2012年10月30日火曜日

2012.10.30 わが友に贈る

広布の未来を担う
男子・女子部の部長に
最大の励ましを!
青年の躍動の姿こそ
歓喜と勢いの源泉だ!

災難対治抄 P85
『速に謗法の者を治す可し若し爾らずんば無尽の祈請有りと雖も災難を留む可からざるなり』

◇希望の明日へ
すべてを失ったとしても、希望さえ残れば、そこからいっさいが再び始まる。希望はつねに出発であり、永遠の始まりである。仏法は「一念三千」と説く。希望の不屈の一念があるかぎり、一念は三千(世間、如是)へと展開し、新しい常勝の歴史は広がっていく。
平2・10・26

☆池田大作 名言100選 現代文明の欠陥
人類の絶滅さえも引き起こしかねない
現代文明の危機の最大の元凶は、
人間の心に巣うくう分断のエネルギーである。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第7回「良き出会いを結ぼう!」
みなさんは、この地球上で最も硬くて、最も輝くダイヤモンドは、何によって磨くか、知つていますか?
同じダイヤモンドで磨きます。
人間もまた、人間によって磨かれるのです。良き人とつなかってこそ、良き生命の光をダイヤのように放っていける。
人は、良き人と出会った分、成長します。
反対に、もしも悪い人間にふり回されてしまえば、成長が止まってしまいます。
日蓮大聖人は、『悪い人間に親しみ近づけば、自然に、十度のうち、二度、三度と悪人の教えに従うようになり、最後は自分まで悪い人間になってしまう』(P1341、意味)と厳しくいましめられています。
みなさんの清らかな生命を、悪に染めてにごらせては絶対になりません。
そして、大聖人は、『信心の志がある人々は、一つの場所に集まって、仏法の話を聞きましょう』(P951、意味)と、みなで共に学び合うことの大切さを教えてくださっています。それが、創価学会の会合です。
私の子どもたちも、信心は学会の会合で学び、良き先輩や、良き友人との出会いを重ねて成長してきました。でも、時には、会合に行くことが、気の進まないこともあったようです。そんな時、私の妻は子どもたちに言いました。
「学会の会合は、行く前はいやでも、行った後は、すがすがしい喜びがありますよ」
実は、私の妻も小学生の時から、会合に参加していました。自宅で行われる座談会に、創価学会の創立者である牧口常三郎先生が来てくださったので、近くの駅から手を引いて、ご案内したこともあります。
ですから、学会の会合のすばらしさを、強く実感してきたのです。

◎さすがは支部長、今朝の"わが友"を昨夜、既に実践していました!(^^)!

2012年10月29日月曜日

2012.10.29 わが友に贈る

何があっても
勢いよく前へ!
その根本は祈りだ。
強き題目の音声で
諸天を揺り動かせ!

報恩抄 P297
『小失なくとも大難に度度値う人をこそ滅後の法華経の行者とはしり候はめ』

◇今週のことば
「我が弟子等・
大願ををこせ」
さあ 創立の月だ!
広布の大願に燃えて
境涯と仏縁の拡大を!
2012年10月29日

◇希望の明日へ
希望は力である。光である。炎である。二度とないこの人生を、どう悔いなく燃焼させきっていくのか。それを決めるのは、胸中に赫々と燃える希望の一念である。希望に満ちて、自己の課題に挑戦している人は強い。生き生きしている。希望なき人には、生の充実もなければ、躍動感もない。生命は、希望の力をエネルギーとしている。希望の死は、人生の死、生きながらの死にさえ通じていく。ゆえにどんな困難に直面しても、希望を失わないことだ。希望の火が消えないかぎり、やがて、いかなる闇をも燃え尽くすことができる。命あるかぎり、希望はあり、希望あるかぎり、道は開ける。その強靭な"希望の一念"を育む根源の力が、信仰である。信仰こそ"永遠の希望"である。無限のホープ(Hope)への源泉である。
平2・10・22

☆池田大作 名言100選 欲望の克服
科学万能主義の限界
科学の急速な進歩に、
人間の倫理性の進歩が追いついていない。
ここに現代の悲劇の一つがある。

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第7回「良き出会いを結ぼう!」
みなさんは、最近、どんな出会いがありましたか? 運動会や遠足、体験学習、また家族で外出して、新しい出会いがあった人もいるでしょう。
「山は山に出会うことはできない。人は人に出会うことができる」
これは、ヨーロッパやアフリカで広く伝えられてきたことわざです。
人間は、動き、語り、良き友と出会いを結んで、いっしよに学び合うことができる。みんなの力を合わせて、大きな歴史をつくることができます。それは、人間として味わえる、何ものにもかえがたい喜びです。

私も、これまで、日本中、世界中の多くの人々と出会いを結んできました。先日も、すばらしい出会いがありました。
はるばると研修のために来日していた、アフリカの10力国の青年リーダーたちと会うことができたのです(9月11日)。
それぞれの国の平和と発展のために立ち上がった、最優秀の勇者たちです。地域によって、ふだん話す言葉は違っていますが、「イタイドウシン(異体同心)!」「ビクトワール(『勝利』のフランス語)!」を合言葉に仲良く団結しています。
その2日後には、修学旅行中の関西創価小学校の6年生も、東京の信濃町へ訪ねてきてくれました。
みんな、元気いっぱいで、いい顔をしていました。りりしい瞳が光っていました。希望と決意に燃えて、全員が立派でした。
私は本当にうれしかった。未来に伸びゆく大樹をあおぎ見る思いがしました。
さらに、うれしかったことは、この出会いを、関西創価小学校と友情の交流を結ぶ東京創価小学校の6年生をはじめ、みんなが、わがことのように喜んでくれたことです。その美しい心の友とも、私は固い握手を交わす思いでいます。
たとえ、直接会えなくても、「心」と「心」、「命」と「命」が通い合う出会いがあります。それが、みなさんと私なのです。

2012年10月28日日曜日

2012.10.28 わが友に贈る

人を激励すれば
自分も元気になる!
「励まし」は万の力だ。
言葉で振る舞いで
真心を伝えよう!

善無畏三蔵抄 P890
『仮令強言なれども人をたすくれば実語軟語なるべし、設ひ軟語なれども人を損ずるは妄語強言なり、当世学匠等の法門は軟語実語と人人は思食したれども皆強言妄語なり、仏の本意たる法華経に背く故なるべし』

◇希望の明日へ
日蓮大聖人は仰せである。「冬は必ず春となる」(P1253)(法華経を信ずる人は冬のようであるが)冬は必ず春となるのである−−と。この御言葉を支えに、どれほど多くの友が、蘇生の春、人生の春への道を歩んだことか。大聖人の門下にとって、永遠の指針である。また、これから幾億、幾十億の、真実の幸福を求める世界の民衆も、ここから、かぎりない希望を得ていくに違いない。
平2・4・29

☆池田大作 名言100選 欲望の克服
現代は、欲望の達成こそが人生の
目的であるかのごとき錯覚がある。

御書とともにNo.093 全国の功労者に感謝
『阿仏房しかしながら北国の導師とも申しつべし、浄行菩薩うまれかわリ給いてや・日蓮を御とふらい給うか不思議なり不思議なり』(阿仏房御書、P1304)

◇通解
阿仏房、あなたはまさしく北国の導師ともいうべきであろう。浄行菩薩が生まれ変わって日蓮を訪ねられたのであろうか。まことに不思議なことである。

◇同志への指針
創価学会には、なんと多くの阿仏房・千日尼がおられることか。幾多の大難の渦中にも、まさに浄行菩薩となって、尊き広布の法城を護り支えてきてくださった。
大聖人が「不思議なり不思議なり」と賞讃される大功績であられる。その功徳は無量であり、不滅である。
共々に永遠の闘争を! そして勝利を!
偉大な多宝の皆さまのご健康・ご長寿を祈ります。いついつまでも、お元気で!

2012年10月27日土曜日

2012.10.27 わが友に贈る

信心は「心」で決まる。
喜び勇んで進めば
成長も大きい!
功徳も大きい!
さあ打って出よう。

上野殿御返事 P1558
『かつへて食をねがひ渇して水をしたうがごとく恋いて人を見たきがごとく病にくすりをたのむがごとく、みめかたちよき人べにしろいものをつくるがごとく法華経には信心をいたさせ給へ、さなくしては後悔あるべし』

◇希望の明日へ
どんな嵐も、川が海に向かうのを止めることはできない。時に障害に出合っても、乗り越えるたびに川は大きくなる。大きくなるたびに水の勢いも増す。人生の嵐にも、希望があるかぎり、生命は永遠の海へ、自分の完成へ、大河のごとく悠然と流れていく。生命力とは、未来を信じる力、そして希望を日々新たにし続ける力のことかもしれない。不滅の希望に生きる人は、毎日が誕生日である。そして、希望の別名である明日ほど偉大なものはない。明日−−それこそ永遠への第一日である。
『主婦と生活』昭64・1月号

☆池田大作 名言100選 平和を考える
平和ほど、尊いものはない。
平和ほど、幸福なものはない。
平和こそ、人類の進むべき、
根本の第一歩であらねばならない。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.036「一度も しりぞく心なし」
人生も、社会も、戦いだ。
周りを見れば、さまざまな団体が行き詰まり、疲弊している。先が見えない時代だ。
そこを突き抜け、突進したところが勝つことができる。
だから歩みを止めてはならない。ここが正念場だ。御聖訓には『日蓮一度もしりぞく心なし』(P1224)と厳として仰せである。
闇が深ければ深いほど、仏法の人間主義が光る。今は一歩も引いてはいけない。
戸田先生は叫ばれた。
「大革命をやるのだ。武力や権力でやる革命ではない。人間革命という無血革命をやるのだ。これが本当の革命なのだ」と。
前へ進めば、逆風もある。壁にぶつかることもある。
もうだめだ、と思った、そこからが、本当の勝負だ。一段と題目をあげ、勇気をもって行動するのだ。
必ず状況が変わる。境涯が大きく開ける。今世の戦いに悔いを残してはいけない。

今、学会には新しい息吹があふれている。すごい学会になった。世界の192力国・地域で、求道の心燃える同志が勇んで前進している。
皆、よくやってくれた。
学会が、このように強くなっているのは、同志が皆、一生懸命であり、熱心だからだ。本当に、まじめに戦ってくれたからである。
皆が、どうすれば喜ぶか、幸福になるか──これを第一に考えるのが、新時代の指導者でなければならない。
悩める人のためならば、飛んでいって手を尽くす人。皆のため、社会のために、働き切った人こそが、最後の勝利者となる。その実践の中で、わが生命が金剛のごとく鍛えられていくからだ。

2012年10月26日金曜日

2012.10.26 わが友に贈る

リーダーの活力こそ
時代変革の源!
「広布の歴史を
必ず作ってみせる!」
この気迫の祈りだ。

頼基陳状 P1162
『頼基が良観房を蚊蚋蝦蟆の法師なりと申すとも経文分明に候はば御とがめあるべからず』

◇希望の明日へ
確信に満ち、希望に燃えている人は強い。確信と勇気と希望に満ちているかぎり、いかなる非難、悪口も、それに勝つことはできない。
昭64・1・6

☆池田大作 名言100選 戦争は絶対悪
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
愚かな指導者たちに、
ひきいられた国民もまた、
まことにあわれである。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
人生自体が"未知への探検"の連続である。
思いもよらぬ嵐に襲われる時もある。だが、その苦闘の中にこそ、大いなる勝利への突破口が秘められている。
目標を見失わない限り、無駄な日は一日たりともない。日々、価値ある黄金の一日となり、希望がわき、成長もできるのだ。
先般、南米ペルーの女子学生部員が、若者の幸福観をテーマにアンケートを実施した。その調査結果は、「日蓮仏法を実践する青年が、幸福で有意義な青春を送っている」ことを示すものであったという。彼女の真摯な研究は、優秀論文の表彰も受けたと報告が寄せられている。
この乙女は、ペルー全土で行われている平和展示、環境展示の企画・運営を担う、学生部のグループの中心者の一人でもある。
正しき哲学の光を、縁する同世代の友の胸中に注ぐのだ。平和と幸福の世紀を共に創ろうと、誠実に呼びかけていくのだ。
大文豪ゲーテは歌った。
「決心して、まずできそうなことを敢然と、
たぶさ(=前髪)をとってひっ(つか)まえるんです。
そうすれば、決心した以上手離すことじゃない。
そして必然の勢、先へ仕事をすすめることになる」

◇君らが民衆の希望
五十五年前(昭和三十二年)の秋、戸田先生は大阪市内で行われた西日本体育大会に出席された。私も、青年部の室長として、運営の全責任を担った。
席上、戸田先生は、生き生きと躍動する青年の雄姿を、それはそれは喜ばれ、「日本の民衆」「東洋の民衆」に平和を贈りゆくのは、創価の青年であることを宣言された。
なればこそ、「世界の民衆」のために、若人のさらなる成長を強く望まれてやまなかったのである。
「願わくは、教学に、信心に、自分の職業に、いまの熱と力をこめて、りっぱな青年になってもらいたいと思う」
人びとの心を温め、社会を前進させる若き「熱」と「力」は、まぎれもなく今も青年のものだ。君たちこそ民衆の希望なのである。
ゆえに、青年を先頭に、青年と共に、我ら創価青年学会は新たな広宣流布への大航海に躍り出るのだ。
さあ、新時代の大海へ!
君たち、貴女たちの熱と力で、勇気と智慧で、新たなる希望の夜明けを開こうではないか!

青年部
 ありて師弟は
  勝利かな

2012年10月25日木曜日

2012.10.25 わが友に贈る

人々の心を温め
社会を前進させる
若き「熱」と「力」を
時代は求めている。
創価の青年よ立て!

三世諸仏総勘文教相廃立 P563
『生と死と二つの理は生死の夢の理なり妄想なり顛倒なり本覚の寤を以て我が心性を糾せば生ず可き始めも無きが故に死す可き終りも無し既に生死を離れたる心法に非ずや、劫火にも焼けず水災にも朽ちず剣刀にも切られず弓箭にも射られず芥子の中に入るれども芥子も広からず心法も縮まらず虚空の中に満つれども虚空も広からず心法も狭からず』

◇希望の明日へ
人間の生命力を強めるもの。それは希望であり確信である。そして、励ましとともに、具体的な目標をもてるよう配慮していくことが、どれほど大きな力を引き出すことになるか。そのことは各人が経験上、よくご存じの通りであろう。
昭63・11・11

☆池田大作 名言100選 人権
苦しんでいる人がいるかぎり、
自分も安閑としてはいられない−−−
この感覚こそ、人権意識の核である。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
◇あとは一致協力だ
アムンゼンは語った。
「基礎が確固として置かれた。あとはただ『一致協力』があればよかった」
準備の次は、チームの「団結」が最も重要だというのである。
「われわれは団結することによってこんなに遠くまでくることができた」
私たちの胸に迫る、大探検家の感慨である。
学会の大発展も、世界広布の夢も、師弟不二と異体同心の団結によって、初めて現実のものとなった。
恩師・戸田城聖先生が、男子部の人材グループ・水滸会と共に、東京・奥多摩の氷川で行ってくださった最初の野外研修の折のことである(昭和二十九年)。
騎馬戦の際には、先生は身を乗り出して熱心に観戦され、だんだん勝ち残りの騎馬が絞られていくのをご覧になりながら、一言、鋭く言い放たれた。
「よく見ていなさい。どんな戦いでも、団結した方が勝つよ」
団結即勝利──これが、万般に通ずる真理である。
愛するアフリカの同志が鮮烈に示してくれている通り、イタイドウシン(異体同心)!」即「ビクトワール(勝利)!」なのだ。
わが創価の青年部は、この勝利の大道を愉快に聡明に走り抜いてもらいたい。

先日、ロシア連邦のサハ共和国から、来日中のガブイシェヴァ副首相、また、首都ヤクーツク市のニコラエフ市長のご一行が、民音文化センターにお越しくださった。
気温が冬はマイナス六十度、夏は四十度という厳しい自然環境にも負けない、強く豊かな人間性あふれる文化と教育の大国である。
私たちも、深い交流を結ばせていただいてきた。
一九九九年の三月、ヴラーソフ首相(当時)を聖教新聞社にお迎えした際には、首相がかつて「立正安国論」を手にし、読まれていたことが話題になった。
首相は、その感想をこう語ってくださった。
「ずっと昔に書かれた書であるのに、そこに記された、国を安穏にするための理論的結論は、今の私たちの国づくりに、まさに当てはまるものです」
胸に染み入るようなその言葉を、私は今もって忘れることができない。
命に及ぶ大難をも覚悟の上で、大聖人が『但偏に国の為法の為人の為にして身の為に之を申さず』(P35)と、苦しむ民衆のために尽くし抜かれた「立正安国」の大精神──それは、二十一世紀の世界を照らす希望の光源であると、私たちは確信している。

わが青春
 一生涯の
  幸福の
 土台なるかと
  明るく生き抜け

2012年10月24日水曜日

2012.10.24 わが友に贈る

清々しいあいさつが
心の扉を開く!
「さわやかに」
「自分から」
友情と信頼を拡大!

御義口伝巻下 P362
『娑婆とは堪忍世界と云うなり』

◇希望の明日へ
若い時の夢、若い時の希望を手放すな、とは戸田先生の指針である。この両者を手放しては、人間としてはなんの意味もない。どこまでも夢と希望をもち続け、そのすべてを実現していく−−ここに人生と信仰の、すばらしき"ロマン"があるからである。
昭63・9・17

☆池田大作 名言100選 差別
差別は、暴力である。
差別を許す社会は、
病める社会である。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
◇創価の大船は進む
日蓮大聖人は、『此の経を一文一句なりとも聴聞して神にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし』(P1448)と仰せになられた。
「生老病死」の苦悩が渦巻く現実社会にあって、「常楽我浄」という幸福と平和の航路を、自他共に切り開いていくのが、私たちの対話運動である。
時代の荒波が高ければ高いほど、我ら創価の大船は、いやまして堂々と悠々と邁進していくのだ。
ノルウェーの国民詩人ビョルンソンは綴っている。
「開拓者に勇気があればあるほど、続くものは多くなる」
勇気の青年こそ、新航路に挑みゆく開拓者だ。止まることを知らぬ、誇り高き「前進号」なのである。

アムンゼンとその同志たちは、金石のような堅固な意志で、南極点踏破の夢を引き寄せるための万全の準備を整えた。
「強い意志こそ、目的達成には不可欠のもの」とは、若き日からの彼の確信であった。その「意志」とは、平凡な日常の中で、目的遂行のための必要なあらゆる努力と準備を、正確な時計のように着々と進める真剣な執念といってよい。
『相構て相構て心を翻へさず』(P1528)
これは、青年門下の南条時光への御聖訓である。
その時々の気分で変わるものは、意志ではない。ましてや誓願ではない。
何があろうが、一歩また一歩と挑戦し続ける信念こそ、大事を成就する要諦である。

2012年10月23日火曜日

2012.10.23 わが友に贈る

「なにの兵法よりも
法華経の兵法」だ。
祈れば智慧が湧く!
動けば勢いが増す!
一念の変革で勝て。

三三蔵祈雨事 P1472
『須梨槃特は三箇年に十四字を暗にせざりしかども仏に成りぬ提婆は六万蔵を暗にして無間に堕ちぬ是れ偏に末代の今の世を表するなり』

◇希望の明日へ
ブラジルには「希望は、一番最後に死ぬ」という言葉がある。「希望は最後まで消えない」とも言い換えることができよう。つまり、いかなる絶体絶命のピンチにあっても、最後の最後まで希望はある。断じてあきらめてはならない。胸中にある希望は無量である。それを失わない人は強い。何があっても"希望の火"を燃やし続けてこそ、道は開けてくる。青年は、一人ももれなく、その栄光と勝利の人生を歩んでいただきたいい。
昭63・5・5

☆池田大作 名言100選 活字文化
活字文化の復興こそ、
現代の教育に精神と人格の深みをもたらしゆく、
大切な要素である。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
悠然と
 平和の大海
  晴れやかに
 勝利の人生
  この船楽しく

若き日の読書は、心の冒険である。知性の大海原へ心躍る探求の航海に船出していくことだ。
わが未来部の英才たちが、活発に良書に取り組みながら、成長している姿が、何よりも嬉しい。

◇壮大なロマンの旅
南極点初到達を成し遂げたノルウェーのアムンゼンが、探検家を志す動機となったのも、少年時代に読んだ極地探検記であった。
さらに十六歳のアムンゼンは、"グリーンランド横断"を成功させた、祖国の極地探検の先駆者ナンセンの雄姿を目撃した。
偉大な先達の存在が青年の夢を鼓舞したのだ。その後もナンセンは、若きアムンゼンを激励し続けた。
偉業の陰には、真心の励ましがある。
伸びゆく創価の若き命に、慈父の如く、悲母の如く、温かなエールを送ってくださる壮年部・婦人部の皆様方に感謝は尽きない。
アムンゼンが南極探検に用いたプラム号は、ナンセンが北極海で使ったのを最初として、既に二度の極地探検を重ねた船であった。
かつて師匠が冒険に挑んだ船を弟子が引き継ぎ、その三度目の探検となる、新たな夢の海へ乗り出したのだ。なんと壮大なる師弟のロマンの旅ではないか。
ノルウェー語の「フラム」とは、「前へ」──「前進」という意味である。
まさに、その名の如く、未踏の地へ「前進、前進!」と進み続けたのである。
私も、ノルウェー訪問の折、このプラム号を間近に仰ぎ見た。
首都オスロ市にある「フラム号博物館」に展示された名高い船は、幾多の激戦を勝ち越えてきた偉大な老将軍のようであった。

わが誇りの「波涛会」のキャプテンたちも、雄々しく奮闘してくれている。
二十五年前、低迷する海運業界に希望の光を送ろうと開始した"海の男の写真展"も、英国ロンドンの国際海事機関の本部をはじめ、世界十四力国で千回以上の開催を重ねてきた。
持続は力である。
今年も、原点の地・横浜市の山下公園で、伝統の写真展「波涛を越えて」が盛大に行われた。地元の神奈川の友も、また、研修で来日中のSGIの友も、雄大な作品を前に心広々と語らいを弾ませた。
また開催期間中、多くの市民の方々が鑑賞され、波涛会のメンバーは颯爽と心の交流を結んだのである。

2012年10月22日月曜日

2012.10.22 わが友に贈る

「陰徳あれば陽報あり」
地道に戦う人が
必ず最後に勝つ!
常に新しい決意で
眼前の壁を突破せよ!

御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』

◇今週のことば
強盛な信力・行力に
無限の仏力・法力が。
勝利の的を定めて
思い切って挑もう!
張り切って戦おう!
2012年10月22日

◇希望の明日へ
青春とは、希望の異名でもある。ゆえに、青年だけが、青春なのではない。四十代であれ、五十代、六十代であれ、未来への希望があるかぎり、"永遠の青春"にあるといってよい。
昭63・1・15

☆池田大作 名言100選 対話
対話こそ人間の特権である。
それは人間を隔てるあらゆる障壁を越え、
心を結び、世界を結ぶ、最強の絆となる。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
◇大誓願に生き抜け
たとえ、途中で環境や条件の変化があっても、めげるどころか、ぱっと頭を切り換え、新たなチャレンジに、それまで以上の勢いでぶつかっていく。
自ら定めた「誓願」だけは揺らいだりしない。断じて勝ってみせるという「闘魂」は、いよいよ燃え上がらせていく。
本来、青年の若さとは、何ものにも屈しない逞しい生命のバネを持っている。
「新たな課題に挑みゆく勇気」そして「眼前の壁を突破する力」こそ、我ら創価の青年の師子の魂だ。
ここに、威風堂々と「青年学会の勝利」を開く原動力がある。
大聖人は、『大願とは法華弘通なり』(P736)と仰せである。
我らは、との大誓願の道をまっしぐらに進む。

アムンゼンを生んだノルウェーを私が初訪問したのは、一九六四年(昭和三十九年)の十月であった。
当時、ノルウェーの創価の同志は、若き地区部長夫妻を含めて三人しかいなかった。おそらく"世界最小の地区"であっただろう。
地区の誕生から一年九ヶ月──遅々として弘教の進まぬ現実に、地区部長の青年は悪戦苦闘していた。
仏法に縁のなかった社会で、理解を広げることが、どんなに困難なことか。
だが、広宣流布という希望の大航海は、どこまでも眼前の一人を真剣に励まし、本物の人材に育てていく以外にない。そこから、必ず『二人・三人・百人と次第に』流布していくことが、未来永遠に変わらざる『地涌の義』である(P1360)。
私は、地区部長の青年に真心込めて語った。
「あなたは、このノルウェーの地で、人生の幸福の大輪を咲かせていってください。それぞれの国で、誰か一人が立ち上がれば、幸福の波が広がっていきます。あなたが立てばいいんです」
半世紀が経った現在、ノルウェーSGIの地涌の陣列は、和楽と福徳の「本部」へ発展し、多くの力ある人材が躍り出ている。
あの青年地区部長も、ノルウェー社会に根を張り、和食レストランの事業など、立派な信頼と勝利の実証を示されてきた。
一切は「一人立つ」ことから始京る。一人であっても、人間は実に豊富な力を秘めている。その無限の可能性を信じ、自らが一人立つ。そして、一人また一人と誠実に善きつながりを結
んでいくことだ。
そこに、広宣流布と立正安国へ、新たな勝利の波が生まれることを忘れまい。

常勝の
 波を起こせよ
  君が指揮

2012.10.21 わが友に贈る

強盛な信力・行力に
無限の仏力・法力が。
勝利の的を定めて
思い切って挑もう!
張り切って戦おう!

富木尼御前御返事 P976
『我れ等は仏に疑いなしとをぼせばなにのなげきか有るべき、きさきになりてもなにかせん天に生れてもようしなし、竜女があとをつぎ摩訶波舎波堤比丘尼のれちにつらなるべし、あらうれしあらうれし』

◇希望の明日へ
苦難のなかにも希望はある。いな苦難に鍛えられてこそ、初めて希望はその真実の強さを発揮する。"鍛え"なき希望は、単なる夢想にすぎない。大難の嵐にも、私はひとりすべてを耐え、ことごとく打ち勝った。私は、苦難を喜んでいた−−。望んでいたといってよい。それは何より、これによって若き後継の青年たちの信心が鍛えられ、成長することを期待したからである。そして、風雨をしのぎ、時をかせぎながら、一つまた一つ、青年の心に敷き不屈の"希望"を育んでいった。その営々たる陰の作業に気づいた人は少ない。世間の浅薄な眼にも、まったく映らなかったかもしれない。しかし、学会の庭、広布の庭で育った、青春の"希望の翼"は、やがて必ず、二十一世紀の大空を堂々と飛翔していってくれることを確信している。
昭63・1・9

☆池田大作 名言100選 文化交流
政治や経済だけの関係では、
どうしても力の論理、
利害の論理に流されてしまう。
文化の交流、教育の交流こそ、
人間と人間、民衆と民衆を揺るぎなく
結びつけていく普遍的、永続的な力となる。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
◇「極限」への挑戦
このたび日本の「第五十四次南極地域観測隊」の夏隊員として、わが創価大学工学部の黒沢則夫教授が参加されることになった。
思えば、東北・秋田出身の白瀬矗(のぶ)中尉が、当初の北極踏破の夢を転じて、日本人の探検隊として初めて南極に挑み、南緯八〇度五分の地点(大和雪原と命名)まで進んだのは、一九一二年一月のことであった。
百瀬隊の偉業から百年に当たる本年、日本の観測隊は十一月に出発し、その後、オーストラリアから観測船「しらせ」で南極に向かう予定である。
実り多き観測を、私たちも心から祈りたい。

さて、昨年(二〇一一年)は、北欧ノルウェーのアムンゼン探検隊による、「南極点への人類初到達」(一九一一年十二月十四日)から百周年──。
このアムンゼンが最初に目指していたのも、実は「南極点」ではなく、正反対の「北極点」であった。
ところが、準備に取り組む最中に、アメリカの探検家による北極点到達のニュースが飛び込んできた。
それまで入念に計画を練り、多くの人びとの支援を仰さながら、準備を積み上げてきた"北極一番乗り"の目標が、一瞬にして消えてしまったのである。
だが、アムンゼンは右往左往も、意気消沈も、しなかった。即座に北から南へ、百八十度、方向を転じて、一段と戦う魂を燃え上がらせたのだ。
まず南極点を踏破し、しかるのち北極点を目指す──最終目的は同じだが、さらに遠大な計画に拡大したのである。
実際、彼は南極点到達の十五年後に、飛行船で北極海横断の探検に挑戦した。そして見事"南北両極点到達"の夢を実現している。

◎今日から「希望の明日へ」は"希望"です!

2012年10月20日土曜日

2012.10.20 わが友に贈る

配達員、新聞長はじめ
本紙を守り支える
全ての皆様に最敬礼!
尊き一歩一歩が
広布勝利の歴史なり!

上野殿御消息 P1527
『されば昔は一切の男は父なり女は母なり然る間生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり』

◇希望の明日へ
恩師・戸田先生は、いっさいを青年に託された。そして晩年には"俺はもう、全部お前に教えた。今度は、お前が俺に教えてくれ"とまで言われていた。偉大な先生であられた−−。今もまた青年が立つ時である。青年が責任を担って大活躍すべき時である。そうでなければ新しい時代を開くことはできない。青年でいっさいが決まるのである。
平5・11・2

☆池田大作 名言100選 文化
文化は野蛮に抗する力である。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
◇"華陽"の青春乱舞
日蓮大聖人は、南条時光のお母さんに、こう語りかけておられる。
『此の経を持つ人は百人は百人ながら・千人は千人ながら・一人もかけず仏に成る』(P1580)と。
仏法の広大無辺の慈悲の世界には、いささかの差別もなければ、一人の例外もない。誰人たりとも、必ず幸福の境涯を開き、わが生命を妙法蓮華の当体と咲き薫らせていくことができる。今、フレッシュな華陽リーダーたちが、若い世代に友情を広げ、仏縁を結んでいることが、いかに素晴らしいか。
『女子は門をひらく』(P1566)と仰せの通り、一人の妙法受持の乙女から、友人にも、家族にも、地域にも、社会にも、そして未来にも、どれだけ希望と歓喜の門が開かれるか、計り知れない。
日本全国、さらに全世界からの華陽の乙女たちの健気な報告に、私も妻も、心を弾ませる毎日である。
現実は、思うようにいかないことも、落胆するようなことも多いに違いない。
しかし、女性の門下への御書に『百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる』(P1403)とあるように、題目を唱える生命は、どんな悩みにも、どんな行き詰まりにも・、もはや絶対に負けない光を帯びているのだ。
信仰とは、無限の希望である。ゆえに、何があっても、華陽のスクラムは仲良く賢く励まし合い、明るく朗らかに歌声を響かせながら、思う存分に青春を乱舞していただきたい。

アメリカの人道の母エレノア・ルーズペルト夫人が、「新しいフロンティア(開拓最前線)」は「人間の精神」なりと意義づけ、訴えていたことがある。
「私たちは、自分自身の心の中にある光りがあかあかと消すことのできない炎をもって燃えるのでなければ、他の人たちの心に永続する光りを投じることは、できないのである」
どこか遠くではない。青年自身の胸中にこそ、いまだ開拓されていない、豊穣な精神の大地がある。無尽蔵にして持続可能な生命のエネルギーが眠っている。
その内なるフロンティアに挑み、生命の宝蔵を開け放っていくことは、二十一世紀の青年たちに託された壮大な冒険といってよい。
妙法とは、「生死の闇」を照らし晴らすとともに、「煩悩の薪」を焼いて幸福前進の力に転じゆく究極の智慧の炎である。
若くして、この哲理の炎を抱いた創価の青年が、鮮烈な生命の大光をもって、人びとの心を照らし、一次代の新天地まで映し出していくのだ。
わが東北の誉れの同志も、希望の開拓を勇敢に忍耐強く進めてくれている。
先日、私と妻の大切な友人で、アメリカ・エマソン協会の会長を務められたサーラ・ワイダー博士(コルゲート大学教授)が、東北の被災地を訪ねられた。
昨年の東日本大震災の折、真っ先に、お見舞いの励ましを送ってくださった博士である。博士は、被災した女性たちと膝詰めで懇談され、語られていた。
「東北の皆様は詩人です。何と力強い言葉を話されるのでしょうか。本来ならば、激励を受ける立場の皆様が一番、人びとを励ましています。『心の財』を持たれる東北の皆様こそ、"世界の財"です」と。

2012年10月19日金曜日

2012.10.19 わが友に贈る

就職活動に挑む友を
皆で応援しよう!
「断じて勝つ!」
この必死の祈りから
一切が動き始める。

御義口伝巻上 P718
『疵を蔵くし徳を揚ぐは上慢を釈す、自ら省ること能わざるは我慢を釈す』

◇希望の明日へ
大いなる理想に生きる−−そこに青年の証がある。そして偉大なる人生とは"青年の心"で一生を生き抜くところにある。
平5・8・21

☆池田大作 名言100選 宇宙との語らい
宇宙は、人間の心を高らかに啓発する。
そして宇宙は、私たちを詩人にし、
哲学者にしてくれる。

☆我らの勝利の大道No.085「新しき熱と力を!」
常勝の
 波を起こせよ
  君が指揮

新たなる
 歴史を開けや
  青春道

満々たる「ニューパワー(新しき力)」をみなぎらせながら、新たな「創価」の大前進は始まった。
先月、世界の言論界の闘士である国際通信社IPSのサビオ名誉会長も、創価の青年に温かく語りかけてくださった。
「皆さんの行動次第で、新しい社会が生まれてくるのです。皆さんが今の社会を変革し、ぜひ、新しいアイデアで、新しい世界を創り上げていただきたい。これが私の夢です」と。
「創価」すなわち「価値創造」しゆく青年力こそ、人類の希望なのだ。
二〇一二年「青年学会拡大の年」から二〇一三年「青年学会勝利の年」へ──。
学会は、いやまして青年力の勢いを増し、異体同心の創価家族の連帯で、断固と勝ち進んでいくのだ。
『仏法と申すは勝負をさきとし』(P1165)である。
私も、今のヤング男子部の友と同じ年代の時、恩師の事業難を懸命に打開する戦いの中で、この御聖訓を拝して、日記に綴った。
「今月も、自分に勝ち、境遇に勝ち、社会への前進の勝利をしるしたい」と。
試練の烈風に向かって「自身に勝つ」青年が一切の勝利を開くのだ。

2012年10月18日木曜日

2012.10.18 わが友に贈る

広布の決意みなぎる
歓喜と和楽の座談会。
会場提供者に深く感謝!
周辺にも細心の配慮を。
本年の総仕上げへ出発!

秋元御書 P1071
『或は少し信ずる様なれども又悪縁に値うて信心うすくなり或は打ち捨て或は信ずる日はあれども捨つる月もあり是は水の漏が如し』

◇希望の明日へ
苦労すべきときに苦労し、勉強すべきときに勉強するのが、幸福な青春なのである。それが、一生涯の幸福の礎石となる。若い時に安逸を貧り、苦労しないのは、もっとも不幸な青春である。自分では自由なつもりでいて、結局、最後はもっとも不自由な敗北者となってしまうのである。
平5・7・3

☆池田大作 名言100選 写真
写真は"世界語"である。
言葉は理解できなくとも、
写真を見れば、すべてがわかる。
心を分かち合うこともできる。

☆勝利の人間学第18回「創価と共に栄光の人生を」
◇何があっても勝てる力
人間の生命には、いかなる苦難にも断じて屈しない力、断固と乗り越える底力がある。
日蓮大聖人は、そのことを御自身のお姿を通して教えてくださった。この仰せの通りに一切を勝ち越えてきたのが、創価学会である。
御義口伝には、『日蓮に共する時は宝処に至る可し』(P734)と仰せである。
大聖人直結の学会と共に進めば、何があっても勝っていける。どんな宿命も転換しながら、広宣流布の大願を成就していくのだ。

◇善き集いに信心の血脈が
善友に近づけば仏になる。よき同志を持つことは、なにものにも代え難い喜びである。"あの人は誠実だ""あの人といると元気になる"──そういう先輩、同志とつながっていく。そして自らも、周囲の人に勇気と希望を贈る"善き友"に成長していくのだ。
同志とは「志」を「同じくする」人である。学会は、互いに地涌の菩薩として「志」を「同じくする」究極の同志の集まりである。
妙法流布のため、立正安国のため、苦楽を分かち合い、仲良く励まし合いながら、生き抜いていく──この正しき生命の軌道を前進しゆく異体同心の組織にこそ、信心の血脈は流れることを忘れまい。

◇責任感は祈りとなる
学会の役職は尊い「責任職」である。一人一人の同志を大切にし、一つ一つの広布の活動を勝ち取るために心を砕いていくことだ。
深き責任感は、深き祈りとなる。責任者は、題目の師子吼で魔を打ち破リ、わが友を護り抜くことだ。
広布の前進が勢いを増していく時こそ、強盛な祈りと細心の注意で、絶対無事故の指揮を執るのだ。「祈り」と「行動」が合致するところに、勝利の突破口は開かれる。
「戸田の命よりも大切」と叫ばれた学会の組織を、後継の諸君が厳護し、さらに勝ち栄えさせていただきたい。
さあ、妙法と共に、学会と共に、同志と共に、栄光勝利の青春を勝ち飾っていこう!

2012年10月17日水曜日

2012.10.17 わが友に贈る

試練の時こそ
成長のチャンス。
宿命を使命に変えよ!
力強い題目で
不可能の壁を破れ!

日厳尼御前御返事 P1262
『水すめば月うつる風ふけば木ゆるぐごとくみなの御心は水のごとし信のよはきはにごるがごとし、信心のいさぎよきはすめるがごとし』

◇希望の明日へ
青春とは、"勇気ある挑戦"の連続である。失敗を恐れて萎縮していては、何もできない。何も残せない。ともかく前へ前へと進むことである。たくましい挑戦の心こそが、自分の可能性を広げていく。
平5・4・8

☆池田大作 名言100選 音楽
歌には、人を前向きにする力がある。
歓びの歌、旅立ちの歌、革命の歌、愛の歌———。
一曲の歌がもつ力の大きさは、
時として計り知れない。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.035「勢いで勝て! スピードで勝て!」
いよいよ「青年学会 勝利の年」へ出発である。
毎日、日本の各地から、世界から、さまざまな連絡を受けるが、皆、元気だ。勢いがある。
全てが自分のため、広宣流布のための大事な戦いだ。
仏法に無駄はない。
動いた分だけ、語った分だけ、仏縁が広がる。生々世々、大功徳に包まれる。
これを晴れ晴れと確信していただきたい。

激しい競争社会の中で苦労している人を、真心込めて激励していく。そこにも仏法の真価が光る。「信心即生活」である。この励ましを懸命に続けてきたから、学会は大きく発展してきた。
人の苦労が分かる指導者になるのだ。
どんなに小さいことであっても、しっかり反応していかねばならない。
打てば響く反応が大事だ。反応のスピードで、学会は躍進してきた。
恩師・戸田先生は、いざという時に、惰性の心で出遅れた者がいたら、「『遅参其の意を得ず』だ!」と、それはそれは厳しかった。
全て早く。先手を打つ。これが一流の人間である。

広宣流布は拡大戦だ。希望を拡大し、友情を拡大し、幸福を拡大していくのだ。
日蓮大聖人は、打ち続く三災七難を深く憂え、『結句は勝負を決せざらん外は此の災難止み難かるべし』(P998)と仰せである。
我らは敢然と、正義の師子吼を放つ。平和な幸福な、本当の人間主義の世界を創り出すのだ。

2012年10月16日火曜日

2012.10.16 わが友に贈る

冷え込む季節。
風邪対策を賢明に!
うがい・手洗いの励行と
リズム正しい生活を。
どうか健康第一で!

聖愚問答抄上 P491
『知恩をもて最とし報恩をもて前とす世に四恩あり之を知るを人倫となづけ知らざるを畜生とす』

◇希望の明日へ
政界にかぎらずどこの分野においても、指導的立場にありながら、自己の地位を利用して、私腹を肥やし、民衆を苦しめ、民衆の敵となる人間が多い。こうした"本末転倒"のいっさいの権威・権力と戦い、民衆を守り、より良き社会へと偉大な改革を成し遂げることこそ、青年の使命であろう。
平5・4・3

☆池田大作 名言100選 文学
古今の文学は、
人間の心から心へ差し伸べられた橋である。
どれだけ橋を渡るかで、
自分の心の中身が決まっていく。

☆日本海新聞特別寄稿「世界の教科書展に寄せて」
本を開くことは、新たな世界への扉を開くことです。そこから、自由闊達な「心の旅」が始まります。
名作『敦煌』などで知られる作家の井上靖先生は、戦時中、家族が鳥取県日南町に疎開されており、ご自身もしばしば通われました。
その時期、読み進められたのが、西域関係の書物です。戦争で分断され、実際に訪れることが許されない大地にも、たゆまぬ読書を通して探究を進め、のちのロマン薫る創作への糧とされたのです。
こうした読書の喜びを、井上先生と語り合ったことが、なつかしく思い起こされます。
「青春こそ、生涯に二度とない読書の季節である」とは、先生の忘れ得ぬ言葉です。

読書の秋の到来を告げるように、20日から米子産業体育館で「世界の書籍展」が開催されます。特別後援の新日本海新聞社をはじめ関係者の皆様方の御尽力に、本展を提案した一人として、心から御礼申し上げます。
約270点の展示品一つ一つが、書籍の魅力を伝えてくれます。
まるで妖精が作ったような豆本には、拡大鏡でようやく判読できる文字で、立派な物語が綴られています。一方で2メートル超の巨大本「ガリバー・ブック」もあり、おとぎの国を旅したようです。
ギリシヤ語版の『プラトン全集』や、目・耳・口の三重苦を乗り越えたヘレンーケラーの直筆など、貴重な歴史の資料もあります。

鳥取は、奥行きの深い書籍文化を築いてこられた天地です。
因州和紙には和綴じ本や便箋、日本一の書道用紙の伝統が光ります。私の創立した関西創価学園の生徒たちも近年、鳥取市佐治町での紙すき体験などを通し、「書の国」「文の国」の技と心を学んできました。
鳥取県は、県民百人当たりの蔵書数で日本一の県立図書館の充実でも知られます。小中学校の「朝の読書」運動の実施率も全国を大きくリードし、また全ての県立高校で図書館司書の方が読書活動を支援されています。
さらに、県民の投票による「地方出版文化功労賞」は、ベストセラー誕生の契機ともなっています。「まんが王国」とし世界への発信も注目されます。
まさしく、わが鳥取県には、未来へ向かって「読書文化」「活字文化」の創造性が力強く躍動しているのです。

良書には、厳しい試練と戦う人間の魂を励ます力があります。
あの大戦中、軍部政府の投獄にも屈しなかった私の恩師が大事にした一書は、フランスのデュマの傑作『モンテークリスト伯』でした。
この物語を戦前、青少年向けに『巌窟王』として翻訳したのが、鳥取出身の人気作家・野村愛正氏です。「鳥取新報」(現・日本海新聞)の若き記者としても、活躍されました。
陰謀のゆえ、14年も孤島に囚われた青年主人公が、悪党に復讐し、恩人に恩返しを果たす大活劇は、有名な言葉で結ばれます。
「まて、そして希望せよ!」
どんな逆境にも、自らを磨いて時を待つ。そして希望を掲げ理想に生きる。人生の極意が凝縮した一言です。

読書は心の財宝を養います。誠実で粘り強い鳥取人気質の一つの源泉も、読書でしょう。
「善く読む」ことは、「善く生きる」ことに通じます。
美しき「文の国」の秋を彩る書籍展が、新たな世界への扉を開く広場となれば、これほどの喜びはありません。
2012年(平成24年)9月15日

2012年10月15日月曜日

2012.10.15 わが友に贈る

新聞休刊日

日女御前御返事 P1243
『爰に日蓮いかなる不思議にてや候らん竜樹天親等天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉る』

◇希望の明日へ
若さはすばらしい。若さは、それだけで力である。昔、ある大富豪が「若さとひきかえなら、自分の全財産をあげてもよい」といったという。若いというだけで、どんな権力者も有名人もかなわない宝を持っている。"自分は世界一の幸せ者だ"と思ってよい。ただ自分が若い時には、その幸せがなかなか自覚できない。あとになって、わかるものかもしれない。いわんや学会員には、妙法があり、使命があり、同志がある。これ以上の幸福者はない。信心の眼を開いてみれば、それがわかる。だから、このかけがえのない青春を、決して無為に過ごしてはならない。力の限り、まっしぐらに生きることだ。青春の日記に、一日の空自もあってはならない。
平4・9・16

☆池田大作 名言100選 詩人
真の詩人とは、同時に戦う人であろう。
彼は人を深く愛するがゆえに、
人間社会のいかなる不正、
邪悪からも目をそらさすことはできない。
見てみぬ振りができない。

☆新時代第61回本部幹部会へのメッセージ
我ら創価家族の明るく賑やかな本部幹部会、そして、新しい太陽が昇りゆくような、希望あふれる「ニューパワー大会」、さらに「華陽リーダー大会」、誠におめでとう! 皆、ご苦労さまです。
海外からも、これからの世界広宣流布を担い立つ、尊き指導者の皆さんが、駆けつけてくれました。
大切な大切な一人一人のことを、全部、うかがっています。
中米の皆さん!
欧州の皆さん!
フィリピンの皆さん!
インドネシアの皆さん!
韓国の皆さん!
そして、オセアニアの皆さん!
本当にようこそ、お越しくださいました。ありがとうございます!

「報恩抄」には『日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし』(P329)とあります。
日蓮大聖人の仏法は、末法万年尽未来際まで滔々と流れ通って、万人を幸福にし、社会の繁栄と世界の平和を実現せしめていく大哲理であります。
それを現実に成し遂げていく力は、どこにあるか。
「法」を弘める「人」の力です。
その時代、その国土に、誓い願って躍り出る、「地涌の菩薩」の新しい力、すなわち、人材の「ニューパワー」であります。
そして、大聖人が、繰り返し御書で示されているように、女性の力こそ第一です。
なかんずく、広宣流布の「希望の門」を開いてくれる、妙法の乙女たちの存在が、どれほど、大切か。
その意味において、この「ニューパワー大会」そして「華陽リーダー大会」を、日蓮大聖人が、三世十方の仏菩薩が讃嘆され、喝采されていることは、絶対に間違いありません。
皆さんと一緒に、命に刻みつけたい御聖訓があります。
それは、「御義口伝」の『始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり』(P788)の一節であります。
「我が心」が「本来の仏なり」と知るとは、この我が生命こそが、大宇宙の根源の法則と合致した、最も尊く、最も強く、最も賢い、究極の実在であると目覚めることです。
題目を唱えていく人は、自分自身が妙法の当体として、『歓喜の中の大歓喜』を躍動させながら、最高に充実した大勝利の人生を飾ることができるのであります。
題目に勝る力はありません。
『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(P947)と仰せのごとく、尽きることのない生命のエネルギーを満々と発揮しながら、家庭に、地域に、職場に、社会に、歓喜と希望と幸福の連帯を、強く朗らかに広げていっていただきたいのであります。

私が若き日、あの「大阪の戦い」に臨むに当たって、心に深く期していたことがあります。
それは「この一戦を勝利の栄冠で飾るならば、未来の一切の戦いが勝利に通ずる道を開くことができる」ということです。
広宣流布のために苦労したことは、すべてが、後になればなるほど、計り知れない功徳となり、歴史となって輝きます。
そして今、若き皆さんが、眼前の戦いを一つ一つ断じて勝ち切ることが、広布と人生の未来を限りなく開くのであります。
とりわけ、今年と明年の「青年学会の勝利」が、2030年の創立100周年に続く、壮大なる世界広宣流布の本門の黄金時代を、必ずや開いてくれることを、私は確信してやみません。
メキシコの大詩人オクタビオ・パスは、謳っております。
「今、私の前には、大きな壁が立ちはだかっている。そこには、こう記されてある。
『この壁を破ることから、君の未来が始まるのだ』」と──。
いかなる壁も、青年が突破するためにこそある。壁が困難であればあるほど、それを突き抜けることによって、光り輝く未来が開かれるのであります。
ゆえに、君よ、あなたよ、勇敢に壁を破れ! そして、未来を勝ち開け! と申し上げたいのであります。
終わりに、わが愛する後継の皆さんに和歌を3首、贈り、私のメッセージといたします。

新しき
 創価の力の
  君たちが
 勇み舞いゆく
  青春頼もし

全世界
 歌声 楽しく
  幸の華
 百花繚乱
  華陽の姉妹は

百周年
 広布を頼まむ
  若人よ
 断固勝利の
  名をば残せや

2012年10月14日日曜日

2012.10.14 わが友に贈る

リーダー率先こそ
創価の誉れの伝統だ。
攻めの一念で
未来を切り開け!
今こそ燃え立つ決意で。

富木尼御前御返事 P975
『尼ごぜん又法華経の行者なり御信心月のまさるがごとくしをのみつがごとし、いかでか病も失せ寿ものびざるべきと強盛にをぼしめし身を持し心に物をなげかざれ』

◇今週のことば
時代を動かす力は
我らの足元にあり。
笑顔弾ける座談会こそ
喜びと勇気の発火点だ。
共々に いざや前進!
2012年10月14日

◇希望の明日へ
若いうちに、うんと自分を鍛えることだ。それが一生の土台となる。土台が弱く、鍛えられていなければ、そのうえに、立派な建設ができるわけがない。二十代、三十代は勉強に勉強である。苦労に苦労である。四十代になって、社会的にも何か自分なりに"これだけのものを残した"と誇れる実証を示せばよいのだ。それまでは、自ら労苦を求め、真っすぐに進むことだ。
平4・8・24

☆池田大作 名言100選 芸術
芸術と人格は、深く相通じている。
偉大な芸術には、
偉大な人格の輝きがある。
また、偉大な人生は、
それ自体が、偉大な芸術である。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.034「健康で朗らかに勇気をもって」
・健康で朗らかに勇気をもって
あの町でもこの地でも、多宝会、宝寿会(東京)、錦宝会(関西)の皆さんが意気軒高である。本当にうれしい。
今、栄光の創立記念日へ、日一日と、秋が深まる。紅葉前線が列島を染めていく。
赤や黄の美しい木々のように、そして、荘厳な夕日が大空に輝きを放つように、人生の最終章を、晴れ晴れと飾っていくための仏法である。
わが敬愛する友人に、核兵器の廃絶を訴えたロートブラッド博士、アメリカ公民権運動の母、ローザーパークスさんがいる。お二人とも、90歳を超えてなお、平和と人権への歩みを止めなかった。
恩師・戸田先生もまた、最後の一瞬まで、広布に戦われた。弟子たる我らが戦い抜くのは、当然ではないか。
私も多宝会の一員である。
ともどもに、大いなる理想に向かって、新しい総仕上げの人生を見事に飾りたい。

・使命を忘れない人は強い。
人生は断じて引いてはならい。くじけてはならない。
一日一日が戦いだ。
一年一年が勝負だ。
最後まで「負けない」ことが「勝利」である。
戸田先生と共に拝した「如説修行抄」に『いかに強敵重なるとも・ゆめゆめ退する心なかれ恐るる心なかれ』(P504)と仰せである。
この決心なくして、信心のリーダーとはいえない。
いかなる権力に迫害されても、ゆめゆめ退転するな、恐れるな、との恩師の厳しき声が、今も、わが胸に響く。
命ある限り、題目をあげてあげ抜いて前進するのだ。
永遠に、勝利の人生のために、健康で、朗らかに、生き抜こう! 勇気をもって!

2012年10月13日土曜日

2012.10.13 わが友に贈る

「喜とは自他共に
喜ぶ事なり」
友のために動けば
自身の生命も豊かに!
歓喜の連帯を広げよ!

種種御振舞御書 P910
『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず、をやををもひめこををもひ所領をかへりみることなかれ、無量劫よりこのかたをやこのため所領のために命すてたる事は大地微塵よりもをほし、法華経のゆへにはいまだ一度もすてず、法華経をばそこばく行ぜしかどもかかる事出来せしかば退転してやみにき』

◇希望の明日へ
青年時代は、悩みの連続である。それでよいのである。若いころから、何の悩みも苦労もないようでは、立派な指導者になれるはずがない。苦労で自分を鍛え、自分を成長させていくことである。
平4・2・2

☆池田大作 名言100選 仏法の知見と人間革命
一人の人間における偉大な人間革命は、
やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、
さらに全人類の宿命の転換をも可能にする。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
──団結をつくる上では、リーダーの一念が大切ですね。

名誉会長 その通りです。
御書には、『軍には大将軍を魂とす大将軍をくしぬれば歩兵臆病なり』(P1219)と仰せです。
青年部のリーダーも、広宣流布の大将軍として、雄渾なる名指揮をお願いしたい。自身が成長していけば、人は必ずついてきます。
昭和31年(1956年)、"大阪の戦い"の中、私が青年リーダーと確認し合ったことがあります。
「一人一人のことを思い浮かべて真剣に祈ろう! それが"百人が一歩前進する"力となる」と。
皆のためにリーダーがいる──そう決めて祈り、戦えば、自分自身の壁も大きく突破できる。境涯が開ける。
大事なことは、真実のリーダーシップとは、民衆の中で、民衆と共に、民衆のために、汗まみれ、泥まみれになって、戦い抜く中でのみ、鍛えられるということです。
このことを、アメリカ公民権運動の指導者キング博士の盟友でもあった歴史学者のハーディング博士と、私は語り合いました。
それは、アラバマ州モンゴメリーでのバス・ボイコット運動の歴史です。"大阪の戦い"とちょうど同じころ、私たちの敬愛するローザ・パークスさんが、差別的な「人種隔離バス」に抗議を示したことから始まった人権闘争です。
長年にわたり続けられた不公平な差別に、一人の女性が敢然と「ノー!」の声を上げました。その非暴力の勇気に皆が続き、団結の力で、黒人の隔離は違憲であるという判決を勝ち取ったのです。
この運動の指導者となったのが若きキング博士です。
ハーディング博士は洞察されていました。
「ローザ・パークスさんのような人々がいたからこそ、彼(キング博士)は自らのリーダーシップの能力を発見し、その勇気をさらに大きく引き出すことができたのです」
「キングは民衆から勇気を得て、民衆もまたキングから勇気を得ました。両者は、常に互いに与え合う関係にあったのです」
民衆を鼓舞したキング博士は、不退の決意を固めて団結して戦う民衆によって鼓舞されたのです。団結した民衆が、偉大なる指導者とその力を生み出したといってよい。民衆こそ大地なのです。
偉大なるもの──その名は「民衆」です。その「団結」です。

──世界のいずこをみても、内紛や分裂が渦巻いています。
「異体同心」の人間の結合を、変わることなく貫き通すことは、奇跡の中の奇跡です。

名誉会長 その奇跡を創るのが、信心です。題目の力です。題目に勝るものはありません。
日蓮大聖人は、題目の力用について、『一切衆生の心中の仏性を唯一音に喚び顕し奉る功徳・無量無辺なり』(P557)と仰せです。
そして、その譬えとして、龍の中の鳥が鳴けば、それに呼ばれて空を飛ぶ鳥たちが集まり、龍の中の鳥も共に外に飛び立とうとするではないか、と示されています。
皆で題目を朗々と唱え、広宣流布に進みゆく「団結」は、自他共の仏性を引き出し、歓喜の生命を伸びやかに解き放ちながら、一人また一人と、人類の境涯を高めていくことができるのです。
ともあれ、「異体同心事」には、『日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』(P1463)と結論されています。
善友とつながること──これが、永遠の勝利の方程式です。
そして師と共に、同志と共に、勝って勝って勝ちまくってきたのが、創価学会なのです。
今、わが世界の青年部は、手と手を取り合い、「人間の信頼」と「生命の尊厳」の新たなスクラムを力強く組み始めました。
人類の希望と輝く「平和と共生の世紀」に、勝利の旗を晴れ晴れと打ち立てゆくことを、私は祈り、待っています。

2012年10月12日金曜日

2012.10.12 わが友に贈る

多忙な合間を縫って
中継行事を支える友に
心からの感謝の言葉を!
地道な陰の労苦ありて
創価の城は盤石なり!

太田入道殿御返事 P1009
『病の起る因縁を明すに六有り、一には四大順ならざる故に病む二には飲食節ならざる故に病む三には坐禅調わざる故に病む四には鬼便りを得る五には魔の所為六には業の起るが故に病む』

◇希望の明日へ
"大胆不敵"−−これこそ青年の特権である。開拓者の魂である。臆病であってはならない。弱気な神経質なだけの若者であっては大事は成せない。より大きな困難を、自ら求める。その心ありてこそ青年である。
平3・3・12

☆池田大作 名言100選 宗教間対話
仏教徒である前に、人間である。
イスラム教徒である前に、人間である。
キリスト教徒である前に、人間である。
対話を通して、人間性という共通の大地に目を向け、
友情が生まれれば、そこから互いの長所も見えてくる。
学び合おうとする心も生まれるのだ。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
◇人材の城を! 善き友とつながれ
──今、男子部の創価班や牙城会の大学校生、また女子部の白蓮グループや華陽リーダー、さらに学生部のビクトリー・リーダーなど、最前線のニューパワーの友が生き生きと友人との対話に取り組んでいます。
「先輩や同志などの仲間と共に学会活動に取り組むことが本当に楽しい」といった声が、たくさん寄せられています。

池田名誉会長 全部、うかがっています。本当によく頑張ってくれている。すごいことです。
陰で後輩のために労を惜しまず、尽力してくれている先輩の皆さん方にも、心から感謝したい。
いつもいつも、ありがとう! 同志は力です。南アフリカのマンデラ元大統領も、27年半に及ぶ獄中闘争に耐え、勝てた力は「仲間」であったと語られています。
「仲間とともにいれば、決心は強化される」「知っていること、学んだことをすべて共有し、そうすることによって、各人の持っている勇気を倍加させた」と。
善き友を尊敬し、信頼する。共に学び合い、切磋琢磨する。そして明確な目標を立てて、一緒に勝ち進んでいく。そこに、皆の満足と自信が生まれます。

──先月は、台湾で素晴らしい青年平和文化祭が行われました。沖縄青年部の代表も友情出演し、見事な演技を披露しました。

名誉会長 すべてが百点満点の偉大な文化祭でした。台湾広布50周年を、若き連帯で荘厳してくれ、草創の先輩方も、どれほど喜んでおられたことか。
台湾の同志は、厳しい試練も『冬は必ず春となる』(P1253)の御聖訓を抱きしめて耐え抜いてきました。今年も、内政部から連続17回目となる「社会優良団体賞」を受賞するなど、絶大なる信頼を勝ち得ています。
沖縄も「一番苦労したところが一番幸福になる」との希望と誇りに燃えて前進してきました。広宣流布のモデル地帯として、地域社会への友好の拡大も目覚ましい。
その台湾と沖縄の後継の青年部が、「笑顔で勝つ!」「勢いで勝つ!」「団結で勝つ!」と、平和と文化の舞を繰り広げてくれた。こんな嬉しい絵巻はありません。

──友情出演した沖縄の青年部員が、「文化祭で異体同心の団結の強さをあらためて実感しました。台湾青年部と一体になって、歌い、舞い、大感動の舞台でした」と目を輝かせて語っていました。

名誉会長 沖縄は、先日、大きな台風に見舞われましたが、青年を先頭に力を合わせて復旧に立ち上がっておられることも全部うかがっています。試練を勝ち越え、あの伝統の「カチャーシー」の舞を、沖縄の同志の皆様と一緒に、私も踊りたい。
カチャーシーは、それぞれが自由奔放に舞いながら、しかも、全体として絶妙に調和がとれています。まさに、異体同心の姿です。
「異体同心」の団結とは、それぞれの個性を抑えつけることではありません。皆がありのままの姿で、自分の個性を伸び伸びと発揮しつつ、広宣流布のために共に「使命の舞」を舞っていく。それが「異体同心」なのです。
「異体異心」ではバラバラです。
「同体同心」では全体主義です。
そうではなく、「異体」にして「同心」です。自分らしく「桜梅桃李」のそのままで、広布に尽くしていけばいいんです。
城の石垣が、どれ一つとっても同じ形がないように、異なったものが互いを補い、組み合わさった時、崩れないものができあがる。
だから強い。そして美しい。
「人材の城を築け」──これが、戸田先生の遺言でした。
広宣流布の城に、必要のない人など、一人もいません。皆が「宝の人材」です。誰もが、なくてはならない存在です。その一人一人を真心から大切にしていく積み重ねによってこそ、難攻不落の大城が出来上がるのです。

2012年10月11日木曜日

2012.10.11 わが友に贈る

小さなことにも
即座に反応せよ!
そこに誠実さが光る。
電光石火の行動こそ
勝利と発展の道!

兄弟抄 P1085
『一切はをやに随うべきにてこそ候へども仏になる道は随わぬが孝養の本にて候か』

◇希望の明日へ
カナダの著名な作家モンゴメリー。彼女の不朽の名作『赤毛のアン』は今、日本で改めて人気を呼んでいるようだ。そのモンゴメリーの言葉に、次のようにある。「青春とは、消えてなくなるものではない。心の中に永遠に生き続けていくものである」−と。まことに味わい深い一言である。青春とは、年齢とともに消え去っていくものではない。真に充実した青春を生きた人は、生涯、心の中に若々しい希望と情熱を燃やしていけるのである。
平2・9・18

☆池田大作 名言100選 国家主義は宗教
国家主義というのは、一種の宗教である。
誤れる宗教である。
国のために人間がいるのではない。
人間のために、人間が国をつくったのだ。
これを逆さまにした"転倒の宗教"が国家信仰である。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
──男子部の第1部隊長であった池田先生と一緒に、下町の部員の家を一軒一軒、家庭訪問した方から話を伺ったことがあります。
当時は街灯も少なく、夜は本当に暗かった。その暗がりの中で、先生は訪問先の住所をさっと書き留められていた。数日して再び、その家々を訪れると、すでに先生からの激励のはがきが届いており、本当に驚いたというのです。

名誉会長 懐かしいね。一回の出会いが真剣勝負でした。今なら携帯電話を活用できるけれども。
なかなか人が集まらずに悩んでいたリーダーとも語り合った。
「自分自身が広宣流布を祈り、一人一人のことを祈り、自行化他の実践を貫いていけば、その題目に、人は必ずついてくるよ」と。
こうした対話の積み重ねによって、300人ほどだった部員数も、1年間で1000人を突破するまで拡大できました。これも団結の力です。
大目的に向かう時には、大きな障害がある。その時こそ、励まし合い、助け合いが大切です。
御聖訓にも、木を植える場合には、しっかりした支えがあれば倒れないと仰せだ。たとえ、その人が、もう耐えられないと思うようなことがあったとしても、周りが支えれば大丈夫である。逆に、少し頑張っている人も、孤立すると心が折れて道を外れてしまう。
一人が一人と固く団結することだ。そうやって築き広げてきたのが、今日の創価学会の壮大な「人材の林立」です。

──青年部員からは、「団結を叫んでも応えてくれない」「嫌だなと思う人とは心を合わせられない」という切実な声もあります。

名誉会長 当然いろんな人がいる。人間修行の場だから、聡明に忍耐強く取り組んでほしい。それが全部、自分の生涯の宝になる。
団結といっても、せんじ詰めれば「一人立つ」以外にありません。
相手ではない。周りではない。自分が希望に燃え、勇気に燃えて「一人立つ」ことです。
牧口先生は、「羊千匹より獅子一匹」と言われた。学会は、烏合の衆を作るのではない。戦う獅子の集まりを作っていくのです。
戸田先生も叫ばれました。
「青年よ、一人立て! 二人は必ず立たん、三人はまた続くであろう」
これが団結の方程式です。学会精神です。

──先生は、草創の文京支部の戦いを通して、祈りを根本とした団結を教えてくださいました。

名誉会長 男子部では第1部隊長として戦っていた、昭和28年(1953年)の4月のことです。当時、文京支部は折伏の戦いで低迷していた。全国の最下位クラスになっていました。その状況を見かねた戸田先生が、急速、私を支部長代理に任命されたのです。
支部の代表が集まった最初の班長会で題目を三唱しました。でも、皆の声がどうしてもそろわない。もう一回行ったけれども、合わなかった。3回目も同じでした。結局、10回ほど繰り返して、ようやく題目の声がそろいました。
有名な「異体同心事」には、『百人・千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず』(P1463)と仰せです。
形式ではない。一切を揺り動かす根轍の祈りを定め、心を合わせていくことが、広布の戦に勝ちゆくための原動力なのです。
そして、私は英雄ナポレオンの合言葉が「前進」だったことを紹介し、「わが文京支部は、『前進』の魂を断固と燃やそう! 『前進』を合言葉としよう!」と訴えました。そして、皆で「前進!」と大声で宣言しようと提案したのです。
「声仏事を為す」です。最初はよわよわ弱々しい声でした。しかし、最後には、皆が呼吸を合わせて「前進!」と心から叫ぶことができた。そこからです。壁を破る新たな団結の行進が始まったのは!
私は徹底して、支部のメンバー一人一人と会っていきました。
当時の組織はタテ線だから、神奈川の橋本(現・相模原市)や保土ヶ谷方面など、支部員もあちこちに散在している。私は、そうしたメンバーを全力で励まし、電光石火で手を打っていった。
そして、その年の12月には、全国が目を見張る、第一級の拡大の成果を残すことができたのです。
皆の一念が広宣流布へ向かって一致団結するならば、必ず突破口は開ける。大宇宙の法則に連なり、諸天も動かすことができる。同志の心を結び、敵さえも味方に変えて、「大同団結」させていけるのが、妙法の祈りなのです。

2012年10月10日水曜日

2012.10.10 わが友に贈る

一歩でも半歩でも
わが目標へ進もう!
たゆまぬ挑戦の中に
黄金の人生は輝く。
さあ人間革命の劇を!

弥源太殿御返事 P1226
『但し石は玉をふくむ故にくだかれ鹿は皮肉の故に殺され魚はあぢはひある故にとらるすいは羽ある故にやぶらる女人はみめかたちよければ必ずねたまる此の意なるべきか、日蓮は法華経の行者なる故に三種の強敵あつて種種の大難にあへり』

◇希望の明日へ
アメリカにせよ、日本にせよ、その未来を託すのは青年である。青年をおろそかにして、輝ける未来はない。では、青年は、何をなすべきか。改革である。進歩への貢献である。若くして保身と安住を考えるような生き方は、論外と言わざるをえない。そのためには、何が必要か。人格を鍛えに鍛え、練り上げることである。人生において、すべてを決する最後の"武器"は、弁舌でも富でもない。名誉でも権威でもない。あらゆる虚飾を取り去ったあとに残る、一個の人間としての人格である。
平2・8・2

☆池田大作 名言100選 信教の自由
権力が暴走し、猛威を振るうときには、
必ず思想や信教への介入が始まる。
ゆえに、思想・信教の自由を守る戦いを忘れれば、
時代は暗黒の闇のなかに引きずり込まれることを知らねばならない。
これこそ、時代の法則であり、歴史の証明である。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
◇団結はまず自分が立ち上がれ!
──新入会の友と懇談した際、皆が使う「団結」という言葉にびっくりしたと言っていました。これまで言われたこともなければ、使ったこともなかった、と。

池田名誉会長 率直でいいね。
でも、みんな、何かしら、力を合わせて一つのことを勝ち取った感動を持っているんじゃないかな。団結が喜びだということは、きっと実感できるでしょう。
特に、東日本大震災を通し、あらためて「人間の絆」が見直されています。創価学会の活動に、多くの識者の方が共感し、期待されているのは、いざという時、見事な「団結」で救援活動に当たった。そして今も、青年部を先頭に、手を携えて復興に汗を流してくれているゆえです。
人類は、災害や圧政などに、団結して戦ってきた。団結こそが、唯一の勝利の方法なのです。
インドが独立闘争に勝利できたのは、マハトマ・ガンジーを中心に民衆が団結したからです。
フィリピンの独裁政権を打ち倒した民衆の団結は、「ピープル・パワー」と呼ばれました。
東西を分断したベルリンの壁を打ち破った力も、平和と自由のために立ち上がった若人たちの団結です。
南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)を撤廃させたのも、マンデラ元大統領を中心として、平等と人間の尊厳を求め抜いた民衆の粘り強い団結です。
創価学会の創立者・牧口常三郎先生は、鋭く喝破されていました。悪というものは結託して、どんどん強くなる魔性を持っている。それに対し、善が孤立してしまえば、社会は暗くなり、険悪になる。善こそが団結せねばならない、と。
牧口先生は、戦争へと暴走する社会にあって、勇敢に正義を叫び抜き、軍部政府によって投獄され、殉教されました。
師にお供して、戸田先生も2年間の獄中闘争を貫き、出獄して、正義の連帯を広げる戦いを開始されたのです。私は青年として、その陣列の先頭を走ってきました。
これが、人類史に刻みつけてきた創価三代の師弟の戦いです。
大歴史家のトインビー博士も、私との対談で力説されました。
「人類の生存を脅かしている現代の諸悪に対して、われわれは敗北主義的あるいは受動的であってはならず、また超然と無関心を決めこんでいてもなりません」
私たちは皆、地涌の菩薩です。人々の幸福に寄与することを誓って生まれてきました。ゆえに、周りの人や出来事、社会に無関心であってはいけない。それでは、菩薩ではなくなってしまう。
戸田先生は、社会に信念の青年を送り出したいと願われました。そのためには、人間の善きつながりが絶対に不可欠です。これが、創価の青年部です。

──「異体同心とは、現代で言えば『組織』」と教えていただいたことがあります。

名誉会長 「善の連帯」とは、「善の行動」を組織化することです。ただ、「団結」や「組織」といっても、窮屈に考える必要はない。組織といっても、一対一の人間の絆から始まる。団結といっても、心と心の信頼の上に築かれる。
親身になって相談にのって、一緒に悩む。共に行動する。時には、一緒にラーメンを食べたり、コーヒーを飲んだり……。
「正しき集い」は「楽しき集い」です。「仲良き集い」です。
日蓮大聖人のお振る舞いを拝すると、「これほどまでに」というほど、一人一人に心を尽くされています。流罪の佐渡にあられても、京都と鎌倉で戦が起こると、門下の安否を案じられ、何人もの名前を挙げて、『いかにと書付て給べし』(=どうしているか書き記して教えてください。P961)と尋ねられています。
私たちも、縁する「一人」の人を大切にすることです。その「一人」と力を合わせることです。

2012年10月9日火曜日

2012.10.09 わが友に贈る

未入会の家族に
感謝と配慮を!
広布を支えるのは
温かな理解の心。
喜びの拡大を共に!

華果成就御書 P900
『よき弟子をもつときんば師弟仏果にいたりあしき弟子をたくはひぬれば師弟地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず』

◇希望の明日へ
青春時代、自分らしく勉強し、努力し抜いたという歴史をつづった人は、いついつまでも、すがすがしい。年齢とともに、人生を生き生きと、自信をもって生きていけるものである。それは、古今東西の偉人の生きざまが、証明している。
平2・4・4

☆池田大作 名言100選 信仰と知性
いかなる宗教であれ、排他や独善に陥らず、
その包括性や受容性を維持していくには、
良識ある知性の力こそが、必要なのである。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
──大関西で、池田先生が雄渾の指揮を執ってくださり、皆で大合唱した「嗚呼黎明は近づけり」(大阪高等学校全寮歌)の一節には、「君が愁いに 我は泣き 我が喜びに 君は舞う」とあります。
この歌の通りの人間の連帯が、先生を中心に全世界に広がっていることは、本当に感動です。

名誉会長 法華経の涌出品には、「地涌の菩薩」が「三千大千の国土」から踊り出る様子が、こう記されています。
『無量千万億の菩薩摩詞薩有って、同時に涌出せり』(P452)と。
まさしく、広宣流布のために「いざ戦わん!」と、無数の国土から、無数の地涌の菩薩が、心を一つに「同時に」出現するのです。つまり「異体同心」です。
この法華経の通り、地球上に壮大な地涌の「異体同心」の陣列を呼び出しだのが、日蓮大聖人に直結する創価学会なのです。
だから、皆、久遠から縁深き弟子であり、法華経の会座に地涌の菩薩として参列していたんだ。
そして、妙法流布を誓い合い、今この時、その使命を果たすために共に生まれてきた。三世永遠にわたる誓願で固く結ばれている地涌の同志なんです。
それを思い出し、自覚すれば、団結できないわけがない。異体同心の団結ができれば、必ず広宣流布はできる。
これは、大聖人のお約束です。

──この夏、ロンドンでオリンピックやパラリンピックが行われましたが、皆、「勝利」のために団結していました。すべての次元において、結局、より団結の強いところが、最後は競り勝つように思います。

名誉会長 その通りです。団結こそ、勝利の原動力です。
「何のために」団結するのか。私たちは、広宣流布すなわち世界の平和と人類の幸福という、未聞の大事業を成し遂げゆくために団結するのです。
わが師・戸田城聖先生の事業が苦境のどん底にあった昭和26年(1951年)の1月、私は心肝に染め抜く決心で、「生死一大事血脈抄」の一節を拝し、日記に書き留めました。
『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か』(P1337)
「広宣流布の大願」に、師匠と弟子が、また同志と同志が、何があろうとも、「水魚の思」という一体不二の心で、生き抜き、戦い抜いていく。そこにこそ、一切の苦難を乗り越えて、勝利の道が必ず開かれるのです。
この仏法の極意を、私は生命に刻みつけ、戸田先生の弟子として師子奮迅の力を出し切って、戦いました。そして、絶体絶命の窮地を打開し、この年の5月3日、遂に戸田先生の第2代会長就任を迎えたのです。
ともあれ、「異体同心」とは、それぞれの個性、特質を最大限に生かしながら、広宣流布という、人間として最極の大目的に心を合わせて邁進していくことです。
大聖人は、総じては、御自身の生命に息づく血脈は、この「異体同心」の団結の中に伝わり、広布大願に生きる一人一人の生命に脈動すると御指南されています。
異体同心の団結で進め!
これが、日蓮仏法の真髄です。
ですから、「仲が良い」ということは、「信心がある」ということなのです。
残念ながら、現代社会は、一人一人が孤立し、他者への無関心に覆われ、自分一人では何も変わらないという無気力や諦めが蔓延している。
私が対談したアメリカの"行動する歴史学者"ハーディング博士は厳然と言われていました。
「私たちが本当になすべきなのは、新たなる創造のために人々の心を結集することであります」と。
ゆえに、博士は、「正義と慈悲を基盤として、地域に社会にと運動を繰り広げる」創価の前進に、最大の共感と支持を寄せてくださっています。
正しい仏法をもって、世界平和と万人の幸福を目指しゆく「異体同心」のスクラムは、それ自体が人間共和の理想です。人類の希望の光明です。地球社会の指標です。
「異体同心なれば万事を成し」(同1463ページ)です。
すべてを成就できる。すべてに勝利できる。
私たちは、「21世紀の大陸」アフリカの青年たち、そして、全世界の青年だちと共に、声高らかに叫び、力強く前進しよう!
「イタイドゥシン!」「ビクトワール!」と。

◎地域の運動会、秋空の晴天の中、清々しい運動ができましたね。でも、普段使わない筋肉(体)が痛い!

2012年10月8日月曜日

2012.10.08 わが友に贈る

団結こそ
仏法の真髄なり!
「仲の良さ」が
「信心の強さ」だ。
スクラム固く前進!

聖愚問答抄上 P494
『邪正肩を並べ大小先を争はん時は万事を閣いて謗法を責むべし是れ折伏の修行なり』

◇今週のことば
「ニューパワー」が
躍動する幹部会。
新しい人材を大切に!
皆が新たな決意で
新しい勝利を開こう!
2012年10月08日

◇希望の明日へ
青春時代は人生の土台づくりの時代である。強固な基盤なくして、広大な堂字も高層ビルも建設できるはずがない。それと同じく、青春時代のひたむきな勉学、労苦なくして、人生の栄光の未来はありえない。ともかく自分自身をいかに鍛え、磨いていくかである。要領や策にとらわれ、こうした基礎づくりの労をさけていては、結局、あとになって自分が損をするだけである。いわんや、妙法の因果の理法は厳然である。真撃な信心の鍛えなくして、崩れざる幸福と勝利の人生は絶対に開けるものではない。
平2・3・9

☆池田大作 名言100選 宗教の使命
生きた宗教は、社会に生き生きと活力を与え、
躍動する精神の息吹を吹き込んでいく。
社会に何らかの貢献もなし得ないのであれば、
それは死せる宗教といわざるを得ない。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 第6回「力を合わせる」
◇異体同心は地球社会の指標
──10月2日は、池田先生が、一閻浮提広宣流布への第一歩を、力強く踏み出された記念の日です(1960年、北南米へ出発)。
先生が開いてくださった大道に、全世界の青年が躍り出て、今、元気いっぱいに続いています。先日のSGI青年研修会にも、55力国・地域から250人の若きリーダーが集いました。その真剣な求道と麗しい団結の姿に、私たちは多くのことを学びました。
皆を代表してアフリカのメンバーと感動的な出会いを結んでくださり、本当にありがとうございます。日本の青年部にも、大きく歓喜の波動が広がっています。

池田名誉会長 ありがとう!
皆、言うに言われぬ苦労を重ねて、勇んで来日してくれました。
若いから旅費を捻出するのも、並大抵ではない。まとまった休暇を取ることだって、大変な苦労だ。
ビザ(入国査証)を取得するため、自分の国に日本の大使館がないので、隣の隣の国まで、猛暑の中、満員の乗り合いバスで40時間かけて往復した友もいる。
偉いじゃないか。
日蓮大聖人は、『道の遠さに、志があらわれるものではないか』(P1223、通解)と仰せです。その遠来の尊き求道の友を、『当(まさ)に仏を敬うが如く』(創価学会版法華経P677)に私たちは迎え、讃えたいのです。
アフリカの青年たちは、皆、最優秀の勇者でした。瞳が燃え立つような決意に輝いていました。全身に満々たる青年の熱と力が躍動していました。一人一人が自分らしく胸を張りながら、同志と一体のスクラムで結ばれていました。
私はうれしかった。アフリカ広布、そして世界広布の未来を照らす希望の旭日が昇る思いでした。

──先生が激励してくださったアフリカのメンバーは、先生をお見送りした後、歓喜を爆発させ、「イタイドウシン(異体同心)!」「ビクトワール(勝利)!」「センセイ!」「ビクトワール!」と皆でかけ声をかけ合っていました。
一ロにアフリカといっても多様です。今回は10力国から集い、来日した時は、言語も異なって、意思の疎通さえ難しかった初対面のメンバーが、先生のもと、見事な「異体同心」の団結を創り上げていったのです。

名誉会長 素晴らしいね!
それぞれの国では、研修会の間、青年たちを送り出した先輩方が、一生懸命に無事故・大成功を祈り続けてくれていました。
その方々も我がことのように喜ばれ、帰国した青年だちと、皆でますます元気に前進している様子を、早速、報告してくれました。何よりも麗しい"創価家族の絆"です。
また今回、お会いできなかった他の大陸の青年メンバーも、アフリカの友の喜びを我が喜びとして受け止めて、深い決意の便りをくれました。
ありがたい同志愛です。
これこそ「異体同心」です。
信心という「心」で結ばれた私たちの「人間の絆」ほど、深く、尊く、そして、強いものは絶対にありません。
どんなに離れていても、心と心はつながる。たとえ会えなくとも、命と命は通い合う。一つになれる。これが、妙法の世界です。創価学会です。

◎わが地域の女子部が、華陽リーダー代表として本幹に参加、凄いね!凄いね!(^^)!

2012年10月7日日曜日

2012.10.07 わが友に贈る

愛する未来部よ
何があっても
絶対に負けるな!
君の将来の晴れ姿を
祈り信じ待っている。

南条殿御返事 P1531
『御心ざしのあらわれて候事申すばかりなし、せんするところはこなんでうどの(故南条殿)の法華経の御しんようのふかかりし事のあらわるるか、王の心ざしをば臣のべをやの心ざしをば子の申しのぶるとはこれなり、あわれことののうれしとをぼすらん』

◇希望の明日へ
青春時代、恵まれない環境にあったとしても、少しも恥じることはない。むしろ、誇りである。恵まれすぎたがゆえにかえって向上心をなくし、"老いた心"の惰弱な青年となってしまうほうが不幸である。大切なことは、「これだけは、だれにも負けない情熱でやり抜いた」と、胸を張って言い切れる歴史を、自分らしく綴り、残していくことである。
平1・11・5

☆池田大作 名言100選 宗教の原点
人間の幸福のために宗教はあらねばならない。
宗教のために人間があるのではない。

☆勝利の人間学第17回「仏法は振る舞いの中に」
◇リーダーは率先垂範
新しい風を起こそう! まず自分が勢いよく動くのだ。自分は「こう動いた」「こう挑戦した」という姿を示す。青年の率先垂範が、皆の心を軽くし、勇気の息吹を贈る。
とともに、リーダーは、サーチライトで照らすように、尊い学会員を、ねざらい、讃えていくのだ。一番戦ってくださっている人を、一番大切にする。励ましの手を打つ。そこに、何十倍もの喜びがわく。
会場を提供してくださっている御家族に対しても、心から感謝し、礼儀正しく、常識豊かに使わせていただくことだ。
御聖訓には「教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(御書1174ページ)と仰せである。誠実にして聡明な行動の中に、仏法者の真価は光ることを忘れまい。
◇信頼は爽やかな挨拶から
「おはようございます!」「ありがとうございます!」──青年の元気で気持ちのよい挨拶ほど、清々しいものはない。
戸田先生は、"青年に大切なものは、名誉でも地位でも財産でもない。信用である"と教えられた。その信用を勝ち取る第一歩も、爽やかな挨拶である。
私も若き日、職場で明るく挨拶することを心がけた。その声から仕事に勢いが生まれる。同じアパートに住んでいる方や近隣の方にも、積極的に挨拶していった。
生き生きと、はつらつとした挨拶の響きこそ、地域に、社会に、信頼と友情の輪を広げゆく力なのである。
◇新しい力に光を
あの「大阪の戦い」も「山口開拓指導」も私と共に戦って、勝利の金字塔を打ち立ててくれたのは、入会間もないメンバーであった。
今、各地で新入会の友や躍動する新たな人材が陸続と誕生している。本当に嬉しい。
時代は混迷を深めている。「新しい人材」を育て、「新しい力」すなわち「ニューパワー」を糾合したところが勝つ。青年は一人ももれなく、尊い使命の大舞台で、新たな黄金の勝利塔を堂々と打ち立ててもらいたい。

2012年10月6日土曜日

2012.10.06 わが友に贈る

心弾む対話の秋!
会って語り合えば
絆は一層強く美しく!
大誠実を尽くして
宝の友をつくれ!

上野殿御返事 P1540
『かたうどなるやうにてつくりおとして、我もわらひ人にもわらはせんとするがきくわいなるによくよくけうくんせさせて人のおほくきかんところにて人をけうくんせんよりも我が身をけうくんあるべしとてかつぱとたたせ給へ』

◇希望の明日へ
真実の青春とは何か、たえず心の青春を輝かせていく要件とは何か。それは「挑戦の魂(チャレンジ・スピリット)」である。挑戦なきところに青春はない。それはすでに老いた生であり、飽くなき挑戦の気概にこそ青春は脈動する。樹木でも、若竹のようにグングン伸びゆく姿には若さの輝きがある。天をめざし、風雨に洗われて逞しさを増す若木には、さわやかな挑戦の心がみなぎっているかのようだ。
平1・9・30

☆池田大作 名言100選 善悪の基準
善悪を見きわめる力をいかに培うか。
それによって人間の幸福も、
人類の平和も、未来も決まってしまう。
社会には、善と悪とが明快に判別できない場合もあるだろう。
しかし、いかなる理由であれ、
尊厳ある生命を傷つけ、殺し、
破壊することは悪である。
そして、生命を守り、発展させゆくものは善である。

2012年10月5日金曜日

2012.10.05 わが友に贈る

人材育成とは
触発の種を蒔く挑戦だ!
相手を信じ抜く勇気と
何度でも関わる執念で
自他共に成長を刻め!

弥源太殿御返事 P1226
『日蓮は法華経の行者なる故に三種の強敵あつて種種の大難にあへり然るにかかる者の弟子檀那とならせ給う事不思議なり定めて子細候らん相構えて能能御信心候て霊山浄土へまいり給へ』

◇希望の明日へ
新しい時代を開くのは、つねに青年の勇気である。だれを頼るのでもない。若き勇者が一人立つならば、いかなる困難な道も、切り開いていくことができる。
平1・8・17

☆池田大作 名言100選 指導者の哲学
苦しんでいる人々を、どう救うか−−−
ここにこそ、人類をリードする一切の哲学や
指導者論のエッセンスが凝縮している。

☆名誉会長と共に 今日も広布へ No.033「声は力! 会って励ませ!」
人を動かすのは人だ。心を揺さぶるのは心だ。
直接会う。会って語る。そこに生命の触発が生まれる。
新しい出会いには刺激があり、新鮮味がある。人を励ませば、自分の心が励まされ、開かれていくのである。
会えなければ、電話でもいい。心がつながればいい。
『声仏事を為す』(P708)である。また『音も惜まず』(P504)とも仰せだ。真剣な声、誠実な声、正義の声──そこに込めた思いは、必ず通じていく。
声が心を変える。「楽しくやろう!」「自分らしく!」「朗らかに!」──たった一言でも、皆、元気になる。
声が力になる。「無事故でね!」「気をつけて!」。その一言が事故を未然に防ぐ。
遠慮してはいけない。言うべきことは明快に言うのだ。

我らの目的は、広宣流布であり、世界平和である。
その大きな目的を達成するには、地道な積み重ねが大事だ。少しずつでもいいから、全体が前進する。そういう学会を築くのだ。簡単なようで一番難しい。それをやれるのが一人前の指導者である。
何より、最前線の人を褒め讃えることだ。わが心に師弟の魂を燃やして進むのだ。
戸田先生は叫ばれた。
「正義は絶対に勝たねばならない。創価学会は、正義の中の正義の団体である。ゆえに、絶対に勝たねばならない。勝ってもらいたい。永遠に勝ち抜き、勝ち誇って、一生を送ってもらいたい」
猛然と信心で立ち上がってこそ、宿命転換できる。わが使命を自覚すれば、魔は退散する。同じ戦うならば、「どうだ!」と胸を張れる、勝利の晴れ姿を見せるのだ。

2012年10月4日木曜日

2012.10.04 わが友に贈る

青春勝利の女子部よ
華陽リーダーを先頭に
今日も朗らかに進め!
あの友 この友の心に
希望の種を蒔こう!

種種御振舞御書 P910
『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず』

◇希望の明日へ
青年は良い意味での楽観主義をもって、生き抜いていくことが大切である。戸田先生は「現在は死ぬと思うような大事件でも、あとになると大したことではなくなる。人生とはそういうものだ。終戦の時も、皆どうなるかと思ったが、数年もするとその時の心配など忘れてしまった」とよく言われ、だから今どんなに苦しんでも頑張るのだ、と励ましてくださっていた。長い人生である。社会的な事件に巻き込まれたり、家庭や仕事の悩みをかかえ、一時的に苦境に立たされる場合もあろう。しかし、耐えて生き抜くことである。時とともに、戸田先生の言われた深い意味もわかっていくに違いない。
平1・4・19

☆池田大作 名言100選 思想と哲学
いっさいの思想は地球上の
生命を守り抜くためにこそあるべきだ。
それを脅かす思想は、
断じて受け入れるべきではない。

☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第6回「朗らかに! 粘り強く!」
──勉強とクラブ活動の両立に悩む未来部員から、たくさん質問が届いています。

名誉会長 確かに両立は大変だ。でも、以前、一人の女子学生から質問を受けた時、私は、こう答えました。
「『二兎(二匹のウサギ)を追う者は一兎をも得ず』と言われる。しかし、力があれば、百兎でも千兎でも追ってごらん」
質問してくれた乙女の顔が、ぱっと明るくなりました。
みんなは若いんだから、それぐらい大きな心意気を持って、伸び伸びと自分の可能性を引き出してもらいたい。
あれこれ迷っている前に、まず「やってみる」ことです。「どちらも、やり切ってみせる」と一念を定めて、祈り、知恵を湧き立たせて挑戦することです。そうすれば、試行錯誤し、悪戦苦闘しながらも、必ず道は開けてくる。
私と対談したアメリカの歴史学者で、人権の闘士のハーディング博士は述べていました。──スポーツ選手は真剣にトレーニングを続けることによって、自分でも想像できなかったような能力を開花させることができる。同じように、私たちには無限の可能性がある。それなのに、自分で自分に限界を作ってしまってはもったいない、と──。
みんなの可能性は宇宙大です。ましてや、若くして妙法を持っている皆さんです。
戸田先生も、青年に、「まず肚を決めよ! 決まったら勇ましく進め」と、いつも言われていた。
目の前の課題に、100%の自分で、思い切ってぶつかろう。
「全てに100%で挑む」──これが、青春の勝利の秘訣です。
もちろん試験前は、勉強に集中する。試合などの前は、練習に力を注ぐ。そうしためりはりを賢く作っていくことも大事でしょう。

──クラブ活動が忙しく、学会の会合になかなか参加できないということもあるようです。

名誉会長 「心こそ大切」です。少しでも会合に出ようという心が尊い。その人は、太陽の方向を向いています。必ず、明るく正しい成長の軌道を上昇できます。
今回は参加できなくても、今の自分の目標や頑張っていることを、担当のお兄さんやお姉さん、また、未来部の仲間たちにも伝えてほしい。
学会は「心」で結ばれた世界です。「題目」で結ばれた世界です。同志は、みんなの成長を祈り、応援してくれる"応援団"です。みんなの頑張りが、喜びとなって広がり、それが大きな力となって、みんなのところに返ってくる。同志との絆が、いざという時に、みんなを支えてくれます。
時間がなくても、心はつながっていける。だから、都合がついた時は、胸を張って会合に参加してほしい。学会の会合は、行く前はたとえ気が乗らなくても、帰りは来た時より元気になれる!

──「部内の仲間と仲良くするには?」「クラブの雰囲気が悪くて、いやになる」という、人間関係の悩みも、多数、聞いています。

名誉会長 クラブもまた、一つの「社会」です。だから、目標や目的を共有して切磋琢磨できるライバルもいれば、どうしても気が合わない人もいる。競争や、時には、ヤキモチなどもあるかもしれない。
今から50年以上も前、私は戸田先生と共に、宮城県仙台市の青葉城址に登りました。戸田先生は、その堅固な石垣を見ながら、「学会は人材をもって城を築くのだ」と教えてくださいました。
石垣の石は、二つとして同じものはありません。大きさも形も、バラバラです。しかし、それぞれの石の特徴を生かし、的確に組み上げてこそ、何百年も崩れない堅固な石垣ができます。
クラブという団体も同じです。一人一人が、特徴や個性を生かすことで、思ってもみないチームカが発揮できる。
「団体」の中でこそ、「個性」は生きるのです。
その見事なるチームカを発揮するには、「仲間を尊敬する」ことです。お互いが信頼し、尊敬し合えば、自ずと団結は生まれます。
偉大な仏法を持った皆さんは、友を励まし、友の長所を見つけていく太陽の存在になってほしい。
雰囲気が暗ければ、自分が太陽になって、皆を明るく照らしてほしい。

──部の中心になったメンバーからは、「皆をまとめていくには、どうすればいいか」「部長として、どうあるべきか」という質問が寄せられています。

名誉会長 偉いね。そう悩むことが、すでに立派なリーダーです。
皆をダイダイと引っ張るリーダーもいれば、陰で皆を支える「縁の下の力持ち」のリーダーもいる。青年らしく、自分らしくで、いいんです。全部が勉強になります。
歴史上の信念のリーダーや、私か対談してきた世界の指導者に共通していることがあります。それは「熱意」です。結局は、「熱意」のある人が信頼される。
「勝ちたい」「皆と成長したい」「部を団結させたい」「皆に喜んでもらいたい」という熱い思いが根底にあれば、さまざまな知恵が生まれる。
その祈りを込めた題目は、必ず全体に通じていきます。
私も、戸田先生から、さまざまなリーダー論を教わった。確信を持つこと、誠実を尽くすこと、心を配ること、力を磨くこと──。それを支えるのは「熱意」です。その信念です。祈りです。
ともあれ、苦労した人が偉大になる。愛する未来部の皆さんが、良き友人と朗らかに粘り強く成長し、世界の大指導者に羽ばたく日を、心から楽しみにしています。

2012年10月3日水曜日

2012.10.03 わが友に贈る

創価のニューパワーが
新しい時代を開く!
新入会の友に
大いなる励ましを!
共に生き生きと前進。

御義口伝巻上 P736
『大願とは法華弘通なり』

◇希望の明日へ
青年時代こそ学びの時である。いっさいが自分の成長のための"学問"となる。私も若き日、恩師戸田先生のもとで、どれほど本を読んだか。また、どれほど厳しい薫陶を受け、あらゆる学問を教えられたか。それらが、すべて実りあるものとなり、今日の私がある。

☆池田大作 名言100選 生命の尊厳と死生観
現代社会の不幸の元凶は、
人間生命が尊厳なる存在であるという、
本源的な考えが欠如していることだ。
この思考を欠いては、
人間の復権はありえない。

☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第6回「朗らかに! 粘り強く!」
◇ベストを尽くせ! それが勝利
──「挑戦の秋」です。全世界の未来部の友から一生懸命、努力する様子が寄せられています。クラブ活動や、さまざまなコンクールなどで活躍するメンバーのニュースも、数多く届いています。

池田名誉会長 うれしいね!
お手紙も、たくさんいただいています。担当者の方からも、毎日、報告が届きます。この「未来ジャーナル」でも、「聖教新聞」でも、スポーツや音楽、美術、語学など、あらゆる分野で奮闘するメンバーが紹介されているね。
努力を重ね、栄冠を勝ち取ったみんなの姿は、お父さん、お母さんや家族の誇りです。地域の学会家族も喜んでくれます。
勝利は、皆を明るく元気にし、希望と向上の力を広げます。
でも、道は無限です。もっと、もっと上達できる。さらに向上心を燃やして力をつけ、前へ前へ進んでいってください。

──残念ながら、頑張ったけれど、思うような成果が出なかったり、惜しくも目標に届かなかったりと、悔しい思いをしている友もいますが……。

名誉会長 勝敗は時の運だから一喜一憂する必要はありません。思いっきりベストを尽くしたら、それが勝利です。
人間は誰だって、勝ったり負けたりして強くなる。鍛えられていくんです。だから、くよくよしてはいけない。「心」が負けなければいいんです。
真の勝利者とは、勝っても負けても、にっこりと、いっそう強い根性を持って、次の勝利に向かっていく人です。

──メンバーから、クラブ活動では、「なかなかうまくなれない」「レギュラーになれない」という悩みを聞きます。

名誉会長 さあ、そこだね。
「入門」という言葉が、あるよね。どんな分野であれ、基礎から始まって、奥は深い。その門に入ったからには、先生やコーチ、また先輩の教えを受け、基本の稽古や練習を重ねて、一つ一つ学んでいく以外にありません。
それは、厳しいし、苦しい。地道だし、時間だってかかります。
だから、始めた時の気持ちを忘れないで、へこたれず、あきらめず、じっくりと力をつけるんです。
きのうの自分より、きょうの自分が、少しでも成長していれば、勝ちです。真のライバルは「きのうの自分」だよ。
一生懸命、頑張っているのに、なかなか結果が出ない。それでも歯を食いしばって努力をする。その一番つらく、苦労している時が、実は一番、力がついている時なんだ。
そうやって鍛えたことは、クラブ活動にとどまらず、一生涯の心の宝になります。
たとえレギュラーになれなくとも、努力は無駄にならない。未来部時代、補欠として陰で頑張り抜いたことが力となって、社会の晴れ舞台で大活躍している友も、私はたくさん知っています。

──なかなか上達しないと、ついつい人と比べて、「自分には才能がないのでは」と、弱気になってしまうことがあります。

名誉会長 そんなわびしい気持ちに引きずられてはいけない。
カラッと自分で自分を励ましながら、勝つための努力を、朗らかに、粘り強く、貫き通すんです。
本当の才能とは、何だろうか。ドイツの考古学者・シュリーマンの言葉を思い出してほしいんだ。
「才能とは何よりもエネルギーと忍耐力のことである」(ディヴィッド・A・トレイル著『シュリーマン──黄金と偽りのトロイ』)
全くその通りです。だから、誰にも才能はあるんだ。

──シュリーマンは、「トロイ遺跡の発掘」という夢を実現した人物ですね。確か、今年で生誕190年になります。東京・八王子の地を、訪れたこともあります。

名誉会長そうだったね。
自伝(『古代への情熱』)等によると、シュリーマンは8歳の時に、お父さんから一冊の本をもらった。そこに描かれた古代のトロイ戦争の絵を見て夢を広げ、その遺跡を「いつか僕が見つけてみせる」と決意したのです。
ここから、長く険しい戦いが始まりました。
幼くして最愛のお母さんを亡くし、お父さんが職を失ったので、高校へ行かずに働かなければならなかった。時間をこじあけて勉強しても、すぐ忘れてしまうほど、体は疲れはてていた。だが、夢を実現するには、語学が必要だった。彼は独自の学び方で、英語、ギリシャ語など十数カ国語を習得した。
また、必死で働いて事業を成功させ、資金を蓄えていきました。実際に発掘に取りかかったのは、40歳を過ぎてからです。
そして、それまで信じられていなかった「トロイ文明」や「ミケーネ文明」が実在したことを、見事に証明していったのです。
まさに、「才能とは何よりもエネルギーと忍耐力のことである」ことを示した勝利の劇であったと言ってよいでしょう。

──シュリーマンは、自分の「やりたい夢」のために、語学や仕事など、「やらねばならないこと」も、我慢強くやり通したんですね。

名誉会長 だから勝った。
人は「やらねばならないこと」をやり切れば、必ず「やりたいこと」の力に変えていける。
皆さんは今、「勉学第一」ですから、「やらねぱならないこと」は勉強でしょう。
クラブが忙しくて、疲れてしまう場合もあるかもしれない。でも、将来の大きな夢を実現するために、今は積極果敢に、しっかり学んでおいた方が得だ。
なんとか聡明に工夫して、クラブで鍛えた力を、勉強でも大いに発揮してもらいたいんだ。

2012年10月2日火曜日

2012.10.02 わが友に贈る

爽やかな声と笑顔で
信頼の輪を広げよう。
世界の平和も
家庭、地域の和楽から!
一人への励ましから!

春初御消息 P1585
『過去の仏は凡夫にておはしまし候いし時五濁乱漫の世にかかる飢えたる法華経の行者をやしなひて仏にはならせ給うぞとみえて候へば法華経まことならば此の功徳によりて過去の慈父は成仏疑なし』

◇希望の明日へ
青年は鋭い批判力をもたねばならない。社会に対し、政治に対し、あらゆる次元に対して、純粋な厳正な心で見抜いていかねばならない。もしも、お人よしばかりであったならば、必ず悪の食い物にされてしまうからである。このことを、後世のために巌しく言っておきたい。鋭く正と邪を見極めていける批判力を旺盛にもってもらいたいのである。大聖人仰せの『法華折伏・破権門理(法華は折伏にして権門の理を放す)』(P502)との御聖訓の通り、正法正義のための破折精神を、もう一段深くもってほしい。これこそ青年の青年たる証であり、特権である。
平1・3・4

☆池田大作 名言100選 現代社会と教育
教育は、時代の人間と文化を創る厳粛な事業である。
したがって、政治権力によって左右されることない、
確固たる自立性をもつべきである。
その意味から、これまでの立法、司法、
行政の三権に教育を加え、
四権分立案を提唱しておきたい。

☆第4回 世界に広がる創価教育の光
今、日本も世界も、混迷の時代です。閉塞感を打ち破る希望の光は、どこにあるのか、皆が真剣に求めています。
「難局打開の道は何か。余は只教育の一途あるのみと断言して憚らない」
ふるさとの東北から世界に雄飛した新渡戸稲造博士は、世界が経済恐慌に陥っている昭和初期に、その光明を「教育」に見出しました。
本年は、新渡戸博士の生誕百五十周年です。農学者であり、教育家でもあった博士は、この言葉を、一九三〇年に発刊された創価教育の原典『創価教育学体系』への「序」に認められました。
そして博士は、牧口先生が渾身の力を込めて著した同書に対し、「行詰れる現代社会の革新に甚大なる寄与をなすものである事を信じて疑わないものである」と、「尊敬と感動」をもって賞讃したのです。
この『創価教育学体系』は全四巻から成りますが、戸田先生は、戦後、その内の第二巻を『価値論』として再刊しました。そればかりでなく、世界約五十力国の四百二十を超える大学や研究所に贈られたのです。師の偉大さを世界に宣揚せんとされた恩師の真心に、私は感涙を抑えつつ、この発送の実務に当たらせていただきました。
それが一つの因となり、現在、創価教育は事実の上で世界に広がり、希望の教育思想として注目されているのです。
南米ブラジルでは、牧口先生の創価教育学に基づいた教育プログラムに、百万人を超える児童が参加しました。二〇〇一年には、ブラジル創価幼稚園が開園し、現在、小・中学校にあたる「ブラジル創価学園」に進展しています。
さらにブラジルでは、「牧口先生公衆衛生技術学校」が開校しました。アルゼンチンの高校には、創価教育に共鳴し、もったいなくも私の氏名を冠していただきました。すばらしい人材育成をされていると伺っています。
インドでは「創価池田女子大学」も発展を続けるなど、世界中で創価教育と連帯する教育機関が広がっています。
創価幼稚園は、ブラジルをはじめ、香港、シンガポール、マレーシア、韓国の海外五力国・地域に開園。
「随一」「モデル校」などと、極めて高い社会的評価を得ています。
一九九二年に開園した香港創価幼稚園は、教員の優れた教育実績が評価され、特別行政区政府の「行政長官卓越教学賞」を受賞するなど、充実した教育環境を誇っています。
「創価教育」の眼目の一つとして、「世界市民」の育成が挙げられます。
わが教育本部の友も、毎年のように、海外日本人学校へ赴任され、これまで多くのメンバーが貴重な貢献を果たしてこられました。
SGIの教育者とも連帯し、世界的視野に立った平和・文化・教育の大道を、たゆみなく開いていってくれております。

◇子どもの歓声が名曲のように!
牧口先生の思想も、郷土から世界を展望し、学び、また郷土に立ち返って、わが地域の発展に貢献し、潤していくことを志向されていました。
八十年前の一九三二年二月、牧口先生は、郷土・新潟の母校である荒浜の小学校に、自身の『創価教育学体系』第二巻を寄贈しています。いかに郷土の教育を大切にされていたか、この一点を見ても明白です。
牧口研究の海外における第一人者であられるデイル・ペセル博士(米インタナショナル大学元教授)は、創価教育の先見性として、「『新しい人間』の確立と、より人道的な社会機構の創造」という点を強調されていました。
そして、「人類が将来、この地球上に生存しようとするなら、より理解ある新しい人間と、より人道的な社会機構がどうしても必要となる。こうした現状を考える時、牧口の教育思想は現代にこそ、その意義と重要性を持つものであると思う」と断言されていたのです。
この博士の発言から、はや四十年近く経ちました。いよいよ、創価教育の真価を発揮していくべき時代に入っているといってよいでしょう。
──それは牧口先生、戸田先生の悲願であった創価小学校が誕生して、日々新たな喜びが生まれる中でのことでした。
一年生の教室の脇を通った時、中から、明るいにぎやかな歓声が、はじけるように聞こえてきました。
私は一緒にいた先生に申し上げました。
「あの声が、ベートーベンの名曲のように聞こえたら、一流の教育者ですね」と。
子どもたちの元気な声こそ、伸びゆく「生命」の象徴です。世界の「平和」の希望の音律です。人類の「前進」と「創造」の源泉です。
この子どもたちの歓喜の声が轟きわたる「教育の世紀」へ、私は教育本部の皆様方と手を携えて、さらに全力を尽くしていきたいと、決意を新たにしています。
さあ、子どもたちの幸福のために! 人類の輝く未来のために!
希望に燃えて、新しい教育の勝利の扉を開きましょう!

2012年10月1日月曜日

2012.10.01 わが友に贈る

小事が大事。
小さな勝利を
積み重ねてこそ
未来は大きく開く。
実りの10月を朗らかに!

義浄房御書 P892
『相構へ相構へて心の師とはなるとも心を師とすべからずと仏は記し給ひしなり、法華経の御為に身をも捨て命をも惜まざれと強盛に申せしは是なり』

◇今週のことば
人生の醍醐味は
苦難に勇敢に挑むことだ。
「弥はげませ給うべし」
勤行・唱題を生き生きと
仏の力を出し勝ちゆけ!
2012年10月01日

◇希望の明日へ
いつの時代にも、青年の前途には荒涼たる未開の大地が広がっている。苦しみながら、悩みながら、ともかく、まず一粒の種をまいていくことだ。そして、また一粒と−−。その自らの汗によって、緑と花の園へと飾りゆく労作業のなかにこそ、かけがえのない喜びがあり、希望がある。そして青春の勝利がある。
平1・1・15

☆池田大作 名言100選 大学
学問や学歴は、本来、
立身出世のための道具ではない。
人びとの幸福に寄与するためであり、
むしろ、大学で学ぶのは、
大学に行けなかった人たちに奉仕し、
貢献するためである。

☆平成24年10月号大白蓮華巻頭言「君よ! 創価の全権大使たれ」
決然と
 広布に戦う
  英雄は
 創価の誉れの
  君とあなたと

「私は人生の道で出会った人たちに、思い切って真心の言葉をかけていった」「みんなと一緒に歩むところに道ができていくのだから」
東欧の平和の先進国ウクライナの女性の詩人ウクラインカは謳った。
同じ生きるのであれば、快活に語り、楽しく友を作り、仲間を増やしながら、希望の道を開いていきたい。
日蓮大聖人は『願くは我を損ずる国主等をば最初に之を導かん』(P509)と宣言なされた。御自身を迫害する権力者までも、成仏へ導いていこうとの大境涯であられる。
命を狙う敵が渦巻く流罪の佐渡にあっても、阿仏房・千日尼や国府入道夫妻など、一人また一人と、生死を貫く師弟の絆を結んでいかれた。
御義口伝には『末法に入っては今日蓮等の類いは善の導師なり』(P712)と仰せである。
我らは、大聖人に直結して、この五濁悪世に躍り出て、人々を幸福に導いていく地涌の菩薩なのである。
師・戸田城聖先生は、法華経に説かれる地涌の菩薩が「六万恒河沙」という無量の眷属を率いて、師の前に出現する姿を通し、教えられた。
「我々も大勢の眷属を連れて生まれてきていることは間違いない。そう決めて日々、祈り、戦つてごらんその眷属が必ず現れ、広宣流布に働くようになる。勝負は勇気だよ!」
広宣流布のために生まれてきた我らが、勇気を奮い起こして語った分必ず自らに連なる地涌の眷属が呼び出される。たとえ今、反発したとしても、それが仏縁となり、未来の眷属となって、味方に変わるのだ。
戸田先生は、悠然と語られた。
「娑婆世界だから、話が通じずに苦労する時もある。しかし、それゆえに功徳も大きい。私が創価学会だとの信心に立って包んでいけば、手を焼いた人ほど、熱心な諸天善神の存在に驚くほど変わっていくよ」
この「忍辱の鎧」を着て戦い抜いてきたのが、わが誉れの多宝会・宝寿会・錦宝会の先輩方なのである。
戦時中に父親が病死し、青春の苦闘の中で入会した兵庫県尼崎の女性がいる。草創の女子部の「関西華陽会」一期生として、ここに平和の道ありと、凛々しく戦い抜いてきた。
その後、母として最愛のわが子との死別も乗り越え、あの阪神・淡路大震災の折も、励ましに奔走された。
「学会で社会を変える使命を学び、人生が百八十度変わりました。さらに多くの人に妙法のすごさを伝えたい。この心は誰も止められません」
今も、そう微笑みながら、「創価の大使」として地域を照らしておられる。この偉大な常勝の母たちの心に、女子部も青年部も続いている。
仏法への理解も、「立正安国」への共鳴も、遠くにあるのではない。
使命を自覚し、立ち上がった一人の「人の振舞」から広がるのだ。
観心本尊抄の文段には「我等この本尊を信受し、南無妙法蓮華経と唱え奉れば、我が身即ち一念三千の本尊、蓮祖聖人なり」と示されている。
戦う我らの生命には、御本尊、そして日蓮大聖人と一体不二の智慧と勇気と福徳が如如として注るのだ。
さあ、君もあなたも、創価の全権大使である。今日も清々しく、勇気凛々と、勝利の仏縁の拡大を頼む!

わが人生
 自ら叫べや
  大使命
 三世に勝ちたる
  万歳 挙げなむ

◎台風が去って爽やかな朝を迎えています。でも気がつけばもう10月、早いですね、時が経つのは!