わが前も明るくなる。
「一人」と会い
「一人」を励ませ!
それが広宣流布だ!
如説修行抄 P504
『法華経独り成仏の法なりと音も惜まずよばはり給いて諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ』
◇希望の明日へ
仏法では、正法を信ずる"母の労苦"は、すべて"子の福徳""子の誉れ"となると説かれている。いわんや婦人部の労苦は"正法流布の労苦"である。その大功徳が、お子さま方を包まないはずがない。
☆わが教育者に贈る 青年から『共育』の新時代を
女子部が学ぶ御書三十編の一つ「一生成仏抄」に、こう仰せであります。一月度の座談会でも研鎖した一節です。
『只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心を発して日夜朝暮に又懈(おこた)らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり』(P384)
日々、妙法を朗々と唱えゆくことは、わが生命を明鏡の如く磨き上げていく力です。毎日、太陽が新鮮な陽光を放ちゆくように、信仰は、どんなに厳しい試練の時にも、決して負けない「生命の輝き」を発していく究極の光源なのであります。
とともに、心がけていきたいことは、身近な存在である経験豊富な先輩をはじめ、良き教育者から学ぶことでしょう。
若さ日の牧口先生か、綴り方の授業に挑戦した際、当時の北海道尋常師範学校附属小学校の主事(現在の校長職)であった岩谷英太郎先生が、高く評価してくれました。牧口先生の教案は、"子どもが作文の出来ない原因を巧みに見抜いている。これは、他のあらゆる学科にも通じる"とほめてくれたのです。
それが、大きな励みになったことを、牧口先生は終生深く感謝されていました。
かのデューイ博士も、シカゴ大学の実験学校(付属小学校)などで、現場の先生たちと苦楽を分かち合い、共に学び合った。その中で、大きな啓発を受け、自らの教育哲学を鍛え、発展させていったのです。だから深かった。
昨今、教育現場は多忙を極め、職場の上司や同僚に相談したくても、互いに時間に追われて相談できず、孤立してしまう場合も少なくないと伺っています。その意味で、教育本部の先輩・同志は、何ものにも勝る、ありかたい存在です。
長年、教育本部の皆様が債み重ねてこられた教育実践記録は五万事例を突破しました。さらに月刊誌「灯台」に連載されている実践記録集「『教育の世紀』の若き太陽」も教育界から注目されています。その一つ一つに、教育現場の生きた知恵が光り、困難を勝ち越えた尊いドラマが結晶しています。
こうした先輩方の実証は、青年教育者の皆さんにとって得難い手本であり、励ましです。ぜひとも学んでいただきたい。
また信頼できる「教育名誉会」(退職教育者の集い)の大先輩もおられます。遠慮なく相談していただきたいのであります。