友の幸福を
真剣に祈り抜くのだ!
誠心誠意の声は
必ず相手の心に響く。
異体同心事 P1463
『異体同心なれば万事を成し同体異心なれば諸事叶う事なしと申す事は外典三千余巻に定りて候』
◇希望の明日へ
広布の組織にあっても、言うべきことは、はっきりと言っていくことである。仏法は、権威やリーダーに盲従するだけの"お人よし"をつくるものではない。"賢人"をつくるものである。婦人部の方々は、正しい仏法の正しい実践を学び、男性のリーダーで道理に反したことがあれば、「正しい方向は、こちらですよ」「正しい基準は、ここにあります」と、明快に主張していただきたい。大聖人は、男は矢、女は弓と仰せである。失は、弓が向けた方向通りに進んでいく。
☆わが教育者に贈る 青年から『共育』の新時代を
厳しい寒さが続いております。各地で大雪の被害が甚大になり、雪の事故も起きていると伺っています。心よりお見舞い申し上げます。
また、こうした中、子どもたちの無事安全を、わが子以上に心配してくださっている教育本部の皆様方のご苦労が思われてなりません。
「『人間性を形成する』──これこそはわれわれの世紀の誉れだ」
ドイツの大文豪ゲーテが若さ日に師と仰いだ、文学界の指導者ヘルダーの叫びです。
教育は、人から人へ、人間性の真髄を生命深く育み、伝えゆく聖業です。
教育は、たゆまずに人間を創り、文化を創り、平和を創る力です。
教育は、人生の黄金の柱、社会の黄金の柱、未来の黄金の柱です。
学会は「創価教育学会」として、この教育から出発しました。いな、私たちは永遠に「人間教育」を起点とします。
初代・牧口常三郎先生も、教育者でした。
第二代・戸田城聖先生も、教育者でした。
そして、第三代の私も、教育こそ人生の総仕上げの事業と定めてきました。
牧口・戸田両先生の悲願であった、創価学園・創価大学、また、世界各地の創価幼稚園、さらにアメリカ創価大学を創立し、師の構想の通り、社会に人類に貢献しゆく英才を育成してまいりました。
この三代にわたる大情熱を直接に受け継いで、最前線の現場で献身してくださっているのが、敬愛する教育本部の皆様方なのです。
日夜、子どもたちのため、どれほど真剣に祈り、悩み、努力を重ねておられることか。人間教育の不二の盟友である皆様方のことは、私の胸奥から離れたことはありません。
とりわけ、教育の危機が憂慮される現代にあって、幾多の難問に直面しながら、懸命に力闘されている、誉れの青年教育者の友に、私は少しでもエールを送りたいと常に思ってきました。
これまでも折々に、教育への提言を発表してきました。今回は、青年教育者の方々と、わが創価大学のキャンパスで語り合うような思いで、教育に関する所感を綴らせていただきます。