語り抜く人が
人生の一切に勝つ!
友のため自身のため
勇気の師子吼を放て!
一生成仏抄 P383
『若し心外に道を求めて万行万善を修せんは譬えば貧窮の人日夜に隣の財を計へたれども半銭の得分もなきが如し』
◇希望の明日へ
婦人部は、ある意味で、もっとも世間の法に通じた方々であられる。そのうえで、絶えず学ぶことを忘れずに、自分らしく、豊かな"心の世界"を広げていっていただきたい。そうした着実な"向上の姿"は、そのまま無言にして雄弁なる弘法の実践につながっていくに違いない。
☆わが教育者に贈る 青年から『共育』の新時代を
わが教育本部は、今、人間教育者モットーを掲げ、力強く前進しています。
一、「子どもの幸福」第一の教育者たれ!
一、人間革命の道を勝ち開く教育者たれ!
一、ベ生命の輝きで実証示す教育者たれ!
牧口先生・戸田先生が体現された創価教育の精神は、ここに脈々と躍動しています。
第一項目の「幸福」とは、人から与えられるものではありません。
地位や財産を手にしても、それで幸福とは限らない。また、今、幸福のようであっても、それがいつまで続くかわからないのが現実です。真の幸福は、どのような境遇にあったとしても、「今から」「ここから」、自分で創り出していくものです。
牧口先生は「子どもの幸福」を「価値創造の能力を涵養するにあり」と示されました。つまり、子ども自身に「如何なる方面にでも活路を開拓して進行することの出来る能力を持たせんとする」ことです。
自身の関わる子どもたち一人一人から、日々、この「幸福を創る力」すなわち「価値創造の力」を引き出していく教育の営みは、何と誇り高さ挑戦でありましょうか。
それはモットーの第二項目にあるように、教育者自身の「人間革命の道」でもあります。そして、第三項目にある通り、わが「生命の輝き」を生き生きと放ちながら、子どもだちと共に学び、共々に成長し続けていくことでありましょう。
牧口先生は述べられました。
「教授の目的は興味にあり。智識そのものを授けるよりは、これより生ずる愉快と奮励にあり」
はじけるような学ぶ喜び、わくわくするような探求の楽しさを、子どもたちと分かち合う。そして新しい世界を広げながら、知恵と創造性を育んでいく学習の在り方が促されております。