2012年10月23日火曜日

2012.10.23 わが友に贈る

「なにの兵法よりも
法華経の兵法」だ。
祈れば智慧が湧く!
動けば勢いが増す!
一念の変革で勝て。

三三蔵祈雨事 P1472
『須梨槃特は三箇年に十四字を暗にせざりしかども仏に成りぬ提婆は六万蔵を暗にして無間に堕ちぬ是れ偏に末代の今の世を表するなり』

◇希望の明日へ
ブラジルには「希望は、一番最後に死ぬ」という言葉がある。「希望は最後まで消えない」とも言い換えることができよう。つまり、いかなる絶体絶命のピンチにあっても、最後の最後まで希望はある。断じてあきらめてはならない。胸中にある希望は無量である。それを失わない人は強い。何があっても"希望の火"を燃やし続けてこそ、道は開けてくる。青年は、一人ももれなく、その栄光と勝利の人生を歩んでいただきたいい。
昭63・5・5

☆池田大作 名言100選 活字文化
活字文化の復興こそ、
現代の教育に精神と人格の深みをもたらしゆく、
大切な要素である。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
悠然と
 平和の大海
  晴れやかに
 勝利の人生
  この船楽しく

若き日の読書は、心の冒険である。知性の大海原へ心躍る探求の航海に船出していくことだ。
わが未来部の英才たちが、活発に良書に取り組みながら、成長している姿が、何よりも嬉しい。

◇壮大なロマンの旅
南極点初到達を成し遂げたノルウェーのアムンゼンが、探検家を志す動機となったのも、少年時代に読んだ極地探検記であった。
さらに十六歳のアムンゼンは、"グリーンランド横断"を成功させた、祖国の極地探検の先駆者ナンセンの雄姿を目撃した。
偉大な先達の存在が青年の夢を鼓舞したのだ。その後もナンセンは、若きアムンゼンを激励し続けた。
偉業の陰には、真心の励ましがある。
伸びゆく創価の若き命に、慈父の如く、悲母の如く、温かなエールを送ってくださる壮年部・婦人部の皆様方に感謝は尽きない。
アムンゼンが南極探検に用いたプラム号は、ナンセンが北極海で使ったのを最初として、既に二度の極地探検を重ねた船であった。
かつて師匠が冒険に挑んだ船を弟子が引き継ぎ、その三度目の探検となる、新たな夢の海へ乗り出したのだ。なんと壮大なる師弟のロマンの旅ではないか。
ノルウェー語の「フラム」とは、「前へ」──「前進」という意味である。
まさに、その名の如く、未踏の地へ「前進、前進!」と進み続けたのである。
私も、ノルウェー訪問の折、このプラム号を間近に仰ぎ見た。
首都オスロ市にある「フラム号博物館」に展示された名高い船は、幾多の激戦を勝ち越えてきた偉大な老将軍のようであった。

わが誇りの「波涛会」のキャプテンたちも、雄々しく奮闘してくれている。
二十五年前、低迷する海運業界に希望の光を送ろうと開始した"海の男の写真展"も、英国ロンドンの国際海事機関の本部をはじめ、世界十四力国で千回以上の開催を重ねてきた。
持続は力である。
今年も、原点の地・横浜市の山下公園で、伝統の写真展「波涛を越えて」が盛大に行われた。地元の神奈川の友も、また、研修で来日中のSGIの友も、雄大な作品を前に心広々と語らいを弾ませた。
また開催期間中、多くの市民の方々が鑑賞され、波涛会のメンバーは颯爽と心の交流を結んだのである。