2012年10月10日水曜日

2012.10.10 わが友に贈る

一歩でも半歩でも
わが目標へ進もう!
たゆまぬ挑戦の中に
黄金の人生は輝く。
さあ人間革命の劇を!

弥源太殿御返事 P1226
『但し石は玉をふくむ故にくだかれ鹿は皮肉の故に殺され魚はあぢはひある故にとらるすいは羽ある故にやぶらる女人はみめかたちよければ必ずねたまる此の意なるべきか、日蓮は法華経の行者なる故に三種の強敵あつて種種の大難にあへり』

◇希望の明日へ
アメリカにせよ、日本にせよ、その未来を託すのは青年である。青年をおろそかにして、輝ける未来はない。では、青年は、何をなすべきか。改革である。進歩への貢献である。若くして保身と安住を考えるような生き方は、論外と言わざるをえない。そのためには、何が必要か。人格を鍛えに鍛え、練り上げることである。人生において、すべてを決する最後の"武器"は、弁舌でも富でもない。名誉でも権威でもない。あらゆる虚飾を取り去ったあとに残る、一個の人間としての人格である。
平2・8・2

☆池田大作 名言100選 信教の自由
権力が暴走し、猛威を振るうときには、
必ず思想や信教への介入が始まる。
ゆえに、思想・信教の自由を守る戦いを忘れれば、
時代は暗黒の闇のなかに引きずり込まれることを知らねばならない。
これこそ、時代の法則であり、歴史の証明である。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
◇団結はまず自分が立ち上がれ!
──新入会の友と懇談した際、皆が使う「団結」という言葉にびっくりしたと言っていました。これまで言われたこともなければ、使ったこともなかった、と。

池田名誉会長 率直でいいね。
でも、みんな、何かしら、力を合わせて一つのことを勝ち取った感動を持っているんじゃないかな。団結が喜びだということは、きっと実感できるでしょう。
特に、東日本大震災を通し、あらためて「人間の絆」が見直されています。創価学会の活動に、多くの識者の方が共感し、期待されているのは、いざという時、見事な「団結」で救援活動に当たった。そして今も、青年部を先頭に、手を携えて復興に汗を流してくれているゆえです。
人類は、災害や圧政などに、団結して戦ってきた。団結こそが、唯一の勝利の方法なのです。
インドが独立闘争に勝利できたのは、マハトマ・ガンジーを中心に民衆が団結したからです。
フィリピンの独裁政権を打ち倒した民衆の団結は、「ピープル・パワー」と呼ばれました。
東西を分断したベルリンの壁を打ち破った力も、平和と自由のために立ち上がった若人たちの団結です。
南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)を撤廃させたのも、マンデラ元大統領を中心として、平等と人間の尊厳を求め抜いた民衆の粘り強い団結です。
創価学会の創立者・牧口常三郎先生は、鋭く喝破されていました。悪というものは結託して、どんどん強くなる魔性を持っている。それに対し、善が孤立してしまえば、社会は暗くなり、険悪になる。善こそが団結せねばならない、と。
牧口先生は、戦争へと暴走する社会にあって、勇敢に正義を叫び抜き、軍部政府によって投獄され、殉教されました。
師にお供して、戸田先生も2年間の獄中闘争を貫き、出獄して、正義の連帯を広げる戦いを開始されたのです。私は青年として、その陣列の先頭を走ってきました。
これが、人類史に刻みつけてきた創価三代の師弟の戦いです。
大歴史家のトインビー博士も、私との対談で力説されました。
「人類の生存を脅かしている現代の諸悪に対して、われわれは敗北主義的あるいは受動的であってはならず、また超然と無関心を決めこんでいてもなりません」
私たちは皆、地涌の菩薩です。人々の幸福に寄与することを誓って生まれてきました。ゆえに、周りの人や出来事、社会に無関心であってはいけない。それでは、菩薩ではなくなってしまう。
戸田先生は、社会に信念の青年を送り出したいと願われました。そのためには、人間の善きつながりが絶対に不可欠です。これが、創価の青年部です。

──「異体同心とは、現代で言えば『組織』」と教えていただいたことがあります。

名誉会長 「善の連帯」とは、「善の行動」を組織化することです。ただ、「団結」や「組織」といっても、窮屈に考える必要はない。組織といっても、一対一の人間の絆から始まる。団結といっても、心と心の信頼の上に築かれる。
親身になって相談にのって、一緒に悩む。共に行動する。時には、一緒にラーメンを食べたり、コーヒーを飲んだり……。
「正しき集い」は「楽しき集い」です。「仲良き集い」です。
日蓮大聖人のお振る舞いを拝すると、「これほどまでに」というほど、一人一人に心を尽くされています。流罪の佐渡にあられても、京都と鎌倉で戦が起こると、門下の安否を案じられ、何人もの名前を挙げて、『いかにと書付て給べし』(=どうしているか書き記して教えてください。P961)と尋ねられています。
私たちも、縁する「一人」の人を大切にすることです。その「一人」と力を合わせることです。