。
本気で「自他共の幸福」を祈る自身へと変革することだ。そして、自分の身の回りから、「自他共の幸福」のために行動する人びとの連帯を、粘り強く広げることである。
この草の根のスクラムを強固にしていくことが、「生命尊厳の社会」「人間のための社会」の土台となり、崩れざる民衆の幸福と平和を築いていくのだ。

昭和五十九年の八月、ブラジルSGIの婦人部の代表十二人が、はるばると来日してくださった。長野研修道場で、私と妻も最大に歓迎させていただいた。
この折、一緒に「三重秘伝抄」を学びながら、私は申し上げた。
「信心さえあれば、今いる場所を『寂光土』に変えていけるんだよ」と。
つい先日も、その時に参加されていた方から、嬉しい連絡をいただいた。
懐かしいこの母が貢献するサンパウロ州サンカエターノ・ド・スル市は、国連の「人間開発指数」において、五千五百を超えるブラジルの全都市の中で第一位に選ばれるなど、理想的な発展を遂げているという。
そして、その模範の市民の活躍として、わが創価の友が絶大なる信頼と賞讃を寄せられているのだ。
「三十年かけて、『寂光土』建設の大いなる実証を示すことができました!」との尊い報告に、私は妻と深く深く合掌した。

◇聖教は対話の広場
この四月二十日は、わが聖教新聞の創刊六十二周年の記念日であった。
愛読者の方々、配達員の無冠の友をはじめ、聖教を支えてくださる皆様方に、心より感謝申し上げたい。
我らの「立正安国」への戦いは、どこまでも言論戦であり、地道な対話である。その対話の場を創ることが新聞の使命でもある。
ゆえに聖教よ、人びとの心と心を結べ! 未来を開く談論風発の広場となれ!
今、大聖人の「立宗七百六十周年」を迎え、我らはいやまして強く、民衆を護り抜く正義の言論の師子吼を誓い合いたい。
連載中の私の小説『新・人間革命』は、五月三日から「奮迅」の章に入る。
法華経の涌出品に、仏の偉大なる力を冒えて「師子奮迅之力」(創価学会版法華経四六三ページ)とある。
この「奮迅」には「将に前(すす)まんとするの状」(今まさに前進しようとする姿)との意義もある。
師子王が奮い立ち、疾駆前進する雄姿−−これこそ創価の師弟であろう。
法華経の開経である無量義経の会座には、その名に「師子」を冠した諸菩薩も列なっていた。「師子吼王菩薩」「師子遊戯世菩薩」「師子奮迅菩薩」「師子精進菩薩」「師子威猛伏菩薩」である(同五ページ)。
師子の如く、烈々と正義を叫び、自在に世界を駆け巡り、猛然と奮闘し、弛みなく精進し、その威厳で敵を圧倒するIそういう力で人を救う菩薩であろうか。
御書には、「南無妙法蓮華経は師子吼の如し」(一一二四ページ)と仰せである。
「立正安国」の誓願を燃え上がらせ、朗々と妙法を唱え戦う我らに、「師子奮迅の力」が厘ってくることは絶対に間違いない。
何ものも恐れるな!
断じて負けるな!
共に励まし合い、共々に「師子奮迅の力」を出して、戦い、勝とうではないか!

恐るるな
 師子の心で
  今日も明日も

2013年4月29日月曜日

2013.04.28 わが友に贈る

わが目標の達成へ
一歩一歩進もう。
「私は勝った!」と
胸を張って言える
悔いなき一日に!

南条兵衛七郎殿御書 P1498
『自身もきられ打たれ結句にて候いし程に、いかが候いけんうちもらされていままでいきてはべり、いよいよ法華経こそ信心まさり候へ』

◇希望の明日へ
長生きは、だれもが望むが、そのくせ、老いるのは、皆、いやだという。肉体的に老いることは、これはしかたがない。しかし、心まで老いる必要はない。心を若くもたせるのは何か。それは希望である。
『主婦の友』平3・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十八日
前を見よ
後ろを見るな
前には
希望と勝利と栄光の人生がある

☆今日のことば 四月二十八日
程度の違いこそあっても、人間であれば、だれだって、過ちをおかしたらり、失敗したりするものです。
そして、そうした失敗を通じ、人間は、経験という、最高の人生の財産を、自分のものとし、いっそう強い、人間になっていくことができるのです。

☆我らの勝利の大道No.102 獅子奮迅の力を!
◇「立正安国」へ地涌の連帯

いざや立て
 歴史に残せや
  広布劇

三十年前(昭和五十八年)の四月二十一日、私は愛する東北の同志と、仙台の榴岡公園を訪れた。
美事な桜が、「悠然と、君も勝ち抜け」と、王者の如く爛漫と咲いていた。
その桜が、未曽有の大震災にも負けず、今年も、復興・新生に生きゆく友の傍らで、生命の輝きを放ちながら咲いたと伺っている。
御聖訓には、『我等衆生・法華経を信じ奉るは根をつけたるが如し』(P827)と仰せである。
大震災からの一日一日、一月一月の歩みは、どれほど大変であるか。しかし、その「能忍(能く忍ぶ)」の信心によって、わが生命の大地に、永遠に揺るがぬ「幸福の根」が張られる。
あまりに健気な東北の友に、希望の花、勝利の花よ、咲き薫れと祈りたい。

新年度を迎えた創価大学・創価女子短期大学、そして東西の創価学園では、新入生をはじめ理想に燃えた英才たちが、元気に向学の青春をスタートした。
八王子の創大も、小平の学園も、四季折々に美しい富士が望める。
聞けば、近年、都内から富士山が見える日も増えているそうだ。
「関東の富士見百景」(二〇〇五年選定)のうち東京二十三区内では、たとえば「東京富士見坂」が、わが故郷・大田をはじめ、目黒、世田谷、荒川、杉並の各区に選出されている。
この百景には、神奈川、埼玉、干葉などでも多くの新名所が選ばれていた。
烈風にも悠然と聳える富士を心に仰ぎつつ、今日も朗らかに進みたいものだ。

◇使命に生きる誇り
かつて聖教新聞にも登場いただいた作家の新田次郎氏に、名作『富士山頂』がある。富士山頂−−完成当時、世界で最も高所に置かれた気象レーダーの建設を描いた長編である。
この大事業は、高地への建設資材の運び上げや乱気流、高山病等、幾多の困難との戦いであった。
だが作業員たちは、その労苦の結晶が歴史に残る、「おれがあれを作ったのだと子孫に云える」という自負を胸に、建設の死闘を続けたのである。
己の使命に懸けた、この気概! 苦難を誇りとして戦う、この気骨!
我ら創価の師弟が、いかなる労苦をも惜しまず開拓しゆく世界広布の大道は、一代限りの戦いではない。
初代会長・牧口常三郎先生、二代会長・戸田城聖先生、さらに三代の私と、師弟不二の"魂のバトン"を受け継ぎ、そして万代へと広がる栄光の道を、宿縁深き地涌の同志と共に晴れ晴れと開いていくのだ。
私たちは、後に続く未来の世代に宣言したい。
誇りも高く、「我らが切り開いた一閻浮提広宣流布の大道を見よ!」と。
この万年に続く「世界の平和」と「人類の幸福」への大遠征も、地道な一歩、執念の一歩を積み重ねていく以外にない。「最も遠くまで行く人」とは、「歩み続ける人」であるからだ。
その"一歩"とは、自分自身を鼓舞する"もうひと踏ん張り"の勇気である。
さらにまた、同志への励ましの"ひと声"であり、友人との真心こもる対話の"ひと声"である。自らの勇気の関わりから、次の一人また一人へと、立ち上がる生命のスイッチが入る。
まず一人立つ。そこから全ては始まるのだ。これが「人間革命」即「広宣流布」の鉄則である。

「観心本尊抄」には、『現証有れば之を用ゆ』(P242)という一節がある。
今、欧州の青年部では、一人ひとりが勇んで自身の人間革命に挑み、師弟共戦の勝利の歴史を築こうと、「実証キャンペーン」の運動を展開している。
家庭で、学校で、職場で、地域で、いずこであれ、信心を根本に生き生きと頑張る。何でもいい、成長と勝利の姿を示す−−そのこと自体が誉れの実証である。

2013年4月28日日曜日

2013.04.27 わが友に贈る

古い友人を大切に!
新たな友情を結べ!
真心を尽くし
仏縁を広げた分だけ
わが生命は磨かれる。

減劫御書 P1466
『殷の代の濁りて民のわづらいしを大公望出世して殷の紂が頚を切りて民のなげきをやめ、二世王が民の口ににがかりし張良出でて代ををさめ民の口をあまくせし、此等は仏法已前なれども教主釈尊の御使として民をたすけしなり、外経の人人はしらざりしかども彼等の人人の智慧は内心には仏法の智慧をさしはさみたりしなり』

◇希望の明日へ
「人生は六十から」と言う。仏法では百二十歳までの長寿を説くが、その意味では、六十歳は折り返し点であり、人生の第二期へのスタートである。
平2・10・24

☆女性に贈ることば 四月二十七日
平凡なるよき市民、よき隣人として、誰からも信頼され、荒れすさんだ友の心を浄化していく、地域、職場の良心となってほしい。

☆今日のことば 四月二十七日
なんといっても大事なことは、幅広く、本を読み、人生の正しい生き方を、知ることです。小説でも、伝記でも、けっこうです。あるいは、思想、哲学の書でも、いいと思います。自分が、読みたいと思う本、友だちや、先生が、すすめてくれる本を、どしどし読むのです。

☆大白蓮華巻頭言 5月号「わが街は人間共和の宝土なり」
「どんな人であっても、話し合ってみるべきだ」とは、ローマクラブのホフライトネル名誉会長の信条である。それは、なぜか。語り合えば、「必ず、その人の中に『宝』を発見できる」からだ。
対話は、人間への希望と信頼の源泉である。
法華経に登場する不軽菩薩は、万人の生命に具わる「仏性」という最極の宝を礼拝して、たゆまずに語りかけていく。たとえ、増上慢の衆生から反発されても、断じて屈しない。決してあきらめない。
この「人間尊敬」の不屈の対話こそ、法華経の修行の真髄である。それを、そのまま現代社会で、たくましく快活に、粘り強く実践しているのが、我ら創価学会なのだ。
日蓮大聖人は、他者を敬う不軽菩薩の振る舞いを『鏡に向って礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり』(P769)と明かされている。
まさに礼拝する思いで、真心を尽くして語っても、通じない時がある。しかし、生命の奥深くでは、相手の仏性もまた、私たちの仏性を礼拝しているのだ。
ゆえに、一時の反応がどうあれ、勇敢に誠実に語っていけば、仏縁が結ばれ、必ず花開く時が来る。
わが師・戸田城聖先生は、よく同志に言われた。
「世を見渡せば、ただの一軒、ただの一人も悩みなきものはない。願望なき人間もいない。その心の中心にふれ、皆の仏性を呼び起こして、社会をより良く変えていくのが、立正安国の対話である」と。

晴ればれと
 走れや語れや
  この人生
 宝の友を
  多くつくりて

大聖人は『此の人(上行菩薩)末法に出現して妙法蓮華経の五字を一閻浮提の中・国ごと人ごとに弘むべし』(P1239)と仰せである。
地涌の菩薩は、不幸が渦巻く娑婆世界から絶対に離れない。現実の真っ只中に飛び込み、眼前の一人一人と共に悩み、一つ一つの課題に立ち向かっていく。
その繰り返しの中で、「生命尊厳」の大哲学を打ち立て、皆で励まし合いながら、いかなる災難にも負けない、幸福と和楽の宝土を築いていくのだ。
来る年も来る年も、たゆまず、この地域と社会への貢献に徹する多宝の方々たちは、何と神々しい生命か。
神奈川の草創の母は、広宣流布の大闘争の先頭に立って、経済苦も家族の病苦も勝ち越えてこられた。
この尊き母は、人生の最終章まで語っておられた。
「命ある限り、地涌の菩薩の本懐を遂げていきます。すべての人を幸せにしたい。このことを、私は祈り抜いています。ゆえに、何も怖いものなどありません。妙法と共に勝ちゆく私の命の輝きを見よ! この一念で、勝利の種を蒔き続けていきます」
この母が大切に持ち歩いた交友録のノートは、娘さんに受け継がれ、友好の花を今も咲かせている。
日本全国、さらに世界百九十二力国・地域のいずこの街にも、「信頼の柱」「正義の眼目」「安心の大船」と仰がれる創価の宝友が光っているではないか。
さあ、生き生きと若々しく、希望の対話を広げ、我らの宝土に人間共和の勝鬨を轟かせよう!

2013年4月27日土曜日

2013.04.26 わが友に贈る

創価の希望の太陽
ヤング・ミセス万歳!
貴女の奮闘こそ
一切の勝利の原動力だ。
一家の幸福の土台だ。

撰時抄 P273
『大海は広けれども死骸をとどめず大地は厚けれども不孝の者をば載せず、仏法には五逆をたすけ不孝をばすくう但し誹謗一闡提の者持戒にして第一なるをばゆるされず』

◇希望の明日へ
私は思う。人生とはこんなものだと決めつけ、あなどる人は、じつは人生のほうから、貧しい人間だなと悲しく見つめられているのだと。よどみなき人生の流れと進歩に、取り残されては、自分自身が不幸になってしまう。自らの人生経験を生かしながらも、なお日々新たに成長していく人こそ、人生の達人であろう。熟年とは、そうした"人生のプロ"をめざしての出発の世代ではないだろうか。
『主婦と生活』昭64・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十六日
タンポポは、なぜ」 踏まれても、踏まれても、負けないのだろうか。強さの秘密は、地中深くに伸ばした根っこだ。長いものだと、地下一メートル以上にもなるという。
人間も同じであろう。悪戦苦闘を耐え抜き、自身の人生の根っこを、何ものにも揺るがぬ深さまで張った人が、まことの勝利者だ。

☆今日のことば 四月二十六日
活躍する時には大いにしよう
休息をとる時はゆっくりと
休息することだ
休息なき戦いは自らも疲れ
なんら効果を生まないからだ

2013年4月26日金曜日

2013.04.25 わが友に贈る

未入会の家族に
最大の敬意と配慮を!
電話や訪問の時間など
良識ある行動が大切だ。
人間性輝く信仰者たれ!

法門申さるべき様の事 P1271
『師子の中の虫師子をくらう、仏教をば外道はやぶりがたし内道の内に事いできたりて仏道を失うべし仏の遺言なり』

◇希望の明日へ
人間は、年配になっても心の若々しい人もいる。反対に若くして、老いた心の人もいる。また社会的に偉くなっても、はつらつたる信心の躍動をなくしてしまう人もいる。それに対して、「多宝会」「宝寿会」「錦宝会」(高齢者の集い)の方々は、不思議なる使命と生命力と長寿をもって、広宣流布のために創価学会のために、いっさいの土台となり、後輩の"励ましの大樹"となり、学会の"守護の門"となって活躍してくだきっている。まさに、その名のごとく永遠の宝をいだいた存在であられる。また、高齢化社会にあって、年配者が人生のうえで社会のうえで、どう活躍していかれるのか。その証明は、今や人類的課題ともなっている。その先取りとして、勝利の実証を示されている、これらの方々は、いわば"人生と時代の灯台"である。その大光を、人類はこぞって讃嘆し、また慕い求めていくに違いない。
昭63・12・17

☆女性に贈ることば 四月二十五日
躾とは、日々の生活を、開運に、円滑に、自他ともに楽しく、回転させていくためのリズムを、「身」に「美しく」体得していくことといえるかもしれない。

☆今日のことば 四月二十五日
人間の幸福への勝負は
 四十代 五十代であると
  思うから
そのために
 今日も 着実に
自身らしく
 思う存分に振る舞うことだ

☆新時代第65回本部幹部会で紹介された名誉会長の指針
◇晴れわたる「5月3日」へ共々に!
海外の皆様! 遠いところ、お疲れのところ、本当にご苦労さま! ありがとう! 感謝します。
きょうは五大州から、17力国・地域の同志が出席くださった。
あらためて、遠くから本当に、ようこそ!
皆で立って、もう一度、拍手を送りたい。
ご苦労さまです!
全同志の皆様のおかげで、皆様の力で、真剣さで、戦いで、5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を、晴れ晴れと迎えることができます。
おめでとう!

◇配達員の皆様に心から感謝を!
そして、配達員の皆様方!
皆さんは、一番、地味で、一番、大変だ。配達を経験した私には、よくわかる。
暑い日も、寒い日も、雨の日もある。お腹がすいている時もある。朝早く、多くの人は、まだ寝ている。
そこを飛び起きて、聖教新聞を配ってくださる。尊い決意なくしては、本当に、できないことだ。
配達員の方々のご苦労がわからなければ、また、配達員の方々に深く感謝する心がなければ、真実の広宣流布の指導者とはいえない。
ほかのだれでもない、広布のために動いた人に大功徳がわく。
その人が勝利者なのである。
「創価の宝」の芸術部の皆様!
凛とした声も心も素晴らしい。
いつもご苦労さま!
ありがとう!
間近に芸術部の皆様とお会いし、信心の輝きあふれる姿に触れて、本当にうれしい。
皆さんの活躍は、世界の同志の喜びである。これからも皆で応援してまいりたい。
今や、わが創価の「平和」と「文化」と「教育」のスクラムは、全世界に、悠然と大きく広がっている。
北極圏につながるシベリアの大地、ロシアのサハ共和国でも、創価の友の前進が始まった。
南アフリカの南西端・喜望峰の町でも、創価の連帯が広がり始めた。
南米アンデス山脈の標高3000メートルを超えるペルーの高地でも、創価の哲学が輝き始めた。
わが創価の同志は、よき市民、よき国民、よき世界市民として、社会に貢献している。舞台は全世界である。すごい歴史である。
大聖人は仰せになられた。
『上行菩薩は末法に出現して、妙法蓮華経の五字を世界中の国ごと、人ごとに弘めるのである』(P1239、通解)
大事な御聖訓である。大聖人の仰せ通りに広宣流布をしているのは、創価学会以外にない。
これからの新しい広宣流布の前進にあっては、皆さんは、どこまでも、まじめに生き抜き、真実の広宣流布の闘士として戦い抜いてもらいたい。
これまで私は、世界の指導者と1600回を超える対話を重ねてきた。
あらゆる分野の第一人者と対話してきた。
その対話は、世代を超えた広がりを持っている。民衆の平和への願いを世界の指導者に訴えてきた。こうした対話を、心ある識者は高く評価してくださっている。
ともあれ私は、戸田先生、牧口先生の遺志を受け継ぎ、日蓮大聖人の根本の精神に直結する行動を重ねてきた。皆さんもこの後を受け継いでいただきたい。
諸君全員が、本物の弟子として立ってほしい。「心こそ大切」である。
決意も行動も、「心」から起こる。決して格好ではない。
私たち創価の友情の連帯は、大宇宙をも包みながら、全地球に広がってきた。うれしいことだ。
最高に誉れ高き、晴れがましい5月の3日を、全世界の友と喜び合いたい。
喜べる人は、幸福である。喜んで生きる信心、そして、悪い人間とは戦う信心で進みゆこう!

◇学会の前進は現代史の奇跡
日蓮大聖人は、明確にこうおっしゃっている。
『恩を知ることを最高とし、恩を報ずることを第一としてきた』(P491、通解)
仏法の根幹、人間の根幹の道は「恩」である。戸田先生は、このように、有名な指導を残された。
「現在の世相を見ると、人の道である知恩・報恩を貫く者は、ごく稀となってしまった。忘恩から、社会の乱れが生ずるのである」と。
生み育ててくれた「父母」の恩を忘れてしまえば、家庭は乱れる。当然のことだ。
さまざまな「恩」のなかでも、とりわけ大切な、根本の「恩」とは何か。
それは「師恩」、すなわち、仏法を教え、人生の規範を示す師匠の恩である。
師恩に報いるための要諦は何か。
不惜身命で広宣流布のために戦うことである。
大難が競い起ころうとも、身命を惜しまず、邪悪と戦い抜く。そして、正法を弘めて、人々を救っていく−−これこそ、師恩に報いる真の道なのである。
その通り、一分の狂いもなく、創価の三代は、健気な真実の同志とともに、戦い続けてきた。
「師恩に報いる」という根本の道を示し切ってきた。
だからこそ、現代史の奇跡とうたわれる、世界広宜流布の時代が開かれたのである。

◇師子奮迅の努力
戸田先生は晩年、慟哭しながら、語ってくださった。
「大作は体が弱いのに、師匠である私のために、これほどまでに、命を削って、言語に絶する師子奮迅の努力をしてくれた」
亡くなられる直前、固く手を握られ、「ありがとう」「ありがとう」と言ってくださった。
私が、先生の後継の第3代に就任したのは、昭和35年(1960年)の晴れわたる5月の3日。
妻はこの日を、わが家の葬式と覚悟した。
以来、1年また1年、戸田先生からいただいた命で、私と妻は、あらゆる三障四魔に打ち勝ってきた。
今日の学会を築き上げた。
私は、大聖人の御加護をいただき、ますます健康で、全世界の指揮をとり、学会を守っている。
だれ人も想像できなかった姿であろう。
この厳然たる師弟の勝利の姿を忘れることなく、勝ち進んでいただきたい。
こう申し上げ、私のスピーチを終わります。
長時間、ご苦労さま。
ありがとう!
お元気で!

2013年4月25日木曜日

2013.04.24 わが友に贈る

地涌の若人よ
大理想に生き抜け!
青年こそ希望だ。
確信の声と行動で
新時代を切り開け!

御講聞書 P816
『既に末法当時南無妙法蓮華経の七字を日本国に弘むる間恐れなし、終には一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし云云』

◇希望の明日へ
私は"生涯青春"という言葉が好きである。また、つねづね"生涯青春であれ"と、自分自身にも、多くの友人にも語ってきた。いわゆる若さとは、決して年齢によって決まるものではないと思うし、その人のもつ目標に向かって、たくましく生きぬく情熱の炎によって決定されていくと確信している。
『主婦と生活』 昭60・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十四日
平凡でもいい
私はいつも
春風の笑顔を 忘れずにいたい
太陽の希望を はつらつと輝かせたい
月光と語らいながら 知性を深めたい
白雪のごとく 清らかに光る人でありたい

☆今日のことば 四月二十四日
時を知ることほど大切なことはない。百千万の作戦も時を得なけえば成功しない。事業も、人の出処進退も、時を誤れば、混乱と敗北を招くだけである。

2013年4月24日水曜日

2013.04.23 わが友に贈る

友好拡大の第一歩は
清々しい挨拶から!
大誠実の振る舞いで
近隣に信頼を広げよう。
地域革命の主役たれ!

曾谷殿御返事 P1056
『何に法華経を信じ給うとも謗法あらば必ず地獄にをつべし、うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し』

◇希望の明日へ
人間は、生きぬいていかなければならないのである。いかなる時代であっても、年輪を一年ごとに増しゆく運命にあるのである。"老い"から逃げたり、避けたりしてはならない。この自然の法理を、あるがままに受け入れ、年ごとに、どのように美しく、いかに価値ある年輪を刻み、それぞれの人生の総仕上げをしていくかという、さわやかな発想が必要である。
『主婦と生活』昭60・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十三日
私は、生涯青春という言葉が好きである。
いわゆる若さとは、決して年齢によって決まるものではない。自分のもつ目標に向かって、たくましく生き抜く情熱の炎によって決まると信じているからだ。
若くして心の老いた人もいる。一方、どんなに高齢になっても希望を失わず、心の若々しい人は生渡青春である。

☆今日のことば 四月二十三日
テレビによって育てられたともいえる現代っ子は、ものごとの直感的な把握という面ではすぐれた感覚をもっている。だから、そういう意味での観察は鋭いし、反応も速い。しかも、表現も感覚的でおもしろい。

2013年4月23日火曜日

2013.04.22 わが友に贈る

「納得」の協議が
団結と前身の力!
皆が心から決意し
広布拡大に勇み立つ
信心の触発を重ねよ!

法蓮抄 P1046
『譬えば竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るる』

◇今週のことば
立秋七百六十周年−−
御本仏の魂の大宣言を
我らは勇敢に実践!
「立宗安国」の対話で
仏縁を結び広げよ!
2013年04月22日

◇希望の明日へ
幾山河の人生の山脈を乗り越えてきた、かけがえのない経験の金の輝きは、年輩者たちのみがもつものである。若い人たちは、これらの人々を、尊敬こそすれ、決しておろそかにしてはならないと思う。
『主婦と生活』昭59・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十二日
子どもの前で陰険な夫婦喧嘩は避けたいものだ。子どもたちは、たとえ見ぬふりをしていても、つぶらな瞳を通し、柔らかい皮膚を通して、鋭敏に両親の振舞いを感受し、それに感応していることを、つねに忘れてはならない。

☆今日のことば 四月二十二日
民衆の心の奥底まで揺り動かして、あらゆる人々を納得せしむる言論こそ、世の一切を指導し、時代を左右していく原動力である。

☆名誉会長と共に今日も広布へNo.016 新しい日を 新しい決意で
いついかなる時も、自らが心新たに、みずみずしい決意で立ち上がったその日から、一切が生まれ変わる。
「きょう、私は勝った!」
「勇気を出せた!」 「一歩、前進できた!」−−こう叫べる一日一日でありたい。
わが胸中に、わが一念に、「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の誓いを、烈々と燃え上がらせていくのだ。
まず自分自身が、生き生きと、自らの人間革命をしていく。人ではなく、自分が変わる。誰かではなく、自分かやる。そう決めた人が勝つのである。私は、その決心で戦ってきた。
『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』(P1618)。この精神を、ゆめゆめ忘れてはならない。
戸田先生はよく語られた。
「広宣流布は、一生の戦いである。いな、永遠の戦いである。たとえ苦難の嵐があっても、断じて負けるな!」
「時の到来とともに、戦いの雄叫びを上げて進むのだ」

次の時代を、どうするか。どう創価学会を発展させ、後継を育てていくか。
そのために、リーダーは、自らの信心の実力をつけるのだ。広宣流布を前進させる力を持つのだ。
「全ての人を味方に!」
「断じて勝ってみせる!」−−この気迫をみなぎらせていくのだ。
将来を展望しながら智慧を湧かせ、戦う心を燃やし、張り切って進もう! 皆が団結して、永遠に崩れぬ創価の人材城を築いてもらいたい。
人を育てるには、先輩が模範を示すことだ。師弟に生きる人生がいかに強く尊いか、青年たちに伝えていきたい。

2013年4月22日月曜日

2013.04.21 わが友に贈る

さあ躍動の春本番!
対話への挑戦が
わが境涯を広げる。
強き祈りを根本に
新たな信頼の絆を!

呵責謗法滅罪抄 P1132
『何なる世の乱れにも各各をば法華経十羅刹助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり』

◇希望の明日へ
高齢とは、言うなれば人生昇華の芸術であるかもしれない。そこには、その人なりの人生の目的というか、人生の軌道というか、社会へ向かって、何らかの貢献をなしゆかんとする情熱とひたむきな向上心がはらまれていることはいうまでもない。
『主婦の友』昭59・1月号

☆女性に贈ることば 四月二十一日
何があろうとも絶対に卑屈になってはならない。うつむいてはならない。誇りと自信をもって、輝く瞳をあげ、堂々と生き抜く人が幸福者である。

☆今日のことば 四月二十一日
僕は 確信はあるが
 独善にはなりたくない
常に協議していく姿勢のあるところに
 民主主義の力と光が
  輝くことを知っているからだ

☆創価学園の開校にあたって
◇未来社会の奔流に
創価教育の淵源は、1930年、「創価教育学体系」を発刊した教育者、牧口常三郎先生と戸田城聖先生の教育理念に遡ります。創価とは「価値創造」の意味です。当時、日本の教育が次第に日本軍当局への盲従を植えつける手段とされる渦中で、彼らは一貫して"教育とは子どもの幸福のためにある"との姿勢を貫きました。1943年、二人は軍国主義に反対したため"思想犯"として逮捕され、牧口先生は獄中で亡くなりました。

武蔵野の緑につつまれた近代的な学舎から、どれほど数多くの優秀な人材が育っていくか、思うだに楽しみである。私は、かならずや創価学園が、未来世界の新しき生命の奔流となっていくことを固く信じている。

文明といい、政治、経済、科学、産業、芸術といっても、すべてそれらを支配し、活用し、創造する主体は人間である。しかして教育は人間自身を対象として行い、次代の世界を決定づけるもっとも重要な事業である。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「国家の運命は、かかって青年の教育にあり」といっている。

今日では、教育の重要性は、もはや国家だけの問題ではない。世界、人類の運命、文明の未来は、まさしく青年の教育にかかっている、と私は叫びたい。
未来に残すべき建造物や美術品、生産手段や運搬手段等、数々の財宝をつくることも大切であろう。だが、時代のいかんを問わず、つねに価値を創造していく主体は人間の英知であり、これこそ、もっとも尊き財宝である。人間英知の開発を忘却した文明は、やがて時代の推移とともに、朽ち崩れ、滅び去っていくことは必定である。
しかも、教育は一人一人、皆、異なった性格をもつ人間が対象であり、その一人一人の生命は、一瞬一瞬、微妙な活動をしているものである。ゆえに、教育ほど至難な事業はなく、これに従事し、献身する人ほど尊いものはないと思う。

わが創価学会初代会長牧口常三郎先生は、教育者としての長年にわたる、情熱こめた実践のなかから、卓抜なる教育理念に裏づけられた「創価教育学体系」を確立されたのである。その崇高な理念と科学的な学説は、欧米先進国の教育学に比しても、まさに飛躍的に優れた内容をもつものであった。
しかし当時の日本は、軍国主義の圧迫のもとに、教育の尊厳は無残に踏みにじられていた。牧口先生の独創的な主張も、その功績も、認められるところとならなかった。それどころか、かえって牧口先生は不当にも左遷され、厳しい弾圧をうけられたのである。だが、牧口先生の教育の理想は、愛弟子であった第二代会長戸田城聖先生の私塾において実践に移されたのであった。

偉大な人格と指導理念というものは、やがて時を得たならば、かならず時代の潮流をも動かしていくのである。
「教育は人格価値の創造なり」とは、牧口先生がつねに主張されていた大信念であられた。牧口先生の没後、学会再建にあたられた戸田先生が、もっとも重視し、全魂をかたむけられたのも、ひとえに人材の育成であり、人格価値の創造であった。
戸田先生の、青年を心より愛し、慈しみ、玉を磨くごとく大事にされたその姿は、校舎こそなくとも、真実の大教育者の実践の鏡であったといっても過言ではない

今、ここに、かくもすばらしい近代的設備を整えて、創価学園の開設をみたことは、牧口先生以来の理想を、いよいよ、教育それ自体の舞台のうえで、本格的に具現すべき時が到来したのである。
いうまでもなく、創価学園は、創価学会のために設立したのではない。われらの願いは、妙法の大地を根底に、崩れざる人類の繁栄と豊かな人間主義の文化の花を咲かせることである。したがって、教育はあくまで教育の分野で、見事な花を咲かせていくのは当然である。
事実、創価学園においては、宗教教育は行わないし、生徒のなかには、学会員以外の子弟も含まれている。創価学園は、あくまでも日本の未来を担い、世界の文化に貢献する、有為の人材を輩出することを理想とするものであり、それ以外の何ものもないことを断言しておきたい。
創価学園の開校にあたって、私は、その創立者として、次の五項目を、学園のモットーに掲げておきたい。

一.真理を求め、価値を創造する、英知と情熱の人たれ
二.決して人に迷惑をかけず、自分の行動は自分で責任をとる
三.人には親切に、礼儀正しく、暴力を否定し、信頼と協調を重んずる
四.自分の信条を堂々と述べ、正義のためには勇気をもって実行する
五.進取の気性に富み、栄光ある日本の指導者、世界の指導者に育て

ひるがえって、現今の教育界の実態をみるに、憂うべき事象はあまりにも多く、改善を待望する声は、巷に満ち満ちている。この悲しむべき現実の底流をなすものは、教育理念の喪失であり、若人の人格を軽視する風潮であり、また、指導者の次代に対する責任感の欠如である。
こうした混乱と迷妄のなかにあって、理想的な教育の確立をめざして、わが創価学園は誕生したのである。むろん、教育の効果は、一朝一夕に実るものではない。教師も、生徒も、また生徒の父母も、深い理解を寄せられ、一体となって、この理想の実現のために地道な努力を続けていくならば、やがて混迷せる教育界の道標となっていくことは必然であろう。

最後に、この学窓より、凛々しい幾多の新世紀建設の英才が輩出して、日本、世界の繁栄と平和のために寄与することができるならば、これにすぎる喜びはない。

創価学園創立者 池田大作
1968年4月4日

2013年4月21日日曜日

2013.04.20 わが友に贈る

本紙を支えてくださる
全ての皆様
いつもありがとう!
偉大なる広布の使者に
健康・福徳・勝利あれ!

常楽我浄御書 P1301
『仏は一人なり外道は多勢なりしかども外道はありのごとし仏は竜のごとく師子王のごとくましませしかばこそせめかたせ給いぬ』

◇希望の明日へ
人生には、山もあれば谷もある。山を越え、谷を越えて苦しんだ人は、その分、悩める人の苦しみがわかり、人々の心がかるようになる。その意味で、悩みに負けないかぎり、「苦労も功徳」なのである。順調なだけが功徳なのではない。変毒為薬の妙法を行ずる信仰者にとって、いっさいが功徳なのである。
平6・5・14

☆女性に贈ることば 四月二十日
母親も、立派な一個の社会人である。視野を社会に大きく広げてこそ、人間としての幸福も、母親としての幸福も、見えてくるのではないだろうか。

☆今日のことば 四月二十日
青年よ、いつまでも、甘い考えを抱いておってはならぬ。現実は、厳しい。向上、成長と、堕落への戦いが、青年時代だ。青年は、真剣に、目的に進む時、最も尊い。されど決して、微笑を忘れてはならぬ。常に快活であれ。

☆北アイルランド アルスター大学の平和セミナーへのメッセージ
◇生命尊厳を守り抜く連帯を!「平和の文化」を時代の潮流に
本日は、北アイルランドの和平合意が調印されてから15周年の佳節にあたります。
思い返せば、ここベルファストで調印がなされる前日(4月9日)、私は、南アフリカ共和国のムベキ副大統領(当時)と東京でお会いしていました。
アパルトヘイト(人種隔離政策)がもたらした苦しみや憎しみを乗り越えようと挑戦を続ける南アフリカの人々に思いをはせる一方で、その日に最終期限を迎えていた北アイルランドの和平交渉の成功を強く念じつつ。
「平和共存の社会」を築くための方途について語り合ったことを思い起こします。
それだけに、期限を過ぎても交渉が続けられ、翌10日に和平合意に達したとのニュースに接した時は、心の底から祝意がこみ上げてきました。
30年に及ぶ紛争で犠牲となられた方々のご冥福を衷心よりお祈りするとともに、仏法者である私自身の決意として、「地球上から悲惨の二字をなくす」ためのさらなる対話と行動を固く誓ったことを覚えております。
「平和の文化」は「戦争の文化」という大海に浮かぶ小島のような存在である。しかし、絶対に希望を捨ててはならない。たとえ一つでも"平和の島"が存在するなら、それは必ず、二つ、三つと広がっていくであろう──。
これは私か対談集を編んだ、平和学者のエリース・ボールディング博士が、夫君のケネス博士と共有してきた信念として述べておられたものです。
このボールディング博士夫妻の確信を、現代の世界で実証されるがごとく、紛争が社会に残した傷痕や、長年の対立がもたらした心理的な境界を乗り越えることの難しさに直面しながらも、「平和の文化」の道を進むことを選び取り、一歩また一歩と、「和解」と「共存」に向けた挑戦を粘り強く重ねてこられたのが、北アイルランドの皆さま方にほかなりません。
かつてマンデラ元大統領が、「私たちは長い間、北アイルランドの人々を尊敬してきました。私たち南アフリカと同様に、多くを耐え忍び、そして今、新しい社会の建設のために皆で手を取り合って立ち上がっているからです」との共感を寄せていたように、皆さま方の存在は、過去の分断の歴史を乗り越えようと懸命に努力する世界の人々、そして、いまだ紛争や内戦に苦しむ各地の人々にとって、何にも替え難い心の希望の支えとなってきたのです。
本日、ご臨席のポーリーン・マーフィー名誉教授は、私が創立した東京・創価学園を3年前に訪問された折、次のように生徒たちに語り掛けてくださいました。
「今、私たちが生きている21世紀という時代は、今までの中で最も危険な世紀なのではないでしょうか。価値創造を正しく認識しなければ、私たち人間という生命が危機に陥ってしまうと思います」
今こそ、そのメッセージを世界中で共有し、時代の潮流を「戦争の文化」から「平和の文化」へと力強く向けていかなければなりません。
では、21世紀に生きる私たちが、共に追求すべき価値とは何か。
私は、15年前の和平合意の成立を底流で後押しした北アイルランドの人々の切々たる思い──すなわち、"もうこれ以上、テロや暴力によって人々の命が奪われる悲劇が繰り返されてはならない"との思いを、民族や人種、宗教や文化の違いを超えて分かち合いながら、「かけがえのない生命の尊厳」を互いに守り抜くための連帯を促す価値でなければならないと思います。
和平合意から15周年を迎えた本日、ここベルファストの地において、「分離された社会と世界における平和構築」をテーマにしたセミナーを開催されることは誠に意義深いものがあります。
今回のセミナーの大成功を心よりお祈り申し上げるとともに、アルスター大学および国際紛争研究所のますますのご発展と、ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心から念願し、私のメッセージとさせていただきます。

2013年4月20日土曜日

2013.04.19 わが友に贈る

会合を陰で支える
尊き役員の尽力に感謝!
無事故の運営ありて
広布の集いは朗らか。
冥の照覧は厳然だ!

蓮盛抄 P153
『仏は文字に依つて衆生を度し給うなり』

◇希望の明日へ
苦難のなかで開いた喜びは深い。順調で、何の苦労もなく手に入れた喜びは、泡のように、はかない。幻のようなものだ。たとえば、人がわずかと思うようなお金でも、苦労して蓄えた人にとって、その価値は大きい。尊いお金である。心がこもっている。「心こそ大切」 である。
平6・1・20

☆女性に贈ることば 四月十九日
家庭ではよき娘となり、職場では、皆に慕われ、信頼される存在となって光っていくことだ。

☆今日のことば 四月十九日
独創性は、まず、徹底的な模倣から生まれるものであるかもしれない。しかし世間では、模倣だけで終わってしまう人が大半です。その人の人生は、結局、安逸と惰性に流されていく結果となります。

☆本部幹部会で紹介された名誉会長の揮毫
5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝賀する「新時代第65回本部幹部会」の席上、池田名誉会長が認めた二つの書が紹介された。

一つは、墨痕鮮やかな「五月三日山」。
脇書には、名誉会長が第3代会長を辞任した直後の「昭和五十四年五月三日」の日付が記されている。
当時、名誉会長は、師弟の絆を断とうとする嵐の中、神奈川文化会館を中心に、「正義」と「共戦」の魂で、新たな世界広宣流布への雄渾の指揮を執っていた。
創価の師弟の心に、「五月三日」の「広宣流布の誓願」が何ものにも揺るがない山のごとくそびえ立つ──不動の大山そのものであった名誉会長が、厳然と悠然と書き留めたものである。

もう一つは「天も晴れ/心も躍る/創価の日/元初の誓いは/いやまし光りぬ」(同左)の和歌である。
昭和54年(1979年)から5年後の同59年に認められた。
事業の苦境にあった恩師・戸田第2代会長を名誉会長が守り抜き二戸田会長の就任式を迎えたのが昭和26年5月3日。
以来、名誉会長は毎年の5月3日「創価学会の日」が巡り来るたびに、元初の誓いをいやまし光らせ、広布前進の波を起こしてきた。
第三代会長辞任の直後から始めた功労者宅の訪問は、この昭和59年、500軒になろうとしていた。
一軒また一軒と同志のもとに足を運び、一人また一人と友を励まし抜きながら、時を創り、時を開いていったのである。
名誉会長は詠んだ。
「おお 我らの五月三日よ!/君も あなたも/万歳を叫ぼうではないか。/自分自身の勝利、万歳!/全同志の勝利、万歳!/師弟不二の勝利、万歳! と」
「五月三日の生命は/永遠に朗らかに/永遠に前進する!/永遠に勝利また勝利だ!」
今こそ師と共に、晴れ渡る5月3日の生命で、断固たる大前進を開始する時である。

2013年4月19日金曜日

2013.04.18 わが友に贈る

「初心忘るべからず」
行き詰まったら
原点に返れ!
「何のため」心に刻み
わが信念の道を貫け!

四条金吾殿御返事 P1169
『夜の用心の為と申しかたがた殿の守りとなるべし、吾方の人人をば少少の事をばみずきかずあるべし』

◇希望の明日へ
人生には、じつに、さまざまな山がある。次から次に、課題が出てくるものである。しかし、全部、煩悩即菩提であり、山を越えるたびに、境涯は高まり、広がる。逃げないで、あらゆる課題へ、ぶつかって、乗り越えていく。それが、本当の人生だ。"生きる"ということである。打ち勝てば、悩みは全部、喜びに変わる。自分自身の拡大となる。「絶望とは、愚か者の結論なり」という言葉があるが、希望をしっかり握りしめているかぎり、"戦おう"という真剣な行動があるかぎり、必ず春はくるものである。
平5・6・2

☆女性に贈ることば 四月十八日
恋愛をするならば、大いなる創造への精神力がわき出づるような、互いに高めあうものであってほしい。

☆今日のことば 四月十八日
我らは、今日も一歩前進しなくてはならない
そのために 休息を十分とりながら
生命力満々と すべてに挑戦してゆくことだ

☆勝利の人間学第28回 社会を変えゆく正義の大潮流を
◇立正安国の大精神で
日蓮大聖人は、「立正安国論」をお認めになられた、やむにやまれぬ御心境を、『但偏に国の為法の為人の為にして身の為に之を申さず』(P35)と記されている。
自分だけの幸福などない。ゆえに社会の安穏を願い、正しい哲学を広め、民衆一人一人の幸福を確立していくのだ。ここに立正安国の大精神があり、我らの活動の目的がある。
わが恩師・戸田先生は、師子吼なされた。
「民衆は、悩みに悩んでいる。学会は当然、立たなければならない」と。
苦しんでいる人を放っておかない。励ましの声をかけ、手を差し伸べる、この勇気の祈りと行動が、無慈悲な社会を変えるのだ。

◇対話こそ平和への大道
「立正安国論」には『屡(しばしば)談話を致さん』(P17)と仰せである。じっくり語り合いましょうと呼びかけられ、対話が始まっている。
一対一の対話こそ、地道なようで最も確かな平和への大道である。究極の正義である。
だからこそ、臆さずに対話していくのだ。
朗らかに自信満々と言い切っていくのだ。
たとえ上手に話せなくとも、かまわない。
自分の確信を真心こめて話していけば、相手の心に"友情の種""信頼の種"が残る。その種は、必ず芽を出し、いっか花開く。
大事なことは、勇気であり、誠実である。そして、あきらめず語り抜いていく忍耐だ。

◇共に悩み、共に行動を
友から相談されて、どう答えたらよいのか分からないこともあるだろう。そんな時は、共に悩み、共に祈っていくのだ。話を聞くことで、友の心が軽くなる場合だってある。
「自分としては、今はこう思う」と言うだけでもいい。理詰めでなくても、励ましの心は通ずる。また、信頼できる先輩のところに一緒に行ってもいい。その人を思う慈悲があれば、智慧はいくらでも出てくる。
ともあれ、一人を大切に励ますことだ。そこから二人、三人、百人と、希望のスクラムは必ず広がる。これが、地涌の義である。

2013年4月18日木曜日

2013.04.17 わが友に贈る

強き信心とは
絶対に勝つ! という
揺るぎない確信だ。
法華経の兵法で
威風堂々の前進を!

乙御前母御書 P1222
『これはいかなるゆへぞとたづぬればせんしやうに千里ありしところをかよいて仏法を聴聞せしゆへなり』

◇希望の明日へ
悩みのない人生、また問題のない世界など、どこにも存在しない。むしろ、いろいろなことがあるからこそ、人生は面白いのである。そして妙法とともに生きゆく人生は、何があっても最高の知恵を発揮して打開していける。所願満足の価億ある一生を勝ち取ることができる。
平5・3・7

☆女性に贈ることば 四月十七日
教育も子育ても、時間のかかる作業です。一生懸命に取り組んでも、その結果がすぐに表れないかもしれない。でも、子どもたちに幸福の種を植え、その心を豊かに耕した事実は残ります。
あなたの労苦は、すべて子どもたちの宝として実っていくのです。

☆今日のことば 四月十七日
趣味に、本当の喜びを感ずるのは、自分がやるべきことを立派にやりぬいている時である。それまでの緊張感をちょっとした変化で和らげ、新しい活力の源泉となっていくような趣味は、もっとも充実したものであろう。いわば、趣味というだいご味は、ここにあると思う。

☆新時代第65回本部幹部会へのメッセージ
◇陰の労苦に徹してこそ未来への盤石な礎が!
新たな勝利へ出発する本部幹部会に、メッセージを贈ります。
日蓮大聖人が、建長5年(1253年)の4月28日、立宗宣言をなされてより、今年で760周年──。
日蓮仏法は、今、『一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし』(P816)との仰せの通り、壮大な世界宗教として地球社会を照らしております。
その末法万年に輝きわたる誉れの開拓者が、世界55力国・地域から馳せ参じてくださった、地涌のリーダーの皆様方であられます。
御本仏の讃嘆は、いかばかりか。本当に、ようこそ、お越しくださいました。
また、5月3日「創価学会母の日」を迎えるに当たって、私たちは、日本全国、そして全世界の偉大な婦人部の皆様方に、あらためて、心から感謝の大拍手を捧げたいと思いますが、いかがでしょうか。
さようは、尊き創価の母だちとともに、一人一人が「わが生命の幸福勝利の宣言」を決意し合いたいのであります。
大聖人は、若くして夫に先立たれ、幼子たちを懸命に育て上げていた南条時光のお母さんに、こう語りかけておられます。
『浄土といっても、地獄といっても、自分の外にあるのではない。ただ私たちの胸の中にあるのです。
これを悟るのを仏といい、これに迷うのを凡夫といいます。
これを悟ることができるのが法華経です。したがって、法華経を受持する人は『地獄即寂光』と悟ることができるのです』(P1504、通解)と。
「法華経」の深遠な生命論の真髄を、一番苦労しているお母さんへの最大の励ましとして、わかりやすく明快に、教えてくださっております。
まさしく、この究極の信心の力で「境涯革命」「宿命転換」の実証を、一つ、また一つと示してきたのが、健気な多宝の母たちであります。

◇「心」を決めよ
時代は、不安定に揺れ動き、人生も社会も、多くの難問が立ちはだかっております。
乱世であるからこそ、何ものにも負けない仏の生命を、万人から呼び覚まし、引き出していく、仏法の「希望の哲学」が光ります。
そして、どんな現実の苦悩があろうとも、励まし合い、勇敢に聡明に打開して、幸福と平和のスクラムを広げていく、創価の「民衆の連帯」が輝くのであります。
わが師・戸田城聖先生は、厳然と言われました。
「信心を、一言でいうならば、『心』を決めることである。
同じ決めるのであれば、『勝つ!』と決めなさい」と。
経文に説かれる「悪口罵冒」「猶多怨嫉」の難の連続の中を、私たちは法のため、人のため、社会のため、断じて勝ち越えてきました。
これからも、題目という「歓喜の中の大歓喜」の音律を、いやまして朗々と響かせながら、この世で最も強く美しい異体同心の団結で、一切を勝ち抜き、立正安国の「寂光の都」を創っていこうではありませんか!

◇粘り強く、あえて試練に挑め
実は今、建設が進む総本部は、大地を深く深く掘り下げて、強固な地盤から直に建物の礎を築き上げております。
ゆえに、これ以上ないと言われるほど、堅固な造りとなっているのであります。
同じように、堅い地盤の上に直接、建てられた建築としては、その堅牢さから、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)本部にも使用された、東京・日比谷の「第一生命館」ビルが有名です。
戸田先生の事業が苦境のどん底にあった時のこと。
先生と雨に濡れながら、そのビルを見上げて、私が「いつか、あのような立派なビルを建ててみせます」と申し上げたことも、金の思い出です。
ともあれ、「礎は 深く ふかく そして岩底まで 掘らねばならぬ」のであります。
皆様の日々の実践は、地道にしてたゆまぬ、粘り強い繰り返しであります。
だからこそ、盤石である。人知れぬ陰の労苦に徹してこそ、「人間革命」と「広宣流布」の揺るぎない勝利の礎ができ上がることを、わが後継の青年部は誇り高く確信してください。
「鍬を入れるのに、土の柔らかな所を捜すべからず」(山口洋一著『マダガスカル』)──つまり、あえて試練に挑め! とは、アフリカのマダガスカルの英知の格言であります。

◇悪戦苦闘をつき抜けて!
私は、小説『新・人間革命』の執筆に、さらに力を入れてまいります。
現在、連載中の「勇将」の章は、四国から関西の奈良へと舞台を移しました。
この5月3日からは、第26巻の最終章に入ります。
タイトルは「奮迅」であります。
昭和53年(1978年)1月の杉並区の方南支部の結成式をはじめ、「広宣流布の本陣」大東京の誉れの同志との歴史を、新たな「共戦」の思いで綴っていく決心です。
さらに、深き縁の埼玉県や神奈川県の友との忘れ得ぬ広布史も、後世のために、厳然と記してまいります。
そして、信越をはじめ全青年部と、ホイットマンの詩「さあ、出発しよう!・悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」(『詩集草の葉』富田砕花訳)を合言葉に、戦い、打ち立てた金字塔を書き留めます。
これからも私は、わが愛する全同志に、「師子奮迅」の仏の大生命力が漲っていくよう、強盛に題目を送り抜いてまいります。
共々に、「悪戦苦闘をつき抜けて」、断固と勝ちましょう!
終わりに──

偉大なる
 母の勝利の
  創価城

と贈り、私のメッセージといたします。

2013年4月17日水曜日

2013.04.16 わが友に贈る

「苦をば苦とさとり
楽をば楽とひらき」
人生は戦いの連続だ。
何ものにも揺るがぬ
広布一筋の大道を!

遠藤左衛門尉御書 P1336
『左衛門殿は梵天釈天の御使にてましますか、霊山えの契約に此の判を参せ候、一流は未来え持せ給え霊山に於て日蓮日蓮と呼び給え、其の時御迎えに罷り出ず可く候』

◇希望の明日へ
問題や悩みをもっていない人は一人もいない。そういう一家もない。地域もない。要はどうすれば、それを解決できるかである。悩みを越えた向こう側にある勝利に向かって、知恵をしぼり、努力を重ねることである。"もしも"こんな悩みがなければ−−と夢を見ているだけの生き方は敗北の生き方である。"どうすれば"その課題を乗り越え、価値と勝利に変えていけるか−−つねにその前向きの努力をなす人が勝つ人である。
平5・2・15

☆女性に贈ることば 四月十六日
「忙しい」という字は、「心を亡くす」と書きます。あわただしさのなかで、ただ追われる生活に流されてしまえば、大切なことまで見えなくなってしまいます。
その時こそ、「何のため」という問いかけを思い起こすことです。

☆今日のことば 四月十六日
愛というものは、人間の内から発する真実の告白であるということだ。たんなる言葉だけの愛、あなたを利用して、自己を満足させればよいといった仮面の愛は、見破っていかねばならない。

◎昨日の女性に贈る言葉が違ってました、失礼。正しくは
四月十五日
歩みは、遅くてもよい。一歩また一歩、前進する人が、勝利者です。

2013年4月16日火曜日

2013.04.15 わが友に贈る

新聞休刊日

食物三徳御書 P1598
『人に物をほどこせば我が身のたすけとなる、譬へば人のために火をともせば我がまへあきらかなるがごとし、悪をつくるものをやしなへば命をますゆへに気ながし、色をますゆへに眼にひかりあり、力をますゆへにあしはやくてきく、かるがゆへに食をあたへたる人かへりていろもなく気もゆわく力もなきほうをうるなり』

◇今週のことば
広宣流布は
師弟不二の言論戦なり。
「信なき言論 煙の如し」
聖教新聞とともに
希望と確信の師子吼を!
2013年04月14日

◇希望の明日へ
「強靭な知性」「奥行きのある人格」−−それは、苦しみのなかでのみ磨かれる。逆境は、成長のチャンスである。
平4・11・3

☆女性に贈ることば 四月十四日
自分の振舞いを通して教えてこそ、本当の教育である。口先だけでなく、行動が伴って初めて、教育に魂が入る。

☆今日のことば 四月十五日
偉くなってはいけない
偉く見せようとすることもいけない
また偉くさせてもいけない
謙虚でなくてはいけない

☆名誉会長と共に今日も広布へNo.015 信頼と友情の根を張れ
民衆の平和の柱として、今や世界から支持され賞讃される創価学会の大発展の力は、どこにあるのか。
それは、目の前の課題と格闘しながら、悩める友のため、広宣流布のため、一生懸命に戦って、麗しい創価家族の連帯を築いてこられた尊き婦人部の方々である。
リーダーは、どこまでも婦人部を尊重し、心から讃えていくのだ。
御聖訓には『法華経を持つ女性は、他の一切の女性にすぐれているだけでなく、一切の男性にも超えている』(P1134、通解)と力強く仰せである。

仏法は「本有常住・常寂光土」と説く。自分が広布に戦うところを、寂光土と輝かせていける。どこか遠くに理想の国土があるのではない。
自分の地域は、一切の責任を持って守っていく。わが地域に根を張っていくことだ。
足元の地域を大事にしていかねばならない。自ら率先して、信頼と友情光る地域革命を成し遂げていこう!
自分がいる地域の、あの方と、どう心を通わせるか。この方と、どう理解し合い、支え合っていくか。それが大切だ。よき隣人として、親しまれ、慕われていく。これが仏法即社会の生き方である。

戸田先生は言われた。
「これからは、青年の時代だ。青年を大事にして、何でも語り合い、自分の思っていることを全部、伝えて、バトンを受け継いでもらう以外に、将来の発展はない」
リーダーは、どれだけ人材を育てたか。どれだけ後輩を伸ばしたか。これが勝負である。自分の時代に、厳然たる歴史を築いてもらいたい。

2013年4月15日月曜日

2013.04.14 わが友に贈る

我らの目的は
人類の幸福を築く
世界平和の実現だ。
今日も生き生きと
友情の種を蒔こう!

阿仏房尼御前御返事 P1308
『弥信心をはげみ給うべし、仏法の道理を人に語らむ者をば男女僧尼必ずにくむべし、よしにくまばにくめ法華経釈迦仏天台妙楽伝教章安等の金言に身をまかすべし、如説修行の人とは是れなり』

◇希望の明日へ
青年であれば仕事その他で、挫折感を味わうことがあるであろう。決して負けてはならない。忍耐し、焦らず、自分自身を磨き、力をつけることである。ともかく前へ進むことである。そこに、道は開けていく。苦労なくして人間ができるはずがない。若いうちから、楽をしようなどと、少しでも考えたなら、最後は敗北の人生である。
平4・11・3

☆女性に贈ることば 四月十四日
自分の振舞いを通して教えてこそ、本当の教育である。口先だけでなく、行動が伴って初めて、教育に魂が入る。

☆今日のことば 四月十四日
人間にとって、自分を一番よく知ってくれる人物に会うほど、嬉しいこともなければ、生き甲斐を感ずることもないのです。

☆名誉会長と共に今日も広布へ No.014 賢者は喜び 愚者は退く
人材こそ宝だ。一人また一人と、新しい人が立ち上がっていく。これほど、うれしいことはない。
共に語り、共に祈り、幸福と平和の陣列を広げよう!
広宣流布のために戦える。
これ以上の誉れの人生は、絶対にないのである。
若きリーダーに伝えたい。
戸田先生にお仕えして、私か心がけてきたことがある。それは、いかなる広布の戦いも、喜び勇んで「やらせていただく」ということだ。
臆病に「できません」と尻込みするのでもない。傲慢に「やってあげている」と威張るのでもない。喜び勇んで「やらせていただく」道を、私は貫いた。
ゆえに、一切が自分自身の「人間革命」の力となり、歴史となり、大福運となった。
御書には『賢者はよろこび愚者は退く』(P1091)と仰せである。わが後継の皆さんは、この賢者の道を進み抜いてもらいたい。
よき先輩、よき同志、よき後輩と励まし合いながら、君たちの「熱」と「力」で、強く朗らかに、新しい勝利の旋風を起こしてくれたまえ!

広宣流布の戦いは、仏と魔との熾烈な攻防戦である。中途半端で勝てるわけがない。
勝つために、信念を貫き、智慧を出し、死力を尽くすのだ。勝つために、何ものにも揺るがぬ自分をつくるのだ。
今、誰が必死の一人として立つのか。それで決まる。
私は、師と共に戦い、師と共に勝った。これこそ、最高の誇りである。
師弟に生き抜く人は、強くなる。不惜身命の生命となって戦える。師と心を合わせれば、限りない勇気が湧く。これが勝利の根本の力だ。

2013年4月14日日曜日

2013.04.13 わが友に贈る

地域と社会で日々
奮闘する壮年部に感謝!
豊かな知恵と経験で
友の心に希望の光を!
地区の黄金柱たれ!

四条金吾殿御返事 P1186
『神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候、法華経はよきつるぎなれどもつかう人によりて物をきり候か』

◇希望の明日へ
全部、人で決まる。本物の信心があり、本物の人材がいれば、そこから勝利が広がっていく。本物とは、苦しい状態であればあるほど不屈の闘争を繰り広げる人のことである。十の困難があれば、二十の力を出す。百の障害があれば、二百の力を出す。それが信心であり、学会精神である。
平4・9・26

☆女性に贈ることば 四月十三日
徹する姿勢…これこそ、幸福のカギである。わが道に徹し
てこそ、後悔なき所願満足の人生が開かれていく。

☆今日のことば 四月十三日
中学時代は、人間に一生の中でも、もっとも大事な時期だと思います。なんでも、吸収できる年代です。それだけに、悪いことを覚えるのも早いのです。自分の人生が良い方向にすすんでいくか、悪い道に入ってしまうかは、この中学時代の自覚と努力によって決まるといっていいでしょう。

☆創価学園の入学式へのメッセージと和歌
晴れの入学、誠におめでとうございます。
凛々しい英才の皆さん、私が創立した創価学園に、よくぞ、勇んで集ってくれました。
保護者の皆様方、経済情勢も大変な中、大事な大事なお子様を、学園に送り出していただき、最大に感謝申し上げます。
先生方、また職員の方々、日本の希望、世界の希望と光る、わが学園生の薫陶を、どうか、新年度も全力で、よろしくお願いします。
今、私の心には、新入生の皆さんが、少々、緊張しながら、決意に瞳を輝かせている眩い姿が、鏡のように映っております。
これから始まる、皆さん方の偉大な青春の挑戦を、私は共に祈り、真剣に応援してまいります。

◇世界に眼を開く英知の探検を!
きょうは栄えある皆さんの新出発に、三つの指針を贈ります。
第一に、「月月・日日に強く楽しく学びゆけ」と申し上げたい。
私は、青春時代、師匠・戸田城聖先生から、万般の学問を一対一の個人教授で学びました。
教えてくださる戸田先生も、真剣勝負。学ぶ私も、真剣勝負。当時の最先端の教材を用いて、命と命が打ち合う、それはそれは、厳しい授業でした。
しかし、本当に楽しかった。一日一日の勉学が新鮮な発見であり、たゆまずに確かな力をつける探究であったからです。
私か共に対談集を発刊したデンマークの大教育者ヘニングセン博士は、学園生に語りかけてくださったことがあります。
「心の眼を開き、世界の素晴らしい価値を発見してほしい」と。
学ぶことは、心の眼を開き、この世界、この宇宙の素晴らしさ、そして、自分自身の生命の素晴らしさを発見していくことです。
本来、これほど楽しい英知の探検はありません。
たとえ、思うように勉強が進まなくても、それでも粘り強く努力を続ける。
つまずいたら、また立ち上がって進み始める。
その不屈の繰り返しの中で、稲妻が光るように一挙に開ける時がある。これが、学ぶ魂の喜びです。
さらに、ヘニングセン博士は「人間の尊厳を踏みにじる悪とは、断固、戦い続ける力を持て!」とも励ましておられました。
学ぶことは、それ自体が人間の尊厳の証しです。
正義の青年は、学び鍛えて、偉大な力を持つのです。
そして、人々を傷つけ不幸に陥れる、あらゆる悪を勇敢に打ち破っていくのです。

◇自分自身を高め胸を張って前進
第二に申し上げたいのは、「朗らかに全てを成長の糧に」ということです。
現在、私は、オーストリアの誇る声楽家(ソプラノ歌手)のサイフェルト博士と新たな対談を進めております。国家の文化・教育のリーダーとしても、活躍してこられた女性です。
博士は幼いころから、目の不自由なご両親の手を取り、懸命に支えながら、音楽や哲学を学び抜いてこられました。
サイフェルト博士は清々しく微笑み、語っておられます。
「人生には、とても多くの苦しみがつきものです。でも、その苦しみには必ず打ち勝つことができます。人生で巡りあうことは、すべてが成長するためのものだ、と信じています」と。
この博士の大きな力となったのは「歌」とともに「読書」です。
皆さんも、苦しいことや辛いことがあったならば、「よし! 必ず打ち勝つてみせる。これで、ますます成長できるのだ」と決めて、明るく歌を歌い、朗らかに吹き飛ばしてください。
そして、世界の名作を心の友とし、人類の最高峰の偉人たちとも自在に語らいながら、胸を張って前進していってください。
アメリカ・ルネサンスの思想家エマソンも、読書によって、自分自身を人間として高め、到達し得る理想の姿を見出していくことができると強調しておりました。

◇共に励まし合い輝く未来へ!
第三に、「生命の喜びのスクラムを広げゆけ」ということです。
先日、ドイツの平和の指導者であり、世界的な核物理学者であるデュル博士が創価大学に来訪され、皆さんの優秀な先輩方と有意義に交流されました。
博士は語られておりました。
──地球上に生命体が誕生して35億年が経過し、5億種類ともいわれる多様な生命体が共存してきた。人間は、植物や動物など、他の生命体とつながっているからこそ生き抜いてこられた。大切なことは、人類も、文化や思想が異なる多様な人々と対話し、友好を結んで、未来を創造していくことだ、と呼びかけておられるのです。
わが創価学園は、「生命尊厳の世界」を目指し、地球社会を担う「平和」と「共生」の世界市民を、心広々と育んでいく学舎です。
新入生の皆さん方は、70億人を超える人類の中で、今この時に、この学園で共に学びゆく不思議な縁で結ばれています。
春夏秋冬、豊かな自然に恵まれた学園のキャンパスで、それぞれの個性を尊重し合い、互いに励まし合いながら、伸び伸びと切磋琢磨していってください。
「世界一」と謳われる学園の友情の伝続を、一段と磨き上げていただきたいのであります。
どうか、卒業の時には、皆が自分らしく堂々と「私は勝った! 親孝行ができた」と言い切れる学園生活であれ! と、心から祈りつつ、お祝いの和歌を贈ります。

明朗に
 学びの青春
  たくましく
 勝利の旗の
  学園城かな

大切な大切な新入生一人一人を、私はずっと見守っていきます。学園生と私の心は、いつも一つです。いかなる時も一体です。
私の総仕上げの希望であり、最大の誇りである学園生、万歳!

◎嶋田健二地区部長が永眠、ご冥福をお祈りいたします。

2013年4月13日土曜日

2013.04.12 わが友に贈る

信仰者とは
挑戦者の異名なり。
一歩でも前へ!
わが眼前の課題に
雄々しく挑みゆけ!

法華初心成仏抄 P557
『我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり』

◇希望の明日へ
"万"とは"満"を意味する。万年といっても、"満つるがごとき"自身の境涯を勝ち取っていくなかに、洋々たる末来が開かれていく。つねに希望をもち、希望を生み出しながら、すべてを乗り越えゆくことだ。たゆみなく前進することだ。『一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』(P970)と仰せである。停滞は敗北である。困難を避けていては、あとに"悔い"を残してしまう。"ああ、大変だな"と思うことも、十年もたてば"夢"に変わる。むしろ、大変な時に頑張るからこそ、福徳も大きい。
平4・1・15

☆女性に贈ることば 四月十二日
親は子どものよき友だちであれと私は願う。子どもに愛情をもたぬ親はないが、もうひとつ、友情をもてと言いたい。友情をもつというのは、子どもを立派な人格として尊重することである。

☆今日のことば 四月十二日
よい報告は遅くなってもよい
とくに悪い報告は早くせよ
次の戦いに先手が打てるよう
悪い報告ほど 早く報告できる人は偉い
責任のある人だ
黙っていたり にぎりつぶす人は
卑怯で ずるい人だ

☆創価大学 女子短大の入学式へのメッセージ
百花繚乱と、人材も花も咲きあふれる入学式、誠におめでとうございます。私が創立した大学へ、よくぞ、来てくれました。
ご家族の皆様方、いまだ厳しい経済状況の中、大切なお子さま方を送り出してくださり、創立者として心から御礼を申し上げます。
きょう4月2日は、「創価教育」の師・戸田城聖先生の祥月命日であり、わが創価大学の「開学の日」であります。来る年来る春、この日を起点として、創大・短大は「創立」の初心に立ち返り、フレッシュな新入生の皆さんと一緒に、新たな躍進を開始していくのであります。
これまで大学の大発展を立派に牽引してくださった山本英夫学長から、馬場善久新学長へのバトンタッチも行われた。わが第1期生の卒業生から母校の学長が誕生したことは、創大の新たな飛翔の瑞相といってよいでありましょう。 一、今、新総合教育棟の建設も、いよいよ総仕上げを迎えております。私も度々、大学を視察して、その堂々たる威容を、間近でうれしく仰ぎ見ております。
この壮麗な新校舎で学び始める皆さんが、いやまして創価教育の黄金時代を築いてくださることを、私は確信します。

◇激動の21世紀に同窓生が大活躍
40年前の4月、私は草創のキャンパス
で、新入生たちに、「創造的人間たれ」と呼びかけました。
皆さんの尊き先輩方は、この私の希望を見事に実現してくれました。今、社会の各界で、創価同窓生は「創造力」が光ると、高く評価され、信頼を集めております。
激動の21世紀の進展に伴って、ますます「創造的人間」が求められています。その意味から、きょうは「創造」を中心に3点にわたり、祝福のエールを送らせていただきたい。
第一に申し上げたいことは、「生命の創造力を健やかに鍛えよ!」ということであります。
このたび、待望の看護学部看護学科が開設されたことは、何よりの喜びです。栄光の看護学部・第1期生の皆さん! 本当におめでとうございます(大拍手)。
「この世で最も偉大な力」とは何か。私が共に対談集を発刊した"アメリカの良心"ノーマン・カズンズ博士は、それは、「生命の再生能力」であると結論された。すなわち「生命の創造力」であります。
看護学部の指針に掲げられた「生命の尊厳を探究する」上でも、「生きる力を引き出す」に際しても、そして「共に勝利の人生を開く」ためにも、重要なのは、この「生命の創造力」ではないでしょうか。
看護学部のスタートを機に、「平和のフォートレス(要塞)」たる創大は、一切の根本である「生命」に一段と光を当てていきたい。とともに、一人一人が、これまでにもまして、心身の「健康」を大事にしながら、健やかに、思う存分、わが生命の創造力を鍛え、発揮していっていただきたいのであります。

◇忘れ得ぬ出会い
私の青春時代は、結核との闘いの連続でした。戦時中、軍需工場で働いていた時、医務室でお世話になった看護師のご婦人がおります。
それはそれは、親身になって看護してくださり、「若いんだから頑張って!」「絶対に生き抜いていくんですよ」と温かく励ましてくださいました。残酷な「戦争」への怒りを率直に毅然とと語っておられたことも、思い起こされます。
そうした平和を願い、命を慈しんでこられた、無数の気高き「看護の母」たちの祈りを結実させて、私たちは「生命尊厳の世紀」を、断固と創り開いていこうではありませんか!(大拍手)
第二に「未来を創造しゆく挑戦者たれ!」と申し上げたい。
本日は、私が心から敬愛する、アルゼンチンのデリッヂ博士が参加してくださっております(大拍手)。
デリッチ博士は、自らが正しいと信ずる価値観のために行動する、真実の、戦う正義の知性であられます。
かつて軍政下にあって、博士は、圧迫にも断じて屈せず、信念の言論戦を貫き通された。人権弾圧の実態を知らせるため、世界の知識人に向け、2000通もの手紙も綴られた。
人生も社会も、最も苦しい試練の時に、勇気を奮い起こして挑戦し抜く中に、偉大な未来が創造されるのであります。
博士は、素晴らしい知恵に輝く母上から、学ぶことの大切さを教わり、教育こそ未来を創る原動力なりとの信条を実証されました。
私は感涙を禁じ得ません(大拍手)。
わが新入生の皆さんも、海よりも深く、空よりも高い、父母たちの愛情と真心に、ベストを尽くして応えていってください。

◇文明を結びゆく共生の英知磨け
第三に「多様にして創造性光る大連帯を!」と申し上げたい。
うれしいことに、今年も多くの最優秀の留学生をお迎えでき、今、46力国・地域の英才たちが学んでくれております(大拍手)。
また、創大は、世界の140以上の大学と交流協定を結び、その教育プログラムは文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択されました。
今後、英語を使っての授業が全学的に増加していくと伺っています。短大も、アメリカ創価大学への留学など、語学を学ぶ環境が充実しております。
どうか、世界に開かれ、文明を結ぶ、この学舎で生き生きと語学を習得し、地球社会の共生の英知を心豊かに学んでください。
多様性を尊重し、学び合い、連帯していく中にこそ、尽きることのない創造性と平和の源泉があるからです。
終わりに、アルゼンチンの詩人にして大教育者アルマフエルテの獅子吼を贈りたい。
「10回倒れても、10回起き上がるのだ。さらに100回、500回と立ち上がるのだ」
と──。
青春の誉れとは、決してへこたれない不屈の挑戦にあります。
皆さんの尊き挑戦を、いついかなる時も、私は絶対にして不二なる味方として折り、見守り、応援し続けてまいります。
わが生命の君たち、あなただちよ!。
「健康・無事故で、悔いなき成長の一日一日を!」
「誉れの友人と共に、勝利の青春を!」──と申し上げて、私のお祝いのメッセージといたします。

2013年4月12日金曜日

2013.04.11 わが友に贈る

仏法は「桜梅桃李」。
自分らしく生き生きと
使命の花を咲かせよ!
全員が人生の劇の
不屈の名優と輝け!

盂蘭盆御書 P1428
『僧等の二百五十戒は名計りにて事をかいによせて人をたぼらかし一分の神通もなし、大石の天にのぼらんとせんがごとし、智慧は牛にるいし羊にことならず』

◇希望の明日へ
人生には、暴風雨があり、暗い夜もある。それを越えれば、苦しみの深かった分だけ、大きな幸福の朝が光るものである。一番、悲しかった人が、一番、晴れやかに輝く人である。運命を価値に転換してほしい。その人が人間としての勝利者である。王者である。
平4・2・14

☆女性に贈ることば 四月十一日
長い人生といえども、一瞬一瞬が積み重ねねである。所詮、よくなるか悪くなるかのどちらかしかない。それを決めるのは自分目身である。

☆今日のことば 四月十一日
少年よ
 いつも 太陽とともに起きよう
少年よ
 太陽の心を懐いて 勉強に励もう
太陽の沈むとき
 静かに休もう
明日の黎明のために

2013年4月11日木曜日

2013.04.10 わが友に贈る

座談会の参加者を
「仏を敬うが如く」
最敬礼で迎えよう!
一人を徹して大切に!
それが学会の心だ。

乙御前御消息 P1220
『法華経は女人の御ためには暗きにともしび海に船おそろしき所にはまほりとなるべきよしちかはせ給へり』

◇希望の明日へ
偉人には嵐がつきものである。英雄には必ず悲劇性が伴う。その非凡さのゆえに、低俗な人々とサイクルが合わない。抜きん出た高さのゆえに、強い風がつねに吹き荒れる。
平3・5・5

☆女性に贈ることば 四月十日
努力という短い言葉のなかに、勝利と栄光が光っている。

☆今日のことば 四月十日
生涯をかけて
 私は 私の仕事を通して
高名な建築家よりも見事な
 無名の人生の
  建築をしてみたいのだ

☆学園抄 第1回 桜の園
◇誓いに生き抜く
東京・小平市の創価学園の校門を入ると、堂々たる総合教育棟が目に飛び込んでくる。その前には、68年(同43年)の開校当時から学園のシンボルとなっている時計塔が、空に向かって伸びやかに立つ。
「伝統」と「先進」が調和するキャンパス。先月31日、オープンキャンパスと桜まつりが開かれた。
役員の生徒が、来場者からの問い合わせに、はきはきと笑顔で応じる。その振る舞いに感銘を受け、受験を志す子どもたちも多い。
校内に、一本の枝垂桜がある。正面のプレートには「伊地知桜」の文字。日付は1992年(平成4年)3月16日。創価高校22期の卒業式の日である。

89年(同元年)4月、新入生のなかに、東京・豊島区から通う伊地知英麿君がいた。同年10月、彼は骨のがん「骨肉腫」の診断を受ける。年末、豊島区と練馬区合同の創価同窓の集いに、創立者が出席した。
記念撮影の場で、創立者夫妻は彼の姿を見つけると真つすぐ歩み寄った。
「元気そうじゃないか」
両手で、彼の頬。肩、腕、背中にやさしぐ触れる創立者。「病気は大丈夫?」との問いに、彼は胸を張って答えた。
「必ず勝って、先生にご報告します。僕、世界一の文学者になります!」
しかし翌年3月、右足大腿部を切断。松葉杖で通学した。肺への転移が見つかった後は、約1年の間に3度の切除手術を受ける。
同級生は回復を祈り、病院で飾ってもらおうと千羽鶴を折った。色違いの鶴で「伊地知ガンバレ」と文字を浮かび上がらせた。だが彼は病室に置かなかった。
「僕は、すぐに退院するから大丈夫だ」と。
創立者は揮毫を贈った。
「生涯希望
 生涯勇気
 生涯文学」
世界一の文学者を目指し、彼は病床で勉強を続けた。3年生の8月には、国語教員の研究室を訪問。自らが書こうとしている小説の構想を熱心に語った。
そうしたなか、創立者と99一期生の卒業記念撮影日が11月11日に決定。「伊地知君と参加を」。同級生の誰もが、そう願った。
八王子市の創価女子短期大学で行われた撮影会。創立者は、入院先から駆け付けた彼を見つけるやいなや、一直線に向かう。
「よく来たね」
「はい、どうもありがとうございます」
毅然と車椅子に座る彼の右手を、創立者は、がっちりと握った。
2週間後、彼は息を引き取った。最後まで「世界一の文学者に」という創立者との誓いに生き抜き、病魔と闘い抜いた。
創立者は、彼の姿を通し、こう記している。
「未来永遠の栄光に生きる者にとって、『絶望』の二字はありません。わが友は、断じて負けなかった。周囲に無限の『勇気』と『希望』と『決意』の炎を灯してくれた。不屈の青春の大叙事詩を綴ってくれたのです」
「私の胸には、今も、『先生! 僕、絶対に勝利します!』という彼の生命の叫びが、生き生きと、こだましています」
伊地知桜は、彼が大好きだった学園の大地に根を張り、この春も凛と花を咲かせた。

創立者はかつて、学園生に詠み贈った。
「日本一
  学園みつめむ
    桜かな」
今年も新入生が東西の学園の門をくぐる。早咲きの桜は、満開の時を越え、ピンクから新緑に衣替えをしながら皆を迎える。
花爛漫の春だけでなく、陽光に映える青葉の夏も、気品ある紅葉の秋も、寒風に耐え抜く落葉の冬も、桜は学園生を見守っている。
創立者とともに−−。

2013年4月10日水曜日

2013.04.09 わが友に贈る

人生勝利の要諦は
一日の出発の決意だ。
まず朝に勝て!
リズム正しい生活で
充実と成長の日々を!

阿仏房御書 P1304
『多宝如来の宝塔を供養し給うかとおもへばさにては候はず我が身を供養し給う我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり』

◇希望の明日へ
何事も、恵まれた立場にいると、いつしか"勝負"の厳しさがなくなる。むしろ厳しい条件、環境にあったほうが、努力を重ね、上達していく。真剣であるし、結局は、恵まれた人よりも成長し、追い越していく。信心でいえば、厳しいところで戦うほど功徳をうけ、成仏へと境涯を大きく開くことができるのである。
平3・2・8

☆女性に贈ることば 四月九日
人間にとって、信用ほど大切なものはない。信用こそが最高の財産である。信用されない人は、いつしか、わびしい孤触の敗北者となっていく。

☆今日のことば 四月九日
経験を総括し、次の発明、発見をしていくことだ
それが新しい時代を構築する決め手である

☆学園抄第1回 桜の園
◇咲き薫れ! 不屈の心を胸に
大阪・交野は、春の色にあふれている。
日の光に輝く小川のそばで、ユキヤナギの白、タンポポやレンギョウの黄が風に揺れる。青い空の下、小高い山々は緑と茶の濃淡に覆われている。
多彩な表情のなか、ひときわ目立つ春色があった。「この道」と呼ばれる、河内磐船駅前からの長い道。このゆるやかな上り坂を歩くと、桜色に染まった一角が見えてくる。
関西創価学園だ。
先月30日、桜まつりが交野市の学園で行われた。
校門から一列に並んだ爛漫の桜が、枝をいっぱいに広げて来場者を包む。
「こんにちは!」
「整理」と書かれたブルーの腕章の生徒が、爽やかなあいさつで迎える。
桜まつりは、学園の春の風物詩。約600本の桜が広大なキャンパスを明るく照らす。彼岸桜から八重紅枝垂、染井吉野、山桜、そして松月、関山と、バトンを渡すように、約1ヵ月にわたり順に咲いていく。
毎年、多くの近隣住民が訪れ、校内のあちこちで思い思いに過ごす。オープンキャンパスを兼ねているため、学校見学で来た親子連れが、鮮やかな花を見上げ、顔をほころばせる。学園鼓笛隊や筝曲部の"青空歓迎演奏"の音色もキャンパスを彩った。
開花の春を特別な思いで迎える学園生がいる。「桜保存会」の生徒である。近年は主に"桜地図"とアルバムを作成している。
高校3年生になった新しい部長が語っていた。
「創立者は"厳しい冬を耐えてこそ桜は咲き薫る"と言われています。桜保存会の一人一人は、どんなことにも負けないで日々努力と勉強を重ね、学園の桜のように皆に希望を送る人材になっていこうよ−−そう先輩から励まされました」
学園生に代々伝わる精神。淵源は創価学園創立者・池田名誉会長にある。

◇"手作り"の名所
戦争を経験した少年時代を振り返り、創立者は、こう綴ったことがある。
「焼け野原に生き残って、けなげに咲く桜が、どれほど人々を励ましてくれたことか。桜は平和の象徴です。いつか、日本中の駅に桜の木を植えて、皆の心を晴れやかにしたい−−これが、少年の日に私が抱いた夢の一つでした」
一方、交野は、『新古今和歌集』に「またや見む交野のみ野の さくらがり 花の雪散る 春のあけぼの」との歌があるように、桜で有名な地だった。
1978年(昭和53年)4月。関西創価学園が前身の創価女子学園たった当時、創立者と教職員との懇談の席で、交野の歴史と自然が話題になった。
「桜の木を植えて、春には満開の祝いの花で、新入生たちを迎えたらどうだろうか」
「春は桜の名所にしよう」
創立者の提案を受け、学園に「桜同好会」(当時)が発足した。

創価女子学園が開校した73年(同48年)4月を前に、校内には、たくさんの桜が植えられた。しかし環境になじめず多くが枯れ、再び植樹が行われていた。
当初、桜同好会に集まった生徒は19人。教員とともに桜を守る取り組みが始まった。桜の生育を妨げたのは主に、幹に巻き付く葛だ。抜いても、また生えてくる。鍬を持って土を掘り、根を完全に取り除く。これが一苦労だった。
しかし、生徒たちは、いつも生き生きと野に向かった。悩みを抱えている生徒も、この地道な労作業を通して、皆と助け合い、友情を深め、元気になった。
植物を大切に育てる作業から、生命を慈しむ「平和の心」を学ぶ。
何より生徒たちには「学園を桜の名所にし、創立者にお応えしよう」との純真な思いがあふれていた。
桜で有名な奈良・吉野や東京・八王子の実験林に研究で赴いた。除草剤も活用し、桜に適した環境を整えていく。そして桜が開花した様子をアルバムに収め、創立者に届けた。

83年(同58年)3月。学園生と教員が"手作り"した桜の名所に、創立者が立った。
春本番へ、つぼみを膨らませつつある桜が並ぶ。創立者は、ゆっくり歩きながら一本一本の幹をなでるように触り、仰ぎ見た。
「頑張ったね。大きくなったね」
「すごいね。やっぱり桜はいいね」
創立者の言葉を伝え聞いた生徒たちに、笑顔が広がった。
今も校内には、自然公園が整備されている。交野市街を一望できる高台は、理想郷を表す「桃源郷」から名を取って「桜源郷」と名付けられた。春には万柔の桜が咲き、ウグイスが鳴く。「この道」から見える桜色の一角だ。春暖のひととき、創立者夫妻も足を運んだ。
かつて創立者は、卒業しゆく学園生に、次の言葉を贈った。
「厳しい冬の寒さに耐えに耐え、春来りなば爛漫と咲き誇り、学園生活に彩りをそえてくれた交野桜のごとくに、輝くばかりの笑顔で、かけがえのない人生を乗り越えていってほしい」

2013年4月9日火曜日

2013.04.08 わが友に贈る

転入の新しき友に
温かな声掛けを!
地域のネットワークは
学会の誉れの絆だ。
広布前進を共に!

新池御書 P1443
『有解無信とて法門をば解りて信心なき者は更に成仏すべからず、有信無解とて解はなくとも信心あるものは成仏すべし』

◇今週のことば
「喜とは自他共に喜ぶ事」
共に祈り 励まし合う。
共に動き 讃え合う。
さあ 座談会から
「人間革命」の共戦譜を!
2013年04月08日

◇希望の明日へ
厳しい状況の中でこそ、人間は打ち鍛えられるものだ。平々凡々と鍛えも向上もなく生きていて、人生の険しき山坂を登れるはずもない。高き峰を登るには、それだけの困難が伴う。当然の道理である。この峰から、より高きあの峰へ。困難を踏み越え、一つ一つ、登攀していくことだ。峰を越えゆくほどに、視界は広がり、人生の味わいは深まりゆくのである。
平3・1・15

☆女性に贈ることば 四月八日
心の大地に深く板を張った人生か。それとも人の日をたえず気にして生きる人生か−−。
人生の基準は、自分自身にある。自身の胸中宣こそある。

☆今日のことば 四月八日
苦難の嵐に立ち向かった方が、青年は生き甲斐がある場合が多いものだ。次の嵐に再び向かって進もう。それが、建設しゆく青年の、勇敢さと、情熱の発露だ。

☆勝利の人間学第27回 自分らしく輝け
◇今いる場所が使命の舞台
春4月−−就職や進学、転居など、新たな環境で出発する人も多いだろう。どうか希望に燃えて、健康第一で前進していただきたい。
変化にとまどったり、期待と異なって落胆したり、人が羨ましく思えたりすることがあるかもしれない。しかし、若いのだから、どんな変化も、逆境も、成長の好機にできる。
人は人だ。自分自身が光っていけばよい。ダイヤは、どこにあってもダイヤである。
御義口伝には、『此を去って彼に行くには非ざるなリ』(P781)と仰せである。
「今いる場所」こそ「使命の舞台」である。眼前の課題に、一つ一つ粘り強く取り組んでいけば、そこから必ず開けるのだ。

◇桜梅桃李で人生を勝ち飾れ
時には、自信をなくしたり、自分が欠点だらけに思えてしまうこともあるだろう。
しかし、戸田先生は、よく言われていた。
「自分の性格を卑下する必要はない。また、無理に直そうとする必要もない。信心を貫いていけば、それはやがて美点に変わっていく。自信をもって、自分らしく生き抜いていきなさい」と。
自分らしく! これが仏法の「桜梅桃李」の法理である。桜は桜、梅は梅……自らの命の限りに燃えて咲く花は、何と美しいことか。
早く咲く人もいれば、ゆっくり咲く人もいる。君は君らしく咲け! 遠慮などいらない。

◇周囲に希望送る「太陽」に
日蓮大聖人は、『太陽が東の空に昇ったならば、すべての星の光は跡形もなく消え去る』(P1393、通解)と仰せである。
妙法を持つ青年は、一人ももれなく「幸福の太陽」だ。朗々と題目を唱え、若々しい生命の光で、周囲を明るく照らしていくのだ。
希望も喜びも、与えられるものではない。自分が創り出し、皆に広げていくものである。
苦労している父母に、自分から親孝行する。悩んでいる友に、自分から励ましを送る−−その率先の行動に、青春の価値創造があり、広宣流布の前進があることを忘れまい。

2013年4月8日月曜日

2013.04.07 わが友に贈る

「仏教の四恩とは
一には父母の恩」
いつも笑顔で!
逞しく成長を!
親孝行の大道を歩め!

国府尼御前御書 P1325
『日蓮をこいしくをはしせば常に出ずる日ゆうべにいづる月ををがませ給え、いつとなく日月にかげをうかぶる身なり』

◇希望の明日へ
長い人生においては不遇の時代もあれば、苦境に立たされる時もある。そのときに、信心をしているからといって無理をしてはいけない。焦る必要もない。じっくりと"時を待つ"ことも必要な場合がある。
平2・10・26

☆女性に贈ることば 四月七日
日々新鮮な魂で
喜び舞いゆくあなたよ!
悲しむこともなく
負けることもなく
今日も愉快に勝ち進む
あなたの名は
「幸福博士」だ

☆今日のことば 四月七日
自分の境遇がどうあれ、過去がどうあれ、未来を築きゆく運命の星は、ほかならぬ自分自身の胸中にある。

☆未来対話 第12回「チャレンジ」そして「チェンジ」!
−−「新年度になったので、新しいことに挑戦したいという気持ちはありますが、何をやればいいのか分かりません」という質問も寄せられています。

名誉会長 正直でいいね(笑い)。頑張りたいと思っていること自体、素晴らしいじゃないか。
「新しい挑戦」「新しい自分になる」といっても、何か特別なことをやる必要はないんです。浮き足立って、自分を見失ってしまったら、もったいない。
大いなる飛躍のためには、基本がしっかりしていることが重要です。着実な努力が根本です。そして、やれることから一つずつ挑戦していく勇気と粘りが大切です。
今、創価学会の総本部が建設の真っ最中です。一昨年の2011年に工事が始まり、今年の秋には立派な建物が完成します。実は、その建物を支える基礎の工事、つまり土台造りに、徹底的に時間を費やしたのです。
あの雄大な富士山も、広い裾野があるからこそ、悠然としている。美しい桜も、地中で大きく根っこを張っているからこそ咲き誇れる。
人間だってそうです。立派な人は皆、人としての土台がしっかりしている。
だから、みんなは、聡明な「基本第一のプリンス(王子)」「生活勝利のプリンセス(王女)」になっていただきたい。
例えば、あいさつをしっかりする。朝ご飯をちゃんと食べる。忘れ物をしない。遅刻しない−−。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれない。しかし、「正しいことを繰り返しできる人」こそ、人生に勝利していける。人格も輝いている。
野球の大バッターといわれる名選手も、基本の素振りをたゆみなく繰り返している。
勤行・唱題にも挑戦してほしい。祈りは「心の栄養」であり、「生命の鍛え」です。自分の生命と宇宙のリズムを合致させていく、最も崇高な時間なのです。

−−「変わりたいとは思うけどどう変わればいいでしょうか」という声もありました。

名誉会長 まずは、何か目標を立ててみよう。その際の大切な点は、「より具体的に」ということです。それを自分の見えるところに張り出しておくのもいい。
「読書を頑張るぞ」と思っても、時がたてば、いつの間にか決意が薄れ、本を開くのも面倒になり、本を持っていたことすら忘れてしまう(笑い)。でも、「今月は、必ず、この本を読むぞ」と決めると、「一日あたり、どのくらい読めば読了できるか」が分かる。「じゃあ、10分だけ早く登校して、その時間に読めば、達成できる」など、目標達成への道筋が見えてくる。
その目標が一日できれば、一日分の「人間革命」の物語が生まれる。それが、「自分は少しずつ成長している」という実感になる。
「やればできるんだ」という自信にもつながるし、さらに先への挑戦の意欲にもつながる。
「竹の節を一つ割れば、他の節もそれにしたがって割れるようなものである」(同1046ページ通解)と御書にも仰せです。一点突破から、破竹の勢いが生まれる。
また、目標は、あくまでも自分自身で決めよう。自分らしい努力でいい。誰かを見て、「私は大して頑張っていないんじゃないか」と悩む必要はない。「これだけやれれば、自分の勝利だ!」と言える目標でよいのです。
創価学会の初代会長で、大教育者であられた牧口常三郎先生は、「あいまいな的に向かって放たれた矢が当たるわけはない」とおっしゃっている。祈りも、挑戦も、具体性が重要なのです。

−−「第1志望でない学校に入学することになり、少しゆううつだ」という声もありました。

名誉会長 たしかに、不本意かもしれない。悔しい思いをしたことでしょう。でも、長い人生から見れば、その悔しさが大きな成長と大きな勝利につながります。
挑戦したけれども、不本意な結果で終わった。それでも、挑戦したという事実は、厳然と残っている。へこたれず、再び、新たな不屈の挑戦を開始する人が、黄金の青春を勝ち飾るのです。
挑戦の人を育てたいと思ったからこそ、私は創価学園や創価大学をつくりました。そして、挑戦の心で受験してくれた人は、全員が学園生・創大生です。わが息子、わが娘と思っています。創立者として、私は心からの拍手を送りたい。また、ずっと見守り、題目を送り続けていきます。
だから、自分は「この学校に行ってよかった」と言える学校生活を送ってもらいたいんです。皆さんなら、必ずそうできます。最高の笑顔で、胸を張って卒業できる、充実の日々を送れます。
「春」は英語で「spring(スプリング)」です。これは、「跳躍」「バネ」「源泉」「青春」「湧き出る」「はじける」などの意味もあります。
勢いよく、明るく楽しく、勇気と希望を胸中の泉から湧き出して、思い切りはじけるように出発する−−それが「春」です。
春だ! さあ行こう!
新たな自分を発見する冒険へ!。
君よ、あなたよ、朗らかな挑戦と努力の博士たれ!

◎信濃文化センターの見学に行ってきました。素晴らしい展示の内容で学会の歴史や地域の特性がわやりやすく、見事でした。デジタルコンテンツも充実しており、時間が経つのも忘れるほど...。皆さんも公開の折には、是非!

2013年4月7日日曜日

2013.04.06 わが友に贈る

悪天候に厳重警戒!
百千万億倍の用心で
絶対無事故の行動を!
配達員の皆様はじめ
全同志の安全を祈る。

月水御書 P1201
『殊に二十八品の中に勝れてめでたきは方便品と寿量品にて侍り、余品は皆枝葉にて候なり』

◇希望の明日へ
耐えぬいた人は強い。苦難に耐えぬけないような人は、精神的にも、未熟な、弱々しい人間である。私は、あらゆる苦難に耐え、道を開いてきた。ゆえに、何ものにも負けないし、恐れもしない。この一生を人々のため、平和のために、ひたすら自己の信念に基づいて生きぬいていく決心である。
平2・7・1

☆女性に贈ることば 四月六日
子どもが楽しく喜んで学校に通うことができるかどうかは、長初のスタートにかかっています。
わずかの時間でも、お母さんが笑顔で送り出し、また子どものほうから何か話しかけてきた時には、決して面倒がらずに、しっかり耳を傾けてあげること。それが、どれだけ子どもの心を安定させるか、計り知れません。

☆今日のことば 四月六日
青春は人生の花である。それが、生命の自然のあり方であり、当然すぎるほどの道理でもあろう。人間のつくり出した文化は、青春から、喜びを奪い、苦痛に満ちた灰色の世界に変えてしまった。自然の道理をゆがめている、このような文化が、正しいものであるか、どうか。私は疑問を抱かずにはいられない。

☆100文字の幸福抄
人は限られた生を自覚するからこそ
「よりよき人生」 「より価値ある人生」を
真撃に求めることができる。
文豪にあらずとも、
誰でも残せるものがある。
「わが人生」という名の生命の軌跡。
それは何ものにも決して侵されない。

☆未来対話 第12回「チャレンジ」そして「チェンジ」!
◇目標は具体的に! 努力は朗らかに!

アメリカ公民権運動の母ローザ・パークスさん
・変化を起こすには、
・まず最初の一歩を
・踏み出すことを恐れてはいけない。
・失敗はただ一つ、やってみないこと。

池田名誉会長 新入生の皆さん、晴れの入学、おめでとう!
みんな、待っていたよ!
ご家族の方々が、皆さんの成長を祈っています。21世紀使命会のお兄さんやお姉さん、地域の創価家族の皆様も、全力で応援してくれます。
私も毎日毎日、真剣に、題目を送っています。挑戦そして勝利の青春を、共に歩みだそう!

−−新しく中学1年生になるメンバーのほとんどは、この4月号で、初めて「未来ジャーナル」を手に取ることになります。

名誉会長 ありがとう! 私はいつも、君に、あなたに、一対一で語りかける思いで、この「未来対話」に臨んでいます。
毎月、全国から寄せられる声をうかがうのを楽しみにしています。悩みや疑問に真正面から向き合うみんなの姿を思い浮かべて、一緒に考え、一緒に乗り越えていきたいと決心しています。
難しいところがあれば、読み飛ばしてもらってかまわない。何か一つでも、みんなの心に残れば、それでいいんだ。

−−入学や進級に際しては、新しい人間関係への不安があります。「どうやったら友達ができますか」との質問や、「クラスで浮いてしまわないか、心配です」などの声が届いています。

名誉会長 みんな同じ思いなんだから、あまり堅苦しく考えなくてもいいんだよ。
もう40年近く前、国交が回復してまもなく、私か最初に中国を訪問する時のことです。一緒に行く青年たちは、事前に中国関係の本を山のように積んで、知識を詰め込むことにとらわれていました。
当時は、中国のことを、全然、知らなかったから、みんな緊張して、身構えていたんだね。青年の勉強する心はうれしかったけれども、私は、あえて言いました。
「先入観を持たず、ありのままに中国を見て、友情を結ぼう! 同じ人間として、青年として、心を開いて、語り合い、学び合い、信頼を築いていこうよ!」と。
その通り、新しい友好が、たくさん誕生する旅になりました。
皆さんの新学年の学校生活でも、「この人は、ちょっと気難しいかな」などと決めつけないで、気さくに「おはよう」「ありがとう」と、周りにあいさつをしていくことから始めたら、どうかな。驚くほど、お互いの心が通じていくよ。

−−「新しい環境への期待よりも、不安が大きい」という声もあります。「この不安な気持ちを早く消したい」という中等部員もいました。

名誉会長 たしかに、大きく環境が変われば、誰だって不安になります。無理矢理、不安を消そうとしなくてもいいんです。
そういう時、大事なことは、まず一歩、前進することです。受け身にならず、自分から何かを始めることです。一歩踏みだせば、不安はどんどん小さくなります。
新しい環境は、新しい自分になるチャンスなんです。思い切って、新しい挑戦をスタートできるチャンスです。
新しい春の出発をする皆さんに、私と妻の懐かしき友人でもあるローザ・パークスさんの言葉を贈ります。
「変化を起こすには、まず最初の一歩を踏み出すことを恐れてはいけない」「失敗はただ一つ、やってみないこと」

−−人種差別と戦ったアメリカの「公民権運動の母」ですね。
1950年代の半ば、黒人はバスに乗った時も、白人の乗客に席を譲ることを強制されていました。ところがパークスさんは、それをはっきりと拒否し、逮捕されたのです。
この勇気が、「バス・ボイコット運動」へとつながり、歴史を大きく変えました。世界中の教科書でも紹介されています。
そのパークスさんが、池田先生との出会いこそ「私の人生に一番大きい影響を及ぼす出来事」と、感動を語っておられました。

名誉会長 偉大な女性でした。平和の信念の闘士であり、世界中の子どもを愛される母でした。パークスさんとの初めての出会いの際、公民権運動の中で歌われた「ウィーシャル・オーバーカム(私たちは必ず勝利する)」を、皆で大合唱したことも、黄金の思い出です。
パークスさんは幼いころ、病気がちで学校に行けず、悲しい思いをした時期がありました。でも、彼女は負けなかった。家にいても、母や祖母から勉強を教わったのです。おかけで、勉強も読書も大好きになりました。
しかし、高校生の時、祖母が病気になり、パークスさんは看病をするために高校を中退したのです。その後、もう一度、高校に復学しようとすると、今度は母親が倒れました。勉強したくても、思うようにできない−−そんな青春時代でした。
それでも、パークスさんは挑戦をやめませんでした。若くして結婚した後、高校を卒業するチャレンジを開始します。努力は実を結び、彼女はついに、卒業証書を手にすることができたのです。
どんな状況でも、自らの決意を貫いていく。まず、思い切って、チャレンジする−−これが、パークスさんの偉大さです。

−−周りはどうあれ、自分らしく挑戦していくことが、大切なのですね。

名誉会長 その通りです。
日蓮大聖人は、「夏・秋・冬・春と四季の変わり目には、必ずふだんと異なることがある。私たちが仏になる時もまた同じである」(御書1091ページ趣意)と仰せです。
冬から春に移りゆく時には、「春一番」という強風が吹く。その日だけ見れば、「風が強くて、嫌だな」と思うかもしれない。でも、その風は、春の到来を告げる希望の便りなんです。
人間もまた、同じです。不安や苦しみ、悩みが出てくるからこそ、成長できる。「大変」だからこそ、大きく変われるんです。
"不安の風"にひるまないで、一歩一歩、前へ前へ、進むんです。焦らなくていい。人と比べる必要もない。自分にしか歩けない道を、自分らしく、悠々と行くことです。

◎「100文字の幸福抄」は、きょうをもちまして終了です!(^^)!

2013年4月6日土曜日

2013.04.05 わが友に贈る

リーダーは友の悩みに
徹して耳を傾けよ!
真剣に「聴く」ことが
最大の励ましとなる。
根本は同苦の精神だ。

上野殿御返事 P1512
『いつもの御事に候へばをどろかれずめづらしからぬやうにうちをぼへて候は凡夫の心なり』

◇希望の明日へ
山を登るには苦労がある。高山を登るには、より大きな労苦がある。しかし、登り切った時は、低いところの人よりも広々とした、雄大な境涯を味わうことができる。また、飛び立った飛行機から途中で飛び降りてしまっては退転であり、墜落する以外にない。学会員は、たとえ何があろうと、ひとたび決めた仏道修行の道を最後の最後まで、一人になっても貫き通す、勇気の人であってほしい。その本物の一人さえいれば、そこから、広宣流布の炎は、いくらでも燃え広がっていくからである。
平2・2・15

☆女性に贈ることば 四月五日
過去にとらわれるのではなく、「これから」「今から」「今日
から」−−と、つねに前に進んでいく強き一念を忘れまい。

☆今日のことば 四月五日
戦災に 残りて咲きし桜花
空は蒼空 落花紛々

その背景は 現実の廃墟
花仰がずして 民憐れなり

流浪の彼方 厳しや
親子の道

群居の波に開花あり
夜明けの彩色か 桜花

ああ複写あり この存在
権力人と 平和人

散る桜 残る桜も 散る桜 と
謳いし人あり

青春桜 幾百万
なぜ 散りゆくか 散りゆくか

南海遠しや 仇桜
爛漫未熟に 枝痛し

残りし友も いつの日か
心傷あり 理念界

諸行は無常か 常住か
それも知らずに 散りゆくか

散る桜 残る桜よ 永遠に
春に 嵐と 咲き薫れ

☆100文字の幸福抄
誰が見ていなくとも、一つ一つ積み上げる。
これは、人生の誇りであり、宝である。
自分の決めた道を、
営々黙々と歩む人が、
最後は勝つし、尊いのだ。
最後の最後に、自分の人生に
審判を下すのは、自分白身である。

☆我らの勝利の大道No.101 春爛漫 金の舞
◇「太陽の母」の誕生。
まもなく四月二日が巡り来る。ご自身が達観されていた通りに、桜の咲く頃に逝かれた、わが永遠の師匠・戸田先生の五十六回忌に当たる祥月命日である。
その師の慈愛に包まれるように、同じ「四・二」を結成の記念日とするのが、偉大な"常勝関西"の婦人部である。
六十年前(昭和二十八年)の四月二日、大阪の北区の同志宅に戸田先生をお迎えして、大阪の婦人部の結成式が行われたのだ。
この日、戸田先生は"一人ひとりが「太陽」の存在に!"と語られた。まさに、わが関西から、広宣流布の「太陽の母」のスクラムが誕生した日なのだ。
その三年後の昭和三十一年、大阪中を奔走する中、私か婦人部をはじめ、関西の友と拝した女性門下の日妙聖人への御書がある。
『冰は水より出でたれども水よりもすさまじ、青き事は藍より出でたれども・かさぬれば藍よりも色まさる、同じ法華経にては・をはすれども志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべきなり』(P1221)と。
「志をかさねる」──。このいよいよの信力・行力が、関西魂の真髄である。
翌三十二年の春四月、私は、"大楠公"にゆかりの四條畷の功労者のお宅で行われた座談会に出席した。
この折に私は、尊き地涌の同志に合掌する思いで、模造紙に大きく「不撓」と筆で認め、皆に語った。
「『不撓』とは、『たゆまず屈せず』という意味です。何かあっても屈しないことです。題目を唱え抜いて幸せになってください」
そして「正義は必ず最後は勝つのです」と宣言し、皆と楠木正成・正行父子の歌を歌ったのである。
「信心は、臆病にては叶うまじ」とは、関西の母たちの叫びである。
「正義は勝つ!」
「不携不屈で勝つ!」
「勇気の信心で勝つ!」
この確信と行動に、人生勝利の大道がある。「法華経の兵法」の要諦がある。
関西婦人部の「常勝の太陽」の心は、今、日本中、そして全世界の同志を赫々と照らしている。
なんと明るい前進か!
春だ。花咲く春だ。生命輝く春だ。希望の春、生き生きと伸びゆく春だ。
さあ、わが友よ、創価の生命の陽光を輝かせながら、足取りも軽やかに、勇んで打って出よう!

友情も
 春爛漫の
  金の舞

2013年4月5日金曜日

2013.04.04 わが友に贈る

御書は希望の源泉。
わずかな時間でもいい。
日々、御文を拝そう!
その積み重ねが
不屈の人生の土台に!

如説修行抄 P504
『如説修行の法華経の行者には三類の強敵打ち定んで有る可しと知り給へ』

◇希望の明日へ
逆境を恐れていては、本当の前進はない。あえて苦難に挑み、乗り越えてこそ指導者といえる。むしろ逆境の中で知恵を発揮し、敢然と戦い、勝利してこそ、戦いの醍醐味もある。少々のことで勇気が萎えてしまったり、多少の圧力に臆すような弱々しい生き方では、人間として三流、五流と言わざるをえない。いかなる権威にも、独裁にも屈しない透徹した精神、強執な闘争力−−そこにこそ、偉大なる指導者の魂がある。その魂を培うところにも、信仰の大きな目的がある。
平2・2・7

☆女性に贈ることば 四月四日
母よ 大楽観主義者の母よ!
誰でも あなたの名を呼ぶとき
暖かな春が 胸に よみがえる
誰でも あなたの声を開くとき
懐かしい故郷から 生きる力を得る

☆今日のことば 四月四日
将来、社会人として経験する、−−会社の先輩、後輩も、競争相手も、表面に見る姿は、千差万別であるが、その基底に、人間としての理解があってこそ、はじめて、それを生かしていくこともできるのであろう。

☆100文字の幸福抄
人生とは劇である。
「喜劇」と「悲劇」の違いは、
「結末が幸福なら喜劇、
結末が不幸なら悲劇」である。
途中がどうあれ、最後がよければ喜劇となる。
人生もまた、喜びで締めくくるために、
「これからの自分」が大切なのである。

☆我らの勝利の大道No.101 春爛漫 金の舞
先般、イギリスの学生部から嬉しい便りが届いた。
この度、各地域の学生部の責任者を「バンガード・リーダー」と命名し、新出発したのである。「バンガード」には、「先兵」「先遣隊」の意味がある。そこに、広布の先陣を切らんとの誓いを込めたのだ。
この言葉を冠した、わが音楽隊の「創価ルネサンスバンガード」は、今や名実共に日本一の凱歌を脚かせてくれている。
御聖訓には、『一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて』(P910)と仰せである。
日蓮大聖人正統の「先駆」の誇りに燃える青年たちがいる限り、世界広布の大河は滔々と未来永劫に流れ通っていくのだ。
イギリスの英才たちが、新しい取り組みに際し、学び深めたのが、私の手作りの人材グループ「伸一会」と、その精神を継ぐ学生部の「二十一世紀伸一会」の歩みであったという。
昭和五十年の「伸一会」の結成に臨んで、私は訴えた。
──俺たちがいれば、学会は大丈夫だ。微動だにしないと胸を張っていえるよう、成長してほしい、と。
今や、この後継の息吹に漲る青年の陣列は、世界に躍動しているのだ。

◇冬を耐え再び桜が
今年は桜の開花が早い。創価大学では、卒業生を送り出すとともに、新入生を迎えてくれる二重の喜びの桜となる。
──ある春のこと、戸田先生の散歩にお供して、青空に咲き誇る桜を仰いだ。
「厳寒の冬を耐えて、また、あの桜が咲いたな」
先生は、お堀端にたたずみ、桜を仰ぎながら笑みを浮かべておられた。
「大作、冬は必ず春になるんだよ」。ご自身の人生と重ね合わせられるかのような、その感慨は、私の心の奥に深く熱く染みた。
長く厳しい冬を耐え忍んだ「陰徳」ありて、春の桜はひときわ美しく、凛然と「陽報」の花を咲かせる。
大聖人は悪戦苦闘を続ける四条金吾夫妻に、『陰徳陽報』と合わせて『内薫外護』の法理を示し、励まされている(P1170)。
「内薫」とは、己心に具わる仏性が妙法への信行の陰徳によって開き現され、自身の生命全体を内から薫陶・浄化することである。
また、その仏性が、外から護り助ける働きをもたらして、陽報を現していくことが、「外護」である。
御書には『かくれたる事のあらはれたる徳となり候なり』(P1171)とも記されている。
冬の如き試練や労苦にも負けない。人が見ていようがいまいが、妙法と共に、師匠と共に、尊き使命に徹する。その生命は必ず外界の状況をも揺り動かし、希望桜、勝利桜を咲かせ切っていくことができるのだ。

2013年4月4日木曜日

2013.04.03 わが友に贈る

一日のスタートは
誓願の祈りから。
白馬が駆けるような
朗々たる勤行・唱題で
大生命力を湧き出せ!
 
御講聞書 P825
『三類の強敵来る来るを以て現世安穏の記文顕れたり、法華の行者なる事疑無きなり、法華の行者はかかる大難に値うべしと見えたり、大難に値うを以て後生善処の成仏は決定せり是れ豈現世にして安穏なるに非ずや』

◇希望の明日へ
現実の人生は、悩みと苦しみが、多いものである。しかし、苦しみは苦しみの人生のまま、悲しみは悲しみの人生のまま、題目を唱えぬき、妙法に照らされていけば、福徳に満ちた自由自在の境涯を開いていける。仏の生命の軌道へと入っていけるのである。完全無欠の人間だけが、幸福になれるというのではない。また、悩みも迷いもない完全な人間がいるわけでもない。悩みは悩みのままに、苦しみは苦しみのままに、自在の幸福の境涯を築いていけるのが、大聖人の仏法であり、信心である。
平1・12・20

☆女性に贈ることば 四月三日
何かに縛られているように感じる時。すべてが受け身になっている時。なんとなく迷いが感じられる時。
そういう時ほど、一念を逆転させて「さあ、この道を貫こう!」と決めていくことだ。
その一念のなかに、真実の「春」が到来する。

☆今日のことば 四月三日
人間が人間として「豊かさ」をかみしめるのは、目先の簡便さなどではなく、自分自身が額に汗を流し、前精魂を傾けた労働にある時が多い。

☆100文字の幸福抄
一生を何に捧げるのか。
それによって人生の価値も深さも決まる。
その人の真実は
人生の最終章に結晶されるものである。
ごまかしはきかない。
善も悪も正も邪も、人間の晩年は鏡のごとく
その人の生鉦の軌跡を映し目す。

☆我らの勝利の大道No.101 春爛漫 金の舞
◇不撓不屈で咲け 勝利の花

君よ立て
 仏法勝負の
  信仰で
 この青春を
  いざ勝ちまくれ

この春、就職や進学など、新たな船出をする若き友に、私は「大航海時代」のポルトガルの大詩人カモンイスの言葉を贈りたい。
「なにごとも不可能事と思いなすな、/欲すれば則ち成る、というからだ」
どうか"青年の魂"ともいうべき旺盛なるチャレンジ精神、不屈の開拓精神を燃え上がらせて、朗らかに前進していただきたい。

ポルトガルでは、先日、SGIのリーダーたちが、本土から一千キロ以上離れた大西洋上に浮かぶアソーレス諸島を訪れ、喜び弾む報告を届けてくれた。
「三・一六」を記念する希望の会合が開かれ、さらにアソーレス諸島に地区が誕生。そして女子部の白蓮グループも結成され、「池田華陽会」の集いが賑やかに行われたというのである。
思えば、五十五年前(昭和三十三年)の三月十六日、恩師・戸田城聖先生は、式典の受付などの役員をしていた女子部の清々しい姿を、命に刻みつけるように見守られ、「ご苦労様! ありがとう!」と慈父の如く声をかけておられた。
今、健気な白蓮グループをはじめ"華陽"の姉妹たちが、日本はもとより全世界で、広宣流布の勝利の門を開いてくれていることを、わが師はどれほどお喜びであろうか。

◇真実は必ず勝つ!
不滅の意義を刻む、あの「三・一六」の広宣流布の記念式典の十日前、前年に起こった大阪事件の公判のため、私は関西にいた。
創価学会の躍進に危機感を抱いた権力の横暴により、私か無実の選挙違反容疑で逮捕・勾留された、全くの冤罪事件であった。
当時、検察が起訴すれば、有罪率は九十九パーセント以上といわれていた。法廷で無罪判決を収めることは難事中の難事であった。
しかし戸田先生は、私に「最後は勝つ。金は金だ。いくら泥にまみれさせようとも、その輝きは失せるものか。真実は必ず明らかになる」と、厳然と語ってくださった。
私は、ごの正義の師子王の弟子として、不二の関西の同志と共に、断固と戦い抜いていったのである。
「絶えずくりかえして戦いとられ、来る日も来る日も新しく戦いとられなければならない」とは、ドイツの作家ヘッセが、平和への闘争を述べた言葉だ。
人間の平等と尊厳を踏みにじる悪を放置すれば、民衆は不幸に陥ってしまう。だからこそ、断じて油断せずに堂々と真実を訴えていく以外にない。
私は約四年半の法廷闘争で無罪を勝ち取り、満天下に身の潔白を証明した。
人生には正念場がある。そこで一歩も退かず、戦い切った人が勝利者となる。あと一歩、もう一押しと追撃し抜いた人が、最後の栄冠を得るのだ。その究極の力が、正しき信仰である。
また今、「追撃の手をゆるめるな!」との恩師の遺訓を忘れず、教宣部の皆様方をはじめ、若き創価班・牙城会の友らが、敢然と我らの正義城を守り抜いてくれている。深く感謝したい。

2013年4月3日水曜日

2013.04.02 わが友に贈る

「陰徳あれば陽報あり」
広布のための行動は
全てが黄金の功徳に。
自他共の幸福へ
きょうも快活に前進!

御義口伝巻下 P769
『不軽菩薩の四衆を礼拝すれば上慢の四衆所具の仏性又不軽菩薩を礼拝するなり、鏡に向つて礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり』

◇希望の明日へ
何があっても御本尊から離れてはいけない。信心の歩みを止めてはいけない。人生の途上には、さまざまな苦難がある。行き詰まりもある。そのときにこそ信心の心を強め、唱題に励んでいただきたい。宿命の山を登りきると、それまでは辛くとも、次は視界がパーッと開けていくものである。信心は、その繰り返しのようなものである。その究極として、永遠に崩れない絶対的幸福境涯につながっていく。ともかく、信心の根を、強く、深く、張っておくことだ。根さえ張っておれば、たとえ風雪の時があったとしても、太陽の光が輝き、水が与えられれば、必ず、しだいしだいに大樹へと育っていく。信心と人生の歩みも、また同じである。
平1・5・28

☆女性に贈ることば 四月二日
恩師・戸田先生は、「恩を返すのが最上の人間だ」と言われた。
報恩の人生は美しい。お世話になった人に恩返しをしていこうという心が、一番、自分を成長させる。限りない向上のエネルギーとなっていく。
報恩の人こそ、人生の勝利者である。

☆今日のことば 四月二日
自分の道は誰にも頼らず、自分で決めることだ。どんな苦難にもくじけない、強い自己の建設のみが、新しい自己の革命となるのである。

☆100文字の幸福抄
誰人も死は避けられない。
その死を自覚し直視することから
真の哲学の探究が始まる。
よき一生を悔いなく生ききった人に
死の恐怖はない。
人のために尽くしてきた尊き一生は、
人々からの感謝と敬愛に報われる。

☆大白蓮華巻頭言 4月号「友から友へ! 歓喜の声を」
「勇気ある一歩を、まず踏み出すことです。そして、一歩一歩と前に進み続けることです。そこに、おのずと道は開かれていきます」
私たちの大切な友人である、アメリカの行動する未来学者ヘンダーソン博士は、こう微笑まれる。
うしろを振り向いても、何も生まれない。
だまって座していても、何も変わらない。
快活に動きを起こせば、そこから希望が動き出す。
勇敢に声をあげれば、そこから力が極っていく。
わが尊き同志は、友のため、地域のため、社会のため、快活に打って出て、明るく励まし合いながら、「立正安国」の対話を粘り強く重ねてくれている。
なんと気高く、力強い民衆の大連帯であろうか。
建長五年(二一五三年)の四月二十八日、全人類の生命を照らし晴らす大音声が轟きわたった。
日蓮大聖人が、故郷の安房の国から末法万年尽未来際へ放たれた「立宗宣言」の第一声であられる。
大聖人は生涯、大難を覚悟され、正法正義を語られた。
報恩抄には、その御心を『今度命をおしむならば・いつの世にか仏になるべき、又何なる世にか父母・師匠をも・すくひ奉るべきと・ひとへに・をもひ切りて申し始め』(P321)とも明かされている。
私たちが広宣流布の闘争に挑みゆくことは、御本仏の立宗以来の不惜の大精神に直結している。労苦は多い。多忙な日々でもある。しかし、すべてが一生成仏の道であり、最高無上の報恩と孝養を果たす道なのだ。

師子 吼ゆる
 正義の叫びか
  君が声
 友を救わむ
  社会を照らさむ

思えば、立宗宣言の聴衆は、決して大人数ではなかった。『少少の大衆に』(P894)と明確に記されている。
私たちの座談会をはじめ、身近な一人一人と仏縁を結び広げていく、少人数の「草の根」の語らいも、この大聖人の法座に真っ直ぐに連なっているのだ。
わが師・戸田城聖先生は教えてくださった。
「広宣流布の大願に思い切って戦う我らの命には、大聖人と同じ力と福徳、同じ大歓喜が湧現する。
信心とは金剛の勇気である。一人の勇気ある信心から、一切の勝利が必ず開かれていくのだ!」
この確信、この誇り、この喜びこそ、我らの変わらざる学会精神である。四月から五月へ、我らは、いやまして頑健なる大生命力を光らせていくのだ。
昭和三十五年の四月二十八日、第三代会長就任を前に、私は縁深き文京支部の同志たちと語り合った。
「さあ、日本中、そして世界へ、いよいよ新たな前進また前進だ! 一生涯、一緒に戦い勝とう!」
この決意のまま、やがて豊島支部の初代支部長となった友は、大病や倒産を勝ち越えた喜びを語り抜き、妙法に生きる人間の勇気の力を証明するのだと、日本一の支部の大拡大を三ヵ月連続で成し遂げてくれた。
御聖訓には、友から友への波動を『随喜する声を聞いて随喜し』(P1199)とも仰せである。
今日も一歩前へ! 「歓喜の中の大歓喜」の題目の音律を響かせ、あの友この友と希望の対話を広げながら、立宗七百六十周年を勝利の大行進で飾ろう!

2013年4月2日火曜日

2013.04.01 わが友に贈る

さあ飛躍の月。
生まれ変わった
瑞々しい息吹で進め!
「4・2」から「5・3」へ
勝利の金字塔を築け!

日女御前御返事 P1247
『何に況や父母国王に百千万億倍まされる世間の師をや、何に況や出世間の師をや、何に況や法華経の御師をや』

◇今週のことば
創価ファミリー勤行会!
万代の勝利は
今の人材育成で決まる。
宝の未来部とともに
明るく希望の前進を!
2013年04月01日

◇希望の明日へ
長い人生には絶対の苦境と思われる時もあるに違いない。励ましてくれる友がだれもいない。ただ一人、苦しみに耐え、煩悶する−−そのとき、聞こえてくるのは、決まって、敗退への甘い誘惑である。そして苦境を開くのは、決して他人の力や声ではない。自分自身の生命の内奥からわいてくる魂の力であり、声である。それが根本の力となる。また、苦難に負けない自身の開発こそ、青春の課題であり、その意味から、労苦なき青春ほどむなしいものはない。
平1・5・4

☆女性に贈ることば 四月一日
太陽は、うまず、たゆまず、自らの軌道を進み、万物を照らし、育んでいく。
女性は、一家の太陽です。太陽の如く明ふく、太陽の如く力強く、太陽の如く健康に、「今日も、何かに挑戦しよう!」「今日も、一歩進もう!」と、目標をもって、掛りのある一日一日を積み重ねていってほしい。

☆今日のことば 四月一日
人の一生の重さを計る基準は、単に生きた年数の長短によって決まるのではない。
その人生の価値内容によるものだ。

☆100文字の幸福抄
人生のデザインは、いつでも自分の心で決まる。
ゆえに、強く賢き心があれば、
何があっても行き詰まらない。
自由自在の知恵を働かせ、
現実の素材をたくみに活かし、
一日一目、手作りの生活の
名画を措いていけるのだ。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.013 宝の使命の花を咲かせよ
◇未来部の友へ
希望の光が輝きわたる春を迎えました。
私が青年時代、愛読した日本の作家の一人に、島崎藤村がいます。彼は、未来の宝である青少年へ呼び掛けていました。
「どんな小さな草の芽でも、花咲く時のないものはない」(『藤村随筆集』)。
それと同じように、どんな人でも、自分に持って生まれた、すばらしい宝のない人はいないと彼は言うのです。
若い皆さんは、だれもが無限の可能性に満ちた、かけがえのない存在です。
はやく咲く人、ゆっくり咲く人と、ちがいはあっても、自分自身の幸福の花を、必ず咲かせていけます。
なかんずく、偉大な妙法を持った皆さんの胸には、大いなる使命の芽があります。
絶対に、自分の力と才能を発揮して、勝利の花また花を見事に広げていけるのです。
その一切の原動力が、題目です。
どうか、題目を朗々と唱え、勉学をはじめ一つ一つの課題に挑戦しながら、最高に充実した喜びあふれる青春を勝ち飾ってください。
私は、君たちの未来に、健康と幸福と勝利あれと祈っています!。

今、未来部の皆さんが、新時代の平和の指導者を目指し、ぐんぐん成長している。
そのことが、私は、何よりもうれしい。
これからも、うんと頭を鍛え、体を鍛え、心を鍛えて、人々のために、思う存分、活躍できる力をつけていってください。世界が皆さんを待っています。

◎関西研修道場と日本最南端へ行ってきました!(^^)!

2013.03.31 わが友に贈る

さわやかな挨拶が
心の扉を開く。
笑顔で声掛けを!
信頼と友情こそ
人生最高の宝なり!

崇峻天皇御書 P1173
『日蓮と殿と共に地獄に入るならば釈迦仏法華経も地獄にこそをはしまさずらめ、暗に月の入るがごとく湯に水を入るるがごとく冰に火をたくがごとく日輪にやみをなぐるが如くこそ候はんずれ』

◇希望の明日へ
苦難に耐えてこそ、最高の勝利者となることができる。苦難を避けて逃げた人は、傷つかないかもしれない。しかし、それはすでに敗北者である。ましてや妙法を持った一人一人である。そういう勇気のない、卑怯な人間には絶対になってはならない。たとえ法戟ゆえに、苦難にさいなまれることがあっても、勇気をもって信心を貫き、広布に生きぬくところに、必ず永遠の生命の門は開かれ、最極の幸の宮殿に入っていくことができるのである。
平1・1・21

☆女性に贈ることば 三月三十一日
子どもたちへの無関心は、放任に通じる。
親同士も声をかけあい、互いに子どもたちの成長を見守るように心がけたい。

☆今日のことば 三月三十一日
純粋に、利害も捨て、名誉も捨てて進む、青年のみが、私は大好きだ。ここにのみ、建設の源泉がある。

☆100文字の幸福抄
長寿社会とは、
競争よりも協調が、効率よりもゆとりが、
物の豊かさよりも心の豊かさが、
求められる時代である。
皆で支え合い、助け合う。
わずかでもいい、自分には
「何ができるのか」を考える時代である。

2013.03.30 わが友に贈る

社会人として
新たな舞台に立つ友よ
「勇敢」に挑め!
「誠実」を貫け!
「信頼」を勝ちとれ!

佐渡御勘気抄 P891
『いたづらにくちん身を法華経の御故に捨てまいらせん事あに石に金をかふるにあらずや、各各なげかせ給うべからず』

◇希望の明日へ
苦難なき人生などありえない。大いなる苦難なくして、大いなる人生もない。順調な道だけを歩んで、後世に残る不滅の事業を成し遂げた人は、一人もいない。偉大なる仕事をなす人には、人一倍、大きな苦悩があり労苦がある。それは避けられない人生の鉄則である。ゆえに必要なのは、逆境をも財産と変えていける不屈の魂である。そして、何があろうとも、自ら決めた使命の場で、"本物"を徹底して追求しゆく揺るぎなき信念である。
昭63・3・12

☆女性に贈ることば 三月三十日
若き日の悲運を耐え抜いて、人の何倍も苦労を重ねた分、人の何倍も豊かな人生を送ることができる。

☆今日のことば 三月三十日
社会には、勝つ人もいる。敗れる人もいる。運、不運は計りしれない。しかれども、勝っても、永久にその歓びは続くものではない。一時負けても、自覚のある人は、勝者以上に、より高く、広く、深く、将来の、偉大さを、築きゆけるものだ。永久に、敗れざる限り、次への一歩一歩の、勝利を確信して生きぬくことだ。

☆100文字の幸福抄
病気の人の心にとって最良の薬は、
人生への希望であろう。
心が強く、健康であれば、
身体にもよい力を及ぼしていく。
絶体絶命の危機にあっても、
最後まで「希望はある」と信ずることだ。
胸中に光る希望は無限である。

2013.03.29 わが友に贈る

新年度の出発へ
明確な目標を定めよ!
日々のリズムを確立し
信心即生活で進め!
根本は強き祈りだ。

椎地四郎殿御書 P1448
『生死の大海を渡らんことは妙法蓮華経の船にあらずんばかなふべからず』

◇希望の明日へ人生の行路は、決してたやすいものではない。暴風雨にさらされることもあれば、激しい高波に揺れ動く場合もある。特に、広宣流布という未聞の大事業の達成へと向かう光輝ある人生であれば、なおさらである。平凡な一生を送る人に倍する苦節と労苦を強いられるのは当然といえよう。しかし、こうした苦難に押し流されてはならない。決して、後退してもならない。学会員は、人生勝利の原動力である妙法を信受している。題目を唱え、真撃に信行の実践に励んでいく時、いっさいの苦難は"歓喜"と"希望"へと開け、生命と人生の"栄冠"を飾っていくことができる。これほどの幸せもないし、誉れもない。
昭63・1・9

☆女性に贈ることば 三月二十九日
人生はまず、「どんな困難も乗り越えてみせる」「小さな自分の殻を破ってみせる」という気概をもつことだ。そこから、いつさいが開けていく。

☆今日のことば 三月二十九日
君のとつとつとした
 真実の雄弁は
  誰人もほめることはないだろうが
 胸を打たずにはおかない

☆100文字の幸福抄
大事なことは疲れをためないことである。
それも健康のための戦いである。
時間を価値的に使って早めに休む。
よく寝て、「さあ、きょうも働こう」と、
満々たる意欲で桝を出発する。
これが、健康と長方の
生活の基本といえる。